いつか君に伝えたい。

ゆこ

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本編

多忙と悲しみ~ななみside~

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「逢坂先輩‥‥。」
逢坂先輩は、抱き締めてくれた。
「ねぇ‥‥春川さん‥‥。俺にしない?春川さんの事、大事にするから‥‥。」
ビックリした‥‥。でも‥‥私は、やっぱりハルが好き。
「私、やっぱりハルが好きです。見ちゃうと諦めきれなくなります。大好きなんです‥‥。」
「じゃあさ、お試しでもいいから付き合ってみよう。ね‥‥?」
「すいません‥‥考えさせてください。」

そう言って考えることにした。
今日は帰国後久々に華と柚希と話す約束をしていた。
「なな~やっと話せそう!久々。」
「華‥‥柚希‥‥。ただいま‥‥。」

「なな?どうしたの?一応ハルの事は知ってる。ななが留学に行って少し経った頃に色々あったから知ってるよ。」
留学のに行って少し経った頃の話を聞いた。

農工1のマドンナ、食物加工科の中村友梨は、留学前まで逢坂先輩と付き合っていたが、別れたらしい。
わたしが留学に行った頃にネット販売の作り手の人手が足りなくて、募集をかけて来たのが中村さんだった。そしてハルとわたしが別れた事を知り、ハルにしつこく迫ったらしい。そして、製造中不注意で足にヤケドを追って責任感じてハルは無理矢理付き合ったらしい。

「変だったから俺ハルから直接なんで別れたかとか聞いたんだよ。別れた理由は教えてくれなかった。でも、中村のは、ハル悪くないじゃん。だから可笑しいだろって言ったんだけど、友梨は弱いから俺が守らないといけないって言いやがった。」
ここで華がコソって教えてくれた。
「柚希相当腹立てたみたいで、ハルと乱闘になって、2週間停学になったのよ‥‥。その時そんな覚悟で俺の幼馴染みと付き合ってたのか?ふざけるな‥‥。って言ってて流石に彼女として嫉妬したよ~。」
私もコソっと華にごめんねって言って柚希にもちゃんとはっきり言った。

「柚希、私のために怒ってくれてありがとう‥‥。ごめんね‥‥。」
「別にななみのためじゃない、。俺がムカついたからやっただけ‥‥。」
「ハルが好きなら仕方ないよね。でも‥‥私は、ハルがまだ好きだよ‥‥。留学なんて行かなきゃ良かったのかな。」
「そんなことはない。ななが留学中カナエちゃんと愛流くんは、とても頑張っていたよ。動物の事とか牛乳、卵の事とか聞きに来てた。だから2人ともトップクラスにも居たし、ネット販売も上手く行ったんだと思う。」
そっか‥‥。カナと愛琉は、頑張ってたのか。少しは報われたかな。

「華‥‥私さ今日逢坂先輩に告白された。でも本当にハルが好き。でも逢坂先輩は私を大事にするって言ってくれたの。私はどうすればいいのかな‥‥。辛いよ。ハルの幸せを願えばいいのかな‥‥。」
「なな‥‥。わたしは、‥‥忘れても良いと思うよ。」
「俺もそう思う。でもななみが決めな。後悔すんなよ。」
2人とも優しかった。悩んだ。

私は、お試しで逢坂先輩と付き合うことにした。

春夏秋と過ごし、季節は冬。11月。私たちは、ネット販売のクリスマスケーキ地獄をしている。
クリスマスケーキはブッシュ・ド・ノエルとムースタルト、ショートケーキを販売する。
「逢坂先輩。発注かけた生クリームを持ってきてください。華と愛流は、ジェノワーズ(スポンジケーキ)とタルト生地を作って。中野くんは、華と柚希から牛乳を貰ってきて。以上お願いします。」

逢坂先輩は、とても優しいし、彼女の扱いをしてくれてた。
好きなのかな‥‥って思った。

逢坂先輩も中野くんも30分経っても帰って来ない。どうしたのかな‥‥?
「カナ‥‥。ちょっと先輩帰って来ないから探してくるね。」

30分も2人も居ないなんてもう、怒り通り越して呆れた。

もう‥‥試作で忙しいのにと思い、早歩きで探していたら声が聞こえた。

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