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情報収集とお金
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翌朝、市場で情報を集めてると、昨日の商人さんと出会い、色々とお話を聞くことができた。
この大陸の名前。なぜ大陸かというと、この先には海があり、船の技術もあり、その先の大陸とも交流があるとのこと。
そして最も有用な情報だったのは、香辛料が少なめということだった。試しにニホンで買ってきた胡椒をみせると、急に辺りを伺いだし、路地の影へ連れ込まれた。おーまわーりさーん!へーるぷみー!
「お前!こんなところでそんなものだしてるのがばれたら、今日の夕方には川に浮いてるぞ?」
なんとも物騒で予想通り命の軽い世界ですね。
「それで?コイツの価値はどうですか?」
「そうだな・・・同量の金…とまではいかないが、半分・・・いや6割方の金でどうだ?」
そう切り出すということは、輸送費や儲け等々で金と同量かもしれないが、ここでがめついても仕方がない。なにより、1グラム3円前後だよ?金の値段が1グラム7000円としたら・・・1グラムの黒胡椒が4200円・・・そして今ある黒胡椒が100グラムで42万円・・・300円が42万円に化けるとかなんて錬金術だよ!?そりゃ、高い黒胡椒なら100グラム3000円もあるけどそれでもね?
貨幣も流通してるらしいが、含有量とかね?何よりニホンで捌けないよね?金ならアクセサリー化すれば何とかなるかもだし・・・
ということで今回は100グラムの取引となりました。勿論まだ在庫はあるけど、あまり悪目立ちするのも面倒だしね?それに、ひとつ所に卸すよりも、あっちこっちに旅するのが目的だしね。
「それじゃぁ気持ちのいい取引ができたってことで、プレゼントだ」
ってことで、ミルだね?
「これを2個差し上げます。1個は説明用にでも。もう1個は分解して自作の参考にするなりしていいですよ?もちろんその先の販売に関しても何も言いませんので」
版権フリーです。ボクの版権ではありませんが。
「それだとこちらがもらいすぎてることになるから、これを」
商人さんが差し出してきたのは丸いバッジに文字が書かれており
「これは限られた人しか持ってない物で、うちの会長様が”本当に信頼できる人になら渡しても構わない”
と言って、一人に生涯3個だけ配る品なんだ。ボクはそのうちの1個を君になら預けられる!と。だから、このバッジは信用と信頼の証だ。受け取ってくれるかい?」
ここで躊躇したらだめだよね?と即答で
「俺でよければ。次回もいい取引ができることを信じて」
ってことでやってきました防具屋!
なんで先に防具屋かって?それはね・・・すれ違う人(特に男)全員もれなくレムを凝視するんだ。顔?服?なにもかもだ!ちくしょうめ・・・ってことで、先に防具を・・・(俺の精神衛生上もよろしくないし)
「こんちゃー。防具一式そろえたいと思うんですが~?」
「あらいらっしゃい。可愛い子が来たもんだねぇ。それで一式ってのはお嬢ちゃんかい?それとも二人分かい?」
中から出てきたのは恰幅のいいおかみさんって感じで、第一印象は好感が持てた。防具の製造は旦那さんが担当してるらしいので、細かい調整や修理なんかもお手の物だそうだ。因みにおかみさんも縫物等で助けてるらしいので、微調整もお手の物だってさ。
そこで先にレムの装備を整えてもらうことにした。
基本、戦闘には参加させないが、万が一のことがあるので、ブレストプレートと籠手と腰周りと脛当てを見繕ってもらって、全体のバランスと動きやすさを重視してもらった。
髪留めやアクセサリー等をおかみさんの趣味で選んでもらった。髪型に関してこちらから数点伝えるととても喜んでくれた。中でもシュシュやバンスクリップの使い方を伝えると目を輝かせながら
「売り上げの何割渡せばいい?」なんて言ってくるけど、丁重に断ると
「なら今後の防具のメンテナンス代はいらないよ!それに新しい髪型やイメージがあったら教えてほしい!もちろんそれらの代金もいらないから」
とのことだ。
「さて、とりあえず先に昼飯にするか・・・レムはどうする?」
レムは新たな防具がうれしいのか、にこにこして・・・その顔を見た周りの人達も幸せな気分になっているであろう、そんな顔を・・・(あまり見せて回るのはよろしくないよな)・・・禄でもない考えをする奴は必ずいるから。
昼飯のつもりだったが、さっきの防具屋に俺は引き返して一言
「フード付きのマントないですか?できれば頭部分は大きめで、動きを阻害しない程度の大きさを。レムの可愛らしさをあまり人目に触れさせたくないので」
といえば、おかみさんも旦那さんも納得してくれて、店の中にあるフードをあーでもないこーでもないと改造してくれた。
その間手持ちぶたさだった俺らに、おかみさんが昼食を用意してくれた。
ボクの防具?説明要る?誰得だよ・・・
この大陸の名前。なぜ大陸かというと、この先には海があり、船の技術もあり、その先の大陸とも交流があるとのこと。
そして最も有用な情報だったのは、香辛料が少なめということだった。試しにニホンで買ってきた胡椒をみせると、急に辺りを伺いだし、路地の影へ連れ込まれた。おーまわーりさーん!へーるぷみー!
「お前!こんなところでそんなものだしてるのがばれたら、今日の夕方には川に浮いてるぞ?」
なんとも物騒で予想通り命の軽い世界ですね。
「それで?コイツの価値はどうですか?」
「そうだな・・・同量の金…とまではいかないが、半分・・・いや6割方の金でどうだ?」
そう切り出すということは、輸送費や儲け等々で金と同量かもしれないが、ここでがめついても仕方がない。なにより、1グラム3円前後だよ?金の値段が1グラム7000円としたら・・・1グラムの黒胡椒が4200円・・・そして今ある黒胡椒が100グラムで42万円・・・300円が42万円に化けるとかなんて錬金術だよ!?そりゃ、高い黒胡椒なら100グラム3000円もあるけどそれでもね?
貨幣も流通してるらしいが、含有量とかね?何よりニホンで捌けないよね?金ならアクセサリー化すれば何とかなるかもだし・・・
ということで今回は100グラムの取引となりました。勿論まだ在庫はあるけど、あまり悪目立ちするのも面倒だしね?それに、ひとつ所に卸すよりも、あっちこっちに旅するのが目的だしね。
「それじゃぁ気持ちのいい取引ができたってことで、プレゼントだ」
ってことで、ミルだね?
「これを2個差し上げます。1個は説明用にでも。もう1個は分解して自作の参考にするなりしていいですよ?もちろんその先の販売に関しても何も言いませんので」
版権フリーです。ボクの版権ではありませんが。
「それだとこちらがもらいすぎてることになるから、これを」
商人さんが差し出してきたのは丸いバッジに文字が書かれており
「これは限られた人しか持ってない物で、うちの会長様が”本当に信頼できる人になら渡しても構わない”
と言って、一人に生涯3個だけ配る品なんだ。ボクはそのうちの1個を君になら預けられる!と。だから、このバッジは信用と信頼の証だ。受け取ってくれるかい?」
ここで躊躇したらだめだよね?と即答で
「俺でよければ。次回もいい取引ができることを信じて」
ってことでやってきました防具屋!
なんで先に防具屋かって?それはね・・・すれ違う人(特に男)全員もれなくレムを凝視するんだ。顔?服?なにもかもだ!ちくしょうめ・・・ってことで、先に防具を・・・(俺の精神衛生上もよろしくないし)
「こんちゃー。防具一式そろえたいと思うんですが~?」
「あらいらっしゃい。可愛い子が来たもんだねぇ。それで一式ってのはお嬢ちゃんかい?それとも二人分かい?」
中から出てきたのは恰幅のいいおかみさんって感じで、第一印象は好感が持てた。防具の製造は旦那さんが担当してるらしいので、細かい調整や修理なんかもお手の物だそうだ。因みにおかみさんも縫物等で助けてるらしいので、微調整もお手の物だってさ。
そこで先にレムの装備を整えてもらうことにした。
基本、戦闘には参加させないが、万が一のことがあるので、ブレストプレートと籠手と腰周りと脛当てを見繕ってもらって、全体のバランスと動きやすさを重視してもらった。
髪留めやアクセサリー等をおかみさんの趣味で選んでもらった。髪型に関してこちらから数点伝えるととても喜んでくれた。中でもシュシュやバンスクリップの使い方を伝えると目を輝かせながら
「売り上げの何割渡せばいい?」なんて言ってくるけど、丁重に断ると
「なら今後の防具のメンテナンス代はいらないよ!それに新しい髪型やイメージがあったら教えてほしい!もちろんそれらの代金もいらないから」
とのことだ。
「さて、とりあえず先に昼飯にするか・・・レムはどうする?」
レムは新たな防具がうれしいのか、にこにこして・・・その顔を見た周りの人達も幸せな気分になっているであろう、そんな顔を・・・(あまり見せて回るのはよろしくないよな)・・・禄でもない考えをする奴は必ずいるから。
昼飯のつもりだったが、さっきの防具屋に俺は引き返して一言
「フード付きのマントないですか?できれば頭部分は大きめで、動きを阻害しない程度の大きさを。レムの可愛らしさをあまり人目に触れさせたくないので」
といえば、おかみさんも旦那さんも納得してくれて、店の中にあるフードをあーでもないこーでもないと改造してくれた。
その間手持ちぶたさだった俺らに、おかみさんが昼食を用意してくれた。
ボクの防具?説明要る?誰得だよ・・・
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