クラスで異世界召喚する前にスキルの検証に30年貰ってもいいですか?

ばふぉりん

文字の大きさ
7 / 39

爺婆孝行

しおりを挟む
『ショウ様如何なされましたか?熱・・・は平熱ですね・・・変な物は・・・食べてませんね・・・何か外部からの攻撃が!?・・・あるわけないですよね・・・ホントどうしたのですか?』

 存外に失礼である。前にじーちゃん何処に行った時にさ

「プラプラしとらんで一回位まともな所に就職した姿を見せてくれんか!?」

 って言われたんだよな~orz

『おじー様もかなりギリギリですからねぇ~』

 え?ギリギリってなんなのさ!?香織!どういう事?

『生命力の低下と言いますか、二~三年といったところですかね?』

 な!

『ショウ様はおじー様に孝行がしたいのですね?』

 うん、あの両親はホントどうでも良いんだけど、じーちゃんとばーちゃんはだからね。獣の解体もそうだけど、としての腕も、色々教えてもらったのである。そしてばーちゃんには罠猟を教えて貰ったり、で熊の倒し方を教えて貰ったり、刀鍛冶も伝授してもらった・・・

『スーパー夫婦でしたよね?』

 スキルの影響か、飲み込みの早かった僕は教えられた事をどんどん吸収していくもんだから、二六~三一の間に二人の弟子となり、中学の春休みを過ごしたあの山の村でみっちりしごかれた

『おばー様もほんとすごかったですよね?』

 罠猟の方法も「ワイヤーや針金の匂いでバレるから、近くの沢に沈めて臭いを誤魔化すんだ」とか「完全にの狩りなら良いが、陸地でする時があれば、その時はこう・・・拒馬槍みたいなのを藪の中に作ってな?・・・」とかね?

『あれって』そう違法である。もし間違ってが飛び込んだりすれば・・・

 それでも僕を迎えてくれたんだから、その想いに報いなくてはいけないと・・・実際途中からは「どうせ中学時代に戻るんだから就職しなくてもいいよね?」と、自堕落になってたのを見抜かれたんだろうな・・・あの二人絶対に若い頃があったと思うよ?

『ちゆーにびよーってやつですね?』

 ヤメたげて!絶対に黒歴史だから!





 さて、そうは言ってもポンポン!と簡単に就職出来るわけじゃない。コネも無い。となるとやっぱり・・・

 普通に職安か・・・

 そしてバイト時代に慣れ親しんだ職種に就職がホント驚く位トントン拍子に進んでいき、気が付けば入社三年が経ち、そこそこの案件を上司から任されるようになった頃、病院から連絡があった・・・


 ばーちゃんが・・・



 裏山で・・・



 猪に撥ねられて入院したって


 !?!?ばーちゃんが?


 に?


 まだ白寿だぞ?



 じーちゃんなんてワンオーワンだけど未だに筋骨隆々だぞ!?


 なあ?香織さんや?

『なんだい?ショウさん?』

 三年くらい前に生命力低下で後二~三年って言ってなかったかい?

『言いましたよ?ええ、言いましたとも!なんであんなにピンピンどころかより一層逞しくなってるんですが!ショウ様!何かしましたね!?』

 ぴゆーひゅーぴーひゅるるるる 

『吹けてませんよ?』

 というか香織もあの場所にいたじゃないか!

 

 最初に聞かされた時、新しいスキルに手を出そうとしてた。鑑定は暇さえあれば使ってたので、スキルレベルは多分マックスだろう。そして道端や裏山に行った時にフッと見た雑草?の鑑定結果が・・・とかとか・・・精密鑑定の結果はモロ調合可能な薬草ポーションの材料という物だった!

 夢が広がりング!?まさかのポーションの材料が裏山に生えてるなんて!

 確かですり潰して水と混ぜたり煮濾したりするって小説教本には書いてあったから、ちょっとやってみたら

 素ポーション(体力回復)
 魔ポーション(魔力回復)
 霊ポーション(生命力回復)
 筋強化ポーション(筋力アップ)
 骨強化ポーション(骨密度アップ)
 ・
 ・
 ・
 ・
 ・
 等々、面白がって色んなの作ったけどたしか一本だけ虹色のポーションができた時にじーちゃんとばーちゃんが晩酌で飲んでたんだっけ・・・

『それです!』ん?

『確か最後から二番目に出来上がったポーションですよね?』

 多分そうだけど、あれの中身何だったの?

『恐らくですが・・・エリクサーでは?』

 ぶぼふぁっつ!

 ゲホゲホゲホ・・・それって人によっては倒した後で道具袋の中の肥やしになったり、死以外何でも治したり?とにかく伝説級の薬って事?

『恐らくですが、そうでなければせつめいがつきません』

 でもそれが本当ならじーちゃん達
滅茶苦茶死ににくいんじゃ?それこそ長寿番付更新しまくりになるんじゃ?

『恐らくなりますね?但し、それをショウ様は見る事ができません』

 なんでだよ!それはじーちゃん達がもうすぐ死ぬってこと?それとも僕が死ぬの?

『ショウ様冷静になってください!ハウスしますよ?』

 ((((;゚Д゚)))))))それは封印されたスキルでは・・・

『冷静になりましたね?ではお伝えします。それは』

 それは?

