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第一章
12 帰ってくれ
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「……」
「……」
食事はやはり、公爵に用意されたものだけあって上等だ。三ヶ月前に別れを告げた豪華なご馳走を前にすると、彼との間に流れるのが無言であってもユリアンはあまり気にならなかった。
牛肉のステーキは信じられないほど柔らかくて美味だ。野菜も甘く、口に入れるととろけてしまう。夢中になって食事に集中していた。が、腹が膨れてくるうちにだんだんロドリックに意識が向かう。
久しぶりに相対する夫は、自分から呼び出しをしたにも関わらず仏頂面で口数は少なかった。広いテーブルを囲っているのはユリアンとロドリックだけ。ダイニングルームの扉付近に数名の使用人と執事が構え、手際よく仕事をしている。彼らの顔は見たことがなかった。ロドリックに長年仕えてきた使用人たちなのだろう。
ユリアンはちまちま肉を噛みながら、上座のロドリックを視線だけでちらりと見る。バルシャ共和国に滞在している間に髪を切らなかったらしく、黒髪は随分と伸びて、頭の後ろで一括りにしていた。
帰路も大変な道のりだったようで目元が疲れて乾いている。昨晩は呼び出しがなかったが、もしやシアナ嬢のところへ行っていたのか?
皿の上が空になるタイミングで、ユリアンは不意に声を出した。
「バルシャ共和国でのお仕事、お疲れ様でした」
静寂が心地悪かったのではない。むしろ、この空気がどうでも良かったので、ユリアンは不敬を恐れずに切り出したのだ。
その証拠に使用人たちの表情が引き締まった。食事中に話しかけられることをロドリックは嫌うのかもしれない、と、彼らの顔を見て勘付いた。
するとロドリックが黄金の瞳をこちらに向ける。
数秒の沈黙の後、彼はこう言った。
「この三ヶ月で何か異常はあったか」
「異常、ですか」
バルシャ共和国については華麗にスルーされたが、会話を続ける気はあるようだ。意外に思いながらも「特にありません」と正直に告げる。そもそもこの邸宅の通常が分からないのだから、異常が何かも把握できない。
対してロドリックは低い声で告げた。
「テオバルトと親しくしているようだな」
「あ……」
そうだった。
肉親と、契約妻が親しくしているのはロドリックにとっては異常であろう。
それもあの魔性の遊び人『ユリアン』が弟に近寄っているのだ。『ユリアン』は特に男たちを虜にしている悪魔のオメガだ。
ユリアンはこっそり唇を噛んだ。弟を誑かすなと言われるんじゃないかと構える。使用人たちは無表情で、皆、ロドリックのような能面をしていた。
「詳しいことは聞いていないが、テオバルトと知り合ったらしいな」
「ええ、はい。けれどロドリック様が、不快なら……」
ユリアンは動揺を隠しながら、当たり障りない返事を選ぼうとする。
けれど、ダメだった。
その続きを言えない。
……友達をやめたくないのだ。
思わず黙り込んでしまう。するとロドリックはワインを口に含む。今度の沈黙はユリアンの心を切迫させ、背中に汗がじんわりと滲んだ。
ロドリックはワイングラスをテーブルに置く。そうしてユリアンが耳にした発言はやはり予想外だった。
「それで構わない」
「え……」
「好きにしろ」
自然と俯いていた顔を上げて、ロドリックを凝視してしまう。もう彼の瞳はこちらに向けられていなかった。
ロドリックの表情に怒りの気配はない。気怠く瞬きをする彼の整った顔を盗み見ながら、ユリアンは当然のことを理解した。
あぁこの人は僕に心底興味がないんだ。
テオバルトとの交流に害がないことを確認したなら、それ以降はどうでもいい。
ユリアンは脱力したような心地で、目の前の空になった皿を見下ろした。皿が使用人達によって回収されていく。食後の紅茶の水面を眺めながら、ふと、
「バルシャ共和国の」
と口にしたのに、特に深い意味はなかった。
