70 / 124
ただいま
しおりを挟む
話は少しだけ巻き戻って・・・ショウ達と一緒にレムと結婚式をあげて数週間後
「なんだろうな・・・ここの喫茶店すごく落ち着くんだよな」
俺たちはあの日訪れた喫茶店に通うようになっていた
「しかもまさかショウがマスターになってるとは思いもよらなかったし」
前は確か自称スライム?な人型が店長を任されていて、月の結婚式会場まで出張してたが・・・あの日は色々なことが起こりすぎて、正直結婚式どころの話じゃ無かったはずなんだけど・・・終わってみればとっても充実した数日を過ごしていた。
今もレムが隣の席で獣化して丸くなり・・・ティナはお気に入りの席?スライムクリーナーをクッションにして・・・今も店内を・・・クリスは・・・神界で忙しくしているようだ。
「それよりも驚いたのはショウの姿だよな・・・どしたん?」
そう、喫茶店のマスターが見た目子供じゃ・・・って事で、今は渋めの男性・・・ロマンスグレーでメガネの似合う・・・これはこれで・・・
「にゃ?ショウさんかっこいいにゃ」
レムがフッと起きてそう言い・・・また寝に入った
「確かにな・・・でも、妖精喫茶店っていうよりは純喫茶のマスターってイメージだなそれ」
「・・・やっぱそう思うか・・・セシリアにもそう言われたんだが・・・」
どうやら気にしていたようだ・・・と
「こんにちわ~」
「いらっしゃい。今日もいつものメンツかい?」
「うん。学校帰りで課題したいんだけど・・・奥借りてもいい?」
「はは、余り騒がしくしなければいいよ・・・っと、三名様ね」
女子高・・・いや大学?マテマテ、詮索しちゃだめだって・・
「アラ?こっちの人は初めましてかな?」
最初に入ってきた女性が奥の席へ向かう途中の俺たちに視線を・・・そして話しかけてきた
「あ、どうも」
「ふふふ。あなた達も常連さんになるのかな?よろしくね」
「うっわ!この子可愛い!」
「ほんとだ!」
レム・・・動じなくなったな・・・微かに耳だけ動かして・・・
「ん?クリーナーにも・・・狐?」
ティナも見つかったようだが、我関せずを・・・
「マスター?この子達いつもくるの~?」
「え?うそ!私もっと通っちゃう!」
今もウェイトレス達が上空を飛びまわっているが、それは既に当たり前の光景なので、レムやティナの存在の方が珍しいようだ
「ぁ、すみません。その二人は俺の家族なので・・・それに、常連になるかどうかは、まだ・・・」
「え?カイザー・・・常連になってくれないのかい?」
「「「カイザー?」」」
三人の俺を見る目が変わった・・・そりゃそうだろう・・・皇帝だしな・・・
「おっとすまんすまん。彼も少しだけ事情のある少年なんでね?あまり突っ込まないであげてね」
「違うよマスター。私たちの学校じゃそんなに珍しくもない名前だし」
「そうそう。もっとどぎついきらっとしたのとか」
「市役所によく通ったね?ってのもいるんだから・・・」
何それこわい!常用漢字外で名前登録できないやつとかのレベルじゃなさそうだな・・・
「そうなんだ・・・変わったね~」
そりゃそうだろ・・・ショウの話だと俺たちの世界と若干の位相のズレとは聞いていたが、年代的には100年以上の開きがあるってんだから・・・
「そういえば君たちの学校の話って聞いた事なかったね?どこの大学生かな?」
「・・・言ってなかったですか?私たち【勇者専門学校】の2年生ですよ」
「・・・勇者?」
「・・・専門学校?」
「「なにそれ・・・」」
思わずショウと言葉が一部被ったよ・・・そりゃそうだろ!勇者?専門学校?
「って、課題って・・・どんな課題なんだろう・・・」
「あら気になるの?一緒にする?」
・・・え?
