その呪術師とてつもなく強いが、本人にその気がないので自由気ままに生きている

ばふぉりん

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ばら撒かれた呪い

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 不用意な発言は避けよう・・・そう決めた次の瞬間

「ぁ~姫み明日から来なくていいよ」

 え?

「不景気でね・・・申し訳ないけど」

 何かやらかした?

「あぁ、君に問題があるわけじゃなくてね?ほら・・・他の日血達はその・・・家庭があるけど、君はまだ学生さんだろ?両親がいないってんなら考えたけど
、どうせこのバイト代だって遊ぶ金目的なんでしょ?」

 ぃぇ・・・家に・・・入れてますが?
 決して裕福な家ではない。むしろ前の学校の問題もあって、離れたところに引っ越しをして、父も母も当てのない土地で新しく仕事を探し、頑張ってくれている・・・そんな両親の手伝いになればと・・・バイトをしてるのに・・・え?

「それに、パートの中で君が一番新人だからね・・・切るなら・・・ここでしょ?」

 ぃゃ、どこの塾講師だよ!

「でも・・・家に入れるお金が・・・」

「はいはい、そんな取ってつけたような言い訳は要らないから。荷物・・・は主任がもうまとめてあるって話だから、今日の仕事が終わったら持って帰るようにね」

 そう言って仕事に戻らされたが・・・

「はぁ・・・あの子よく働いてくれてたんだけどね・・・」
「え?本当にクビになったの?」
「あの子のおかげで子供の急な熱とかで休んだりできてたのに」
「でもなんで?そんな業績悪くないんでしょ?」
「そうそこ・・・むしろUPしてるのよ・・・」
「じゃぁなんで?」
「実はね・・・」
「・・・え!?そんな理由で?」

 あんの野郎・・・

 パートの達の話をまとめると、この倉庫の責任者・・・さっきの野郎だが、愛人を囲ってたが、その愛人の金遣いが荒くなって、会社の金に手を出し・・・実際には居ないバイトを計上して・・・でもそれでも足りなくなっていたからボクのことを・・・

「・・・許せないな・・・」

 その時は今朝の決意・・・なんてすっかり忘れ・・・いや、消し飛んでいた

「・・・金づかいの荒い愛人も悪いけど・・・」

 さて・・・今日の・・・最後の仕事も終わったし・・・挨拶して帰るか・・・

「それではみなさんお疲れ様でした。この先も大変でしょうが、頑張ってください」

 とパートのお姉さん方に言い

「ぁ、責任者さん。短い間でしたがお世話になりました。これから先も大変でしょうが頑張ってください」

 そう言って握手を求め、向こうも困惑しながらも近寄ってくれたので手を取り握手をしながら至近距離で

「これからも金づかいの荒い愛人さんをいっぱい増やして頑張ってくださいね」

「なっ!」

 一瞬の隙をついて手を離し、さっさとその場を後にした

 後日、街で会ったパートのお姉さんの話で、責任者さんの愛人が5人に増え、資金繰りが遂に明るみになって解雇。しかもそれまでの使い込みの返金と奥さんへの慰謝料云々の支払いで火の車・・・らしいが、なぜか愛人さんは増えているらしい・・・どうやって養ってるんだろう・・・

「ま、知らんけど」

 そして今もボクは他のところでバイトを・・・家計の助けになってくれれば・・・少しでも時給のいいところ・・・いや・・・理不尽でないところなら・・・いいかな
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