念動力ON!〜スキル授与の列に並び直したらスキル2個貰えた〜

ばふぉりん

文字の大きさ
51 / 124

冒険の旅に!

しおりを挟む
 なんやかんやあって拠点を構えた後も、あっちにフラフラこっちにフラフラと、周辺を探検したり、ダラダラとしていたが、このままではダメになってしまう『どげんかせんといかん!』

「疲れてるのかな?この一年は本当色々と急展開が起こりすぎてたからなぁ」

 胡椒の取引、ハンモックの取引、ワイバーン便は街一つから国家プロジェクトへ大きくなり、拠点として構えたログハウスでパーティーとか・・・

「ちょっと試してみたいことがあるんだけどいいかな?」

 レムとティナにそう断ってから、実験をしてみることにした。現在も2人は獣化状態で両肩を定位置にしている。

「さて、転移はいつも明確に場所を思い浮かべて飛んでるけど・・・逆に何も考えずに・・・もしくは漠然としたイメージで飛んだらどうなるか・・・危険なのはわかってるけど、フッと思っちゃったんでね?」
 
 レムもティナも「カイザーなら大丈夫!にゃ!」と、若干無責任に応援してくれたので、先ずは

「レムみたいなビースト種を想像しながら・・・『転移』」




「さて、ここはどこでしょう?」

 森の中にいた。だが、見覚えもないし、何より周囲の気配がおかしい

「囲まれてるにゃ?」「のようじゃの」

「レム?ティナ?」

 そして沈黙は破られ・・・

「その匂いはレムなの?」

「待て、人族や他の匂いもするぞ?」

「でもこの匂いはレムのもの!レムなんでしょ!?」

 ん?レムのことを知ってる?確か2箇所の異世界でもレムのような存在は無いと、地球でも存在がないって言ってたような・・・なのにここで名前を連呼されるってことはまさか・・・

「すまんが、確かのこの子は『レム』と言う。俺は彼女の仲間だ!仲間はもう1人いる!落ち着いて話がしたいんだが、姿を現してもらえないだろうか?勿論こちらにはそちらを害する意思はない!」

 さて、どうでる?周囲には先程レムの名を呼んだ女性と制止した男性の他に5人の気配を把握している。ティナも同じようで、一応の警戒はしている。しかし・・・2人とも俺の肩の上のままなんだよね・・・緊張感がどんどん薄れていくのを感じながら、相手の反応を待っているとPrrrrrPrrrrr意表をついた音が鳴り響き

「もしもし?今大事な場面なんだよ栗鼠さん。また後でかけ直すね?」

 空気を読んで欲しいものだ。PrrrrPrrrr・・・

「りすさん?今いそ「まぁぁぁたおまえはぁぁぁ!」がしい・・・んだけど?栗鼠さん激おこ?」

 要約すると、どうやらまた新しい異世界に転移したようで、揺らぎを察知した栗鼠さんが連絡をしてくれたようだ。どうやらこの世界は『レム』関係の異世界で間違いないようだ。となるとさっきから名前を呼んでたのは・・・

「すみません。今上位存在に確認が取れたのですが、そちらにいらっしゃるのはレムの親族さんでしょうか?」

「やっぱりレムなの!?私はレムの母です!」

「お義母さん!?」

「誰があなたのですか!・・・(ニュアンスがおかしかったわね?)」

 視界が晴れていくとレムとそっくりな黒い半獣人他、灰色や斑、さすが異世界と言いたくなるような青とか紫色もいた。こちらに人族(俺)がいるのと、両肩にレムと狐ということで中々近寄ってこないので

「レム?半獣化して、挨拶できるか?ティナは・・・人化で、ちょっと降りておこうか」

「はいにゃ!」「仕方ないの」

 レムとティナはうっすらと発光して、変化をし、可愛らしく挨拶をしたんだけど・・・なんだか場の空気がおかしい

「レムなの?本当に???」

「誰にゃにょ?」

 色々記憶が混乱しているようだな

「一度落ち着いてお話ししませんか?そちらの集落に行くのが難しいのであれば、この場にて話し合いの場を作りますが?」

 そうは言っても場が動かなかったので、周りの視線を放ったらかしにして、簡易テーブルと椅子・・・を設置して、飲み物も・・・全員半獣化してるので、コップを準備した。(獣化状態だったとしても、皿に飲み物を出すわけにもいかないか・・・)
 ある程度落ち着いたと判断して、話し合いの準備が整ったあたりで

「すみません、俺たちが招かれざる客というのは重々承知してます。まずはレムのお母さん?から、事情の説明をしてもらえると助かります」

 手足先の白い部分がなく、完全なムロ色なんだけど、ちょっと艶が落ちてる感じがするのは、気苦労的なものなのかな?・・いやあれだ。現代科学の猫用シャンプー効果の可能性が高い。

「色々気が動転してしまっていて申し訳ありませんでした。私はレムの母親です。一年と少し前まで姉と3人で生活してましたが、突如黒い歪みのようなものが現れて、レムとレムの姉がそこに足を滑らせて落ち込み、ず~っと行方不明だったのです。法宝を探しましたが、それ以降歪みが発見されることはなく、半ば諦めかけていたのですが、数日前から村の巫女様が「揺らぎを感じる!」と仰っていたので、周辺注意をしてたら貴方達が」

 なるほど・・・その揺らぎが俺の『転移』だったのだろうが、巫女さんは『数日前から』って・・・俺は数日間転移で彷徨ってたのか?それとも・・・

「分かりました。それではこちらの事情をお話ししますね?
 俺はカイザーと言って、この世界の住人ではありません。それと隣にいつティナも俺とは別の世界の住人ですが、今は仲間として一緒に行動をしてます。
 レムとは俺が元々いた世界で危険な目に遭いそうになっていたのを助けたことがきっかけで、今は行動を共にしてます。そしてその後、上位神と知り合うことがあって、その際にレムがここ以外の世界にいるはずのない種族であることや、俺が元いた世界の住人でもないことを知ってはいたのですが、この世界の存在を知らなかったがために、今のいままで帰郷というものができなかったわけです。申し訳ありませんでした」
しおりを挟む
感想 8

あなたにおすすめの小説

最低最悪の悪役令息に転生しましたが、神スキル構成を引き当てたので思うままに突き進みます! 〜何やら転生者の勇者から強いヘイトを買っている模様

コレゼン
ファンタジー
「おいおい、嘘だろ」  ある日、目が覚めて鏡を見ると俺はゲーム「ブレイス・オブ・ワールド」の公爵家三男の悪役令息グレイスに転生していた。  幸いにも「ブレイス・オブ・ワールド」は転生前にやりこんだゲームだった。  早速、どんなスキルを授かったのかとステータスを確認してみると―― 「超低確率の神スキル構成、コピースキルとスキル融合の組み合わせを神引きしてるじゃん!!」  やったね! この神スキル構成なら処刑エンドを回避して、かなり有利にゲーム世界を進めることができるはず。  一方で、別の転生者の勇者であり、元エリートで地方自治体の首長でもあったアルフレッドは、 「なんでモブキャラの悪役令息があんなに強力なスキルを複数持ってるんだ! しかも俺が目指してる国王エンドを邪魔するような行動ばかり取りやがって!!」  悪役令息のグレイスに対して日々不満を高まらせていた。  なんか俺、勇者のアルフレッドからものすごいヘイト買ってる?  でもまあ、勇者が最強なのは検証が進む前の攻略情報だから大丈夫っしょ。  というわけで、ゲーム知識と神スキル構成で思うままにこのゲーム世界を突き進んでいきます!

詠唱? それ、気合を入れるためのおまじないですよね? ~勘違い貴族の規格外魔法譚~

Gaku
ファンタジー
「次の人生は、自由に走り回れる丈夫な体が欲しい」 病室で短い生涯を終えた僕、ガクの切実な願いは、神様のちょっとした(?)サービスで、とんでもなく盛大な形で叶えられた。 気がつけば、そこは剣と魔法が息づく異世界。貴族の三男として、念願の健康な体と、ついでに規格外の魔力を手に入れていた! これでようやく、平和で自堕落なスローライフが送れる――はずだった。 だが、僕には一つ、致命的な欠点があった。それは、この世界の魔法に関する常識が、綺麗さっぱりゼロだったこと。 皆が必死に唱える「詠唱」を、僕は「気合を入れるためのおまじない」だと勘違い。僕の魔法理論は、いつだって「体内のエネルギーを、ぐわーっと集めて、どーん!」。 その結果、 うっかり放った火の玉で、屋敷の壁に風穴を開けてしまう。 慌てて土魔法で修復すれば、なぜか元の壁より遥かに豪華絢爛な『匠の壁』が爆誕し、屋敷の新たな観光名所に。 「友達が欲しいな」と軽い気持ちで召喚魔法を使えば、天変地異の末に伝説の魔獣フェンリル(ただし、手のひらサイズの超絶可愛い子犬)を呼び出してしまう始末。 僕はただ、健康な体でのんびり暮らしたいだけなのに! 行く先々で無自覚に「やりすぎ」てしまい、気づけば周囲からは「無詠唱の暴君」「歩く災害」など、実に不名誉なあだ名で呼ばれるようになっていた……。 そんな僕が、ついに魔法学園へ入学! 当然のように入学試験では的を“消滅”させて試験官を絶句させ、「関わってはいけないヤバい奴」として輝かしい孤立生活をスタート! しかし、そんな規格外な僕に興味を持つ、二人の変わり者が現れた。 魔法の真理を探求する理論オタクの「レオ」と、強者との戦いを求める猪突猛進な武闘派女子の「アンナ」。 この二人との出会いが、モノクロだった僕の世界を、一気に鮮やかな色に変えていく――! 勘違いと無自覚チートで、知らず知らずのうちに世界を震撼させる! 腹筋崩壊のドタバタコメディを軸に、個性的な仲間たちとの友情、そして、世界の謎に迫る大冒険が、今、始まる!

お前には才能が無いと言われて公爵家から追放された俺は、前世が最強職【奪盗術師】だったことを思い出す ~今さら謝られても、もう遅い~

志鷹 志紀
ファンタジー
「お前には才能がない」 この俺アルカは、父にそう言われて、公爵家から追放された。 父からは無能と蔑まれ、兄からは酷いいじめを受ける日々。 ようやくそんな日々と別れられ、少しばかり嬉しいが……これからどうしようか。 今後の不安に悩んでいると、突如として俺の脳内に記憶が流れた。 その時、前世が最強の【奪盗術師】だったことを思い出したのだ。

最上級のパーティで最底辺の扱いを受けていたDランク錬金術師は新パーティで成り上がるようです(完)

みかん畑
ファンタジー
最上級のパーティで『荷物持ち』と嘲笑されていた僕は、パーティからクビを宣告されて抜けることにした。 在籍中は僕が色々肩代わりしてたけど、僕を荷物持ち扱いするくらい優秀な仲間たちなので、抜けても問題はないと思ってます。

三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る

マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息 三歳で婚約破棄され そのショックで前世の記憶が蘇る 前世でも貧乏だったのなんの問題なし なによりも魔法の世界 ワクワクが止まらない三歳児の 波瀾万丈

S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります

内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品] 冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた! 物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。 職人ギルドから追放された美少女ソフィア。 逃亡中の魔法使いノエル。 騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。 彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。 カクヨムにて完結済み。 ( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )

迷宮に捨てられた俺、魔導ガチャを駆使して世界最強の大賢者へと至る〜

サイダーボウイ
ファンタジー
アスター王国ハワード伯爵家の次男ルイス・ハワードは、10歳の【魔力固定の儀】において魔法適性ゼロを言い渡され、実家を追放されてしまう。 父親の命令により、生還率が恐ろしく低い迷宮へと廃棄されたルイスは、そこで魔獣に襲われて絶体絶命のピンチに陥る。 そんなルイスの危機を救ってくれたのが、400年の時を生きる魔女エメラルドであった。 彼女が操るのは、ルイスがこれまでに目にしたことのない未発見の魔法。 その煌めく魔法の数々を目撃したルイスは、深い感動を覚える。 「今の自分が悔しいなら、生まれ変わるしかないよ」 そう告げるエメラルドのもとで、ルイスは努力によって人生を劇的に変化させていくことになる。 これは、未発見魔法の列挙に挑んだ少年が、仲間たちとの出会いを通じて成長し、やがて世界の命運を動かす最強の大賢者へと至る物語である。

バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します

namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。 マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。 その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。 「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。 しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。 「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」 公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。 前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。 これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。

処理中です...