『後二年位で異世界に旅立つからです!』

 Σ(゚д゚lll)忘れてダァァァ!

 そういえばそうだった・・・

『では冷静になったので行きましょうか?』

 何処に?

『おばー様のお見舞いにです。先程病院から連絡があったでしょ?』

 忘れてダァァァ!



 病院でばーちゃんはピンピンしてた



しおりを挟む
感想 25

あなたにおすすめの小説

最強魔法は生活魔法!? ~異世界ではモンスター退治も生活のうち~

gagaga
ファンタジー
神の気まぐれにより異世界へと転移した主人公田辺竜太(大学生)が生活魔法を駆使して冒険したり町の人と触れ合ったりする物語です。 なお、神が気まぐれすぎて一番最初に降り立つ地は、無人島です。 一人称視点、独り言多め、能天気となっております。 なお、作者が気ままに書くので誤字脱字は多いかもしれませんが、大目に見て頂けるとありがたいです。 ただ、敢えてそうしている部分もあり、ややこしくてすいません。(^^;A ご指摘あればどんどん仰ってください。 ※2017/8/29 連載再開しました!

死んだはずの貴族、内政スキルでひっくり返す〜辺境村から始める復讐譚〜

のらねこ吟醸
ファンタジー
帝国の粛清で家族を失い、“死んだことにされた”名門貴族の青年は、 偽りの名を与えられ、最果ての辺境村へと送り込まれた。 水も農具も未来もない、限界集落で彼が手にしたのは―― 古代遺跡の力と、“俺にだけ見える内政スキル”。 村を立て直し、仲間と絆を築きながら、 やがて帝国の陰謀に迫り、家を滅ぼした仇と対峙する。 辺境から始まる、ちょっぴりほのぼの(?)な村興しと、 静かに進む策略と復讐の物語。

神様、ありがとう! 2度目の人生は破滅経験者として

たぬきち25番
ファンタジー
流されるままに生きたノルン伯爵家の領主レオナルドは貢いだ女性に捨てられ、領政に失敗、全てを失い26年の生涯を自らの手で終えたはずだった。 だが――気が付くと時間が巻き戻っていた。 一度目では騙されて振られた。 さらに自分の力不足で全てを失った。 だが過去を知っている今、もうみじめな思いはしたくない。 ※他サイト様にも公開しております。 ※※皆様、ありがとう! HOTランキング1位に!!読んで下さって本当にありがとうございます!!※※ ※※皆様、ありがとう! 完結ランキング(ファンタジー・SF部門)1位に!!読んで下さって本当にありがとうございます!!※※

実家にガチャが来たそしてダンジョンが出来た ~スキルを沢山獲得してこの世界で最強になるようです~

仮実谷 望
ファンタジー
とあるサイトを眺めていると隠しリンクを踏んでしまう。主人公はそのサイトでガチャを廻してしまうとサイトからガチャが家に来た。突然の不可思議現象に戸惑うがすぐに納得する。そしてガチャから引いたダンジョンの芽がダンジョンになりダンジョンに入ることになる。

凡人がおまけ召喚されてしまった件

根鳥 泰造
ファンタジー
 勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。  仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。  それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。  異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。  最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。  だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。  祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。

『希望の実』拾い食いから始まる逆転ダンジョン生活!

IXA
ファンタジー
30年ほど前、地球に突如として現れたダンジョン。  無限に湧く資源、そしてレベルアップの圧倒的な恩恵に目をつけた人類は、日々ダンジョンの研究へ傾倒していた。  一方特にそれは関係なく、生きる金に困った私、結城フォリアはバイトをするため、最低限の体力を手に入れようとダンジョンへ乗り込んだ。  甘い考えで潜ったダンジョン、しかし笑顔で寄ってきた者達による裏切り、体のいい使い捨てが私を待っていた。  しかし深い絶望の果てに、私は最強のユニークスキルである《スキル累乗》を獲得する--  これは金も境遇も、何もかもが最底辺だった少女が泥臭く苦しみながらダンジョンを探索し、知恵とスキルを駆使し、地べたを這いずり回って頂点へと登り、世界の真実を紐解く話  複数箇所での保存のため、カクヨム様とハーメルン様でも投稿しています

異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた

りゅう
ファンタジー
 異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。  いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。  その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。

神様、ちょっとチートがすぎませんか?

ななくさ ゆう
ファンタジー
【大きすぎるチートは呪いと紙一重だよっ!】 未熟な神さまの手違いで『常人の“200倍”』の力と魔力を持って産まれてしまった少年パド。 本当は『常人の“2倍”』くらいの力と魔力をもらって転生したはずなのにっ!!  おかげで、産まれたその日に家を壊しかけるわ、謎の『闇』が襲いかかってくるわ、教会に命を狙われるわ、王女様に勇者候補としてスカウトされるわ、もう大変!!  僕は『家族と楽しく平和に暮らせる普通の幸せ』を望んだだけなのに、どうしてこうなるの!?  ◇◆◇◆◇◆◇◆◇  ――前世で大人になれなかった少年は、新たな世界で幸せを求める。  しかし、『幸せになりたい』という夢をかなえるの難しさを、彼はまだ知らない。  自分自身の幸せを追い求める少年は、やがて世界に幸せをもたらす『勇者』となる――  ◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。 へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/ --------------- ※カクヨムとなろうにも投稿しています

処理中です...