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第2章 魔法と領地巡りの儀式
『63、剣も本音もぶつかる』
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「やっぱりあなたが奴隷を融通していたんですね」
「ああ、奴隷は高く売れるからな。安心しなよ。君はダリマ郡に送ってあげるから」
ニヤニヤと気持ち悪い笑みを浮かべながらリアムが剣を構える。
これは本格的にマズイ。ダリマ郡に送られたら最悪の場合は処刑ルートだぞ。
俺とフェブアーもそれぞれの武器を構えた。
「へぇ・・・リック家の剣術を習得した俺と戦うつもり?命が惜しくないの?」
「命が惜しいから戦うのだ。君に連れ去られたら我が主がどうなるのか分からないからな」
最強の護衛であるフェブアーはあくまで冷静に切り返す。
つまらなそうに顔を顰めたリアムは一瞬でフェブアーとの距離を詰めた。
「最強の護衛とやら、俺の手で倒してやるぜ。六ノ型、炎の遊戯!」
「至近距離で六ノ型だと?五ノ型、弾翔水!」
赤く燃え盛る剣と青く波打つ剣が正面からぶつかり合う。
時間が経つにつれてフェブアーが押され気味になっていき、苦しい顔をした。
「闇に染まった護衛はさっさと浄化されろ。光の矢!」
「お生憎様だけど俺は二刀流なんだよね。四ノ型、闇の刃!」
空いていた右手で光の矢は軽く切り裂かれる。
こちらに注目しているはずなのにフェブアーを押し込む力は弱っていない。
参ったね・・・予想以上のバケモノじゃないか。
「取り敢えず数打ちゃ当たるの理論で行こうかな。岩弾」
「無駄だって・・・。俺は2人くらいなら同時に戦える」
30発以上、緩急なども付けて発射したのにも関わらず1発も当たらない。
反撃が来そうだし防御に魔力を割くべきかな。
「そろそろ邪魔だから眠ってもらおうかな?三ノ型、爆烈斬」
「当たらないよ。岩の壁」
魔力を最大まで込めた土の壁があれば爆発など恐れるに足らず。
そう思っていたのだが、予想以上の爆発に思わず後ずさって杖を構え直した。
一瞬の隙を見逃さずに突っ込んできたリアムに瞠目する。
「構え直すという一瞬の隙は刈り時だよ?六ノ型、無限の火」
「それを喰らうのはマズいね。氷柱の雨」
発動速度が一番早い技を苦し紛れに出すが、当然のように避けられている。
剣が直撃すると思った瞬間、ギリギリでフェブアーが体を滑り込ませて筋を逸らした。
そこまでは良かったが、あまりの業火に剣が溶けかけている。
次に本気で斬りあったら剣が無くなってフェブアーが丸腰になってしまう。
そこを見逃すリアムではない。
「じゃあな、最強の護衛。五ノ型、竜巻の舞」
「僕の友達に剣を向けるのはそこまでです!四ノ型、岩の防壁」
部屋に吹き荒れる風を一太刀で消し去ったのは目の前にいる男の子か。
少しでも避けやすくしようと転がっているため、顔がよく見えない。
「やっぱりあの爺に習っているからか剣筋は一流だな」
「お兄さんに認めてもらえるのは嬉しいですね!四ノ型、散火斬」
「使えるのは最大で四ノ型か・・・。六ノ型、暴れ水」
再び剣と剣がまともに交じり合う。
お互いが一歩も譲らないため、ずっと同じ位置から剣が動かない。
「あなたが出て行ってから稽古がさらに厳しくなりました。どうしてくれる」
「それはご愁傷様。さぞかし爺の特別稽古は辛いことだろうよ」
ここでやっと戦局が動いた。
四ノ型で六ノ型を相手するためには、かなりのパワーと集中力がいるのだ。
段々とボーランが押し込まれていく。
「財政が回復するまで領地から出れず、他の貴族から嫌味をたくさん言われましたよ」
「アイツらはそういう奴らだ。いちいち気にしていてはやってられん」
体勢を崩しかけたボーランは壁によっかかり、背中を支点にして逆に弾き返した。
刮目したリアムの体を容赦なく太刀筋が襲う。
「あなたは何なんですか!?いつもいつも飄々として他の人のことを考えない!」
「俺は自分のやりたいことをやっているだけさ」
不敵に笑うリアムにボーランは俯いて拳を握りしめた。
その時から繰り出す剣が早く、正確になったのが傍からでも見て取れる。
あまつさえ、兄が使えないと踏んでいた六ノ型を使い始めた。
「ふざけるなよ!?六ノ型、全てを呑む炎!」
「おお、怖い怖い・・・。六ノ型、波動斬」
お互いが繰り出せる最大限の力を乗せた剣が正面から混ざり合う。
ガンという重い音とともにボーランが激しく詰め寄った。
「誰もが自分のやりたいことをやれると思わないで下さい!僕もやりたいことはあります。でも・・・でも!我慢して家のために頑張っているんです!」
ボーランが出て行ってしまったらリック家に跡継ぎはいなくなってしまう。
両親が、ボーランだけは失うまいと躍起になっただろうことは想像に難くない。
「お前もやりたいことをやればいいじゃないか。遠慮することはないだろ?」
「また勝手な事を・・・。僕がそれをすることでどれだけの人が被害を被ると思っているんですか!?その人たちの怒りをあなたは鎮められるんですか!?」
もはや発狂しているような感じで捲し立てるボーラン。
剣の威力も強くなっていき、この試合で始めてリアムが姿勢を大きく崩す。
「・・・俺のことをみんな怒っていたのか?」
すんでのところで踏ん張った彼が尋ねると、ボーランは小さく嗤った。
「当たり前でしょう。リック家の長男が夜逃げした。派閥が大きく崩れましたよ」
「そうか・・・お前には済まないことをしたな」
♢
予想だにしていなかった謝罪に僕の心が大きく乱れる。
小さい頃から魔剣士になりたいと思い、精一杯の訓練を積み重ねて来た。
家督は兄が継いでくれるものだと思い込んでいたのだ。
ところが2年前に兄が夜逃げしてから事態は大きく悪化していくことになる。
伯爵の中では最大だった派閥は崩れ、収入を大きく減らした。
財政難を回復するために知識を出し合い、何とか耐えきったのは良い思い出か。
その時に僕の夢は永遠に封印されることが決定した。
身勝手な兄への怒りがフツフツと噴水のように湧き出てきて夜も眠れない。
いつか復讐することを誓って、お爺様の厳しい稽古も耐え抜いてきた。
それなのに兄はあっさりと自分の落ち度を認めたのだ・・・。
「悪いと思っているならいいんだけど・・・」
歯切れが悪い回答になってしまったのは釈然としないから。
頑固なリアムがあっさりと罪を認めるときは何かあるだろうというのが僕の読みだ。
剣を押し込む速度を弱めるだけに留めておくことにする。
予想通りと言うべきか、弱めた途端に物凄い力で僕の剣を弾こうとしてきた。
「やっぱり謝罪は僕の心を乱すためにしたもの。謝るつもりなんて一切無いんだね」
「当たり前だろ?俺は自分のやりたいようにやるだけだ。誰にも邪魔はさせない」
瞳に邪悪な光を灯しながら体重を剣に掛けていく。
少しマズイな。さすがの僕もリアムの体重がまともに乗った剣は捌けない。
ここは最終奥義で締めるか。
「残念だけど、お前の夢はここまでだ。七ノ型、神の火遊び」
この技は六ノ型である炎の遊戯と上級魔法の獄炎地獄を重ね掛けすることで生まれる魔剣士用の剣術である。
幼い頃から憧れていた職業で、極悪の兄を破ってやろうじゃないの。
「七ノ型なんて見たことも無い・・・ギャアアアアァァァ!!」
思わず技に見とれていたのか、防御が間に合わず火に呑まれるリアム。
精々、牢屋で反省するんだな。
僕は証拠資料に近づくと資料を拾い上げる。
気絶したリアムの腰についていた魔導具が淡く光った。
「ああ、奴隷は高く売れるからな。安心しなよ。君はダリマ郡に送ってあげるから」
ニヤニヤと気持ち悪い笑みを浮かべながらリアムが剣を構える。
これは本格的にマズイ。ダリマ郡に送られたら最悪の場合は処刑ルートだぞ。
俺とフェブアーもそれぞれの武器を構えた。
「へぇ・・・リック家の剣術を習得した俺と戦うつもり?命が惜しくないの?」
「命が惜しいから戦うのだ。君に連れ去られたら我が主がどうなるのか分からないからな」
最強の護衛であるフェブアーはあくまで冷静に切り返す。
つまらなそうに顔を顰めたリアムは一瞬でフェブアーとの距離を詰めた。
「最強の護衛とやら、俺の手で倒してやるぜ。六ノ型、炎の遊戯!」
「至近距離で六ノ型だと?五ノ型、弾翔水!」
赤く燃え盛る剣と青く波打つ剣が正面からぶつかり合う。
時間が経つにつれてフェブアーが押され気味になっていき、苦しい顔をした。
「闇に染まった護衛はさっさと浄化されろ。光の矢!」
「お生憎様だけど俺は二刀流なんだよね。四ノ型、闇の刃!」
空いていた右手で光の矢は軽く切り裂かれる。
こちらに注目しているはずなのにフェブアーを押し込む力は弱っていない。
参ったね・・・予想以上のバケモノじゃないか。
「取り敢えず数打ちゃ当たるの理論で行こうかな。岩弾」
「無駄だって・・・。俺は2人くらいなら同時に戦える」
30発以上、緩急なども付けて発射したのにも関わらず1発も当たらない。
反撃が来そうだし防御に魔力を割くべきかな。
「そろそろ邪魔だから眠ってもらおうかな?三ノ型、爆烈斬」
「当たらないよ。岩の壁」
魔力を最大まで込めた土の壁があれば爆発など恐れるに足らず。
そう思っていたのだが、予想以上の爆発に思わず後ずさって杖を構え直した。
一瞬の隙を見逃さずに突っ込んできたリアムに瞠目する。
「構え直すという一瞬の隙は刈り時だよ?六ノ型、無限の火」
「それを喰らうのはマズいね。氷柱の雨」
発動速度が一番早い技を苦し紛れに出すが、当然のように避けられている。
剣が直撃すると思った瞬間、ギリギリでフェブアーが体を滑り込ませて筋を逸らした。
そこまでは良かったが、あまりの業火に剣が溶けかけている。
次に本気で斬りあったら剣が無くなってフェブアーが丸腰になってしまう。
そこを見逃すリアムではない。
「じゃあな、最強の護衛。五ノ型、竜巻の舞」
「僕の友達に剣を向けるのはそこまでです!四ノ型、岩の防壁」
部屋に吹き荒れる風を一太刀で消し去ったのは目の前にいる男の子か。
少しでも避けやすくしようと転がっているため、顔がよく見えない。
「やっぱりあの爺に習っているからか剣筋は一流だな」
「お兄さんに認めてもらえるのは嬉しいですね!四ノ型、散火斬」
「使えるのは最大で四ノ型か・・・。六ノ型、暴れ水」
再び剣と剣がまともに交じり合う。
お互いが一歩も譲らないため、ずっと同じ位置から剣が動かない。
「あなたが出て行ってから稽古がさらに厳しくなりました。どうしてくれる」
「それはご愁傷様。さぞかし爺の特別稽古は辛いことだろうよ」
ここでやっと戦局が動いた。
四ノ型で六ノ型を相手するためには、かなりのパワーと集中力がいるのだ。
段々とボーランが押し込まれていく。
「財政が回復するまで領地から出れず、他の貴族から嫌味をたくさん言われましたよ」
「アイツらはそういう奴らだ。いちいち気にしていてはやってられん」
体勢を崩しかけたボーランは壁によっかかり、背中を支点にして逆に弾き返した。
