194 / 592
第十四章:取り敢えずで世界を救う
第百九十四話:ある奇怪な事件
しおりを挟む
最近、エレナの魔法が強くなっている。
幻術は本物と見まごう程だし、人心操作の魔法も、あの『たまき』という女狐には流石に劣るものの、ルークがかかる程になっている。
「エレナちゃん、最近の成長凄いね。安定もしてきてるし」
先生として、褒められる時は褒めるのも重要視なことのひとつだ。少なくどサニィは先生だった父親から、そうやって教わって成長してきた。
「いいえ、私は褒られることはしてません」
ところが、エレナはそれを正面から否定する。
「どうしたの? 魔法の威力も安定性も本当に凄いんだけど」
なので、とりあえずは聞いてみる。
「私は、最近イリスさんに嫉妬してるんです。ルー君をとられるんじゃないかって」
「あ、あぁ……、なるほど。ちょっと二人で話そっか。私も嫉妬の経験なら負けないし」
何やら分かってしまう悩みの結果、エレナは急激な成長を始めたらしい。
その内容はこうだった。
ルークとイリスは実力が似通っていて、ルークが対物理戦闘を学ぶのにちょうど良い相手だ。
年齢もルークが12歳に対してイリスは15歳。
見た目的にも少しエキゾチックながら、エレナよりも美人と言える彼女はとても優しく、魅力的なお姉さんに見えてしまってもおかしくない。
それに、あのビッチどものウアカリ出身。
いつルークを取られてしまってもおかしくはないのではないかとヒヤヒヤしている。
だから、かなり特殊な自分を除いて二人が仲良く鍛錬しているのを見ていると、どうしても負の魔法が強くなってしまう。
「私は以前、淫魔のことでルー君に迷惑かけちゃったし、捨てられちゃうかも」
「だから魔法で心を支配するイメージが強くなっちゃってるわけか」
「はぃ……」
しゅんとするエレナを見て、以前の自分を思い出す。露骨に凶暴化してしまった自分とは違い、見る限りエレナは十分に取り戻せるレベルだ。自分の負の感情にもしっかりと向き合っている。
それならば、少し気は引けるが、確かめてみようと思いエリーに念話で話しかける。以前ルークとエレナが開発した魔法だ。ドラゴンが得意としている、思考を相手に飛ばす魔法。
『エリーちゃんエリーちゃん、ルー君って今何考えてる? 念話だから思えば伝わるよ』
『イリス姉のおっぱいが見えそうって思ってるよ』
『……ま、まぁおとこのこだもんね』
『あ、見えたけどでもエレナ姉の方が良いって』
『え? どういうこと?』
『お姉ちゃんやイリス姉よりエレナ姉の方がおっきいって』
エリーの言うお姉ちゃんとは、サニィのことだ。
『…………ちょっと後で説教しとくね。ありがと』
『はーい』
エリーの無垢な返事に、サニィは黒い感情を滾らせる。久しぶりに魔王モードになっても良いのではないかと思ったが、それはなんとか抑えて。
その変化に、エレナは少し緊張する。
「エレナちゃん、ルー君の心、支配しちゃおうか」
「へ?」
「あの子、割と女の敵だから、もいじゃおうか」
「え? い、いや、それはまだだめですよ!」
「今ね、あの子イリスちゃんのおっぱいのこと考えてるから」
「……殺しましょう」
そうして、今まであまり教えることが出来なかったエレナに、サニィは魔王化した際の黒い感情やその他を叩き込んだ。エレナはルークとは違う方向に天才だ。
そんなサニィの全力の黒い部分を、全力で吸収した。
「思えばあの男は、最初先生に会った時には毎日先生のことを話しながらデレデレしてたんですよね。あの時も思い出せば常に視線は先生の胸にあった気がします」
もちろん、それはただの被害妄想だ。
実際に多少デレっとしていたことはルークも認める所ではあるだろう。しかし常に胸に視線など行ってはいない。サニィには胸がない。
「そうだね。どうすれば良いか分かるかな?」
ルークは大きい胸が好きだと言うことを隠したままにエレナを煽る。
「わたし以外の胸を見たらもげる痛みを!」
「そう。その意気。その域の痛みを!」
――。
「なあ、ルーク。あれは何をやってるんだ?」
「なんでしょうね。先生とエレナだけで特訓ってことは、僕じゃ難しいイメージの修行でしょうか」
何やら夜まで盛り上がっている二人を見て、残されたレインとルークは少し寂しく話し合う。
イリスはレインを警戒している為、クーリアが居なければ近づいてはこない。もちろん、ルークを奪うつもりも全くない。
彼女の好みは姉の様に頼れる人、だし、ウアカリの呪いとも呼べる男好きを発症しているわけでもない。
