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それから僕らは二日かけて南下していった。
パピジェットさんが恐竜が増えていると言っていたように、僕は憧れていた生きている恐竜と幾度となく対峙した。
イグアナドン、スピノサウルス、オルニトミムス、マイアサウラ……肉食恐竜も草食恐竜もめちゃくちゃいる。
「で……でかぁ……!」
そして恐竜で一番好きだったディプロドクスにも会うことができた。
全長約三十メートル、長い首に長い尻尾。大きい足で歩けば、辺りは地震が起きたように地響きがなる。
スケールが大きすぎて、もう口をあんぐり開けて見るしかできなかった。足の近くにいると踏み潰されちゃうので、距離を取って進んでいく。
「ルイ坊やはディプロドクス初めて見るのかい?」
麒麟獣人さんが面白そうに話しかけてくる。ディプロドクスまでは大きくないけれど、二足歩行の麒麟さんは背が高すぎる。首を下げて話しかけてくれるけれど、それでも首を精一杯上げて話す。
「はい。生きているディプロドクスに会えたのは初めてで、感動してます」
僕が目をキラキラさせて返答すると、他の獣人さん達が会話に加わってくる。
「坊主わかるぞ、大人のディプロドクスはでけぇよなぁ。捕まるなら子どものときしか捕まえきれねぇーもん」
「大人は肉食恐竜よりも強いな。だが大食漢で、木々も遠慮なくバンバン倒すから結構迷惑だぞ?憧れる気持ちはわかんないね」
「ってかバッタのせいで草木が不足してるなら、大人のディプロドクスもまとめて掛かって倒したりする必要もあるかもしれないんじゃないか?」
「えー。大人のディプロドクスは解体も大変だからしなくねぇ」
「わかる」
「味も大味だしな」
「……はぁ、すごいなぁ」
僕は次々に出てくる恐竜の話が面白くて、それから聞き役でウンウンと頷きながら話を聞いていく。
僕たち熊獣人のグループには、沢山の獣人さんが加わってくれた。
どの群れもバッタ駆除のことを聞いて、是非手伝いをしたいと名乗り出てくれたのだ。
獅子や虎、象、サイなど大型の獣人さんから、兎、猿、亀、リスなどの小型の獣人さんまで。
毒団子作りも大人数で色んな物を試した方がいいだろうってことで、毒団子を効率よく作るための、すり鉢や軍手、箱や袋などを群れからそれぞれ持ってきてくれている。勿論毒物も甘味類もだ。
亀さんやリスのように歩くのが苦手な獣人さんは象獣人さんの上に乗せてもらって共に行動している。
そして蜘蛛さんもなんと五十匹に増えた。側から見たら軍隊みたいで、恐竜もこの軍隊が怖いのか、ほとんど避けていっちゃうのが面白い。パピジェットさんが言ってた通りになっちゃってるよ。
「なぁなぁ、もうそろそろ『無の地』だよな?バッタの被害があった場所に行ったことあるやついなかったっけ?」
恐竜の話からバッタの話に変わり、虎獣人さんが質問し、それに対して後ろの方からから返答がある。
「僕だよ」
「ああ、坊主か。南のライオンの……名前なんだっけ?」
「ライオネル」
ライオネル君はパピジェットさんと同じ群れの仲間なんだ。歳は十歳とまだ若い。
ライオネル君は脚の早い複数の恐竜に追いかけられて、必死で逃げていたらパピジェットさんと逸れてしまったんだって。命からがら麒麟さんの群れに逃げこめて、命が助かったんだ。
ライオネル君を見た時、パピジェットさんは泣き笑いの表情「生きててよかった」と溢していた。パピジェットさんとライオネルさんの他の群れの獣人さんは見つかってないんだって。……ゴングさんの群れにいたらいいな。
虎獣人さんがバッタのことを聞いていく。
「バッタは本当になんでも食べてしまうのかい?」