「と言っても、自分の能力の把握と戦闘スタイルの確立~って論文のはしりだけどね?」
何それ面白そう
「それは興味を唆られるね・・・儂も参加していいかね?勿論タダとは言わん。なんでも好きなものを注文して良いよ。コーヒー1杯分の会計で済ませるからね」
「「「そこは無料で」」」
「それだと経営が立ち行かなくなるから・・・勘弁してよ」
ぉぃ・・・趣味で経営してるようなもんだろ此処・・・支店の売上だけで・・・そもそも妖精喫茶店なんだしさ・・・
「さて、注文はゆっくり決めてくれていいよ?その間に・・・君たちの能力を教えてもらえるかな?」
そして聞き出したのは・・・
「私は鉱石操作」
「私は水流操作」
「私は気流操作」
「・・・三姉妹?」
「あはは、それ絶対に言われるんだ・・・けど、クラスで初めて顔を合わせたし、完全に初対面よ?」
「でも、同じ操作系って事ですぐに仲良くなってね」
「逆に姉妹や兄弟よりも姉妹感出てるって周りに言われてるの」
なるほど、確かに見た目は全く違うから、三姉妹って話になっても異母姉妹や異父姉妹等々変な勘ぐりをもたれてしまいかねないね
「それでカイザー君は?」
これ正直に言っても良いのかな・・・
「一応・・・念動系・・・ですね」
「「「一応?」」」
やべ・・・何かマズったかな?
「ということはダブル?まさかトリプルってことは・・・」
「そのダブル?トリプルっていうのは?」
「・・・うちの学校でも大体みんな能力は一つだけなの。でも偶にふたつとかみっつ持ちの子が入学してくるの」
「しかもそんな子達に限って性格が悪くてね?」
「『俺たちは選ばれた存在なんだ!』って感じが滲み出てるのよね・・・」
「そんなに『選ばれた感』あるなら、専門学校になんか来ないで、独自で勇者活動しろってんのよ・・・まったく」
この三人以外にも闇の深い奴がいるようだ・・・
「それで・・・カイザー君はどうなのかな?言い淀んだ感じからするとダブルかな?」
鋭い・・・確かにあの日もらったスキルは2種だったが・・・もしかしたら色々増えてそうだけど・・・
このタイミングで
「にゃ~?カイにゃー?おはよーにゃー」
レムが目を覚まし、朝の挨拶をしてきた
「「「・・・」」」
え~っと
「「「喋ったぁぁぁぁ!?」」」
ダメだって・・・そんな急に大きな声出しちゃ・・・ほら・・・
「敵にゃ!?」
レムが獣化状態から半獣状態へ変身して・・・武器を構えて・・・
「「「・・・変身能力!?」」」
「おっとそこまでじゃ・・・それ以上動いたら首と胴体が永遠におサラバするぞ?」
と、いつのまにか三姉妹の背後をとったティナちゃんが半獣状態で両手の鉄扇を彼女達の首もとに・・・
「・・・はいはい、レムちゃんもティナちゃんも武器を仕舞ってね?それ以上はボクが許可しないよ?」
はい、最高権力者登場です
「ショウさんが言うなら・・・ごめんなさいにゃ」
「仕方ないのぉ・・・」
レムとティナは武器を仕舞、おれのりょうさいどに座り直し、思わぬ命の危険を感じた三姉妹は・・・その場に座り込んだ・・・そりゃね・・・専門学校ってんなら、授業で何かしらあると思うけど、命のやりとりまでは・・・まだないだろうしね・・・
「じゃぁ一先ずは食事と飲み物でゆっくりしてから、再度話をしようじゃないか・・・三人共いつ迄も注文しないからこっちで適当に作ってきたよ・・・さっ、カイザーも・・・残念ながらジョージのカレーはないけどね」
え?ないの???って、その名を聞いたレムとティナも耳をペタンと・・・
「「「何それ気になる!」」」
姉妹以上に姉妹じゃねぇか・・・
「それで、結局カイザー君は・・・ダブル?大丈夫。誰にも言わないから」
チラッとショウの方を見ると、無言で頷くので
「そうですね。念動系と移動系ですね」
「・・・知ってる?」
何を?
