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武器屋で一騒動
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防具屋さんでお昼をごちそうになり、レムのマントも・・・ぎりぎり膝丈のポンチョかな?色は濃い緑で森の中だと見つけにくいかもしれないが、それがいいとのこと。
少し歩いたところに武器屋があると教えてもらったので、そこを目指し、途中おやつとばかりにフルーツ等をつまみながら歩き、目的地に到着した。
「すみませ~ん、武器がほしいんですが、ちょっと特殊なので相談に乗ってもらえませんか?」
奥から俺の胸くらいまでしかないオッサンがのそりと現れて
「特殊だぁ?テメェみたいなひよっこがな~にいっぱしの口きいてやがんだ!どう特殊か言ってみやがれ!相談だぁ?乗るに決まってるじゃねぇか!」
うわー面倒見のいい面倒な人だこれ・・・
「初めまして。俺はカイザーと言います。こっちは相方のレム。レムは基本戦闘には参加せず、解体や料理を担当します。戦闘全般は俺が担当で、普通の武器も扱えますが、考えてる方法だと完全オーダーメイドになるので、腕のいい武器屋ってことで、防具屋さん夫婦に、ここを紹介してもらいました」
「あいつらからの紹介じゃぁ、こっちも下手はうてねぇな。
それに、その嬢ちゃんの防具一式は、確かにあいつ等のもんだ。
さて、閉店の看板出して来るから、嬢ちゃんはそこの台所で茶でも淹れてくれ。特殊ってことは内緒にした方がいいんだろ?」
おっさんはニヤッと笑って、閉店準備に取り掛かったので、レムの代わりに収納から飲み物を出して待つこととした。
「ん?嬢ちゃん、茶はどうした?わかんなかったか・・・?」
「あぁ、大丈夫だよおっさん、飲み物の準備は俺がしたから。とりあえず酒でいいよな?」
キンキンに冷えた缶ビールをあけて、あえてグラスに注いだ。
「なんじゃこれは・・・飲んでいいのか?」
そこからしばらくは飲み、叫び、飲み、叫びの繰り返しだったが、案の定おっさんはドワーフで、これくらいの酒でどうこうなるようなもんじゃなかったが、話の滑り出しにはちょうど良かったのかもしれない。
「 [> こんな感じの大きさは手のひらくらいの刃物をまずは数個作ってくれないか?あとは・・・
□こんな感じの大きさはバックラーぐらいで三枚。厚さは親指位で刃の向きは・・・」
とまぁ、細かい注文をすると、最初の方の見本として三個早々に作ってきたので、説明しやすいようにと実演すると目を見開き、小さい子が見たら泣き出しそうな顔をして
「それは全く想像できんかったぞ!おもしろいなぁ、おもしろいなぁ!それで?でかい方はどうなるんじゃ?」
「大きい方は三枚重ねて使うんですが、要は盾として使い、切り札としても使います。その際にはこの様にして・・・こう使います。さらにこういう使い方もできるので、刃の向きはこうで・・・こうすれば・・・」
熱く語るとおっさんも乗ってくれて、話は弾みに弾んで、他にも色々と奇抜なアイテムの構想が生まれていった。
話が熱くなりすぎたので、レムには宿に戻ってもらうふりをして、途中でニホンの自宅に転移して、ゆっくりしてもらうことにしたが、戻る際に「早く帰ってきてほしいにゃ////」
なんて言われれば・・・ねぇ?
多分乗りに乗って話してれば余裕で朝になりそうだったが、レムにお願いされては・・・
夕方には切り上げて、試作を頼んで武器屋を後にした。
もちろん一度レムを迎えに行ってから、宿屋で就寝した・・・が・・・ニホンのベッドや寝具をしっていると・・・ねぇ?これからは
宿に泊まる
部屋から自宅へ転移
朝自宅から部屋へ転移
宿から出る
という感じになるだろうと・・・予想してたら案の定次の町からはそうなった。無理だって!実際料理の方も、香辛料が高いってことで味は全体的に薄味だし、基本塩味だ。これはもう・・・飯代も・・・
「レム、昨日はごめんな?今日は武器屋で朝から色々試すと思うから、なんなら自宅にいてもいいんだぞ?」
「やだ!相手してくれなくてもいいからカイザーと一緒のところに居る!」
おもわず頭を撫でた・・・レムも目を閉じて気持ちよさそうだ・・・あぁ・・・癒される
「よっし、じゃぁ行くか!」
手を放すと残念そうな顔をされたが、そこに飲まれると延々と一日中でも撫でてしまいそうだったから、心を鬼にして武器屋へと向かった。
少し歩いたところに武器屋があると教えてもらったので、そこを目指し、途中おやつとばかりにフルーツ等をつまみながら歩き、目的地に到着した。
「すみませ~ん、武器がほしいんですが、ちょっと特殊なので相談に乗ってもらえませんか?」
奥から俺の胸くらいまでしかないオッサンがのそりと現れて
「特殊だぁ?テメェみたいなひよっこがな~にいっぱしの口きいてやがんだ!どう特殊か言ってみやがれ!相談だぁ?乗るに決まってるじゃねぇか!」
うわー面倒見のいい面倒な人だこれ・・・
「初めまして。俺はカイザーと言います。こっちは相方のレム。レムは基本戦闘には参加せず、解体や料理を担当します。戦闘全般は俺が担当で、普通の武器も扱えますが、考えてる方法だと完全オーダーメイドになるので、腕のいい武器屋ってことで、防具屋さん夫婦に、ここを紹介してもらいました」
「あいつらからの紹介じゃぁ、こっちも下手はうてねぇな。
それに、その嬢ちゃんの防具一式は、確かにあいつ等のもんだ。
さて、閉店の看板出して来るから、嬢ちゃんはそこの台所で茶でも淹れてくれ。特殊ってことは内緒にした方がいいんだろ?」
おっさんはニヤッと笑って、閉店準備に取り掛かったので、レムの代わりに収納から飲み物を出して待つこととした。
「ん?嬢ちゃん、茶はどうした?わかんなかったか・・・?」
「あぁ、大丈夫だよおっさん、飲み物の準備は俺がしたから。とりあえず酒でいいよな?」
キンキンに冷えた缶ビールをあけて、あえてグラスに注いだ。
「なんじゃこれは・・・飲んでいいのか?」
そこからしばらくは飲み、叫び、飲み、叫びの繰り返しだったが、案の定おっさんはドワーフで、これくらいの酒でどうこうなるようなもんじゃなかったが、話の滑り出しにはちょうど良かったのかもしれない。
「 [> こんな感じの大きさは手のひらくらいの刃物をまずは数個作ってくれないか?あとは・・・
□こんな感じの大きさはバックラーぐらいで三枚。厚さは親指位で刃の向きは・・・」
とまぁ、細かい注文をすると、最初の方の見本として三個早々に作ってきたので、説明しやすいようにと実演すると目を見開き、小さい子が見たら泣き出しそうな顔をして
「それは全く想像できんかったぞ!おもしろいなぁ、おもしろいなぁ!それで?でかい方はどうなるんじゃ?」
「大きい方は三枚重ねて使うんですが、要は盾として使い、切り札としても使います。その際にはこの様にして・・・こう使います。さらにこういう使い方もできるので、刃の向きはこうで・・・こうすれば・・・」
熱く語るとおっさんも乗ってくれて、話は弾みに弾んで、他にも色々と奇抜なアイテムの構想が生まれていった。
話が熱くなりすぎたので、レムには宿に戻ってもらうふりをして、途中でニホンの自宅に転移して、ゆっくりしてもらうことにしたが、戻る際に「早く帰ってきてほしいにゃ////」
なんて言われれば・・・ねぇ?
多分乗りに乗って話してれば余裕で朝になりそうだったが、レムにお願いされては・・・
夕方には切り上げて、試作を頼んで武器屋を後にした。
もちろん一度レムを迎えに行ってから、宿屋で就寝した・・・が・・・ニホンのベッドや寝具をしっていると・・・ねぇ?これからは
宿に泊まる
部屋から自宅へ転移
朝自宅から部屋へ転移
宿から出る
という感じになるだろうと・・・予想してたら案の定次の町からはそうなった。無理だって!実際料理の方も、香辛料が高いってことで味は全体的に薄味だし、基本塩味だ。これはもう・・・飯代も・・・
「レム、昨日はごめんな?今日は武器屋で朝から色々試すと思うから、なんなら自宅にいてもいいんだぞ?」
「やだ!相手してくれなくてもいいからカイザーと一緒のところに居る!」
おもわず頭を撫でた・・・レムも目を閉じて気持ちよさそうだ・・・あぁ・・・癒される
「よっし、じゃぁ行くか!」
手を放すと残念そうな顔をされたが、そこに飲まれると延々と一日中でも撫でてしまいそうだったから、心を鬼にして武器屋へと向かった。
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