対人恐怖症は異世界でも下を向きがち

こう7

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終末のダンジョン

神様の思惑

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やばいです。

私の崇高なる計画が辿り着く前に終わりを告げようとしています。
あの雌豚共め、お膳立ての一つも出来ないなんてとんだ想定外です。コータさんのピンチに颯爽と現れ助ける超絶美少女プリティキュート美少女神の予定でしたのに。
全くこの子達ももう少し移動速度を上げてくれればいいものを、私がこっそり身体強化してあげなければとっくに転移されてましたよー。

でも、まだ間に合う。コータさんの居る扉はもう目の前。あの兎がせっかく時間稼ぎに用意した石版の謎を解いたようだけれどぎりぎりいける。
まだ終わらんですよー。
もっとコータさんに私の必要性及び好感度を天元突破させるまでは終わらせん。



無情にもまたしてもダンジョンの最奥の扉が開かれた。


私はラッキーです。丁度棺を開けた所ですねー。天は我に味方した。
扉の音でこちらを振り向く愛しき旦那様。まだ像の状態だから微笑んであげられませんごめんなさい。


お詫びとばかりに指をパチンと鳴らす。誰にも聴こえない音だけれども倒れた雌豚共には響きます。

神の音色はやがて黒い靄になって彼女達に纏う。


さぁコータさん、今度こそピンチに陥ってください。良いタイミングで私がズビシと現れ、シュバンと格好良く決めて惚れ直させて魅せます。



彼らは新たな来訪者にもう一度警戒心を露わにしていた。
しかし、それも束の間。彼らの注目は倒したはずのストーカー達へと向けられた。


一人一人ゆっくりと立ち上がった彼女達。
顔は俯き分からない。けれど、黒い煙のようなものに包まれ並々ならぬ威圧が先程までとは違うんだぞと伝えてくる。


喜びを噛み締めていた旦那様もこれには絶望顔へと様変わり。
大丈夫、大丈夫ですよー。
私が絶対助けます。そして、私に溺れてくださいな。



ぐへへへへという笑い声は誰にも聴こえない。でも、小刻みに震える像はたいそう気持ち悪かったそうな。

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