「〇〇系って言う人の殆どがダブル以上なんだよ?」
∑(゚Д゚)
「能力を誤魔化そうとしたりするからね・・・だから私達は操作系って言わずに、水流操作ってはっきり言い切ったのよ」
そんな事が・・・
「だから今後は『念動力』って言えばそれで終わりなの。使い方で派生が生まれるだろうけど、それをダブルやトリプルで分類しだしたら・・・それこそ世には数十種類使いこなす超越者が溢れかえってしまうから」
「ブフ~!?ゲフンゲフン・・・」
「超越者ねぇ~」
ショウ・・・後で覚えてろよ・・・
「それで・・・レム・・・ちゃんだったかな?さっきは驚かせちゃってごめんね?」
「大丈夫にゃ!お姉さん達が敵じゃないのはわかったのにゃ!」
「「「えぇ子や」」」
しかしそこで終わらないのがレムの・・・残念なところ・・・
「レムの能力は獣化と半獣化と人化と鑑定と解体技術とティナのお姉ちゃんとカイにゃーの奥様にゃ!」
ほ~ら・・・場をややこしくする大型の爆弾をぶっ込んできた・・・特に最後の『カイにゃーの奥様』ってところを強調するように腰に手を・・・胸を逸らして・・・
「「「・・・ハァァァァァ?」」」
これアカン奴やろ?
「カイザー君!こんな小さい子に手を出したの?」
「ちょ・・それ・・・ロリk」
「・・・おーまわーりさーん!」
・・・ショウが結界張ってくれてるから・・・いやいやそうじゃなくて・・・
「カイにゃーとは結婚式も終わらせたのにゃ」
レムさん?なんでそこで追加の爆弾投下するかな・・・しかもそれ焼夷弾?
「「「なんですってぇぇぇぇぇ!」」」
「フフン!ティナも来年カイザーと結婚式じゃ」
そこ!なに負けじと追加を落としてんだよ!
「・・・既に被害者が・・・」
「魔の手先・・・」
「こんな小さい子だけじゃなくさらに小さい子・・・ん?さっきレムちゃんがティナちゃんのお姉さんって・・・」
・・・もう殺してくれ
「再来年はクリスとも結婚式にゃ!その後は女子高生のお姉さん二人とも結婚するのにゃ!」
・・・レム?少し黙ろうか・・・
「・・・猫耳と狐耳とクリス・・・栗鼠かしら?更に女子高生二人???」
「・・・もう手遅れね・・・」
「私・・・これを黙っていられるほど・・・心が強くないの・・・今すぐ全世界に拡散してもいいかな?」
ヤメテクレ!・・・・っても、別に俺この世界軸の存在じゃないし・・・
「ハイハイ【テンションリラックス】」
ショウが魔法を使うとそれまで騒がしかった店内が静まり返って、興奮していた三姉妹も落ち着きを取り戻し、目の前の料理にゆっくりと手を出し始めた。
あらかた食事も終わった辺りで身も心も落ち着いたようで
「「「すみませんでした!」」」
いっそ清々しい・・・
「だってねぇ?こんなにも可愛い子達が・・・」
「お嫁さんだなんて・・・」
「裏山けしからん・・・」
反省してないのかお前ら・・・
「て言うかさ・・・二人とも・・・うちの学校受けてみない?中途入学も随時受け付けてるんだよ?」
「え?」
「新学期まで待ってたんじゃ、後天的に能力が生えた子は・・・扱いが難しいから、中途入学も推奨してるし、発見者には金一封も・・・」
それが狙いか!でも・・・
「「おもしろそうだな」」
ん?俺以外にも声が・・・
「って、ショウも?」
「「「流石にその年齢は無理でしょ」」」
三姉妹からのツッコミに・・・コイツもやらかした
「偽装してない姿なら大丈夫かな?」
そう言って・・・本来の不老不死の姿に変わると
「「「・・・」」」
そりゃそうなるよね・・・
「か・・・」
「可愛い!」
「ちっちゃぁぁぁい!」
確か異世界での成人から・・・15~6歳から変わってないんだっけか・・・なら・・・外見だけならレムと同じくらい・・・勿論レムの可愛さに叶うわけはないが
「・・・ロマンスグレーが幼児に変身したことにツッコミはないのか?」
「「「可愛ければ無問題!」」」
さいでっか・・・
「カイにゃー?なんの話してるの?」
最後まで食べてたレムが・・・(説明中)・・・
「レムも!学校に行きたい!」
爆弾再び・・・
「じゃぁ、学校には私達から打診しておくから・・・住所は・・・此処でいいの?」
「普通そう言うのってきちんとした住所が必要なんじゃ?」
「それがね?場合によっては大丈夫なの。過去に能力が原因で家から追い出されて路上生活寸前だった子を保護して・・・それから全寮制を導入したの」
「だから、明らかな外国籍や異世界人でない限り、簡単な審査でOKなんだよ」
「ショウって異世界人だよな・・・」
「・・・レムちゃんも・・・カイザーもある意味異世界人だよね・・・」
ふた・・・三人共OUTである
「・・・ま、まぁ・・・見た目で・・・判断すれば・・・って事だから・・・大丈夫だよ」
かくして三人姉妹の手引き?によって、ショウとレムと俺の学校生活が始まろうとしていた・・・どうなる!