「うん。ほとんど食べてたよ。残った緑なんて、ほんの少ししかないんだ。あれじゃ恐竜も戻らないだろうし、無事なのは水場ぐらい。魚食べる獣人か肉食恐竜ぐらいしか暮らせないよ」
「想像できねぇな……」
殆どの獣人さんの群れがここ最近の森の異常を感じ取っていたし、南の獣人さんからもバッタによる被害によるものだと聞いている。
だがみんなあんな小さなバッタが森を食べ尽くすのが想像出来ないようで、今回の同行は、真意を確かめるのが目的の獣人さんも何人かいるんだ。
「ってかずっと気になってたんだけど、君さ何でいつも被り物してるの?」
「え、僕?」
ライオネル君が急に僕に話題を振ってきた。
僕のヴェールのことはこの旅で一度も聞かれたことがなかったので、獣人さん達は気にしていないものだと思っていた。なのでこの質問にびっくりする。
「何かの病気?皮膚が爛れたりしてるの?僕、年の割には薬詳しいから、何か助けになるかもしれない」
わぁ、ライオネル君めちゃくちゃいい子。こんないい子に心配かけちゃいけないね。
「違うんだ。僕は獣化が出来なくて、人間化に近い状態だから、みんなをびっくりさせないようにヴェールを被ってるだけだよ」
「え……に、人間化?獣化できない……?ってことは今は人間化の状態……?へ、へぇ、そ、そうなの?それはごめん」
ライオネル君が照れたように顔を背ける。周りで聞いていた獣人さんも急によそよそしくなった。
「え、何?そんな反応されると悲しいんだけど……」
獣人のみんなはさっきまで普通に話していたのに照れたり、熱っぽい視線を送ってきたり態度が変わった。ちゃんとベール被っているのに。変な反応に僕は落ち込む。
「言っておくが、ルイは俺の番だからな」
「ヴィス君?急にどうしたの?」
今度はヴィス君が会話に入ってきた。急に番って言ってくれて嬉しいけど、どうしたんだろう。
すると周りの獣人さん達は、そういえば番の匂いが少しするな、鼻を鳴らして納得する。
そして先程のよそよそしい態度がなくなり、また普通に話しかけてきた。どういうこと?
「ヴィス君。僕、みんなの態度の変化についていけないんだけど……」
ヴィス君はああ、そうだったなと僕が異世界人だったことを思い出してくれたみたいだ。
「番がいない状態で痴態になっていたら、発情期で誰でもいいから種付けしてくれって意味になる。今みたいに聞かれたら番がいるって言うんだぞ」
「何その新情報!」
そりゃあそんな意味があるならみんなソワソワしますよ。誰彼構わず誘うなんて、僕淫乱みたいじゃん。
……ヴィス君の前限定では淫乱だけどね。へへ。
そしてオアシス付近で寄った群れに、南から逃げてきたヒョウ獣人のヒョーツさんという獣人さんがいた。ヒョーツさんはバッタについて新たな情報を持ってた。
「バッタは草も花も実も食い尽くしてたんだけど、解熱とか鎮痛薬で使われる花は食べずにスルーしたのが引っかかったわ」
解熱鎮痛薬。これは怪我をしているヴィス君やパピジェットさんが今も飲んでいる薬だ。
薬に詳しいリス獣人のリスンコさんに聞くと、黄色い花をつける菊のことらしい。菊は何種類もあり、年中どの土地でも取れ、どの種類も解熱鎮痛の効果があるという優れた花だった。
今回旅をするに当たって、怪我の可能性もあるため、それぞれの土地で採取した菊の丸薬を皆持っている。
「そういや菊の花と一緒に食材の周りに置いているときは、虫が寄ってこないな」
「虫が嫌う匂いが出てるのか?」
「おっ、ここに菊が生えてるぜ」
ヒョーツさんの新情報で、菊を毒団子に使ってみようということになった。
僕は知らなかったけど、菊ってピレスロイドっていう成分があって殺虫剤や虫除けに入ってる。漢方では獣人さん達のように解熱作用が知られていたんだ。
少しずつバッタ対策が明確化していく。