「サニィは時々わけの分からないことをし始めるからな。それじゃないと良いが……」
「エレナも少し前から魔法は強くなってたんですけど元気がなかったんですよね。先生が上手く励ましてくれたんでしょうか」
何も知らない二人は、黒い炎を滾らせる二人を心配しつつ、話を続ける。
ルークの空間魔法のヒントを得る為に、再びレインにと師事を受ける中、二人の女は暴走を続けた。
――。
「ルー君、ちょっとこっち向いて」
「ん?」
ある日の朝、エレナは背後からルークに近付くと、その肩に手を当てる。返事をしながら振り返るルークの頰が突き出された人差し指に押されてぷにっと形を変えると、エレナはあははと笑いながら、何処かに走っていった。
「ん?」
何がしたかったのか、分からない。まあ、可愛いけれど。そう思うルークは、エレナの魔法にかかっていた。
「先生、成功しました」
「うん、ちゃんとかかってるね。あとは様子を見てみようか」
その魔法は強力だ。その代わり、相手が完全に油断していないとかけることが出来ない。
その為にルークの頰を後ろからつついて、隙を作り出した。
サニィは制約をかけることによって、その効果を増幅する術を思い付いていた。呪文の様なもの。開発するタイミングがおかしいと思えなくもないが、怒ったサニィは怖い。
それは誰もが知っている。
それは、エレナに惚れる魔法ではなく、他人を良いと感じると股間がもげそう感じる魔法。確実な効果を、エレナは自身の胸を使って実証していた。
自身に魅了をかけ、無理やり関係のないマルスを好きになることでもげそうに感じることは実証済みだ。
それをサニィが乾いた顔で見ていたのは、まあ別の話として置いておくことにして、マナを感じたサニィがかかったと言うのであれば成功は確実だ。
しかし、一切の効果は表れない。
『エリーちゃんエリーちゃん、今ルー君何を考えてる?』
思わず、サニィはエリーに助けを求める。
『イリス姉のおっぱいが見えそうだって思ってるよ』
『それで?』
『へ? あ、見えたけどエレナ姉の方が良いって』
『…………』
『お姉ちゃん?』
『あ、ありがとエリーちゃん』
効果が出ないことに怪訝な顔するエレナの隣で、サニィはがくりと膝を折り、両手を地に付ける。
つーと一筋の雫が頰を伝う。
「先生、先生?」
不安げにそう呼ぶエレナにも、サニィは最早反応しなかった。
……。
「エリー、サニィは大丈夫なのか?」
「なんか、負けたって」
「どう言うことだ?」
「エレナ姉には完敗だって」
いまいち的を得ないエリーの言葉に、レインは考える。
しかし、全く意味が分からない。思い当たる節すらない。
エレナが対人が強いとはいえ、サニィに勝つのは不可能だ。マナを感じるサニィには、つまるところ本気を出せば如何な魔法も効きはしない。
だからこそ、負ける要素が見当たらない。
「レインさん、私の胸をどう思います?」
「素晴らしいと思うが」
次の日、サニィの質問にレインは真顔で即答する。
結局のところ今回の件もまた、サニィの奇怪な行動が産んだよく分からない事件なのだとレインが知ったのは、レインの発言にこの世で1番と言える様な嬉しそうな顔をしたサニィを見たルークの股間がもげそうになってのことだった。
幻術は本物と見まごう程だし、人心操作の魔法も、あの『たまき』という女狐には流石に劣るものの、ルークがかかる程になっている。
「エレナちゃん、最近の成長凄いね。安定もしてきてるし」
先生として、褒められる時は褒めるのも重要視なことのひとつだ。少なくどサニィは先生だった父親から、そうやって教わって成長してきた。
「いいえ、私は褒られることはしてません」
ところが、エレナはそれを正面から否定する。
「どうしたの? 魔法の威力も安定性も本当に凄いんだけど」
なので、とりあえずは聞いてみる。
「私は、最近イリスさんに嫉妬してるんです。ルー君をとられるんじゃないかって」
「あ、あぁ……、なるほど。ちょっと二人で話そっか。私も嫉妬の経験なら負けないし」
何やら分かってしまう悩みの結果、エレナは急激な成長を始めたらしい。
その内容はこうだった。
ルークとイリスは実力が似通っていて、ルークが対物理戦闘を学ぶのにちょうど良い相手だ。
年齢もルークが12歳に対してイリスは15歳。
見た目的にも少しエキゾチックながら、エレナよりも美人と言える彼女はとても優しく、魅力的なお姉さんに見えてしまってもおかしくない。
それに、あのビッチどものウアカリ出身。