以降次回からは通常サイズに戻ります。投稿頻度は・・・謎ですが・・・って、何だこのカンペ!
「ショウ!」
「・・・作者の手抜きだろ・・・」
「なんだろうな・・・ここの喫茶店すごく落ち着くんだよな」
俺たちはあの日訪れた喫茶店に通うようになっていた
「しかもまさかショウがマスターになってるとは思いもよらなかったし」
前は確か自称スライム?な人型が店長を任されていて、月の結婚式会場まで出張してたが・・・あの日は色々なことが起こりすぎて、正直結婚式どころの話じゃ無かったはずなんだけど・・・終わってみればとっても充実した数日を過ごしていた。
今もレムが隣の席で獣化して丸くなり・・・ティナはお気に入りの席?スライムクリーナーをクッションにして・・・今も店内を・・・クリスは・・・神界で忙しくしているようだ。
「それよりも驚いたのはショウの姿だよな・・・どしたん?」
そう、喫茶店のマスターが見た目子供じゃ・・・って事で、今は渋めの男性・・・ロマンスグレーでメガネの似合う・・・これはこれで・・・
「にゃ?ショウさんかっこいいにゃ」
レムがフッと起きてそう言い・・・また寝に入った
「確かにな・・・でも、妖精喫茶店っていうよりは純喫茶のマスターってイメージだなそれ」
「・・・やっぱそう思うか・・・セシリアにもそう言われたんだが・・・」
どうやら気にしていたようだ・・・と
「こんにちわ~」
「いらっしゃい。今日もいつものメンツかい?」
「うん。学校帰りで課題したいんだけど・・・奥借りてもいい?」
「はは、余り騒がしくしなければいいよ・・・っと、三名様ね」
女子高・・・いや大学?マテマテ、詮索しちゃだめだって・・
「アラ?こっちの人は初めましてかな?」
最初に入ってきた女性が奥の席へ向かう途中の俺たちに視線を・・・そして話しかけてきた
「あ、どうも」
「ふふふ。あなた達も常連さんになるのかな?よろしくね」
「うっわ!この子可愛い!」
「ほんとだ!」
レム・・・動じなくなったな・・・微かに耳だけ動かして・・・
「ん?クリーナーにも・・・狐?」
ティナも見つかったようだが、我関せずを・・・
「マスター?この子達いつもくるの~?」
「え?うそ!私もっと通っちゃう!」
今もウェイトレス達が上空を飛びまわっているが、それは既に当たり前の光景なので、レムやティナの存在の方が珍しいようだ
「ぁ、すみません。その二人は俺の家族なので・・・それに、常連になるかどうかは、まだ・・・」
「え?カイザー・・・常連になってくれないのかい?」
「「「カイザー?」」」
三人の俺を見る目が変わった・・・そりゃそうだろう・・・皇帝だしな・・・
「おっとすまんすまん。彼も少しだけ事情のある少年なんでね?あまり突っ込まないであげてね」
「違うよマスター。私たちの学校じゃそんなに珍しくもない名前だし」
「そうそう。もっとどぎついきらっとしたのとか」
「市役所によく通ったね?ってのもいるんだから・・・」
何それこわい!常用漢字外で名前登録できないやつとかのレベルじゃなさそうだな・・・
「そうなんだ・・・変わったね~」
そりゃそうだろ・・・ショウの話だと俺たちの世界と若干の位相のズレとは聞いていたが、年代的には100年以上の開きがあるってんだから・・・
「そういえば君たちの学校の話って聞いた事なかったね?どこの大学生かな?」
「・・・言ってなかったですか?私たち【勇者専門学校】の2年生ですよ」
「・・・勇者?」
「・・・専門学校?」
「「なにそれ・・・」」
思わずショウと言葉が一部被ったよ・・・そりゃそうだろ!勇者?専門学校?
