念動力ON!〜スキル授与の列に並び直したらスキル2個貰えた〜

ばふぉりん

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KOBANASHI

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  新年あけましておめでとうございます

 本年も可能な限りお話を書かせていただきます

 相変わらずコ■ナちゃんが猛威を振るってますが、手洗いマスク、三密等々お気をつけてください

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「とまぁ、こちらから離すことはこれくらいですかね?まだ全部信用したわけではありませんので」

「それはまだなにかあるってことかしら?」

「そうですね?でもそれは当り前じゃないですか?」

「というと?」

「まだ会って数時間ですよ?それで何もかも話せって言われたら・・・姿を晦ましますけど?
 それともギルドマスターさんは会って数時間の新人に何もかも話してくれるんですか?戦い方もその性格も内緒で連れてきたその受付さんの事も話してないのに?」

 ねぇ?一般的な社会でも、何もかも包み隠さず話せて言う方が無理あるでしょ?
 初対面で相手の事全部知ろうとするなんてありえないよね?

「それで、そのもう一人の方の紹介もお願いできますか?」

「この子は「私から言います」ね・・・」

「ぁ、大丈夫です。俺ら明日にはこの街出ますから」

「「ふぇ?」」

「まだその人がどんな人か説明前ですけど、俺からしたらギルドマスターと受付さんって立ち位置なんですが、そのギルドマスターさんという上の人間の言葉を遮ってまで自分の事を話そうとするとか、マジありえないんですけど?
 それに何より、こういった場合、最初に説明してから席に着きますよね?敢えて今回はどうなるか様子見で流しましたけど、普通はあり得ない順番ですよね?」

 悪いようにはしない!って説明されても、初見で諜報員を忍ばせてるようなところだ。
 いくらサブマスターの強行とはいえ、最終決議はギルドマスターだろ?それを通すような関係・・・安心できるわけがない。
 というような旨を説明して
 
「そんなわけで本当何を言ってるかわからない。それがこの世界の常識っていうんなら、俺も自分の世界の常識でいかせてもらうしかない」

 そこまで一気にまくしあげるとレムが

「カイザー?最初にこの二人からは嫌な匂いはしないって」

「はぁ・・・レムの言うことだからこれが最後ですよ?次はありません」
 
 とことんレムには甘い俺だけど、今のようにレムの言う事にも一理あるからその勘は尊重するが、それを裏切ったら本当に知らん!

「ありがとう、レムちゃん。
 この子は受付のミーシャ。一応一般の受付担当だったのだけど、次回からは貴方の専属ということになるわ」

「一般?専属?」

「一般受付というのは、見てもらった通り、万人の対応をするという事よ?
 対して専属受付というのは、ひとつのPTだけしか対応しないという事。
 これはギルドとしても、有力なPTを一般受付に並ばせて、依頼の受注や報告に余計な時間を取らせないようにという配慮ね?固定されたPTには専属受付ん法で依頼の受注管理を行い、掲示板に載せる前に振り分けることも可能なの。
 達成できるか不安なPTに回すよりも、達成確実なPTに回す方が、ギルドとしても有益だからね?」

 そりゃそうか。朝ギルドでその日の依頼を探して、残ってるものを受けて・・・王国するのに時間がかかるのは、よくあることだが、それを事前にPT毎に振り分けて受注させ、達成報告も順番待ちなどさせずに処理する。
 たぶん専属となるからにはなにかしらの特権が与えられるんだろうな・・・通常の賃金プラス専属ボーナスみたいな感じで。

「専属になるとね?通常の受付業務とは別に、契約PTの達成金の何割かが入ってくるの。
 もちろん、PTの取り分が減るというわけではないのよ?あくまで、契約PTの達成金額を参考にした割合がギルドから追加で支払われるということなの」

「でもそれじゃぁギルド資金が減るだけなんじゃ?」

「0そこはね?ギルドからも契約PTにお願いする依頼を厳選するから、依頼の回転が良くなって、普段なら数日かかって達成できない!なんて事例も短期間で達成!っていう感じになるのよ。
 勿論依頼を受けるときに、こちらからそのPTのランクや実績その他諸々を考慮するけど、たいていの冒険者は我が強いからね?失敗のリスクを諭しても受けていって、結局失敗っていう事例が多いのよ。
 そうするとギルドの評判が下がって、依頼をしてくる人が減って、結局はギルドの収入も減るっていうわけ。
 そこを達成確実なPTがどんどん達成してくれれば、ギルドの評判評価にもつながって、収入も増えるてこと。
 勿論、専属が振り間違えて失敗したときには、PTにも専属にも同様のペナルティが発生するから、その点は一般受付とは違う制度ね?」

 win-winだけどlose-loseでもあるってわけだ。
 そりゃ確かに旨味があるよね?

「じゃぁ、今日はその顔合わせって事ですか?それならそうと最初に言ってくれれば・・・」
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