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本編
レモンムースと複雑~ななみside~
しおりを挟む部活後...
ハルは私服で校門前で待ってた。
あぁ...かっこいいなぁって。
いやいや!みんなに優しいんだもん。
恋じゃない!恋じゃない!
「ななみっ~おつかれ!」
「ありがとう~。昨日教わった練習したらクタクタだよ。」
昨日あきコーチに体力無さすぎ、瞬発力足りないって言われて、ラケットも握らないでひたすら外周と筋トレ、反復横跳びをしていた。
「体力は足りてないな!確かに。
この夏は体力付けないとな!」
「ないの分かってたもん。
あーあー甘いものが食べたい!」
「早く行こう。レモンムース作ったから。」
喋りながら歩いて着いた。
「ハルんちココ?」
「ココは、俺専用のキッチン付きのちょっとした作業部屋。さぁ入れよ。」
ハルはドアを開けてくれた。
「おじゃまします....。」
「おー俺トイレ行くから先に座ってて。」
入って奥に行くとキッチン付きの部屋があった。ほんとにお菓子だけの部屋だ。
あぁ...甘い香り....いい匂い!
「お待たせ。レモンムースこれ。食べて。」
「わかった。いただきます。」
レモンムースは、底にクッキーを砕いたもの。ムースはレモンをたっぷり入れたムースだ。上には、生クリームが搾ってあり、ミントが乗っている。
「美味しいけど、レモンの味があんまりしない。私は、皮の方が好きだなぁ。ほろ苦くして、サッパリして美味しく感じそう!夏にさっぱりしたのを食べたい!」
「なるほど....ちょっとななみ来て!」
キッチンまで手を引かれた。
「えっ!何?キッチン?私作れないって!!」
「ななみ、ちょっとレモンと牛乳の割合合わせるの付き合ってくれ!なんなら、ななみも練習していいぞ!」
「私、作ったことない。」
「じゃあ俺が教える!初めは、レモンムースの割合を変えて作ろう!」
「ハル、ありがとう。」
計量から混ぜ方、合わせ方、などなど教えてくれた。
やっぱり言われた一言。
「ななみ、お菓子作りダメなんだな。」
ハルはとても笑っていた。
笑わなくてもいいじゃん.....
ハルのバカ!
「できるまで付き合うから。頑張ろうぜ?」
ハルの一言でやる気が出た。
「絶対できるようになる!!」
ハルは教え続けてくれて、3回目で出来るようになった。
「ななみ。できるようになったな!しかも、ムースの割合も決まった!ありがとうな!」
「こちらこそありがとう!また明日はやる?」
「俺も考える時間欲しいから、木曜日にやろう。」
「分かった!片付けして帰ろ?」
2人仲良く片付けて帰った。
~~~~
水曜日夜。
実はムースの作り方覚えたから、私もサプライズで作ろうと思う。
実はレシピをネットで調べ、レモンの皮入りソースを作った。
ムースは、思い切ってレアチーズ風味にして上にソースをかけることにした。
実はベースをシュー生地にしたかった。だけど調べた通り作ったら大失敗。膨らまなかった。
木曜日の放課後に、家に寄ってからハルの作業場に行った。
「ハル、私もムース作ってみた。レアチーズ風味のムースにレモンソースをかけて食べるの。んでね、本当は下のベースをシュー生地にしようとしたら、上手くいかなくて...。ハルお願い!教えて...。」
「シュー生地かぁー難易度高いぞー?まぁ、教える!このムース食べてもいいか?」
お願いします。っていいムースを渡した。
「まだ、ムースが上手ではないな。けど、味はいい。これは、別々に提出しよう。俺もいいの作る!よし!シュー生地教えるぞ!」
とても怒られながら習い、4回目でやっとできた。
~ハルside~
なんでだ。お菓子作り経験のない、ななみに味覚が負けてる。
悔しい。俺の方が出来るはずなのに。
ムース、食べたことない斬新な考え方。
ななみにも負けたくないって思った。
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