「って、課題って・・・どんな課題なんだろう・・・」
「あら気になるの?一緒にする?」
・・・え?
「と言っても、自分の能力の把握と戦闘スタイルの確立~って論文のはしりだけどね?」
何それ面白そう
「それは興味を唆られるね・・・儂も参加していいかね?勿論タダとは言わん。なんでも好きなものを注文して良いよ。コーヒー1杯分の会計で済ませるからね」
「「「そこは無料で」」」
「それだと経営が立ち行かなくなるから・・・勘弁してよ」
ぉぃ・・・趣味で経営してるようなもんだろ此処・・・支店の売上だけで・・・そもそも妖精喫茶店なんだしさ・・・
「さて、注文はゆっくり決めてくれていいよ?その間に・・・君たちの能力を教えてもらえるかな?」
そして聞き出したのは・・・
「私は鉱石操作」
「私は水流操作」
「私は気流操作」
「・・・三姉妹?」
「あはは、それ絶対に言われるんだ・・・けど、クラスで初めて顔を合わせたし、完全に初対面よ?」
「でも、同じ操作系って事ですぐに仲良くなってね」
「逆に姉妹や兄弟よりも姉妹感出てるって周りに言われてるの」
なるほど、確かに見た目は全く違うから、三姉妹って話になっても異母姉妹や異父姉妹等々変な勘ぐりをもたれてしまいかねないね
「それでカイザー君は?」
これ正直に言っても良いのかな・・・
「一応・・・念動系・・・ですね」
「「「一応?」」」
やべ・・・何かマズったかな?
「ということはダブル?まさかトリプルってことは・・・」
「そのダブル?トリプルっていうのは?」
「・・・うちの学校でも大体みんな能力は一つだけなの。でも偶にふたつとかみっつ持ちの子が入学してくるの」
「しかもそんな子達に限って性格が悪くてね?」
「『俺たちは選ばれた存在なんだ!』って感じが滲み出てるのよね・・・」
「そんなに『選ばれた感』あるなら、専門学校になんか来ないで、独自で勇者活動しろってんのよ・・・まったく」
この三人以外にも闇の深い奴がいるようだ・・・
「それで・・・カイザー君はどうなのかな?言い淀んだ感じからするとダブルかな?」
鋭い・・・確かにあの日もらったスキルは2種だったが・・・もしかしたら色々増えてそうだけど・・・
このタイミングで
「にゃ~?カイにゃー?おはよーにゃー」
レムが目を覚まし、朝の挨拶をしてきた
「「「・・・」」」
え~っと
「「「喋ったぁぁぁぁ!?」」」
ダメだって・・・そんな急に大きな声出しちゃ・・・ほら・・・
「敵にゃ!?」
レムが獣化状態から半獣状態へ変身して・・・武器を構えて・・・
「「「・・・変身能力!?」」」
「おっとそこまでじゃ・・・それ以上動いたら首と胴体が永遠におサラバするぞ?」
と、いつのまにか三姉妹の背後をとったティナちゃんが半獣状態で両手の鉄扇を彼女達の首もとに・・・
「・・・はいはい、レムちゃんもティナちゃんも武器を仕舞ってね?それ以上はボクが許可しないよ?」
はい、最高権力者登場です
「ショウさんが言うなら・・・ごめんなさいにゃ」
「仕方ないのぉ・・・」
レムとティナは武器を仕舞、おれのりょうさいどに座り直し、思わぬ命の危険を感じた三姉妹は・・・その場に座り込んだ・・・そりゃね・・・専門学校ってんなら、授業で何かしらあると思うけど、命のやりとりまでは・・・まだないだろうしね・・・
「じゃぁ一先ずは食事と飲み物でゆっくりしてから、再度話をしようじゃないか・・・三人共いつ迄も注文しないからこっちで適当に作ってきたよ・・・さっ、カイザーも・・・残念ながらジョージのカレーはないけどね」
え?ないの???って、その名を聞いたレムとティナも耳をペタンと・・・
「「「何それ気になる!」」」
姉妹以上に姉妹じゃねぇか・・・
「それで、結局カイザー君は・・・ダブル?大丈夫。誰にも言わないから」
チラッとショウの方を見ると、無言で頷くので
「そうですね。念動系と移動系ですね」
「・・・知ってる?」
何を?