刮目したリアムの体を容赦なく太刀筋が襲う。
「あなたは何なんですか!?いつもいつも飄々として他の人のことを考えない!」
「俺は自分のやりたいことをやっているだけさ」
不敵に笑うリアムにボーランは俯いて拳を握りしめた。
その時から繰り出す剣が早く、正確になったのが傍からでも見て取れる。
あまつさえ、兄が使えないと踏んでいた六ノ型を使い始めた。
「ふざけるなよ!?六ノ型、全てを呑む炎!」
「おお、怖い怖い・・・。六ノ型、波動斬」
お互いが繰り出せる最大限の力を乗せた剣が正面から混ざり合う。
ガンという重い音とともにボーランが激しく詰め寄った。
「誰もが自分のやりたいことをやれると思わないで下さい!僕もやりたいことはあります。でも・・・でも!我慢して家のために頑張っているんです!」
ボーランが出て行ってしまったらリック家に跡継ぎはいなくなってしまう。
両親が、ボーランだけは失うまいと躍起になっただろうことは想像に難くない。
「お前もやりたいことをやればいいじゃないか。遠慮することはないだろ?」
「また勝手な事を・・・。僕がそれをすることでどれだけの人が被害を被ると思っているんですか!?その人たちの怒りをあなたは鎮められるんですか!?」
もはや発狂しているような感じで捲し立てるボーラン。
剣の威力も強くなっていき、この試合で始めてリアムが姿勢を大きく崩す。
「・・・俺のことをみんな怒っていたのか?」
すんでのところで踏ん張った彼が尋ねると、ボーランは小さく嗤った。
「当たり前でしょう。リック家の長男が夜逃げした。派閥が大きく崩れましたよ」
「そうか・・・お前には済まないことをしたな」
♢
予想だにしていなかった謝罪に僕の心が大きく乱れる。
小さい頃から魔剣士になりたいと思い、精一杯の訓練を積み重ねて来た。
家督は兄が継いでくれるものだと思い込んでいたのだ。
ところが2年前に兄が夜逃げしてから事態は大きく悪化していくことになる。
伯爵の中では最大だった派閥は崩れ、収入を大きく減らした。
財政難を回復するために知識を出し合い、何とか耐えきったのは良い思い出か。
その時に僕の夢は永遠に封印されることが決定した。
身勝手な兄への怒りがフツフツと噴水のように湧き出てきて夜も眠れない。
いつか復讐することを誓って、お爺様の厳しい稽古も耐え抜いてきた。
それなのに兄はあっさりと自分の落ち度を認めたのだ・・・。
「悪いと思っているならいいんだけど・・・」
歯切れが悪い回答になってしまったのは釈然としないから。
頑固なリアムがあっさりと罪を認めるときは何かあるだろうというのが僕の読みだ。
剣を押し込む速度を弱めるだけに留めておくことにする。
予想通りと言うべきか、弱めた途端に物凄い力で僕の剣を弾こうとしてきた。
「やっぱり謝罪は僕の心を乱すためにしたもの。謝るつもりなんて一切無いんだね」
「当たり前だろ?俺は自分のやりたいようにやるだけだ。誰にも邪魔はさせない」
瞳に邪悪な光を灯しながら体重を剣に掛けていく。
少しマズイな。さすがの僕もリアムの体重がまともに乗った剣は捌けない。
ここは最終奥義で締めるか。
「残念だけど、お前の夢はここまでだ。七ノ型、神の火遊び」
この技は六ノ型である炎の遊戯と上級魔法の獄炎地獄を重ね掛けすることで生まれる魔剣士用の剣術である。
幼い頃から憧れていた職業で、極悪の兄を破ってやろうじゃないの。
「七ノ型なんて見たことも無い・・・ギャアアアアァァァ!!」
思わず技に見とれていたのか、防御が間に合わず火に呑まれるリアム。
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