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第3章 銀髪の兄弟と国を揺るがす大戦
『93、将軍との談合会』
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廊下を歩きながら俺は剣を構える。
先ほどから妙な殺気を感じるため気が休まることがないのだ。
しかし侵入者などはおらず、首を傾げながら父上の大きな背中を追うしかなかった。
父上の執務室という安息の地に入った俺たちは、どちらからともなくため息を漏らす。
これで我がグラッザド王国は一気に4国を相手にすることになってしまったのだ。
正確にはアラッサムはまだ敵ではないが、4国連合の関係上は敵と考えたほうがいい。
対応策を考えようと思ったその時、ソファーに深く腰掛けた父上がニヤリと怪しく笑った。
「こうなることは想定済みだ。既に6つの古代魔法を復活させている」
「ならばそれを武器にして3国と戦うというわけですか?」
大体の推測はついていたが敢えて尋ね返すと、父上は大きく頷いた。
随分と策士だな、おい。
きっと6つの魔法すべてが戦争向けの魔法に違いない。
「そういうことだ。他の国が復活させていない古代魔法の力を味わうが良いわ!」
「どこか悪役じみたセリフですね」
約束なるものを破って6つも復活させている父上は他国からみれば悪役なのだろう。
俺はそうは思わないがな。
どの国も後ろめたい部分の1つや2つは持っているだろうし。
父上は一瞬顔を歪めたが、やがて窓際まで歩いていくと城下町を見下ろした。
魔導具の灯りが闇夜に煌めいているのが見える。
「確かに私は他国から見れば悪かもしれん。だが私には民の暮らしを守る義務がある」
「そうですね。無意味な約束を守ってこの灯りが消えたら・・・国王としては何の価値もない」
国を守れなかった王など、愚王以外の何者でもない。
自分もなる気はさらさらないし、出来れば父上にもそうなって欲しくはなかった。
「それにしても3国一気に戦争とは・・・。こんなに条件が悪い国なんてありませんよね」
「全くだ。しかも周りを囲んでいる国同士が結びついているから面倒なのだ」
「その結束を剥がせるのは・・・」
俺が続きの言葉を紡ごうとしていたとき、伝令の騎士が飛び込んできた。
横には白銀の鎧を着た男も控えている。
緑のマントを羽織っているし・・・もしかしてイルマス教の聖騎士じゃないか?
「何だ?聖騎士まで連れて・・・」
「大変です!イルマス教国で内乱が起こり、プリスト教皇猊下が亡命したそうです!」
「我が国に亡命してきたのか!それは大変だな。すぐにここに連れて来てくれ」
父上の指示で、伝令役の兵士が慌てて廊下を走っていった。
数分後、服が擦り切れてボロボロになったプリスト教皇が会議室に入ってくる。
既に満身創痍といった感じか。
「突然すみません。ですが私にとっては宿場町で会ったリレン王子が救いだったんです」
「いえいえ、お気になさらず。プリスト教皇猊下が無事で良かったですよ」
頭を下げるプリスト教皇を父上が押し留める。
やがて落ち着いたであろうプリスト教皇から内乱の概要が語られた。
昔からプリスト教皇の後継者争いでイルマス教国内は真っ二つに割れていたそうだ。
巫女派と呼ばれる貴族やシスターたちは巫女姫マイセスを。
司祭派と言われる貴族たちは大司祭のデーガンなる者を支持していたという。
今回、内乱を起こしてプリスト教皇の殺害という下克上を狙ったのは司祭派の面々だった。
当然、首謀者はデーガンかな?
巫女派はマイセスを筆頭に鎮静化を図っているのだとか。
「うーん。それでは私が考えていた策の1つが使えなくなりましたな」
「・・・もしかして私を使おうとか考えていませんか?」
ジト目で見つめてくるプリスト教皇から父上が冷や汗をかきながら目を逸らす。
その様子を見たプリスト教皇はため息交じりにこう言った。
「ならば我が国の内乱鎮圧に力を貸してくれませぬか?それなら3国に圧力をかけよう」
「内乱の鎮圧か・・・何人必要だ?」
もはや敬語すら抜けている2人を視界の端で捉えながら、しばし考える。
今、プリスト教皇は3国に対して圧力をかけると言った。
つまり、圧力が無い1国に対しては自分で戦えということなのだろう。
・・・どこと戦わせる気だ?