「〇〇系って言う人の殆どがダブル以上なんだよ?」
∑(゚Д゚)
「能力を誤魔化そうとしたりするからね・・・だから私達は操作系って言わずに、水流操作ってはっきり言い切ったのよ」
そんな事が・・・
「だから今後は『念動力』って言えばそれで終わりなの。使い方で派生が生まれるだろうけど、それをダブルやトリプルで分類しだしたら・・・それこそ世には数十種類使いこなす超越者が溢れかえってしまうから」
「ブフ~!?ゲフンゲフン・・・」
「超越者ねぇ~」
ショウ・・・後で覚えてろよ・・・
「それで・・・レム・・・ちゃんだったかな?さっきは驚かせちゃってごめんね?」
「大丈夫にゃ!お姉さん達が敵じゃないのはわかったのにゃ!」
「「「えぇ子や」」」
しかしそこで終わらないのがレムの・・・残念なところ・・・
「レムの能力は獣化と半獣化と人化と鑑定と解体技術とティナのお姉ちゃんとカイにゃーの奥様にゃ!」
ほ~ら・・・場をややこしくする大型の爆弾をぶっ込んできた・・・特に最後の『カイにゃーの奥様』ってところを強調するように腰に手を・・・胸を逸らして・・・
「「「・・・ハァァァァァ?」」」
これアカン奴やろ?
「カイザー君!こんな小さい子に手を出したの?」
「ちょ・・それ・・・ロリk」
「・・・おーまわーりさーん!」
・・・ショウが結界張ってくれてるから・・・いやいやそうじゃなくて・・・
「カイにゃーとは結婚式も終わらせたのにゃ」
レムさん?なんでそこで追加の爆弾投下するかな・・・しかもそれ焼夷弾?
「「「なんですってぇぇぇぇぇ!」」」
「フフン!ティナも来年カイザーと結婚式じゃ」
そこ!なに負けじと追加を落としてんだよ!
「・・・既に被害者が・・・」
「魔の手先・・・」
「こんな小さい子だけじゃなくさらに小さい子・・・ん?さっきレムちゃんがティナちゃんのお姉さんって・・・」
・・・もう殺してくれ
「再来年はクリスとも結婚式にゃ!その後は女子高生のお姉さん二人とも結婚するのにゃ!」
・・・レム?少し黙ろうか・・・
「・・・猫耳と狐耳とクリス・・・栗鼠かしら?更に女子高生二人???」
「・・・もう手遅れね・・・」
「私・・・これを黙っていられるほど・・・心が強くないの・・・今すぐ全世界に拡散してもいいかな?」
ヤメテクレ!・・・・っても、別に俺この世界軸の存在じゃないし・・・
「ハイハイ【テンションリラックス】」
ショウが魔法を使うとそれまで騒がしかった店内が静まり返って、興奮していた三姉妹も落ち着きを取り戻し、目の前の料理にゆっくりと手を出し始めた。
あらかた食事も終わった辺りで身も心も落ち着いたようで
「「「すみませんでした!」」」
いっそ清々しい・・・
「だってねぇ?こんなにも可愛い子達が・・・」
「お嫁さんだなんて・・・」
「裏山けしからん・・・」
反省してないのかお前ら・・・
「て言うかさ・・・二人とも・・・うちの学校受けてみない?中途入学も随時受け付けてるんだよ?」
「え?」
「新学期まで待ってたんじゃ、後天的に能力が生えた子は・・・扱いが難しいから、中途入学も推奨してるし、発見者には金一封も・・・」
それが狙いか!でも・・・
「「おもしろそうだな」」
ん?俺以外にも声が・・・
「って、ショウも?」
「「「流石にその年齢は無理でしょ」」」
三姉妹からのツッコミに・・・コイツもやらかした
「偽装してない姿なら大丈夫かな?」
そう言って・・・本来の不老不死の姿に変わると
「「「・・・」」」
そりゃそうなるよね・・・
「か・・・」
「可愛い!」
「ちっちゃぁぁぁい!」
確か異世界での成人から・・・15~6歳から変わってないんだっけか・・・なら・・・外見だけならレムと同じくらい・・・勿論レムの可愛さに叶うわけはないが
「・・・ロマンスグレーが幼児に変身したことにツッコミはないのか?」
「「「可愛ければ無問題!」」」
さいでっか・・・
「カイにゃー?なんの話してるの?」
最後まで食べてたレムが・・・(説明中)・・・
「レムも!学校に行きたい!」
爆弾再び・・・
「じゃぁ、学校には私達から打診しておくから・・・住所は・・・此処でいいの?」
「普通そう言うのってきちんとした住所が必要なんじゃ?」
「それがね?場合によっては大丈夫なの。過去に能力が原因で家から追い出されて路上生活寸前だった子を保護して・・・それから全寮制を導入したの」
「だから、明らかな外国籍や異世界人でない限り、簡単な審査でOKなんだよ」
「ショウって異世界人だよな・・・」
「・・・レムちゃんも・・・カイザーもある意味異世界人だよね・・・」
ふた・・・三人共OUTである
「・・・ま、まぁ・・・見た目で・・・判断すれば・・・って事だから・・・大丈夫だよ」
かくして三人姉妹の手引き?によって、ショウとレムと俺の学校生活が始まろうとしていた・・・どうなる!
以降次回からは通常サイズに戻ります。投稿頻度は・・・謎ですが・・・って、何だこのカンペ!
「ショウ!」
「・・・作者の手抜きだろ・・・」
12
あなたにおすすめの小説
最低最悪の悪役令息に転生しましたが、神スキル構成を引き当てたので思うままに突き進みます! 〜何やら転生者の勇者から強いヘイトを買っている模様
コレゼン
ファンタジー
「おいおい、嘘だろ」
ある日、目が覚めて鏡を見ると俺はゲーム「ブレイス・オブ・ワールド」の公爵家三男の悪役令息グレイスに転生していた。
幸いにも「ブレイス・オブ・ワールド」は転生前にやりこんだゲームだった。
早速、どんなスキルを授かったのかとステータスを確認してみると――
「超低確率の神スキル構成、コピースキルとスキル融合の組み合わせを神引きしてるじゃん!!」
やったね! この神スキル構成なら処刑エンドを回避して、かなり有利にゲーム世界を進めることができるはず。
一方で、別の転生者の勇者であり、元エリートで地方自治体の首長でもあったアルフレッドは、
「なんでモブキャラの悪役令息があんなに強力なスキルを複数持ってるんだ! しかも俺が目指してる国王エンドを邪魔するような行動ばかり取りやがって!!」
悪役令息のグレイスに対して日々不満を高まらせていた。
なんか俺、勇者のアルフレッドからものすごいヘイト買ってる?
でもまあ、勇者が最強なのは検証が進む前の攻略情報だから大丈夫っしょ。
というわけで、ゲーム知識と神スキル構成で思うままにこのゲーム世界を突き進んでいきます!
詠唱? それ、気合を入れるためのおまじないですよね? ~勘違い貴族の規格外魔法譚~
Gaku
ファンタジー
「次の人生は、自由に走り回れる丈夫な体が欲しい」
病室で短い生涯を終えた僕、ガクの切実な願いは、神様のちょっとした(?)サービスで、とんでもなく盛大な形で叶えられた。
気がつけば、そこは剣と魔法が息づく異世界。貴族の三男として、念願の健康な体と、ついでに規格外の魔力を手に入れていた!