いつルークを取られてしまってもおかしくはないのではないかとヒヤヒヤしている。
だから、かなり特殊な自分を除いて二人が仲良く鍛錬しているのを見ていると、どうしても負の魔法が強くなってしまう。
「私は以前、淫魔のことでルー君に迷惑かけちゃったし、捨てられちゃうかも」
「だから魔法で心を支配するイメージが強くなっちゃってるわけか」
「はぃ……」
しゅんとするエレナを見て、以前の自分を思い出す。露骨に凶暴化してしまった自分とは違い、見る限りエレナは十分に取り戻せるレベルだ。自分の負の感情にもしっかりと向き合っている。
それならば、少し気は引けるが、確かめてみようと思いエリーに念話で話しかける。以前ルークとエレナが開発した魔法だ。ドラゴンが得意としている、思考を相手に飛ばす魔法。
『エリーちゃんエリーちゃん、ルー君って今何考えてる? 念話だから思えば伝わるよ』
『イリス姉のおっぱいが見えそうって思ってるよ』
『……ま、まぁおとこのこだもんね』
『あ、見えたけどでもエレナ姉の方が良いって』
『え? どういうこと?』
『お姉ちゃんやイリス姉よりエレナ姉の方がおっきいって』
エリーの言うお姉ちゃんとは、サニィのことだ。
『…………ちょっと後で説教しとくね。ありがと』
『はーい』
エリーの無垢な返事に、サニィは黒い感情を滾らせる。久しぶりに魔王モードになっても良いのではないかと思ったが、それはなんとか抑えて。
その変化に、エレナは少し緊張する。
「エレナちゃん、ルー君の心、支配しちゃおうか」
「へ?」
「あの子、割と女の敵だから、もいじゃおうか」
「え? い、いや、それはまだだめですよ!」
「今ね、あの子イリスちゃんのおっぱいのこと考えてるから」
「……殺しましょう」
そうして、今まであまり教えることが出来なかったエレナに、サニィは魔王化した際の黒い感情やその他を叩き込んだ。エレナはルークとは違う方向に天才だ。
そんなサニィの全力の黒い部分を、全力で吸収した。
「思えばあの男は、最初先生に会った時には毎日先生のことを話しながらデレデレしてたんですよね。あの時も思い出せば常に視線は先生の胸にあった気がします」
もちろん、それはただの被害妄想だ。
実際に多少デレっとしていたことはルークも認める所ではあるだろう。しかし常に胸に視線など行ってはいない。サニィには胸がない。
「そうだね。どうすれば良いか分かるかな?」
ルークは大きい胸が好きだと言うことを隠したままにエレナを煽る。
「わたし以外の胸を見たらもげる痛みを!」
「そう。その意気。その域の痛みを!」
――。
「なあ、ルーク。あれは何をやってるんだ?」
「なんでしょうね。先生とエレナだけで特訓ってことは、僕じゃ難しいイメージの修行でしょうか」
何やら夜まで盛り上がっている二人を見て、残されたレインとルークは少し寂しく話し合う。
イリスはレインを警戒している為、クーリアが居なければ近づいてはこない。もちろん、ルークを奪うつもりも全くない。
彼女の好みは姉の様に頼れる人、だし、ウアカリの呪いとも呼べる男好きを発症しているわけでもない。
「サニィは時々わけの分からないことをし始めるからな。それじゃないと良いが……」
「エレナも少し前から魔法は強くなってたんですけど元気がなかったんですよね。先生が上手く励ましてくれたんでしょうか」
何も知らない二人は、黒い炎を滾らせる二人を心配しつつ、話を続ける。
ルークの空間魔法のヒントを得る為に、再びレインにと師事を受ける中、二人の女は暴走を続けた。
――。
「ルー君、ちょっとこっち向いて」
「ん?」
ある日の朝、エレナは背後からルークに近付くと、その肩に手を当てる。返事をしながら振り返るルークの頰が突き出された人差し指に押されてぷにっと形を変えると、エレナはあははと笑いながら、何処かに走っていった。
「ん?」
何がしたかったのか、分からない。まあ、可愛いけれど。そう思うルークは、エレナの魔法にかかっていた。
「先生、成功しました」
「うん、ちゃんとかかってるね。あとは様子を見てみようか」
その魔法は強力だ。その代わり、相手が完全に油断していないとかけることが出来ない。
その為にルークの頰を後ろからつついて、隙を作り出した。
サニィは制約をかけることによって、その効果を増幅する術を思い付いていた。呪文の様なもの。開発するタイミングがおかしいと思えなくもないが、怒ったサニィは怖い。
それは誰もが知っている。