ロドリックはグラスを傾けていたが、不審そうに眉を顰めこちらに顔を向ける。
ロドリックはユリアンに無関心だ。それを確認すると、魔法のように緊張が解け、ユリアンもまた彼に対する感情が無になった。
改めて思ったのはこれは二年の関係だということ。この人に好かれる気もないし、仮に嫌われても契約は簡単に破棄されない。されたとして、である。ユリアンが契約の条件を破ることはないので破棄をするとしたらロドリックからだ。その際は違約金が発生する。離縁が早まり、金も得られる。むしろユリアンからすれば好都合なのだ。
そう考えると緊張など皆無となり、もはやエラやテトと話す方が緊張するほどだった。
なぜならエラやテトとは仲良くしたいが、ロドリックはそうじゃない。
皮肉なことに、ロドリックに対してユリアンの口は無精査な言葉を吐けるようになっていた。
「バルシャ共和国の紅茶はあまり口にしない方がいいですよ」
「……なんだと?」
ロドリックは元々厳しい顔をさらに剣呑とさせる。
親切心というより、独り言の心地でユリアンは続けた。
「一部の紅茶に使っている植物はバルシャ共和国特産で、中毒性があります。あの国は貿易量が多くない上に独裁政権下にあったせいでバルシャ語に精通している外国人が極端に少ない。いずれ我が国では規制されるだろう紅茶が、向こうでは平気で流行っていますから」
「……」
「麻薬に近いものです」
「なぜそれをお前が知っている?」
ユリアンは常に『お前』や『これ』『あれ』と呼ばれてきた。今更ロドリックの呼称は気にならなかった。
「本で読んだからです。バルシャ共和国の植物学を読んだときに、驚きました。我が国では麻薬として扱われている種に近いものを紅茶にしているので」
「バルシャ語が読めるのか?」
「はい」
「……その植物の名は?」
「気になるのでしたら、後ほど纏めてお教えしましょうか?」
ロドリックは数秒考えた後、「あぁ」と頷いた。
やはりユリアンは意外に感じる。ロドリックは素直にユリアンの話を聞いている。
ロドリック・エデル公爵含めルーストランド王国がこれからバルシャと交流を重ねていくうちに、向こうの物資がこちらに日常的に輸入される日もくるだろう。ユリアンは、紅茶が流れてくることでルーストランドに消極的な麻薬の蔓延が広がるのを防ぐためそれを話題にした。厄介なのはバルシャ共和国に悪気はないということだ。ルーストランドがバルシャに報復を与えるという悲劇は起きてはならない。
何にせよ、ユリアンは今、ロドリックの仕事に自ら触れた。
聞かれてもいない話を勝手に切り出している。
ただ、ユリアンは別にロドリックに生意気と思われても構わなかった。バルシャを不憫に思ったため、あらかじめ忠告しただけのこと。
だが、ロドリックが苛立ちを見せることはなかった。
怒りを抱かれるほど関心を向けられていないのだ。ユリアンは一人納得して、あとはもうこの食事会が終わるのをひたすら待った。
ようやく晩餐を終えるも、一度二人でロドリックの部屋へ向かうことになった。ロドリックから「今回バルシャから持ち帰ってきた品の中に危険外来となる植物が混じっていたらチェックをしてほしい」と指示されたので、リストを受け取るためである。ユリアンは内心、小屋に帰る前に命令されてよかったと安堵した。後からロドリックがユリアンの部屋に依頼に来ても、そこにユリアンはいないのだから。
長い廊下を渡ったあと彼の部屋に到着する。ロドリックの部屋は何部屋かに分かれているようだった。待合室のような部屋に案内された後、ロドリックが「少し待っていてくれ」とおそらく仕事部屋であろう書斎に向かう。
彼が書斎に消えた直後だった。
「今日は帰ってくれ」
「はい?」
書斎に入ったはずのロドリックがすぐに出てきてそう言った。
勢いよく扉を閉めると、早口で言い放つ。ユリアンはソファに腰掛けようとしている最中だ。半端な姿勢で固まり、首を傾げる。
帰れ? 今、『待っていてくれ』と言ったのに?
