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守秘義務違反
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「メイリーン。なぜ叫んだ?」
「反省してますにゃ!orz!見たこともない金額だったので、叫んでしまったにゃ!ショウく・・・様には大変失礼なことをしてしまい、申し訳ありませんにゃ!orz!」
メイリーンはソファから立ち上がるとまずギルマスね土下座をし、次いでボクの方に向き直ると再度土下座をしたのだった
「メイリーンさん。謝罪は受け取りましたので、顔を上げて、ソファに戻ってください」
「でも」
「ソファに戻らないのであれば先ほどの謝罪は受け取らないこととします」
「ニャッ!」
ギルマスの方を見ると、小さく頷いていたので、メイリーンはソファに戻って,安堵の表情を浮かべていた
「だが、守秘義務違反の罰則は受けてもらうぞ?」
「勿論ですにゃ!」
「まず今月の給料の三割を徴収する。その中の半分をショウに渡すこととする。残りはギルドに収めることとする」
「はいにゃ!」
「それとショウ!先ほど受付でメイリーンが叫んだ買取金額には誤りがある」
ですよねー。あんな金額おかしいでしょ
「あの金額は、討伐依頼達成報酬であって、解体した素材の買取価格が含まれておらん。素材の買取価格はざっとニ倍になる。つまり此度の報酬は六億五千九十六万イェンとなる。ギルド証に貯金することができるから、この後メイリーンに手続きをしてもらうように」
へ?ろくおく・・・?
「以上!ワシは業務に戻る。後はサブマスと茶を飲んでからメイリーンも業務に戻るように」
「はーいお茶ですよ。お話は終わったようね?」
サブマスがお茶を入れて来てくれたんだが、これがまた味がうっすい!白湯か!
「どうしたの?ショウ君、お口に合わないかしら?」
そうじゃないんです、合わないけど・・・
「サブマスさん、お湯いただいてもいいですか?」
「?どうぞ?」
「失礼します」
やかんのところに行き、お湯の残量を確認すると、無限収納から新しいカップと紅茶のティーバックを取り出し、準備を始めると、サブマスが目を見開きながら背後から覗き込んできた
「ショウ君?それは何なのかしら?」
「当然サブマス達はボクが収納庫を持ってることをご存知ですよね?その中にあるお茶セットをだしただけですよ」
再度お湯を沸騰させ、各カップにティーバックを入れてお湯を注ぐと、とてもいい香りが部屋の中を席巻した
「お茶請けは・・・クッキーでいっかな」
大皿に数種類のクッキーを盛り付けてテーブルの上に配置し、十分に抽出されたのを確認すると、ティーバックを取り除き、サブマスとギルマスとメイリーンと自分の分も用意したら
「ギルマスもご一緒しませんか?」
仲間外れは良くないよね?
「さ、どうぞ飲んでみてください」
「反省してますにゃ!orz!見たこともない金額だったので、叫んでしまったにゃ!ショウく・・・様には大変失礼なことをしてしまい、申し訳ありませんにゃ!orz!」
メイリーンはソファから立ち上がるとまずギルマスね土下座をし、次いでボクの方に向き直ると再度土下座をしたのだった
「メイリーンさん。謝罪は受け取りましたので、顔を上げて、ソファに戻ってください」
「でも」
「ソファに戻らないのであれば先ほどの謝罪は受け取らないこととします」
「ニャッ!」
ギルマスの方を見ると、小さく頷いていたので、メイリーンはソファに戻って,安堵の表情を浮かべていた
「だが、守秘義務違反の罰則は受けてもらうぞ?」
「勿論ですにゃ!」
「まず今月の給料の三割を徴収する。その中の半分をショウに渡すこととする。残りはギルドに収めることとする」
「はいにゃ!」
「それとショウ!先ほど受付でメイリーンが叫んだ買取金額には誤りがある」
ですよねー。あんな金額おかしいでしょ
「あの金額は、討伐依頼達成報酬であって、解体した素材の買取価格が含まれておらん。素材の買取価格はざっとニ倍になる。つまり此度の報酬は六億五千九十六万イェンとなる。ギルド証に貯金することができるから、この後メイリーンに手続きをしてもらうように」
へ?ろくおく・・・?
「以上!ワシは業務に戻る。後はサブマスと茶を飲んでからメイリーンも業務に戻るように」
「はーいお茶ですよ。お話は終わったようね?」
サブマスがお茶を入れて来てくれたんだが、これがまた味がうっすい!白湯か!
「どうしたの?ショウ君、お口に合わないかしら?」
そうじゃないんです、合わないけど・・・
「サブマスさん、お湯いただいてもいいですか?」
「?どうぞ?」
「失礼します」
やかんのところに行き、お湯の残量を確認すると、無限収納から新しいカップと紅茶のティーバックを取り出し、準備を始めると、サブマスが目を見開きながら背後から覗き込んできた
「ショウ君?それは何なのかしら?」
「当然サブマス達はボクが収納庫を持ってることをご存知ですよね?その中にあるお茶セットをだしただけですよ」
再度お湯を沸騰させ、各カップにティーバックを入れてお湯を注ぐと、とてもいい香りが部屋の中を席巻した
「お茶請けは・・・クッキーでいっかな」
大皿に数種類のクッキーを盛り付けてテーブルの上に配置し、十分に抽出されたのを確認すると、ティーバックを取り除き、サブマスとギルマスとメイリーンと自分の分も用意したら
「ギルマスもご一緒しませんか?」
仲間外れは良くないよね?
「さ、どうぞ飲んでみてください」
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