5歳で前世の記憶が混入してきた  --スキルや知識を手に入れましたが、なんで中身入ってるんですか?--

ばふぉりん

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帝国側・・・

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「お待ちしておりました」

 小人族の女性が謎の機体に乗って現れた。そして・・・

「貴殿の後ろに見える・・その鉄の塊が・・・まさか・・・」

「はい、皆様を迎えに来た船です。お時間の余裕はありますが、どうぞお乗りください」

 鉄の船・・・鉄が水に浮くのか?

「鉄の船だと?」
「鉄が水に浮くわけがないだろう・・・」
「本当に信じてもいいのか?」

 ソレは当然の反応だろう・・・

「大丈夫ですよ?ここまで来たんですし・・・もし不安なようでしたら・・・ましょうか?」

 何やら不穏な事を言い出した・・・浮かせる?この鉄の塊を?・・・あぁ目の前の女性も浮いてたな・・・そういえば

「どうぞどうぞ!ただ、馬車は・・・馬が怯えて不足の事態が発生しかねないので、この場に置いていくか、それぞれの場所まで返しておいてください。もちろん御者もですが」

 この場に馬車を待機させるのは危険だが、来るときの護衛事そのまま帝都に返せば問題ないだろう・・・その際の費用は・・・こちらが持てばいいだろう・・・

「さぁ、ここで話をしていても仕方がないから、乗るぞ!案内をお願いできるかな?」

「よろこんで!」

 笑顔で対応してくれた・・・そして順調に乗船が続き、無事全員の乗船が完了すると

「では出港します!所要時間は概ね1時間です。艦内は自由に動かれても構いませんが、なにぶん広く複雑なので、迷子になられても困りますね・・・なので急遽場所を指定しますので、今しばらくその場でお待ちください」

 寧ろ甲板でも

「甲板は手摺等無いので・・・プ■メテウスだったら飛行甲板なのでしたが・・・こちらのダイダ■スは強襲揚陸艦でして、艦内には巨大なモンスターデストロイドも多数いるので、注意してくださいね」

 いまいち何を言ってるかわからないけど、アレよアレよという間に、白線で囲まれ、テーブルと椅子が設置されていき

「この白線内でお寛ぎください。まぁ1時間の辛抱です。その後は現地ホテルでゆっくりできますので」

 ホテル?初めて聞く名称だな・・・

 それから1時間後・・・

「慣れない船旅、お疲れ様でした」

 どうやら到着したようだ

「当国、王国との会談は明後日となっておりますので、今日明日は、ごゆっくりとおくつろぎください」

「情報として、王国の方は到着なされていますか?」

「艦内で多少のトラブルがありましたが、間も無く到着すると、先ほど連絡が入りました」

 ソレは何より・・・ん?

「ソレは魔法的な方法で連絡を?」

「宰相閣下もご存知のですよ」

 あぁ、ね・・・
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