５歳で前世の記憶が混入してきた --スキルや知識を手に入れましたが、なんで中身入ってるんですか？--

うわぁぁぁぁ

　現在夜・・・あれから宿の場所を聞いて入り・・・ベッドの上でゴロゴロと転がってます・・・

「初日からやらかしたぁぁぁぁぁ！」

　だめだろあれ・・完全に不審者じゃないか！城に通報されるかな・・・かんきんされて・・・城内設備の最新化とか・・・兵器・・・は出してないけど追求されて・・・要塞化・・・いやいやそれ以前に勇者召喚巻き込まれがばれて・・・荷物持ち？あのガキ達に着いていけとか？ヤダヤダヤダ！もうあの年頃の奴と関わりたくない！
　・・・ん？階下が騒がしく・・・あぁ飯の時間かな？でも・・・

「今日はジョージのカレー(新作)の気分なんだよね・・・いつでも出来立て！」

　時間停止機能はほんと便利だよね？ジョージも完全に異世界関係者だから、持ち込みの食器にそれぞれ入れた状態で持ち帰れるから・・・他の店だと・・・容器は持ち帰れないし、持ち帰り容器にしたら味気がないし・・・ね・・・

「ぉ？サイコロステーキ・・・にしてはでかいぞ？が入ったカレーか・・・しかもこの肉は・・・ドラゴンだね・・・」

　提供して帰ったドラゴン肉は周辺店舗と常連の腹の中に収まり、不定期入荷という形で、レア度を上げておいた。

「明日は・・・ゴーレムの・・・こ・・と・・・・z・・z・・・ZZZ」

　自然と寝落ちて・・・朝起きると・・・

「やっぱベッド硬いよね・・・体バッキバキだよ！」

　寝起きは悪かった・・・

「朝食は頼んであったから、食べて・・・行くか」

　階段を降りて、宿屋の食堂に行って朝食を頼むと・・・

「はい、お待ちどうさま・・・ん？」

　料理を持ってきてくれた猫の獣人さんが、可愛い鼻をヒクヒクさせながら

「お客さん？部屋で何か食べましたか？別に持ち込みが悪いってわけじゃ無いんですけど、あまり匂いの強い食べ物は・・・部屋の掃除や
、臭い消しに・・・でもこれは・・・なんて美味しそうな・・・ぃゃいや、昨夜の匂いがまだこんなに残ってるなんて・・」

　もうね、鼻がくっつくんじゃないか？ってくらいの至近距離でクンカクンカ
されてます。そのピコピコ動く耳・・・触ってもいいですか？

「料理に関してはごめんなさい。次からは気をつけるので・・・その・・・少し離れてもらえませんか？朝ごはん食べづらいので・・・」

　ようやくそう切り出して解放してもらい、朝食を食べた。
　食べながらも周囲に気を配ると

「あのガキ・・・メイリンちゃんと」
「俺だってあんなに近くによっては」
「お前は臭いからだろ？」
「お前こそ！」

　何かが始まっていた・・・

「ごちそうさま。おいしかったです」

　そしてゴーレム研究室に・・・

「おはようございます！」