これでようやく、平和で自堕落なスローライフが送れる――はずだった。
だが、僕には一つ、致命的な欠点があった。それは、この世界の魔法に関する常識が、綺麗さっぱりゼロだったこと。
皆が必死に唱える「詠唱」を、僕は「気合を入れるためのおまじない」だと勘違い。僕の魔法理論は、いつだって「体内のエネルギーを、ぐわーっと集めて、どーん!」。
その結果、
うっかり放った火の玉で、屋敷の壁に風穴を開けてしまう。
慌てて土魔法で修復すれば、なぜか元の壁より遥かに豪華絢爛な『匠の壁』が爆誕し、屋敷の新たな観光名所に。
「友達が欲しいな」と軽い気持ちで召喚魔法を使えば、天変地異の末に伝説の魔獣フェンリル(ただし、手のひらサイズの超絶可愛い子犬)を呼び出してしまう始末。
僕はただ、健康な体でのんびり暮らしたいだけなのに!
行く先々で無自覚に「やりすぎ」てしまい、気づけば周囲からは「無詠唱の暴君」「歩く災害」など、実に不名誉なあだ名で呼ばれるようになっていた……。
そんな僕が、ついに魔法学園へ入学!
当然のように入学試験では的を“消滅”させて試験官を絶句させ、「関わってはいけないヤバい奴」として輝かしい孤立生活をスタート!
しかし、そんな規格外な僕に興味を持つ、二人の変わり者が現れた。
魔法の真理を探求する理論オタクの「レオ」と、強者との戦いを求める猪突猛進な武闘派女子の「アンナ」。
この二人との出会いが、モノクロだった僕の世界を、一気に鮮やかな色に変えていく――!
勘違いと無自覚チートで、知らず知らずのうちに世界を震撼させる!
腹筋崩壊のドタバタコメディを軸に、個性的な仲間たちとの友情、そして、世界の謎に迫る大冒険が、今、始まる!
お前には才能が無いと言われて公爵家から追放された俺は、前世が最強職【奪盗術師】だったことを思い出す ~今さら謝られても、もう遅い~
志鷹 志紀
ファンタジー
「お前には才能がない」
この俺アルカは、父にそう言われて、公爵家から追放された。
父からは無能と蔑まれ、兄からは酷いいじめを受ける日々。
ようやくそんな日々と別れられ、少しばかり嬉しいが……これからどうしようか。
今後の不安に悩んでいると、突如として俺の脳内に記憶が流れた。
その時、前世が最強の【奪盗術師】だったことを思い出したのだ。
最上級のパーティで最底辺の扱いを受けていたDランク錬金術師は新パーティで成り上がるようです(完)
みかん畑
ファンタジー
最上級のパーティで『荷物持ち』と嘲笑されていた僕は、パーティからクビを宣告されて抜けることにした。
在籍中は僕が色々肩代わりしてたけど、僕を荷物持ち扱いするくらい優秀な仲間たちなので、抜けても問題はないと思ってます。
三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!
迷宮に捨てられた俺、魔導ガチャを駆使して世界最強の大賢者へと至る〜
サイダーボウイ
ファンタジー
アスター王国ハワード伯爵家の次男ルイス・ハワードは、10歳の【魔力固定の儀】において魔法適性ゼロを言い渡され、実家を追放されてしまう。
父親の命令により、生還率が恐ろしく低い迷宮へと廃棄されたルイスは、そこで魔獣に襲われて絶体絶命のピンチに陥る。
そんなルイスの危機を救ってくれたのが、400年の時を生きる魔女エメラルドであった。
彼女が操るのは、ルイスがこれまでに目にしたことのない未発見の魔法。
その煌めく魔法の数々を目撃したルイスは、深い感動を覚える。
「今の自分が悔しいなら、生まれ変わるしかないよ」
そう告げるエメラルドのもとで、ルイスは努力によって人生を劇的に変化させていくことになる。
これは、未発見魔法の列挙に挑んだ少年が、仲間たちとの出会いを通じて成長し、やがて世界の命運を動かす最強の大賢者へと至る物語である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる