17 / 29
第四章 揺らぐ玉座と誓い
4-3
しおりを挟む
翌朝、蒼華殿は朝の光を静かに抱き、玉座の代わりに据えられた王太子の御座の前に並ぶ文武百官の列が波のように続いていた。
景耀は端然と座し、視線だけで殿内を鎮める。その威厳ある姿は、まさに次期国王にふさわしい。書記台には凌雪が控え、筆の穂先を細く整える。
沈香の薫り、衣擦れの微かな音。空気は、よく研ぎ澄まされた刃のように張りつめていた。殿内にいる全員が、今日の会議の重要性を理解している。
「第一の議。南部三郡の疫病について――宰相、報告を」
景耀の声が殿内に響き渡る。その声は低く、力強い。
魏嵐が一歩進み、拱手する。その動作は恭しいが、その目には自信が満ちている。
「はっ。臨水・南江・白渠の三郡にて熱疫流行。郡県に隔離所を設け、井戸を封じ、粥米と薬草を配しました。三十日に満たず沈静し、死者八十余、罹患六百余に留めております」
殿内に小さな安堵のさざめきが走る。魏嵐は扇を半分閉じて、さらりと話を続けた。
「支出した費用は予備費から捻出しており、会計手続きは月末に行う予定です」
凌雪の指がわずかに止まる。
――殿下に報告せずに先に費用を出したとは……。
これは明らかに権限を逸脱した行いだ。予備費といえども、景耀の許可なしに使うことは認められていない。
景耀の低く澄んだ声が響く。
「私の許可を経ず、予備費を動かしたのか?」
その声には抑えた怒りが含まれている。だが表情は冷静そのものだ。
魏嵐は眉を伏せ、恭しく答える。
「緊急でしたゆえ。昔から、急ぎのときは先に動くのが習いでございます。終わった後でご報告する、それが一番早い方法かと存じます」
「昔の習いより、今の決まりが先だ」
景耀の目が一閃する。その蒼い瞳に鋭い光が走る。
「父王の御病以来、国政はすべて王太子である私に委ねられている。旧例よりも新たな令が上位だ。緊急でも、報告を怠ることは許されない」
その言葉は明確で、反論の余地を与えない。
左列から太子詹事・李徳謙が進み出て、拱手した。その動きはどこか緊張している。
「恐れながら、宰相府より『緊急便宜により処す・追って殿下に詳報』との通達があり、混乱を避けるため私の方で整理の上――」
「整理?」
景耀の声が硬くなる。その一言に、李徳謙の体がわずかに強張った。
「宰相府からの書簡は、すべて東宮書房に直接届けることが定められている。お前は誰のためにその書簡を『整理』したのだ? 李徳謙、お前は太子詹事であろう」
李徳謙のこめかみに汗がにじむ。その顔は青ざめ、唇が震えている。
しばらく沈黙が続き、殿の温度が半刻ぶりに下がったように感じられた。誰も言葉を発することができない。
財務を一手に担っている理財卿・沈明公が一歩進み、低く述べる。
「会計の立場から申し上げます。先に出した金は殿下の印にて帳簿に写さねば、いつまでも未了のままでございます」
魏嵐は静かに笑った。その笑みには余裕が感じられる。
「承知の上。それゆえ本日この場で許しをいただきたく」
景耀は御座からわずかに身を乗り出す。その動きに、殿内の全員が息を呑んだ。
「許しの前に、何を、誰に、いくら使ったか。郡別・品目別・日別の目録を出せ。配下の医官名や薬師名、隔離所の運用規程、井戸封鎖の解除条件など、すべて提出せよ」
魏嵐の扇が一瞬止まる。その顔にわずかな動揺が走る。
「……目録は内蔵府に回しております。至急取り寄せましょう」
「『至急』でよい事柄ではない。人の命にかかわるのだ」
景耀の声が低くなった。その声には、民を思う真摯な気持ちが込められている。
殿の空気がぴんと張りつめ、宰相派の文官が数人、顔を見合わせた。
凌雪は筆を取り、景耀の言葉を走らせながら、机の陰で書簡をめくる。そこには前夜に整理した主計の草稿――「石灰・酢・塩の配給単価」「凍結井戸の洗井回数」「隔離小屋の人員基準」。
彼はその一葉を沈明公に滑らせ、軽く会釈した。沈明公は驚きも見せず、紙片を手元に伏せる。
景耀が椅子からほんの少し身を起こした。
「宰相、疫病がすでに終息したとの判断は尚早だ。井戸の洗浄と石灰の散布はひと月継続、井戸再開は水質検査を三度行い、水質が基準に達したことを条件に再開させる。郡県医師の臨時増員。――理財卿、起案を」
「はっ」
沈明公が素早く頷き、凌雪の紙片をさりげなく添える。
魏嵐が拱手して、笑みだけを残す。
「殿下の御配慮、恐れ入ります。もっとも、民負担の増大は看過できませぬ。塩・酢の配給が増せば市場価格が跳ね、下々が困窮いたします」
景耀は即答した。
「内蔵府の塩庫を開く。酢は工部酒坊に増産を命ずる。民の椀から盗って救うのでは、本末転倒だ」
ざわ、と小さな感嘆が漏れる。景耀の的確な判断に、殿内の空気が変わる。
魏嵐は扇の骨を鳴らした。
「では誰がそれを配るのです? 東宮は人手が足りぬ。宦官にやらせますか。……宦官が市井を歩けば、笑い種ですぞ」
殿の視線が一瞬、凌雪に向いた。嘲りの色が混ざる。その視線が突き刺さり、凌雪は筆を握る手にぎゅっと力を込めた。
「あぁ、こちらにも宦官がおりましたな。政に顔を出すなど身分もわきまえず」
魏嵐が嘲るようにいうと、景耀の目が冷たく光った。
「笑う者を笑わせておけ。配るのは各村の長と医師だ。宦官はそれを監視する役割とする。監視する者がおらぬと、数字に紛れてしまうゆえな。それと――」
景耀の声がさらに低く響き渡った。
「凌雪は宦官ではない。『太子』中庶子ぞ」
景耀のその言葉に、凌雪の胸が熱くなる。殿下は、自分を守ってくれているのだと実感した。
それを聞き、魏嵐の表情にはわずかな変化が浮かぶ。
李徳謙が救い舟のように言葉を挟んだ。
「殿下、それでは私のところで文書の取りまとめを……」
「いや」
景耀は切り捨てた。その声は冷たく、有無をいわさない。
「疫病・治水・軍務・出納、四件は直ちに東宮書房直送とする。詹事は副読・副押に留めよ。今後、報告を怠ることは一切許さぬ。違反があれば名を記し、朝議にて糾弾する」
李徳謙の肩がこわばる。その顔は蒼白だ。殿の空気が一拍、静止した。
景耀は玉座の前に立ち、殿中を見渡した。その姿は威厳に満ち、誰も逆らえない。
「ここで定める。
一、南部三郡の緊急便宜出納はこの場で許可する。ただし監国裁可印をもって本簿へ編入とする。
二、洗井・石灰撒布・隔離所規程は、里ごとに監査簿を置く。
三、配給は庫出しを原則、市買い上げは原則禁止。
四、宰相府・詹事府の報告経路は東宮直送を第一とし、遮断・先行広報を禁ずる」
理路整然とした詔言のような口調に、蒼華殿の空気が音を吸い込む。
魏嵐は静かに拱手した。
「異議はございませぬ。ただ一つ。監国の権限が広がり過ぎれば、朝の均衡が崩れる、という声が、朝中にございます」
その言は殿中の空気をわずかにざわつかせた。
景耀はゆっくりと首を振る。
「均衡とは、義務を果たす者が権限を持ち、責任も負うことだ。王が病床にある今、政を執る責任は私が担っている。均衡を議論する前に、まず誠実に報告を上げるべきだ」
魏嵐の笑みが薄くなる。
「承知いたしました。では、今後は殿下の御前でのみ裁可を賜るよう、手順を整えましょう」
景耀は手を挙げ扉に向かって声を飛ばした。
「庫の塩と石灰の在庫、酢の生産予定、それから汚染された井戸の記録をここへ」
控えていた内蔵府の書吏が青ざめ、走る。医官たちが巻物を捧げて前へ出る。工部の官が帳面を抱えて進む。殿が一挙に政の作業場に変わった。
凌雪は筆を走らせ続け、景耀の合図で素早く整理する。理財卿の机に紙が滑り、数字が組み替えられていく。
魏嵐はその早さに、初めて扇の影で目を細めた。
「……殿下の書房は、よく鍛えられていらっしゃる」
「宰相府も、よく鍛えよ」
景耀は淡く笑むに留めた。
「宮は誰が功を立てたかより、誰が手順を守ったかで動く」
殿の外から、秋の風がほんのわずかに入り、香が流れた。
凌雪は最後の行に朱を入れ、書記台の角で墨を乾かす。視線を上げると、蒼い瞳がまっすぐにこちらを射抜く。一瞬だけ、その瞳がやわらかくほどけた。
凌雪はすぐに目を伏せ、筆を置いた。胸の奥が温かくなる。
「本件は以上。――次の議、治水補強の歳出案に移る」
御座前の声が澄み、蒼華殿の空気は再び、静かな緊張感に満ちた。
その静謐の底には、報告を怠る者を許さないという監国の意志が、はっきりと根を下ろしていた。
景耀は端然と座し、視線だけで殿内を鎮める。その威厳ある姿は、まさに次期国王にふさわしい。書記台には凌雪が控え、筆の穂先を細く整える。
沈香の薫り、衣擦れの微かな音。空気は、よく研ぎ澄まされた刃のように張りつめていた。殿内にいる全員が、今日の会議の重要性を理解している。
「第一の議。南部三郡の疫病について――宰相、報告を」
景耀の声が殿内に響き渡る。その声は低く、力強い。
魏嵐が一歩進み、拱手する。その動作は恭しいが、その目には自信が満ちている。
「はっ。臨水・南江・白渠の三郡にて熱疫流行。郡県に隔離所を設け、井戸を封じ、粥米と薬草を配しました。三十日に満たず沈静し、死者八十余、罹患六百余に留めております」
殿内に小さな安堵のさざめきが走る。魏嵐は扇を半分閉じて、さらりと話を続けた。
「支出した費用は予備費から捻出しており、会計手続きは月末に行う予定です」
凌雪の指がわずかに止まる。
――殿下に報告せずに先に費用を出したとは……。
これは明らかに権限を逸脱した行いだ。予備費といえども、景耀の許可なしに使うことは認められていない。
景耀の低く澄んだ声が響く。
「私の許可を経ず、予備費を動かしたのか?」
その声には抑えた怒りが含まれている。だが表情は冷静そのものだ。
魏嵐は眉を伏せ、恭しく答える。
「緊急でしたゆえ。昔から、急ぎのときは先に動くのが習いでございます。終わった後でご報告する、それが一番早い方法かと存じます」
「昔の習いより、今の決まりが先だ」
景耀の目が一閃する。その蒼い瞳に鋭い光が走る。
「父王の御病以来、国政はすべて王太子である私に委ねられている。旧例よりも新たな令が上位だ。緊急でも、報告を怠ることは許されない」
その言葉は明確で、反論の余地を与えない。
左列から太子詹事・李徳謙が進み出て、拱手した。その動きはどこか緊張している。
「恐れながら、宰相府より『緊急便宜により処す・追って殿下に詳報』との通達があり、混乱を避けるため私の方で整理の上――」
「整理?」
景耀の声が硬くなる。その一言に、李徳謙の体がわずかに強張った。
「宰相府からの書簡は、すべて東宮書房に直接届けることが定められている。お前は誰のためにその書簡を『整理』したのだ? 李徳謙、お前は太子詹事であろう」
李徳謙のこめかみに汗がにじむ。その顔は青ざめ、唇が震えている。
しばらく沈黙が続き、殿の温度が半刻ぶりに下がったように感じられた。誰も言葉を発することができない。
財務を一手に担っている理財卿・沈明公が一歩進み、低く述べる。
「会計の立場から申し上げます。先に出した金は殿下の印にて帳簿に写さねば、いつまでも未了のままでございます」
魏嵐は静かに笑った。その笑みには余裕が感じられる。
「承知の上。それゆえ本日この場で許しをいただきたく」
景耀は御座からわずかに身を乗り出す。その動きに、殿内の全員が息を呑んだ。
「許しの前に、何を、誰に、いくら使ったか。郡別・品目別・日別の目録を出せ。配下の医官名や薬師名、隔離所の運用規程、井戸封鎖の解除条件など、すべて提出せよ」
魏嵐の扇が一瞬止まる。その顔にわずかな動揺が走る。
「……目録は内蔵府に回しております。至急取り寄せましょう」
「『至急』でよい事柄ではない。人の命にかかわるのだ」
景耀の声が低くなった。その声には、民を思う真摯な気持ちが込められている。
殿の空気がぴんと張りつめ、宰相派の文官が数人、顔を見合わせた。
凌雪は筆を取り、景耀の言葉を走らせながら、机の陰で書簡をめくる。そこには前夜に整理した主計の草稿――「石灰・酢・塩の配給単価」「凍結井戸の洗井回数」「隔離小屋の人員基準」。
彼はその一葉を沈明公に滑らせ、軽く会釈した。沈明公は驚きも見せず、紙片を手元に伏せる。
景耀が椅子からほんの少し身を起こした。
「宰相、疫病がすでに終息したとの判断は尚早だ。井戸の洗浄と石灰の散布はひと月継続、井戸再開は水質検査を三度行い、水質が基準に達したことを条件に再開させる。郡県医師の臨時増員。――理財卿、起案を」
「はっ」
沈明公が素早く頷き、凌雪の紙片をさりげなく添える。
魏嵐が拱手して、笑みだけを残す。
「殿下の御配慮、恐れ入ります。もっとも、民負担の増大は看過できませぬ。塩・酢の配給が増せば市場価格が跳ね、下々が困窮いたします」
景耀は即答した。
「内蔵府の塩庫を開く。酢は工部酒坊に増産を命ずる。民の椀から盗って救うのでは、本末転倒だ」
ざわ、と小さな感嘆が漏れる。景耀の的確な判断に、殿内の空気が変わる。
魏嵐は扇の骨を鳴らした。
「では誰がそれを配るのです? 東宮は人手が足りぬ。宦官にやらせますか。……宦官が市井を歩けば、笑い種ですぞ」
殿の視線が一瞬、凌雪に向いた。嘲りの色が混ざる。その視線が突き刺さり、凌雪は筆を握る手にぎゅっと力を込めた。
「あぁ、こちらにも宦官がおりましたな。政に顔を出すなど身分もわきまえず」
魏嵐が嘲るようにいうと、景耀の目が冷たく光った。
「笑う者を笑わせておけ。配るのは各村の長と医師だ。宦官はそれを監視する役割とする。監視する者がおらぬと、数字に紛れてしまうゆえな。それと――」
景耀の声がさらに低く響き渡った。
「凌雪は宦官ではない。『太子』中庶子ぞ」
景耀のその言葉に、凌雪の胸が熱くなる。殿下は、自分を守ってくれているのだと実感した。
それを聞き、魏嵐の表情にはわずかな変化が浮かぶ。
李徳謙が救い舟のように言葉を挟んだ。
「殿下、それでは私のところで文書の取りまとめを……」
「いや」
景耀は切り捨てた。その声は冷たく、有無をいわさない。
「疫病・治水・軍務・出納、四件は直ちに東宮書房直送とする。詹事は副読・副押に留めよ。今後、報告を怠ることは一切許さぬ。違反があれば名を記し、朝議にて糾弾する」
李徳謙の肩がこわばる。その顔は蒼白だ。殿の空気が一拍、静止した。
景耀は玉座の前に立ち、殿中を見渡した。その姿は威厳に満ち、誰も逆らえない。
「ここで定める。
一、南部三郡の緊急便宜出納はこの場で許可する。ただし監国裁可印をもって本簿へ編入とする。
二、洗井・石灰撒布・隔離所規程は、里ごとに監査簿を置く。
三、配給は庫出しを原則、市買い上げは原則禁止。
四、宰相府・詹事府の報告経路は東宮直送を第一とし、遮断・先行広報を禁ずる」
理路整然とした詔言のような口調に、蒼華殿の空気が音を吸い込む。
魏嵐は静かに拱手した。
「異議はございませぬ。ただ一つ。監国の権限が広がり過ぎれば、朝の均衡が崩れる、という声が、朝中にございます」
その言は殿中の空気をわずかにざわつかせた。
景耀はゆっくりと首を振る。
「均衡とは、義務を果たす者が権限を持ち、責任も負うことだ。王が病床にある今、政を執る責任は私が担っている。均衡を議論する前に、まず誠実に報告を上げるべきだ」
魏嵐の笑みが薄くなる。
「承知いたしました。では、今後は殿下の御前でのみ裁可を賜るよう、手順を整えましょう」
景耀は手を挙げ扉に向かって声を飛ばした。
「庫の塩と石灰の在庫、酢の生産予定、それから汚染された井戸の記録をここへ」
控えていた内蔵府の書吏が青ざめ、走る。医官たちが巻物を捧げて前へ出る。工部の官が帳面を抱えて進む。殿が一挙に政の作業場に変わった。
凌雪は筆を走らせ続け、景耀の合図で素早く整理する。理財卿の机に紙が滑り、数字が組み替えられていく。
魏嵐はその早さに、初めて扇の影で目を細めた。
「……殿下の書房は、よく鍛えられていらっしゃる」
「宰相府も、よく鍛えよ」
景耀は淡く笑むに留めた。
「宮は誰が功を立てたかより、誰が手順を守ったかで動く」
殿の外から、秋の風がほんのわずかに入り、香が流れた。
凌雪は最後の行に朱を入れ、書記台の角で墨を乾かす。視線を上げると、蒼い瞳がまっすぐにこちらを射抜く。一瞬だけ、その瞳がやわらかくほどけた。
凌雪はすぐに目を伏せ、筆を置いた。胸の奥が温かくなる。
「本件は以上。――次の議、治水補強の歳出案に移る」
御座前の声が澄み、蒼華殿の空気は再び、静かな緊張感に満ちた。
その静謐の底には、報告を怠る者を許さないという監国の意志が、はっきりと根を下ろしていた。
0
あなたにおすすめの小説
呪われた辺境伯は、異世界転生者を手放さない
波崎 亨璃
BL
ーーー呪われた辺境伯に捕まったのは、俺の方だった。
異世界に迷い込んだ駆真は「呪われた辺境伯」と呼ばれるレオニスの領地に落ちてしまう。
強すぎる魔力のせいで、人を近づけることができないレオニス。
彼に触れれば衰弱し、最悪の場合、命を落とす。
しかしカルマだけはなぜかその影響を一切受けなかった。その事実に気づいたレオニスは次第にカルマを手放さなくなっていく。
「俺に触れられるのは、お前だけだ」
呪いよりも重い執着と孤独から始まる、救済BL。
となります。
身代わりにされた少年は、冷徹騎士に溺愛される
秋津むぎ
BL
第13回BL大賞奨励賞頂きました!
最終17位でした!応援ありがとうございます!
あらすじ
魔力がなく、義母達に疎まれながらも必死に生きる少年アシェ。
ある日、義兄が騎士団長ヴァルドの徽章を盗んだ罪をアシェに押し付け、身代わりにされてしまう。
死を覚悟した彼の姿を見て、冷徹な騎士ヴァルドは――?
傷ついた少年と騎士の、温かい溺愛物語。
伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい
マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。
最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡)
世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。
君に望むは僕の弔辞
爺誤
BL
僕は生まれつき身体が弱かった。父の期待に応えられなかった僕は屋敷のなかで打ち捨てられて、早く死んでしまいたいばかりだった。姉の成人で賑わう屋敷のなか、鍵のかけられた部屋で悲しみに押しつぶされかけた僕は、迷い込んだ客人に外に出してもらった。そこで自分の可能性を知り、希望を抱いた……。
全9話
匂わせBL(エ◻︎なし)。死ネタ注意
表紙はあいえだ様!!
小説家になろうにも投稿
【完結】第三王子、ただいま輸送中。理由は多分、大臣です
ナポ
BL
ラクス王子、目覚めたら馬車の中。
理由は不明、手紙一通とパン一個。
どうやら「王宮の空気を乱したため、左遷」だそうです。
そんな理由でいいのか!?
でもなぜか辺境での暮らしが思いのほか快適!
自由だし、食事は美味しいし、うるさい兄たちもいない!
……と思いきや、襲撃事件に巻き込まれたり、何かの教祖にされたり、ドタバタと騒がしい!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる