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説明責任はある
しおりを挟む「1234567………121!」
「はい、全員いらっしゃいますね」
「さて、お集まりの皆さんには何故召喚したのか?何をさせられるのか?帰れるのか?等々の質問があるとは思いますが、円滑に進めるためにお願いがあります」
「大前提としまして、説明責任は、きちんと果たします。その上での注意事項ですが」
ここで少しの間を開けてチラッとコチラを見たような気がしたが、発言を続けて
「質問は最後に受け付けますので、まずは最後まで聞いてください。そして、途中質問がありましたらその時点で説明はおわります。では始めさせてもらいます」
コチラをチラ見したのは先日の僕の説明を利用した警告を挟み込むためだったようだ。
「それではご紹介します。現領主のお嬢様であり、近衛騎士団副団長を勤め、来年25となるも未だ独身!彼氏不在のバーサ‼︎@/&*☆$€%°#・・・・・」
突如袖で出番待ちしていたお嬢様?が壇上に躍り出て侍女さん?をその拳で反対の袖に殴り飛ばし、そのまま自身も袖に消え・・・
別の侍女さんが現れて
「お見苦しい点失礼しました。今しばらくお待ち下さい」
一礼して袖に消えたが、場の空気は最悪である。
「今言いかけたバーサってなんだ?」
「「「「「バーサん?」」」」」
「24でバーサん扱いなの?この世界」
「いやいやあれはきっと他の言葉だよ」
「じゃぁなんなんだ?」
「・・・・バーサーカー」
「「「「「!!!!!」」」」」
「近衛騎士団副団長とか言ってたし、生身の人間を拳ひとつであんな水平に飛ばせるってことは・・・」
たぶんそうなんだろう。
これは二重の意味で説明会が静かになるな。
つまり
説明する人は人外最強説
最後まで聞かずに質問したら即終了
最悪人生も即終了
ここで元生徒会長が立ち上がりこう言った。
「みんな、思うところは多々あるだろうが、先ずは落ち着いて行動して貰いたい。別にリーダーを気取るつもりはないが、元生徒会長という立場から、便宜上でもリーダーを名乗らせてもらう」
妥当な選出だろう。僕が40歳の頃に読んでた小説だと、こんな時に変に主人公気質だ
ったり、俺様だったりがまとめあげようとして、その結果悪い方向に流されていく。ってのが主流だったから、これは悪くない流れだと思ってた・・・思ってたさ・・・
「先程は失礼しました。現在この場におきまして責任者を任されています、ナナリー・シュタイナーと申します」
「早速ですが皆様を召喚した件についてですが、この世界には数年前から魔王が現れまして、その魔王を討伐していただきたく、各国が勇者召喚を試みた結果、隣国が優秀な者達の召喚に成功し、我が国はそのサポートに重きをおく形で召喚を実行したのですが、なに分永く使ってなかった召喚魔法でしたので、この様な大所帯の召喚となってしまい、本当に申し訳ありませんでした」
長いな・・・もっとまとめて話せよと思っても口に出してはいけない。
「さて、勝手ながら先日此方で皆様を鑑定しましたところ、皆様等しく同じスキルを所持してることが判明したのですが、コレに関して何か聞いておられますか?」
と、ここで聞いてくるが、コレって引っ掛けかな?それとも単なる質問?
黙っていると話を続けだし
「皆様もまだまだ子供の様子から、戸惑っていらっしゃるでしょうから、スキルに関してはこれから1~2ヶ月の練習期間を持ちまして検討していけばよろしいかと」
検証期間ってことでいいのかな?周りはザワザワと隣同士で話などしだしてはいるが、大きな騒ぎにはなっていない
「隣国の勇者もまだ召喚されて日も経ってないとのことなので、スキルアップや鍛錬に時間を費やしている最中との事なので、皆様も焦らず己のスキルの昇華に励んで頂けると嬉しいですね」
よしよし、みんな真面目に黙ってきいてるな。まあ、このタイミングで騒ぎ出す馬鹿もいないだろうし、残る話は帰還についてだけだけど、これはある程度の推測も立ってるから、何かあっても後詰できるとは思うが・・・
「そして最後に皆様の帰還に関してなのですが、これは我が領土には文献として残っておらず、隣国の召「おい!帰れないのか!」喚・・・・・・・・」
誰だよ?
もう少し待てよ?
おあずけ喰らってるのはみんな同じだよ?
説明はキチンと最後まで聞こうね?
もしもキチンと帰れる方法があるのに、このまま話を途中でヤメて、話してもらえなかったら、周りにいる同級生から殺されても文句言えないよ?
で、誰だい?・・・お前かよ
「静かに聴いて頂く為にあの様には言いましたが、キチンと最後まで説明はしますよ?」
聖女様かよ!
「コホン。隣国の勇者召喚の文献に、過去の勇者の帰還方法が記されている事が、各国に連絡されてますので、先ずは皆さん落ち着いて下さいね?」
周りはザワザワとはしているものの、安堵した空気が広がっていくのがなんとなくわかるのだが・・・
ラノベでよくある魔王を倒したら云々ではなかろうか?
なにより執行猶予の時に誰もあの時間軸で還ってなかったこともあるが、そもそも隣国が正しい情報を流してるとは限らないのも、事実だしな
「なので皆様には明日よりスキル昇華やこの世界での知識や身体能力の向上に励んで頂くようお願い致します。部屋やグループの変更も可能なので、この後皆様で話し合って決めていただければと」
そういう時ナナリーさんは壇上から袖に消え、代わりに侍女長?さんが壇上に立ち、アレコレとこの後の段取りを説明しだした
侍女長さん?っておもったのは、「ちょっと歳が・・・」と思って見た瞬間「キッ!」と睨まれたからであるが、やはりラノベの定番通りの反応がきて、ちょっと嬉しかった(マゾではない)
そしてその後は、部屋割りやグループの再編成と食事だけで時間を使い、そのままお開きとなった。
因みだが、過去にも勇者召喚があったことからわかるが、風呂という認識もあり、大浴場は完備されていて、日本人としてのストレスはかなり軽減されたのは良いことだ。
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◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
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最後まで見ていただきありがとうございました
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