明確に3国と宣言したということは、潰しておきたい国があるのではないだろうか。
どうせ4国連合は全ての国と戦う羽目になるのだから。
状況的に考えてアラッサムか。
残りの3国については、もう宣戦布告を受けている状態だ。
今頃は帰り道の有り余る時間を使ってグラッザドを倒すための策を考えているだろう。
ところがアラッサムはまだ宣戦布告を受けていない。
もちろん宣戦布告が無い可能性も否定できないが、限りなく低いと考えられる。
なぜなら、残り3国がしっかりと宣言しているからだ。
もしここで攻めてこようものなら、途端に卑怯者というレッテルを貼られるだろうし。
纏めると、アラッサムとの戦争を考えればいいってことだな。
「よし。リレンは出陣の支度を整えておけ。次点の戦争に備えてリレンを大将にする」
「えっ・・・分かりました」
王子という立場に箔をつけるために仮初めの大将に任命されるというやつか。
まあ、実際は将軍とかに任せておけばいいから楽だが。
「そして補佐係と称した指揮官がエーリル将軍だ。入ってきていいぞ!」
父上の号令でエーリル将軍が入ってきた。
どことなくフェブアーを思わせるような鋭い目つきだが、顔はとても整っている。
美麗な女騎士といった感じだ。
「リレン王子、よろしくお願いします。グラッザド軍の将軍をしているエーリルです」
「よろしく。というかエーリルってプルート騎士団長の・・・」
「はい。プルートは私の夫でございます」
やっぱりか。お披露目パーティーの劇でアスネお姉さまが演じてた人じゃん。
この国の将軍だったのかよ。
「エーリルは騎士団長として一騎当千の働きをしたからな。将軍としても重宝している」
「プルートは不満げですけどね。妻の方が上司なんですもん」
気さくに笑うエーリルさんに緊張が緩む。
優しそうな雰囲気を纏っているエーリルさんが戦になるとどうなるのだろうか。
「大変です!王城に侵入者が現れました!旗印からウダハル王国の手の者の模様!」
「何?侵入者はどこまで侵入しているのだ?」
「会議室から出現したため騎士団の到着が遅れ、あと2分ほどでこの執務室に来ます」
報告に来たカルスの言葉に全員が瞠目する。
ここに来るまでに感じた謎の殺気の正体はウダハル王国からの侵入者だったのかよ。
後ろからフェブアーとツバーナが剣を俺たちに渡しながら自身たちも武器を構えた。
どうやらツバーナは細い剣を使っているらしい。
エーリルさんは父上と教皇猊下を部屋の奥に退避させると、ドアの前に進んでいく。
彼女が剣の切っ先を前に向けた時、ドアが蹴破られた。
「随分とお早い到着ね?でも、その努力は無駄になるわ。私がいる限りね!」
「何を言っているのだ!早く目の前の女を殺して部屋の中にいる国王と王子を殺れ!」
リーダーらしき鎧の男が鼓舞すると、ウダハルの旗を担いだ騎士が一斉に襲い掛かる。
エーリルさんも一気に20人ほどに責められたら危ないのではと思われた。
しかし、素早い身のこなしで次々と敵を葬っている。
「フェブアー、殺さないで。気絶させるだけに留めておいて。王城を血で染めたくない」
「分かりました。ツバーナ、援護を頼む」
「了解です。エルフの王族に伝わる特別な魔導具発動!【ライジング・スパーク】!」
ツバーナが謎の箱を掲げると、後ろからフェブアーを襲おうとしていた騎士が痙攣した。
再び動くことはかなわずにそのまま地に伏す。
「これは相手を痺れさせる魔導具よ。程度も変えられるけど今は最大にしているわ」
「もうすぐ終わりますわ。カルスは騎士団をさっさと呼んできなさい」
「分かりました。捕縛用のロープ付きですよね?」
気を利かせたカルスに大きく頷いたエーリルさんが、最後の侵入者を殴りつけた。
先ほどから妙な殺気を感じるため気が休まることがないのだ。
しかし侵入者などはおらず、首を傾げながら父上の大きな背中を追うしかなかった。
父上の執務室という安息の地に入った俺たちは、どちらからともなくため息を漏らす。
これで我がグラッザド王国は一気に4国を相手にすることになってしまったのだ。
正確にはアラッサムはまだ敵ではないが、4国連合の関係上は敵と考えたほうがいい。
対応策を考えようと思ったその時、ソファーに深く腰掛けた父上がニヤリと怪しく笑った。
「こうなることは想定済みだ。既に6つの古代魔法を復活させている」
「ならばそれを武器にして3国と戦うというわけですか?」
大体の推測はついていたが敢えて尋ね返すと、父上は大きく頷いた。
随分と策士だな、おい。
きっと6つの魔法すべてが戦争向けの魔法に違いない。
「そういうことだ。他の国が復活させていない古代魔法の力を味わうが良いわ!」
「どこか悪役じみたセリフですね」
約束なるものを破って6つも復活させている父上は他国からみれば悪役なのだろう。
俺はそうは思わないがな。
どの国も後ろめたい部分の1つや2つは持っているだろうし。
父上は一瞬顔を歪めたが、やがて窓際まで歩いていくと城下町を見下ろした。
魔導具の灯りが闇夜に煌めいているのが見える。
「確かに私は他国から見れば悪かもしれん。だが私には民の暮らしを守る義務がある」
「そうですね。無意味な約束を守ってこの灯りが消えたら・・・国王としては何の価値もない」
国を守れなかった王など、愚王以外の何者でもない。
自分もなる気はさらさらないし、出来れば父上にもそうなって欲しくはなかった。
「それにしても3国一気に戦争とは・・・。こんなに条件が悪い国なんてありませんよね」
「全くだ。しかも周りを囲んでいる国同士が結びついているから面倒なのだ」
「その結束を剥がせるのは・・・」
俺が続きの言葉を紡ごうとしていたとき、伝令の騎士が飛び込んできた。
横には白銀の鎧を着た男も控えている。
緑のマントを羽織っているし・・・もしかしてイルマス教の聖騎士じゃないか?
「何だ?聖騎士まで連れて・・・」
「大変です!イルマス教国で内乱が起こり、プリスト教皇猊下が亡命したそうです!」
「我が国に亡命してきたのか!それは大変だな。すぐにここに連れて来てくれ」
父上の指示で、伝令役の兵士が慌てて廊下を走っていった。
数分後、服が擦り切れてボロボロになったプリスト教皇が会議室に入ってくる。
既に満身創痍といった感じか。
「突然すみません。ですが私にとっては宿場町で会ったリレン王子が救いだったんです」
「いえいえ、お気になさらず。プリスト教皇猊下が無事で良かったですよ」
頭を下げるプリスト教皇を父上が押し留める。
やがて落ち着いたであろうプリスト教皇から内乱の概要が語られた。
昔からプリスト教皇の後継者争いでイルマス教国内は真っ二つに割れていたそうだ。
巫女派と呼ばれる貴族やシスターたちは巫女姫マイセスを。
司祭派と言われる貴族たちは大司祭のデーガンなる者を支持していたという。
今回、内乱を起こしてプリスト教皇の殺害という下克上を狙ったのは司祭派の面々だった。
当然、首謀者はデーガンかな?
巫女派はマイセスを筆頭に鎮静化を図っているのだとか。
「うーん。それでは私が考えていた策の1つが使えなくなりましたな」
「・・・もしかして私を使おうとか考えていませんか?」
ジト目で見つめてくるプリスト教皇から父上が冷や汗をかきながら目を逸らす。
その様子を見たプリスト教皇はため息交じりにこう言った。
「ならば我が国の内乱鎮圧に力を貸してくれませぬか?それなら3国に圧力をかけよう」
「内乱の鎮圧か・・・何人必要だ?」
もはや敬語すら抜けている2人を視界の端で捉えながら、しばし考える。
今、プリスト教皇は3国に対して圧力をかけると言った。
つまり、圧力が無い1国に対しては自分で戦えということなのだろう。
・・・どこと戦わせる気だ?
明確に3国と宣言したということは、潰しておきたい国があるのではないだろうか。
どうせ4国連合は全ての国と戦う羽目になるのだから。
状況的に考えてアラッサムか。
残りの3国については、もう宣戦布告を受けている状態だ。
今頃は帰り道の有り余る時間を使ってグラッザドを倒すための策を考えているだろう。
ところがアラッサムはまだ宣戦布告を受けていない。
もちろん宣戦布告が無い可能性も否定できないが、限りなく低いと考えられる。
なぜなら、残り3国がしっかりと宣言しているからだ。
もしここで攻めてこようものなら、途端に卑怯者というレッテルを貼られるだろうし。
纏めると、アラッサムとの戦争を考えればいいってことだな。
「よし。リレンは出陣の支度を整えておけ。次点の戦争に備えてリレンを大将にする」
「えっ・・・分かりました」
王子という立場に箔をつけるために仮初めの大将に任命されるというやつか。
まあ、実際は将軍とかに任せておけばいいから楽だが。
「そして補佐係と称した指揮官がエーリル将軍だ。入ってきていいぞ!」
父上の号令でエーリル将軍が入ってきた。
どことなくフェブアーを思わせるような鋭い目つきだが、顔はとても整っている。
美麗な女騎士といった感じだ。
「リレン王子、よろしくお願いします。グラッザド軍の将軍をしているエーリルです」
「よろしく。というかエーリルってプルート騎士団長の・・・」
「はい。プルートは私の夫でございます」
やっぱりか。お披露目パーティーの劇でアスネお姉さまが演じてた人じゃん。
この国の将軍だったのかよ。
「エーリルは騎士団長として一騎当千の働きをしたからな。将軍としても重宝している」
「プルートは不満げですけどね。妻の方が上司なんですもん」
気さくに笑うエーリルさんに緊張が緩む。
優しそうな雰囲気を纏っているエーリルさんが戦になるとどうなるのだろうか。
「大変です!王城に侵入者が現れました!旗印からウダハル王国の手の者の模様!」
「何?侵入者はどこまで侵入しているのだ?」
「会議室から出現したため騎士団の到着が遅れ、あと2分ほどでこの執務室に来ます」
報告に来たカルスの言葉に全員が瞠目する。
ここに来るまでに感じた謎の殺気の正体はウダハル王国からの侵入者だったのかよ。
後ろからフェブアーとツバーナが剣を俺たちに渡しながら自身たちも武器を構えた。
どうやらツバーナは細い剣を使っているらしい。
エーリルさんは父上と教皇猊下を部屋の奥に退避させると、ドアの前に進んでいく。
彼女が剣の切っ先を前に向けた時、ドアが蹴破られた。
「随分とお早い到着ね?でも、その努力は無駄になるわ。私がいる限りね!」
「何を言っているのだ!早く目の前の女を殺して部屋の中にいる国王と王子を殺れ!」
リーダーらしき鎧の男が鼓舞すると、ウダハルの旗を担いだ騎士が一斉に襲い掛かる。
エーリルさんも一気に20人ほどに責められたら危ないのではと思われた。
しかし、素早い身のこなしで次々と敵を葬っている。
「フェブアー、殺さないで。気絶させるだけに留めておいて。王城を血で染めたくない」
「分かりました。ツバーナ、援護を頼む」
「了解です。エルフの王族に伝わる特別な魔導具発動!【ライジング・スパーク】!」
ツバーナが謎の箱を掲げると、後ろからフェブアーを襲おうとしていた騎士が痙攣した。
再び動くことはかなわずにそのまま地に伏す。
「これは相手を痺れさせる魔導具よ。程度も変えられるけど今は最大にしているわ」
「もうすぐ終わりますわ。カルスは騎士団をさっさと呼んできなさい」
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