元々顔色が良いわけでもなかったが、ロドリックの顔が青ざめている。なんだろう? 書斎に幽霊でもいたのかな。ユリアンは背筋を伸ばし、淡々と問いかけた。
「どうしたんですか?」
「リストは後日渡す。今日はもう自分の部屋に戻れ」
より険しい口調になったのを妙に思う。かなり切羽詰まっているらしく、口調に余裕がなかった。
表情は平静を保っているようだが何かおかしい。幽霊は非現実的なので冗談にしても、一体書斎で何を見たのだろう。脈略と理由のない『帰れ』にどうすべきか悩んでいると、その時、ユリアンは『ソレ』を耳にした。
「……もしかしてハチですか?」
一際大きな羽音が、書斎の方から聞こえてきたのだ。
「……」
食事はやはり、公爵に用意されたものだけあって上等だ。三ヶ月前に別れを告げた豪華なご馳走を前にすると、彼との間に流れるのが無言であってもユリアンはあまり気にならなかった。
牛肉のステーキは信じられないほど柔らかくて美味だ。野菜も甘く、口に入れるととろけてしまう。夢中になって食事に集中していた。が、腹が膨れてくるうちにだんだんロドリックに意識が向かう。
久しぶりに相対する夫は、自分から呼び出しをしたにも関わらず仏頂面で口数は少なかった。広いテーブルを囲っているのはユリアンとロドリックだけ。ダイニングルームの扉付近に数名の使用人と執事が構え、手際よく仕事をしている。彼らの顔は見たことがなかった。ロドリックに長年仕えてきた使用人たちなのだろう。
ユリアンはちまちま肉を噛みながら、上座のロドリックを視線だけでちらりと見る。バルシャ共和国に滞在している間に髪を切らなかったらしく、黒髪は随分と伸びて、頭の後ろで一括りにしていた。
帰路も大変な道のりだったようで目元が疲れて乾いている。昨晩は呼び出しがなかったが、もしやシアナ嬢のところへ行っていたのか?
皿の上が空になるタイミングで、ユリアンは不意に声を出した。
「バルシャ共和国でのお仕事、お疲れ様でした」
静寂が心地悪かったのではない。むしろ、この空気がどうでも良かったので、ユリアンは不敬を恐れずに切り出したのだ。
その証拠に使用人たちの表情が引き締まった。食事中に話しかけられることをロドリックは嫌うのかもしれない、と、彼らの顔を見て勘付いた。
するとロドリックが黄金の瞳をこちらに向ける。
数秒の沈黙の後、彼はこう言った。
「この三ヶ月で何か異常はあったか」
「異常、ですか」
バルシャ共和国については華麗にスルーされたが、会話を続ける気はあるようだ。意外に思いながらも「特にありません」と正直に告げる。そもそもこの邸宅の通常が分からないのだから、異常が何かも把握できない。
対してロドリックは低い声で告げた。
「テオバルトと親しくしているようだな」
「あ……」
そうだった。
肉親と、契約妻が親しくしているのはロドリックにとっては異常であろう。
それもあの魔性の遊び人『ユリアン』が弟に近寄っているのだ。『ユリアン』は特に男たちを虜にしている悪魔のオメガだ。
ユリアンはこっそり唇を噛んだ。弟を誑かすなと言われるんじゃないかと構える。使用人たちは無表情で、皆、ロドリックのような能面をしていた。
「詳しいことは聞いていないが、テオバルトと知り合ったらしいな」
「ええ、はい。けれどロドリック様が、不快なら……」
ユリアンは動揺を隠しながら、当たり障りない返事を選ぼうとする。
けれど、ダメだった。
その続きを言えない。
……友達をやめたくないのだ。
思わず黙り込んでしまう。するとロドリックはワインを口に含む。今度の沈黙はユリアンの心を切迫させ、背中に汗がじんわりと滲んだ。
ロドリックはワイングラスをテーブルに置く。そうしてユリアンが耳にした発言はやはり予想外だった。
「それで構わない」
「え……」
「好きにしろ」
自然と俯いていた顔を上げて、ロドリックを凝視してしまう。もう彼の瞳はこちらに向けられていなかった。
ロドリックの表情に怒りの気配はない。気怠く瞬きをする彼の整った顔を盗み見ながら、ユリアンは当然のことを理解した。
あぁこの人は僕に心底興味がないんだ。
テオバルトとの交流に害がないことを確認したなら、それ以降はどうでもいい。
ユリアンは脱力したような心地で、目の前の空になった皿を見下ろした。皿が使用人達によって回収されていく。食後の紅茶の水面を眺めながら、ふと、
「バルシャ共和国の」
と口にしたのに、特に深い意味はなかった。
ロドリックはグラスを傾けていたが、不審そうに眉を顰めこちらに顔を向ける。
ロドリックはユリアンに無関心だ。それを確認すると、魔法のように緊張が解け、ユリアンもまた彼に対する感情が無になった。
