世界地図書き換えよう! 〜【測量士】の少年は何を測量しているのか・・・測るものは地形だけではありません〜

ばふぉりん

文字の大きさ
17 / 38

クリムシチュ

しおりを挟む
「ハムハム・・・ん!?」

 肉の中まで味が染み込んでいるので、噛み締めるたびに幸せが・・・

「良いねこれ・・・お店でも出せば・・・イケるんじゃないか?」

 今まではツノしか素材として買い取って無かったらしいが、肉も解体すればかいとりそざいと見なしてもらえるなら・・・受け入れられるまでは厳しいだろうが、こう言ったことは最初にやったもん勝ちだ!

「美味かったよ!これは逆にボクが君にお金を支払わないといけないくらいだよ
!」

 料理人の彼はボクの言葉に驚き戸惑い、頑なにお金を受け取ろうとしなかったので

「じゃぁこうしよう!ここに追加のツノ兎の肉があるから、また何か料理にチャレンジしてくれないか?勿論足りなければ幾らでも採ってくるさ!」

 その提案に驚きつつも、確実に自身のJobに自信を持っている感じがした

 そんなこんなの時間を過ごしていると昼も近くなってきたので、そろそろ・・・

「ちょっと知り合いと手合わせしてくるから、この続きの話はまたね?」

 そう言って料理人の彼とそのパーティーと別れ、五人組の方は・・・まだ脳筋コンビ(斥)がアンジェさんから解放されてないので心の中で手を合わせつつギルドを後にした

「さて、ミリアさんは・・・あれ?」

 詰所の前には人だかりができていた。その中心には身長2mの女性が・・・蒼いドレスアーマー勝負服?を着込んで佇んでいた

「・・・何事ですか?」

 それが今のボクに出せる精一杯の言葉だった・・・が、そうも言っていられないのでそっと詰所の知り合い・・・いた!

「ハンスさん!ミリアさんのあの姿はどういうことですか?」

「モーリア君か・・・あんな副隊長初めてみたよ・・・着飾るとあんなに美人にんだね・・・」

 それ本人の前で絶対に言っちゃダメなセリフです

「今からミリアさんと手合わせに行く予定だったんですが・・・この人だかり何とかできませんか?」

 ハンスさん無言で首を横に振り・・・無理かorz

「ハンスさん!流石にボクはあの中に入っていってミリアさんと一緒に行動する勇気はないので、先に外に一人で出ます。ミリアさんには『先に出たから森で待ち合わせ』と伝えてもらえませんか?この埋め合わせは必ずするので!」

「そうだね・・・あの中に君が入っていけば・・・おもしr・・・いやいや、大変だろうから、その案で行こうか」

 今この人面白いって言おうとしたよね・・・その言葉・・・後で後悔しても知りませんよ???

 そしてボクの提案通りにコトが進み、森の前で待つこと数刻

「モ~リ~ア~く~ん?」

 仁王が蒼いドレスアーマーを着込んで現れた・・・

▶︎逃げる
 戦う
 謝る

 だが回り込まれた

「ごめんなさいorzあの中に入っていく勇気はなかったです」

 あっさりと降伏した

「私だって/////恥ずかしかった/////んだよ?」

 2mの巨神が顔を赤くしてモジモジと・・・考えてみよう・・・自身の身長の二倍以上の・・・いやいや・・・

「今日は手合わせというか、ボクの実力の確認でしたよね?それなら普段の門番の格好でも良かったんじゃないですか?それならあんなに注目されることもなかったと思うんですけど?」

「そうなんだけど!でもね!お、男の子と二人でお出かけなんて・・・その・・・初めてのことだったから・・・家族に相談したらこの服を・・・それ以外はダメだって言われてね?」

 どんな説明をしたんだろうか・・・やることは冒険者試験のようなものなのに・・・返り血でのドレスアーマーで帰宅しても知らないよ?

 少し離れて見れば、その全体像は美人さんで、ドレスアーマーも似合っている。しかし・・・会話する距離に近づけば・・・見上げてもその顔は見えず・・・アーマー部分胸部装甲しか見え・・・あれ?なんかその装甲されてませんか?過剰に・・・

「じゃぁ、始めますか?手合わせにします?それともツノ兎を狩りますか?」

「・・・(もぅ・・・少しくらい褒めたりしてくれても良いじゃないの)・・・そうね、ツノ兎にそんなに都合よく出会えるんなら」

「それならそこの茂みに三匹いますよ?もう少し奥に行けばメガビッグ種もしますが・・・どっちにします?」

 何か言いたそうな顔をしていたけど、頭を左右に少し振り

「それも【測量士】の能力なのかしらね?じゃぁ・・・小手調で近い方から見せてもらえる?」

 そう言ってミリアさんは万が一の戦闘準備をし、ボクは

「ストーンバレット!」

 まだ茂みから出てこないツノ兎に向かって魔法を撃ち、一匹にヒットすれば残りの二匹が飛び出てきて

「エアーバレット!ウォーターバレット!」

 出てきた二匹をそれぞれ違う魔法で倒した。火やカッター系を使うと、肉質が・・・いや、解体手順が面倒くさくなるからね・・・ほら、切れ方とかで?火系だと血管塞いじゃうから血抜きがね?

