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第八章:新たな国の霊峰へ
第八十六話:その悪魔は少女好きなのか
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「えっと、何をしてるんですか? レインさん」
一回戦が終わり、2回戦に入る前の休憩時間、サニィは見知った顔が一人の参加者と親しくしているのを見つけて声をかけた。
一回戦目を最も美しく突破した選手が、レインと楽しそうに話しているのを見て気になったのだ。
別にヤキモチを妬いたとか、そういうことではない。ただ、自分に会いにも来ずに誰かと親しくしているのが気に障る。本当にそれだけだ。
「もちろんアドバイスだ。俺はこの娘を優勝させる」
別に相手が可愛らしい女の子だから気に障ったわけではない。
レインが自分の所に来ないでこんな所にいるのが少しだけ気になっただけだ。
「えーと、その子、一回戦第15試合の……」
「エレナと申します。聖女様」
淡い青髪、水色よりも僅かに群青と言ったところだろうか。10歳ほどの美少女がスカートの端を持ち上げ、礼儀正しく挨拶をする。
彼女は第一試合、必要最小限の動き、必要最小限の魔法を使い、見事な一回戦突破を決めた。氷の魔法。
ほんの少しだけ相手の足を凍結させて、身の丈程の杖でコツン。見事な一本だった。
「うん、見事な試合だったよ。一回戦突破おめでとう」
「ありがとうございます」
しかし、サニィには気になることがあった。
レインはなぜこんなにも可愛いお嬢様と言った見た目の子にアドバイスを送っているのだろうか。
心当たりはない。強いて言うなら、ここ一週間ほど、会う時間が30分程少なかった位だろうか。
我ながらなぜたった30分程度のことを覚えているのかは分からないけれど、心当たりといえばそれくらい。
「なぜ俺がこの娘にアドバイスなどしているのか気になるようだな!」
「あ、ま、待ってください魔人様」
何故かノリノリのレインに、エレナと名乗った美少女は魔人様と止める。
色々と意味が分からないが、とにかく気になることはこれだろう。
「ま、魔人様ぁ?」
一先ずはそれだ。レインの称号が最近は増えすぎではないか。いや、それはどうでも良い。
何故この可愛らしいお嬢さんが、魔人様などに心を売ってしまったのだろうか。
一体どこで、そんな道を間違えるようなことになってしまったのだろうか……。
それが気になってしまった。
「あ、あの、ルーク君がレイン様は魔人だって言っておりまして……」
「ああ、そういうことだ。大体分かっただろう?」
いやいや、全く意味が分からない。
ルー君がレインを魔人と言ったからといって何故この子は魔人に様まで付けて、しかもズボンの裾を握って懐いているのだろうか……。
サニィは混乱の極地へと陥っていた。
とは言え、彼女が一回戦を実にレインのアドバイスらしい戦い方で見事な勝ちを収めたのもまた事実だった。
しかし魔人様はダメだ。間違った方向へと進んでしまう可能性がある。
「えーと、魔法なら私が教えるよ? エレナちゃん」
「あ、え、えー……と。とても嬉しいのですが、わたしは魔人様に……」
「話は簡単だ。俺とこの娘は共に――」
「はっ、ダ、ダメです!」
サニィには自分の申し出を拒否してまでレインに付く心当たりは全く思い浮かばない。
しかも、レインが何かを言い出そうとした途端に顔を真っ赤にしてその口を凍結で塞ぐ。
(……え? 顔を真っ赤に? 俺とこの娘は共に? も、もしかして……。
レインさんはロリコンクソ野郎だったのかもしれない。微乳の私に一目惚れをしたと言ってキープをして、エリーちゃんを弟子にしてキープ、巨乳のオリヴィアは弟子にしたものの目もくれず、このエレナちゃんをを本命として……。それなら、説明が、付いてしまう……。最悪だ……、この男。しかも魔人とお嬢様プレイなんてレベルの高いことを……)
サニィは混乱していた。
今回に限っては、明確に知らない所でこそこそと動いている。
後ろめたいことがあって相談しなかったに違いない。
そんなことを考えていた。
「……レインさん、エレナちゃん。頑張ってくださいね。ま、まあ、優勝はうちのルー君ですけどっ!」
そう言って、走り去っていくサニィ。その横顔には、微かに光るものが見えた。
残された二人は顔を見合わせると、やれやれと息を吐く。
「あれはまぁ、盛大に勘違いをしてるな……」
「あ、あの、ごめんなさい、魔人様。わたし、恥ずかしくて……」
「構わないさ。なあ、お前も呼んだらどうだ?」
「え? 何をですか?」
「ルー君ってな」
――。
「ルー君、エレナちゃんだけには負けちゃダメ。当たるのは準決勝。絶対に勝ってね」
「えーと、エレナってうちの研究所の?」
サニィは焦っていた。
魔法の発展を考えていたら、いきなりぽっと出の可愛い娘にレインを取られそうになっている。
今まではサニィサニィ言って居たあの男が、一言の相談も無しに他の娘にちょっかいを出しているのだ。
それが……なんか、嫌だった。
「30番の、薄青の髪の毛のエレナちゃん! ルー君と同じ位の年の!」
「え、……と。もちろん負けるつもりなんか無いよ。あいつにだけは」
鬼気迫るサニィに対して、ルークは顔を背けながら受け答える。
あいつにだけは。その言葉がなんとなく頼もしいものに見える。
「よし! それじゃあ作戦を立てよう。エレナちゃんにはあの悪魔人レインが付いてるから、手ごわいよ」
「は? あの魔人が……? ……絶対に負けねえ」
魔人レイン。その一言に反応して、ルークはやる気を出した。