改めて思ったのはこれは二年の関係だということ。この人に好かれる気もないし、仮に嫌われても契約は簡単に破棄されない。されたとして、である。ユリアンが契約の条件を破ることはないので破棄をするとしたらロドリックからだ。その際は違約金が発生する。離縁が早まり、金も得られる。むしろユリアンからすれば好都合なのだ。
そう考えると緊張など皆無となり、もはやエラやテトと話す方が緊張するほどだった。
なぜならエラやテトとは仲良くしたいが、ロドリックはそうじゃない。
皮肉なことに、ロドリックに対してユリアンの口は無精査な言葉を吐けるようになっていた。
「バルシャ共和国の紅茶はあまり口にしない方がいいですよ」
「……なんだと?」
ロドリックは元々厳しい顔をさらに剣呑とさせる。
親切心というより、独り言の心地でユリアンは続けた。
「一部の紅茶に使っている植物はバルシャ共和国特産で、中毒性があります。あの国は貿易量が多くない上に独裁政権下にあったせいでバルシャ語に精通している外国人が極端に少ない。いずれ我が国では規制されるだろう紅茶が、向こうでは平気で流行っていますから」
「……」
「麻薬に近いものです」
「なぜそれをお前が知っている?」
ユリアンは常に『お前』や『これ』『あれ』と呼ばれてきた。今更ロドリックの呼称は気にならなかった。
「本で読んだからです。バルシャ共和国の植物学を読んだときに、驚きました。我が国では麻薬として扱われている種に近いものを紅茶にしているので」
「バルシャ語が読めるのか?」
「はい」
「……その植物の名は?」
「気になるのでしたら、後ほど纏めてお教えしましょうか?」
ロドリックは数秒考えた後、「あぁ」と頷いた。
やはりユリアンは意外に感じる。ロドリックは素直にユリアンの話を聞いている。
ロドリック・エデル公爵含めルーストランド王国がこれからバルシャと交流を重ねていくうちに、向こうの物資がこちらに日常的に輸入される日もくるだろう。ユリアンは、紅茶が流れてくることでルーストランドに消極的な麻薬の蔓延が広がるのを防ぐためそれを話題にした。厄介なのはバルシャ共和国に悪気はないということだ。ルーストランドがバルシャに報復を与えるという悲劇は起きてはならない。
何にせよ、ユリアンは今、ロドリックの仕事に自ら触れた。
聞かれてもいない話を勝手に切り出している。
ただ、ユリアンは別にロドリックに生意気と思われても構わなかった。バルシャを不憫に思ったため、あらかじめ忠告しただけのこと。
だが、ロドリックが苛立ちを見せることはなかった。
怒りを抱かれるほど関心を向けられていないのだ。ユリアンは一人納得して、あとはもうこの食事会が終わるのをひたすら待った。
ようやく晩餐を終えるも、一度二人でロドリックの部屋へ向かうことになった。ロドリックから「今回バルシャから持ち帰ってきた品の中に危険外来となる植物が混じっていたらチェックをしてほしい」と指示されたので、リストを受け取るためである。ユリアンは内心、小屋に帰る前に命令されてよかったと安堵した。後からロドリックがユリアンの部屋に依頼に来ても、そこにユリアンはいないのだから。
長い廊下を渡ったあと彼の部屋に到着する。ロドリックの部屋は何部屋かに分かれているようだった。待合室のような部屋に案内された後、ロドリックが「少し待っていてくれ」とおそらく仕事部屋であろう書斎に向かう。
彼が書斎に消えた直後だった。
「今日は帰ってくれ」
「はい?」
書斎に入ったはずのロドリックがすぐに出てきてそう言った。
勢いよく扉を閉めると、早口で言い放つ。ユリアンはソファに腰掛けようとしている最中だ。半端な姿勢で固まり、首を傾げる。
帰れ? 今、『待っていてくれ』と言ったのに?
元々顔色が良いわけでもなかったが、ロドリックの顔が青ざめている。なんだろう? 書斎に幽霊でもいたのかな。ユリアンは背筋を伸ばし、淡々と問いかけた。
「どうしたんですか?」
「リストは後日渡す。今日はもう自分の部屋に戻れ」
より険しい口調になったのを妙に思う。かなり切羽詰まっているらしく、口調に余裕がなかった。
表情は平静を保っているようだが何かおかしい。幽霊は非現実的なので冗談にしても、一体書斎で何を見たのだろう。脈略と理由のない『帰れ』にどうすべきか悩んでいると、その時、ユリアンは『ソレ』を耳にした。
「……もしかしてハチですか?」
一際大きな羽音が、書斎の方から聞こえてきたのだ。
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