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12月15日(水)11:15 〈乃愛の策略〉
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もうそろそろ、あの人が来る頃だ――。
郊外にある、町の小さなパティスリー。クリスマス仕様に装飾が施されたそのお店は、気取った高級さよりも気安い親しみやすさを大切にする方針で、地域の人からは「ちょっと贅沢したいとき」「自分へのご褒美」に丁度良いと評判だ。
その店で1年前からバイトしている乃愛は今、ケーキのショーウィンドウの後ろに立ち、店の前を通りかかる人達を落ち着かない気持ちで眺めていた。
「彼」が初めて来店したのは、今からちょうど2か月前。
見るからに大学生の彼は、なぜか肩身が狭そうに入店した。そして遠慮がちに店内を一通り眺めると、ショーウィンドウの端から端まで、不安気に視線を行ったり来たりさせていた。どう見ても、ケーキが好きで来た客には見えなかった。
乃愛が「お手伝いできることがありましたら…」という接客の決まり文句を言うと、「あ、はい…」と反射で返事をしたらしい彼と目が合った。すると彼は一瞬で顔を赤くしたかと思えば、なぜ自分がケーキを買いに来たのかについて、堰を切ったかのように話し出した。
かなり困っているらしい彼の話を聞いて、乃愛は「きっとこの人は、女の子たちの“品定め”の一環でケーキを買いに来させられたんだな」と直感した。乃愛が大学で所属しているサークルでも、一部の女の子たちが同じようなことをしていたことがある。要は男子の格付けだ。ここで彼がチェーン店の安いケーキを買っていけば軽んじられるだろうし、値段はそこそこでもチョイスにセンスが無ければ、後でネタにされて笑われる。
もちろん、それは乃愛の予想でしかなかった。しかし目の前にいる、地味で冴えないが磨けばそれなりに光りそうな彼を見ていると、その予想はあながち外れていないのではと思われた。
誰だって、良さげな男の子は早めに見定めて、早めに捕まえておきたいに決まってる。
そう…突然現れた彼は、控えめに言っても乃愛の好きな要素を多分に兼ね備えていた。
見た目は決して悪くないはずなのに、どこかパッとしない。臆病でちょっと情けない感じだけど、真面目で優しそう。長めの前髪の下では、自信のなさそうな表情をしていて……
だから乃愛は、彼に対して通常の3割増しの笑顔で、丁寧に接客した。
1つずつ一緒にケーキを選び、種類が偏らないように気を配り、アルコールやフルーツの好みにも配慮して、そしてきっちり予算内に収める。
今でも、あの時の自分は完璧な仕事をした、と思っている。
何故ならその日から、彼はこの店の常連になったからだ。
うちは確かにパティスリーだが、近くに大学があるからと、オーナーが手作りパンにもかなり力を入れている(フランスではブーランジェリー?というスタイルらしい)。なので、パンを目当てに通う大学生の常連はさほど珍しくなかった。なんなら週5で来ている人もいる。
しかし、彼はただ常連になったわけじゃない。
乃愛のシフトは、水曜日と金曜日、土日のどちらか。そして時々月曜日。
彼が来店するのも、水曜日と金曜日。そして時々、土曜日もしくは月曜日。
自意識過剰かもしないが、少しは脈があるかも?と考えても罰は当たらないはずだ。
とはいえこの2か月、彼とはただ店で顔を合わせているだけなのも事実。
ゆえに、乃愛はこっそりある作戦を立てていた。
今日シフトに入っているのは乃愛と、フリーターの加藤さん。加藤さんには、乃愛が彼のことが気になっているとすっかりバレているので問題ない。というより最初は茶化されて嫌だったが、今は彼が来ると店先以外の仕事をしたり、さりげなく気配を消してくれているから許している。
その時、店の扉を押し開ける重たい音がした。
「いらっしゃいませ」
そっと入店してきた客に、例によって加藤さんが即座に声をかける。そして「焼き菓子の在庫を見てくるわね」と言い、面白がるような顔でその場を離れてしまった。
言わずもがな。待ちに待った彼だ。
加藤さんに思うところがないわけではないが、ここは素直に感謝しよう。
「いらっしゃいませ」と、乃愛も彼に笑顔を向ける。
しかし彼は乃愛と一瞬目が合うと、軽く会釈をしてすぐに逸らしてしまった。心配ない、いつもと同じパターンだ。
だが今日の彼は、どこか様子が変だった。まるで初めて来店した時のように挙動不審。その上、普段は目もくれないギフト用のお菓子の前でウロウロしている。ただ見ているだけで、選んでいるわけではなさそうだ。
何かあったのだろうか。クリスマスも近いし…と、乃愛は一瞬不安になった。
しかし、その程度で諦めるわけにはいかない。決めたことは、成し遂げなければ意味がないのだ。幸運なことに、客は彼だけ。
乃愛の作戦は単純だ。
今日から彼に会話を仕掛けて、さりげなくアプローチする!