正に目が燃えているかのような決意を見せる。
優勝候補のルークは、2回戦、ルークにとっては1戦目、圧倒的な強さで完勝した。
一回戦が終わり、2回戦に入る前の休憩時間、サニィは見知った顔が一人の参加者と親しくしているのを見つけて声をかけた。
一回戦目を最も美しく突破した選手が、レインと楽しそうに話しているのを見て気になったのだ。
別にヤキモチを妬いたとか、そういうことではない。ただ、自分に会いにも来ずに誰かと親しくしているのが気に障る。本当にそれだけだ。
「もちろんアドバイスだ。俺はこの娘を優勝させる」
別に相手が可愛らしい女の子だから気に障ったわけではない。
レインが自分の所に来ないでこんな所にいるのが少しだけ気になっただけだ。
「えーと、その子、一回戦第15試合の……」
「エレナと申します。聖女様」
淡い青髪、水色よりも僅かに群青と言ったところだろうか。10歳ほどの美少女がスカートの端を持ち上げ、礼儀正しく挨拶をする。
彼女は第一試合、必要最小限の動き、必要最小限の魔法を使い、見事な一回戦突破を決めた。氷の魔法。
ほんの少しだけ相手の足を凍結させて、身の丈程の杖でコツン。見事な一本だった。
「うん、見事な試合だったよ。一回戦突破おめでとう」
「ありがとうございます」
しかし、サニィには気になることがあった。
レインはなぜこんなにも可愛いお嬢様と言った見た目の子にアドバイスを送っているのだろうか。
心当たりはない。強いて言うなら、ここ一週間ほど、会う時間が30分程少なかった位だろうか。
我ながらなぜたった30分程度のことを覚えているのかは分からないけれど、心当たりといえばそれくらい。
「なぜ俺がこの娘にアドバイスなどしているのか気になるようだな!」
「あ、ま、待ってください魔人様」
何故かノリノリのレインに、エレナと名乗った美少女は魔人様と止める。
色々と意味が分からないが、とにかく気になることはこれだろう。
「ま、魔人様ぁ?」
一先ずはそれだ。レインの称号が最近は増えすぎではないか。いや、それはどうでも良い。
何故この可愛らしいお嬢さんが、魔人様などに心を売ってしまったのだろうか。
一体どこで、そんな道を間違えるようなことになってしまったのだろうか……。
それが気になってしまった。
「あ、あの、ルーク君がレイン様は魔人だって言っておりまして……」
「ああ、そういうことだ。大体分かっただろう?」
いやいや、全く意味が分からない。
ルー君がレインを魔人と言ったからといって何故この子は魔人に様まで付けて、しかもズボンの裾を握って懐いているのだろうか……。
サニィは混乱の極地へと陥っていた。
とは言え、彼女が一回戦を実にレインのアドバイスらしい戦い方で見事な勝ちを収めたのもまた事実だった。
しかし魔人様はダメだ。間違った方向へと進んでしまう可能性がある。
「えーと、魔法なら私が教えるよ? エレナちゃん」
「あ、え、えー……と。とても嬉しいのですが、わたしは魔人様に……」
「話は簡単だ。俺とこの娘は共に――」
「はっ、ダ、ダメです!」
サニィには自分の申し出を拒否してまでレインに付く心当たりは全く思い浮かばない。
しかも、レインが何かを言い出そうとした途端に顔を真っ赤にしてその口を凍結で塞ぐ。
(……え? 顔を真っ赤に? 俺とこの娘は共に? も、もしかして……。
レインさんはロリコンクソ野郎だったのかもしれない。微乳の私に一目惚れをしたと言ってキープをして、エリーちゃんを弟子にしてキープ、巨乳のオリヴィアは弟子にしたものの目もくれず、このエレナちゃんをを本命として……。それなら、説明が、付いてしまう……。最悪だ……、この男。しかも魔人とお嬢様プレイなんてレベルの高いことを……)
サニィは混乱していた。
今回に限っては、明確に知らない所でこそこそと動いている。
後ろめたいことがあって相談しなかったに違いない。
そんなことを考えていた。
「……レインさん、エレナちゃん。頑張ってくださいね。ま、まあ、優勝はうちのルー君ですけどっ!」
そう言って、走り去っていくサニィ。その横顔には、微かに光るものが見えた。
残された二人は顔を見合わせると、やれやれと息を吐く。
「あれはまぁ、盛大に勘違いをしてるな……」
「あ、あの、ごめんなさい、魔人様。わたし、恥ずかしくて……」
「構わないさ。なあ、お前も呼んだらどうだ?」
「え? 何をですか?」
「ルー君ってな」
――。
「ルー君、エレナちゃんだけには負けちゃダメ。当たるのは準決勝。絶対に勝ってね」
「えーと、エレナってうちの研究所の?」
サニィは焦っていた。
魔法の発展を考えていたら、いきなりぽっと出の可愛い娘にレインを取られそうになっている。
今まではサニィサニィ言って居たあの男が、一言の相談も無しに他の娘にちょっかいを出しているのだ。
それが……なんか、嫌だった。
「30番の、薄青の髪の毛のエレナちゃん! ルー君と同じ位の年の!」
「え、……と。もちろん負けるつもりなんか無いよ。あいつにだけは」
鬼気迫るサニィに対して、ルークは顔を背けながら受け答える。
あいつにだけは。その言葉がなんとなく頼もしいものに見える。
「よし! それじゃあ作戦を立てよう。エレナちゃんにはあの悪魔人レインが付いてるから、手ごわいよ」
「は? あの魔人が……? ……絶対に負けねえ」
魔人レイン。その一言に反応して、ルークはやる気を出した。
正に目が燃えているかのような決意を見せる。
優勝候補のルークは、2回戦、ルークにとっては1戦目、圧倒的な強さで完勝した。
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