「・・・あれ?魔法?ストーンにエアーにウォーター?三種?」

「ぁ、大丈夫ですよ?他の属性も使えるけど、この後の解体の手間と威力でこの三種に絞っただけなので」

 奥のメガビッグ種の時は他の魔法も使ってみようかな?
 なんて見当違いのことを考えながら倒した三匹のツノ兎を回収してその場で穴を開けて台や架台を作り、ツノ兎を吊るしていき、血抜き、解体、不要部分の破棄をいつも通り行なっていると

「はぇ?モーリア君何してるの?」

「え?解体ですよ?」

 何?って・・・あぁ

「もしかしてツノだけ回収してました?」

「勿論・・・解体してどうするつもりなの?」

 意識改革から始めなきゃね・・・って事か

「まぁこれに関しては後で説明するので、もう少し待っててくださいね?」

 作業も終盤だったので先に簡易解体場を元の土に戻して穴も埋めて・・・ぁ、破棄部位は焼却してもよかったかな?

「終わったの?奥に行く?」

「そうですね。目的のメガビッグ種に行く前に少し寄り道しますけど、いいですか?」

 ミリアさんに断りを入れて昨日の大樹へ・・・洞の中に小熊はいなかったが、腰鞄の中から少し前に作ったツノ兎の燻製や串肉(は危ないから串から外して)をあるだけ出しておいた

「モーリア君?その洞の中に何かあるの?」

「先日ここで一晩寝たんですけど、その時に仲良く?なった動物にお土産を置きにきたんですよ」

「・・・森に一泊?動物と仲良く?お土産?」

 ミリアさんには情報量が多すぎた様だ

「ここをそのまま使うかわかりませんが、一緒に一晩明かした仲だったので・・・また会えますかね?」

「大丈夫じゃないかな?その子が魔物化したり悪さして、討伐対象にならない限りはね?」

 ミリアさん・・・サラッとそんなこと言わないでくださいよ・・・

「じゃぁ・・・此処から231m先にメガビッグ種二匹とビッグ種十四匹いますから・・・いいですか?」

「・・・・・・・?」

 暫くボクの言葉を理解するのに時間がかかり、それでも意味が分からずに首をコテンと・・・綺麗な人がすると破壊力あるけど・・・目視するには数m離れないといけないから・・・雰囲気だけでなんとか

「まぁの件と森の中だから・・・凍らせたほうがいいかな?」

 大規模殲滅魔法・・・いやいや環境破壊魔法?更地魔法?言い方や表現方法は多岐にわたるけど、要するにツノ兎のお肉の美味しさを知ってもらうには大量の肉が必要に・・・なので火・土・雷・風系統のは・・・そうなると選ぶべきは凍結系・・・話しながらボクの有効射程距離200mまで近寄り

「範囲指定!その命の時間を停止めよ・・・ブリザード!」

 ツノ兎の気配は消えた・・・が

「・・・ミリアさんの意識も・・・止まっちゃったか・・・」

 立ったまま気絶していた
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています

藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

【完結】シュゼットのはなし

ここ
恋愛
子猫(獣人)のシュゼットは王子を守るため、かわりに竜の呪いを受けた。 顔に大きな傷ができてしまう。 当然責任をとって妃のひとりになるはずだったのだが‥。

短編【シークレットベビー】契約結婚の初夜の後でいきなり離縁されたのでお腹の子はひとりで立派に育てます 〜銀の仮面の侯爵と秘密の愛し子〜

美咲アリス
恋愛
レティシアは義母と妹からのいじめから逃げるために契約結婚をする。結婚相手は醜い傷跡を銀の仮面で隠した侯爵のクラウスだ。「どんなに恐ろしいお方かしら⋯⋯」震えながら初夜をむかえるがクラウスは想像以上に甘い初体験を与えてくれた。「私たち、うまくやっていけるかもしれないわ」小さな希望を持つレティシア。だけどなぜかいきなり離縁をされてしまって⋯⋯?

神樹の里で暮らす創造魔法使い ~幻獣たちとののんびりライフ~

あきさけ
ファンタジー
貧乏な田舎村を追い出された少年〝シント〟は森の中をあてどなくさまよい一本の新木を発見する。 それは本当に小さな新木だったがかすかな光を帯びた不思議な木。 彼が不思議そうに新木を見つめているとそこから『私に魔法をかけてほしい』という声が聞こえた。 シントが唯一使えたのは〝創造魔法〟といういままでまともに使えた試しのないもの。 それでも森の中でこのまま死ぬよりはまだいいだろうと考え魔法をかける。 すると新木は一気に生長し、天をつくほどの巨木にまで変化しそこから新木に宿っていたという聖霊まで姿を現した。 〝この地はあなたが創造した聖地。あなたがこの地を去らない限りこの地を必要とするもの以外は誰も踏み入れませんよ〟 そんな言葉から始まるシントののんびりとした生活。 同じように行き場を失った少女や幻獣や精霊、妖精たちなど様々な面々が集まり織りなすスローライフの幕開けです。 ※この小説はカクヨム様でも連載しています。アルファポリス様とカクヨム様以外の場所では公開しておりません。

「やはり鍛えることは、大切だな」

イチイ アキラ
恋愛
「こんなブスと結婚なんていやだ!」  その日、一つのお見合いがあった。  ヤロール伯爵家の三男、ライアンと。  クラレンス辺境伯家の跡取り娘、リューゼットの。  そして互いに挨拶を交わすその場にて。  ライアンが開幕早々、ぶちかましたのであった。  けれども……――。 「そうか。私も貴様のような生っ白くてか弱そうな、女みたいな顔の屑はごめんだ。気が合うな」

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?

青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。 最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。 普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた? しかも弱いからと森に捨てられた。 いやちょっとまてよ? 皆さん勘違いしてません? これはあいの不思議な日常を書いた物語である。 本編完結しました! 相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです! 1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

処理中です...