希望と不安でドキドキしながら、オアシスと無の地の境目、合流地点に到着した。
パピジェットさんが恐竜が増えていると言っていたように、僕は憧れていた生きている恐竜と幾度となく対峙した。
イグアナドン、スピノサウルス、オルニトミムス、マイアサウラ……肉食恐竜も草食恐竜もめちゃくちゃいる。
「で……でかぁ……!」
そして恐竜で一番好きだったディプロドクスにも会うことができた。
全長約三十メートル、長い首に長い尻尾。大きい足で歩けば、辺りは地震が起きたように地響きがなる。
スケールが大きすぎて、もう口をあんぐり開けて見るしかできなかった。足の近くにいると踏み潰されちゃうので、距離を取って進んでいく。
「ルイ坊やはディプロドクス初めて見るのかい?」
麒麟獣人さんが面白そうに話しかけてくる。ディプロドクスまでは大きくないけれど、二足歩行の麒麟さんは背が高すぎる。首を下げて話しかけてくれるけれど、それでも首を精一杯上げて話す。
「はい。生きているディプロドクスに会えたのは初めてで、感動してます」
僕が目をキラキラさせて返答すると、他の獣人さん達が会話に加わってくる。
「坊主わかるぞ、大人のディプロドクスはでけぇよなぁ。捕まるなら子どものときしか捕まえきれねぇーもん」
「大人は肉食恐竜よりも強いな。だが大食漢で、木々も遠慮なくバンバン倒すから結構迷惑だぞ?憧れる気持ちはわかんないね」
「ってかバッタのせいで草木が不足してるなら、大人のディプロドクスもまとめて掛かって倒したりする必要もあるかもしれないんじゃないか?」
「えー。大人のディプロドクスは解体も大変だからしなくねぇ」
「わかる」
「味も大味だしな」
「……はぁ、すごいなぁ」
僕は次々に出てくる恐竜の話が面白くて、それから聞き役でウンウンと頷きながら話を聞いていく。
僕たち熊獣人のグループには、沢山の獣人さんが加わってくれた。
どの群れもバッタ駆除のことを聞いて、是非手伝いをしたいと名乗り出てくれたのだ。
獅子や虎、象、サイなど大型の獣人さんから、兎、猿、亀、リスなどの小型の獣人さんまで。
毒団子作りも大人数で色んな物を試した方がいいだろうってことで、毒団子を効率よく作るための、すり鉢や軍手、箱や袋などを群れからそれぞれ持ってきてくれている。勿論毒物も甘味類もだ。
亀さんやリスのように歩くのが苦手な獣人さんは象獣人さんの上に乗せてもらって共に行動している。
そして蜘蛛さんもなんと五十匹に増えた。側から見たら軍隊みたいで、恐竜もこの軍隊が怖いのか、ほとんど避けていっちゃうのが面白い。パピジェットさんが言ってた通りになっちゃってるよ。
「なぁなぁ、もうそろそろ『無の地』だよな?バッタの被害があった場所に行ったことあるやついなかったっけ?」
恐竜の話からバッタの話に変わり、虎獣人さんが質問し、それに対して後ろの方からから返答がある。
「僕だよ」
「ああ、坊主か。南のライオンの……名前なんだっけ?」
「ライオネル」
ライオネル君はパピジェットさんと同じ群れの仲間なんだ。歳は十歳とまだ若い。
ライオネル君は脚の早い複数の恐竜に追いかけられて、必死で逃げていたらパピジェットさんと逸れてしまったんだって。命からがら麒麟さんの群れに逃げこめて、命が助かったんだ。
ライオネル君を見た時、パピジェットさんは泣き笑いの表情「生きててよかった」と溢していた。パピジェットさんとライオネルさんの他の群れの獣人さんは見つかってないんだって。……ゴングさんの群れにいたらいいな。
虎獣人さんがバッタのことを聞いていく。
「バッタは本当になんでも食べてしまうのかい?」
「うん。ほとんど食べてたよ。残った緑なんて、ほんの少ししかないんだ。あれじゃ恐竜も戻らないだろうし、無事なのは水場ぐらい。魚食べる獣人か肉食恐竜ぐらいしか暮らせないよ」
「想像できねぇな……」
殆どの獣人さんの群れがここ最近の森の異常を感じ取っていたし、南の獣人さんからもバッタによる被害によるものだと聞いている。
だがみんなあんな小さなバッタが森を食べ尽くすのが想像出来ないようで、今回の同行は、真意を確かめるのが目的の獣人さんも何人かいるんだ。
「ってかずっと気になってたんだけど、君さ何でいつも被り物してるの?」
「え、僕?」
ライオネル君が急に僕に話題を振ってきた。
僕のヴェールのことはこの旅で一度も聞かれたことがなかったので、獣人さん達は気にしていないものだと思っていた。なのでこの質問にびっくりする。
「何かの病気?皮膚が爛れたりしてるの?僕、年の割には薬詳しいから、何か助けになるかもしれない」
わぁ、ライオネル君めちゃくちゃいい子。こんないい子に心配かけちゃいけないね。
「違うんだ。僕は獣化が出来なくて、人間化に近い状態だから、みんなをびっくりさせないようにヴェールを被ってるだけだよ」
「え……に、人間化?獣化できない……?ってことは今は人間化の状態……?へ、へぇ、そ、そうなの?それはごめん」
ライオネル君が照れたように顔を背ける。周りで聞いていた獣人さんも急によそよそしくなった。
「え、何?そんな反応されると悲しいんだけど……」
獣人のみんなはさっきまで普通に話していたのに照れたり、熱っぽい視線を送ってきたり態度が変わった。ちゃんとベール被っているのに。変な反応に僕は落ち込む。
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今度はヴィス君が会話に入ってきた。急に番って言ってくれて嬉しいけど、どうしたんだろう。
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「ヴィス君。僕、みんなの態度の変化についていけないんだけど……」
ヴィス君はああ、そうだったなと僕が異世界人だったことを思い出してくれたみたいだ。
「番がいない状態で痴態になっていたら、発情期で誰でもいいから種付けしてくれって意味になる。今みたいに聞かれたら番がいるって言うんだぞ」
「何その新情報!」
そりゃあそんな意味があるならみんなソワソワしますよ。誰彼構わず誘うなんて、僕淫乱みたいじゃん。
……ヴィス君の前限定では淫乱だけどね。へへ。
そしてオアシス付近で寄った群れに、南から逃げてきたヒョウ獣人のヒョーツさんという獣人さんがいた。ヒョーツさんはバッタについて新たな情報を持ってた。
「バッタは草も花も実も食い尽くしてたんだけど、解熱とか鎮痛薬で使われる花は食べずにスルーしたのが引っかかったわ」
解熱鎮痛薬。これは怪我をしているヴィス君やパピジェットさんが今も飲んでいる薬だ。
薬に詳しいリス獣人のリスンコさんに聞くと、黄色い花をつける菊のことらしい。菊は何種類もあり、年中どの土地でも取れ、どの種類も解熱鎮痛の効果があるという優れた花だった。
今回旅をするに当たって、怪我の可能性もあるため、それぞれの土地で採取した菊の丸薬を皆持っている。
「そういや菊の花と一緒に食材の周りに置いているときは、虫が寄ってこないな」
「虫が嫌う匂いが出てるのか?」
「おっ、ここに菊が生えてるぜ」
ヒョーツさんの新情報で、菊を毒団子に使ってみようということになった。
僕は知らなかったけど、菊ってピレスロイドっていう成分があって殺虫剤や虫除けに入ってる。漢方では獣人さん達のように解熱作用が知られていたんだ。
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