なんならクリスマスを足掛かりにして隙を見せつつ、一気に距離を縮める!!
そのために、24日の金曜日は休みにしてもらったのだ。
本当は25日も休みたかったが…さすがに、クリスマスという最大の繫忙期に2日連続で休みをもらうのは心苦しかった。
「えっと…チョコクロワッサン1つお願いします」
そうして乃愛が密かに闘志を燃やしている間に、彼はいつものクロワッサンを注文しに来た。どういうわけか目が泳いでいる。
だがやはり、ギフト用のお菓子に用はなかったらしい。少しだけ安心する。
「チョコクロワッサンですね。230円になります」
乃愛はショーウィンドウ上に並べてあるクロワッサンを、丁寧に袋に入れる。いつもなら、この後はパンとお金をやり取りするだけ。だが今日の乃愛はいつもとは違った。
「いつもありがとうございます。私もこれ、好きなんです」
不意打ちで話しかける。彼は「えっ」と小声で言うと、目を見開いて顔を赤くした。可愛い。
「え、あ…そうなんですね。僕もです」
「美味しいですよね。チョコレート系がお好きなら、クグロフ・ショコラもおすすめですよ。当店のものはオレンジピールも入ってるので、もし苦手でなければ」
「オレンジピール…?あ、いえ美味しそうですね。今度買ってみます」
焦りながら聞きなれない言葉を復唱した彼が、また可愛く見える。
しかし、ここまでは前哨戦だ。このくらいは軽い雑談。さて、ここからどうするか――。
すると予想外にも、会話を繋いだのは彼だった。
「あ、あの。そしたらそこの、シュトレン…っていうのはどういうパンですか?食べたことなくて」
そう言って、彼はパンコーナーの一角を指さす。
「クリスマスの時期に食べる、ドイツのお菓子ですよ。ドライフルーツが中にいっぱい入っていて、クリスマスまで毎日ちょっとずつスライスして食べるんです」
「なるほど…ありがとうございます。でもそうか、もうク、クリスマスですもんね。このお店もやっぱりきっと、すごく忙しいですよね」
ここで彼からまさかのクリスマスの話題!と、乃愛の胸が高鳴る。
これはもしや、彼も自分と似たようなことを考えているのではないか。そう思うと、嬉しさと興奮で乃愛の鼓動が早まった。
「そうですね。当店のクリスマスケーキは完全予約制なんですが、1か月前からたくさんご注文をいただいていましたし」
「そんなに早くから…すごいですね。そしたらその、店員さんもやっぱりお仕事ですか?クリスマスは……」
明らかに緊張した、ぎこちない声色で彼はそう訊いてきた。そのくせ視線は覚悟を決めたように、まっすぐ乃愛に向かっている。こちらが恥ずかしくなってしまうくらいに。
けれどこの様子はもう、100%脈ありと考えてよいのでは??
彼の緊張とは相反するように、乃愛の気分はさらに高まる。今や、嬉しさが顔に出ないようにするのに必死だ。
「私ですか?はい、クリスマスはどうしても人手がいりますから」
「やっぱり大変なんですね。でもそしたら、」
「けれど今年は、24日にお休みをいただくことができたんです」
「えっ?あ、そうなんですか。それは良かった…」
「はい、とても」
『でもだからといって、特に予定があるわけじゃなくて……』
そう言おうとした乃愛だったが、ふと思いとどまる。
もしここでそんなことを言ったら、クリスマス前に彼氏が欲しくてがっついている女だと思われてしまうのでは?
