いつか君に伝えたい。

ゆこ

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本編

ラングドシャと愛~ななみside~

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AM5:00

目が覚めたらハルのお母さんが隣で寝てくれてた。ご迷惑をかけちゃったなぁ。
リビングに行ったらハルが居た。
「おはよう。ななみ。」
「ハルおはよう。
泊めてくれてありがとう。」

ハルは頷いた。
「ハル...私ね?昨日多分小さい頃の夢見たんだよ。顔よく見えないけど、お父さんのラングドシャを食べる夢。」
「ラングドシャかぁ...なんでシェフがラングドシャを作ったか分かるか?」
「どうして?ハルは分かるの?」
「何となく、想像出来る。なぁ、早起きしたし、ラングドシャ、作るか。」
「うん。」

ハルは手順を教えながら一緒に作った。
何とか成功した。
「俺ラングドシャって聞いて、気づいたんだ。夢の話がホントなら、ななみはシェフに大事に育てられてるよ。ラングドシャの材料覚えてるか?」
「卵白、バター、砂糖、薄力粉...。」

あぁ...分かっちゃった。
お父さん...。
「卵白はシュークリームやプリンを作った時に余る。」
「そうだよ。修行中のシェフは、残った卵白を使い、ななみのおやつの時間に届けてたんじゃないかな?」
まだお父さんの口から聞いてないから分からなけど、きっとそうだ...涙が止まらない。

仕込みする時間前にシェフの所へ行った。

「シェフ、忙しいのにすいません。
10分だけ時間をください。」
シェフは、ななみを見て、察してくれた。

「なんで、シェフは、ななみの父親を隠してたんですか?」
「ななみが2歳の頃、離婚したんだ。
その時な、ななみの母親にななみにもし会っても父親ってことを名前を出さないでって言われたんだ。別に喧嘩して離婚とかじゃなかったんだ。愛し合ってたけど別れたんだ。僕はフランス修行が決まって、彼女はななみを育てながらお花屋さんを開くと夢を叶えるために。きっと父親って言うなってのは、僕がフランス修行に行くのを邪魔したくなかったんだな。って思う。」

お母さんは、アメリカとかフランスでフラワーアレンジして有名になってきてる。
お母さんはお父さんを拒絶したんじゃなくて、好きだったから別れたんだ。

そんなことを考えてて疑問なことを聞くとこにした。

「シェフ...。私昨日お父さんがラングドシャ届けてくれておやつに食べる夢を見たんです。」
シェフは、びっくりした顔をした。
「そうだよ。よく、余った卵白でマカロンとかラングドシャを作っておやつの時間に届けてた。ななみは、ラングドシャが好きでね...よく作った。」

「お父さん...ありがとう。」
ドアがが開く音がした。
「ななみっ!!」
ドアの方を見るとお母さんがいた。
「お母さん?なんで?」
「俺が呼んだ。」とハルが言った。

「ひろみちゃん?久しぶり...。」
「大地?帰ってきてるのは、気づいてたの。けどずっと会えなかった。ななみにも、父親は死んだって話してたから。」
「ひろみちゃん...ななみをこんなに立派に育ててくれてありがとう。」
お母さんは、泣いていた。
2人は抱きしめていた。

それ見てもらい泣きをしてしまった。

落ち着いたら、シェフはお店を準備しないとな事、お母さんは仕事がまだ終わってない。って仕事へ戻ってしまった。

「ハル、ありがとうね。」
「俺は何もしてないよ。ななみが笑っててくれれば俺はうれしい。」

ドキッ....やっぱ優しいよ。ハル....。

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