そのせいで彼に引かれてしまったら最悪だ。よし、ここは少し控えめにいかねば。
そう思った乃愛は、言おうとしていた言葉を引っ込めた。代わりにこれまでの嬉しさを、全て詰め込んで彼に微笑む。そうしてとっくに包み終えていたクロワッサンを渡して、彼の次の言葉を待った。
だが、
「あ…それは本当に、良かったです。それじゃあ、あの。また…」
聞こえてきたのは覇気がない、明らかにテンションが落ちた声。彼の顔からは、いつの間にか赤みが消えていた。
「はい、また…ありがとうございます」
突然の彼の変化に戸惑い、そう返した乃愛。しかし彼は軽く会釈すると、そのままふらふらと店を後にしてしまった。
乃愛が思ったことは、ひとつだけ。
――ああ、やってしまった。
郊外にある、町の小さなパティスリー。クリスマス仕様に装飾が施されたそのお店は、気取った高級さよりも気安い親しみやすさを大切にする方針で、地域の人からは「ちょっと贅沢したいとき」「自分へのご褒美」に丁度良いと評判だ。
その店で1年前からバイトしている乃愛は今、ケーキのショーウィンドウの後ろに立ち、店の前を通りかかる人達を落ち着かない気持ちで眺めていた。
「彼」が初めて来店したのは、今からちょうど2か月前。
見るからに大学生の彼は、なぜか肩身が狭そうに入店した。そして遠慮がちに店内を一通り眺めると、ショーウィンドウの端から端まで、不安気に視線を行ったり来たりさせていた。どう見ても、ケーキが好きで来た客には見えなかった。
乃愛が「お手伝いできることがありましたら…」という接客の決まり文句を言うと、「あ、はい…」と反射で返事をしたらしい彼と目が合った。すると彼は一瞬で顔を赤くしたかと思えば、なぜ自分がケーキを買いに来たのかについて、堰を切ったかのように話し出した。
かなり困っているらしい彼の話を聞いて、乃愛は「きっとこの人は、女の子たちの“品定め”の一環でケーキを買いに来させられたんだな」と直感した。乃愛が大学で所属しているサークルでも、一部の女の子たちが同じようなことをしていたことがある。要は男子の格付けだ。ここで彼がチェーン店の安いケーキを買っていけば軽んじられるだろうし、値段はそこそこでもチョイスにセンスが無ければ、後でネタにされて笑われる。
もちろん、それは乃愛の予想でしかなかった。しかし目の前にいる、地味で冴えないが磨けばそれなりに光りそうな彼を見ていると、その予想はあながち外れていないのではと思われた。
誰だって、良さげな男の子は早めに見定めて、早めに捕まえておきたいに決まってる。
そう…突然現れた彼は、控えめに言っても乃愛の好きな要素を多分に兼ね備えていた。
見た目は決して悪くないはずなのに、どこかパッとしない。臆病でちょっと情けない感じだけど、真面目で優しそう。長めの前髪の下では、自信のなさそうな表情をしていて……
だから乃愛は、彼に対して通常の3割増しの笑顔で、丁寧に接客した。
1つずつ一緒にケーキを選び、種類が偏らないように気を配り、アルコールやフルーツの好みにも配慮して、そしてきっちり予算内に収める。
今でも、あの時の自分は完璧な仕事をした、と思っている。
何故ならその日から、彼はこの店の常連になったからだ。
うちは確かにパティスリーだが、近くに大学があるからと、オーナーが手作りパンにもかなり力を入れている(フランスではブーランジェリー?というスタイルらしい)。なので、パンを目当てに通う大学生の常連はさほど珍しくなかった。なんなら週5で来ている人もいる。
しかし、彼はただ常連になったわけじゃない。
乃愛のシフトは、水曜日と金曜日、土日のどちらか。そして時々月曜日。
彼が来店するのも、水曜日と金曜日。そして時々、土曜日もしくは月曜日。
自意識過剰かもしないが、少しは脈があるかも?と考えても罰は当たらないはずだ。
とはいえこの2か月、彼とはただ店で顔を合わせているだけなのも事実。
ゆえに、乃愛はこっそりある作戦を立てていた。
今日シフトに入っているのは乃愛と、フリーターの加藤さん。加藤さんには、乃愛が彼のことが気になっているとすっかりバレているので問題ない。というより最初は茶化されて嫌だったが、今は彼が来ると店先以外の仕事をしたり、さりげなく気配を消してくれているから許している。
その時、店の扉を押し開ける重たい音がした。
「いらっしゃいませ」
そっと入店してきた客に、例によって加藤さんが即座に声をかける。そして「焼き菓子の在庫を見てくるわね」と言い、面白がるような顔でその場を離れてしまった。
言わずもがな。待ちに待った彼だ。
加藤さんに思うところがないわけではないが、ここは素直に感謝しよう。
「いらっしゃいませ」と、乃愛も彼に笑顔を向ける。
しかし彼は乃愛と一瞬目が合うと、軽く会釈をしてすぐに逸らしてしまった。心配ない、いつもと同じパターンだ。
だが今日の彼は、どこか様子が変だった。まるで初めて来店した時のように挙動不審。その上、普段は目もくれないギフト用のお菓子の前でウロウロしている。ただ見ているだけで、選んでいるわけではなさそうだ。
何かあったのだろうか。クリスマスも近いし…と、乃愛は一瞬不安になった。
しかし、その程度で諦めるわけにはいかない。決めたことは、成し遂げなければ意味がないのだ。幸運なことに、客は彼だけ。
乃愛の作戦は単純だ。
今日から彼に会話を仕掛けて、さりげなくアプローチする!
なんならクリスマスを足掛かりにして隙を見せつつ、一気に距離を縮める!!
そのために、24日の金曜日は休みにしてもらったのだ。
本当は25日も休みたかったが…さすがに、クリスマスという最大の繫忙期に2日連続で休みをもらうのは心苦しかった。
「えっと…チョコクロワッサン1つお願いします」
そうして乃愛が密かに闘志を燃やしている間に、彼はいつものクロワッサンを注文しに来た。どういうわけか目が泳いでいる。
だがやはり、ギフト用のお菓子に用はなかったらしい。少しだけ安心する。
「チョコクロワッサンですね。230円になります」
乃愛はショーウィンドウ上に並べてあるクロワッサンを、丁寧に袋に入れる。いつもなら、この後はパンとお金をやり取りするだけ。だが今日の乃愛はいつもとは違った。
「いつもありがとうございます。私もこれ、好きなんです」
不意打ちで話しかける。彼は「えっ」と小声で言うと、目を見開いて顔を赤くした。可愛い。
「え、あ…そうなんですね。僕もです」
「美味しいですよね。チョコレート系がお好きなら、クグロフ・ショコラもおすすめですよ。当店のものはオレンジピールも入ってるので、もし苦手でなければ」
「オレンジピール…?あ、いえ美味しそうですね。今度買ってみます」
焦りながら聞きなれない言葉を復唱した彼が、また可愛く見える。
しかし、ここまでは前哨戦だ。このくらいは軽い雑談。さて、ここからどうするか――。
すると予想外にも、会話を繋いだのは彼だった。
「あ、あの。そしたらそこの、シュトレン…っていうのはどういうパンですか?食べたことなくて」
そう言って、彼はパンコーナーの一角を指さす。
「クリスマスの時期に食べる、ドイツのお菓子ですよ。ドライフルーツが中にいっぱい入っていて、クリスマスまで毎日ちょっとずつスライスして食べるんです」
「なるほど…ありがとうございます。でもそうか、もうク、クリスマスですもんね。このお店もやっぱりきっと、すごく忙しいですよね」
ここで彼からまさかのクリスマスの話題!と、乃愛の胸が高鳴る。
これはもしや、彼も自分と似たようなことを考えているのではないか。そう思うと、嬉しさと興奮で乃愛の鼓動が早まった。
「そうですね。当店のクリスマスケーキは完全予約制なんですが、1か月前からたくさんご注文をいただいていましたし」
「そんなに早くから…すごいですね。そしたらその、店員さんもやっぱりお仕事ですか?クリスマスは……」
明らかに緊張した、ぎこちない声色で彼はそう訊いてきた。そのくせ視線は覚悟を決めたように、まっすぐ乃愛に向かっている。こちらが恥ずかしくなってしまうくらいに。
けれどこの様子はもう、100%脈ありと考えてよいのでは??
彼の緊張とは相反するように、乃愛の気分はさらに高まる。今や、嬉しさが顔に出ないようにするのに必死だ。
「私ですか?はい、クリスマスはどうしても人手がいりますから」
「やっぱり大変なんですね。でもそしたら、」
「けれど今年は、24日にお休みをいただくことができたんです」
「えっ?あ、そうなんですか。それは良かった…」
「はい、とても」
『でもだからといって、特に予定があるわけじゃなくて……』
そう言おうとした乃愛だったが、ふと思いとどまる。
もしここでそんなことを言ったら、クリスマス前に彼氏が欲しくてがっついている女だと思われてしまうのでは?
そのせいで彼に引かれてしまったら最悪だ。よし、ここは少し控えめにいかねば。
そう思った乃愛は、言おうとしていた言葉を引っ込めた。代わりにこれまでの嬉しさを、全て詰め込んで彼に微笑む。そうしてとっくに包み終えていたクロワッサンを渡して、彼の次の言葉を待った。
だが、
「あ…それは本当に、良かったです。それじゃあ、あの。また…」
聞こえてきたのは覇気がない、明らかにテンションが落ちた声。彼の顔からは、いつの間にか赤みが消えていた。
「はい、また…ありがとうございます」
突然の彼の変化に戸惑い、そう返した乃愛。しかし彼は軽く会釈すると、そのままふらふらと店を後にしてしまった。
乃愛が思ったことは、ひとつだけ。
――ああ、やってしまった。
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