それは、エレナに惚れる魔法ではなく、他人を良いと感じると股間がもげそう感じる魔法。確実な効果を、エレナは自身の胸を使って実証していた。
自身に魅了をかけ、無理やり関係のないマルスを好きになることでもげそうに感じることは実証済みだ。
それをサニィが乾いた顔で見ていたのは、まあ別の話として置いておくことにして、マナを感じたサニィがかかったと言うのであれば成功は確実だ。
しかし、一切の効果は表れない。
『エリーちゃんエリーちゃん、今ルー君何を考えてる?』
思わず、サニィはエリーに助けを求める。
『イリス姉のおっぱいが見えそうだって思ってるよ』
『それで?』
『へ? あ、見えたけどエレナ姉の方が良いって』
『…………』
『お姉ちゃん?』
『あ、ありがとエリーちゃん』
効果が出ないことに怪訝な顔するエレナの隣で、サニィはがくりと膝を折り、両手を地に付ける。
つーと一筋の雫が頰を伝う。
「先生、先生?」
不安げにそう呼ぶエレナにも、サニィは最早反応しなかった。
……。
「エリー、サニィは大丈夫なのか?」
「なんか、負けたって」
「どう言うことだ?」
「エレナ姉には完敗だって」
いまいち的を得ないエリーの言葉に、レインは考える。
しかし、全く意味が分からない。思い当たる節すらない。
エレナが対人が強いとはいえ、サニィに勝つのは不可能だ。マナを感じるサニィには、つまるところ本気を出せば如何な魔法も効きはしない。
だからこそ、負ける要素が見当たらない。
「レインさん、私の胸をどう思います?」
「素晴らしいと思うが」
次の日、サニィの質問にレインは真顔で即答する。
結局のところ今回の件もまた、サニィの奇怪な行動が産んだよく分からない事件なのだとレインが知ったのは、レインの発言にこの世で1番と言える様な嬉しそうな顔をしたサニィを見たルークの股間がもげそうになってのことだった。
0
あなたにおすすめの小説
帰国した王子の受難
ユウキ
恋愛
庶子である第二王子は、立場や情勢やら諸々を鑑みて早々に隣国へと無期限遊学に出た。そうして年月が経ち、そろそろ兄(第一王子)が立太子する頃かと、感慨深く想っていた頃に突然届いた帰還命令。
取り急ぎ舞い戻った祖国で見たのは、修羅場であった。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
盾の間違った使い方
KeyBow
ファンタジー
その日は快晴で、DIY日和だった。
まさかあんな形で日常が終わるだなんて、誰に想像できただろうか。
マンションの屋上から落ちてきた女子高生と、運が悪く――いや、悪すぎることに激突して、俺は死んだはずだった。
しかし、当たった次の瞬間。
気がつけば、今にも動き出しそうなドラゴンの骨の前にいた。
周囲は白骨死体だらけ。
慌てて武器になりそうなものを探すが、剣はすべて折れ曲がり、鎧は胸に大穴が空いたりひしゃげたりしている。
仏様から脱がすのは、物理的にも気持ち的にも無理だった。
ここは――
多分、ボス部屋。
しかもこの部屋には入り口しかなく、本来ドラゴンを倒すために進んできた道を、逆進行するしかなかった。
与えられた能力は、現代日本の商品を異世界に取り寄せる
【異世界ショッピング】。
一見チートだが、完成された日用品も、人が口にできる食べ物も飲料水もない。買えるのは素材と道具、作業関連品、農作業関連の品や種、苗等だ。
魔物を倒して魔石をポイントに換えなければ、
水一滴すら買えない。
ダンジョン最奥スタートの、ハード・・・どころか鬼モードだった。
そんな中、盾だけが違った。
傷はあっても、バンドの残った盾はいくつも使えた。
両手に円盾、背中に大盾、そして両肩に装着したL字型とスパイク付きのそれは、俺をリアルザクに仕立てた。
盾で殴り
盾で守り
腹が減れば・・・盾で焼く。
フライパン代わりにし、竈の一部にし、用途は盛大に間違っているが、生きるためには、それが正解だった。
ボス部屋手前のセーフエリアを拠点に、俺はひとりダンジョンを生き延びていく。
――そんなある日。
聞こえるはずのない女性の悲鳴が、ボス部屋から響いた。
盾のまちがった使い方から始まる異世界サバイバル、ここに開幕。
【AIの使用について】
本作は執筆補助ツールとして生成AIを使用しています。
主な用途は「誤字脱字のチェック」「表現の推敲」「壁打ち(アイデア出しの補助)」です。
ストーリー構成および本文の執筆は作者自身が行っております。
おっさん料理人と押しかけ弟子達のまったり田舎ライフ
双葉 鳴
ファンタジー
真面目だけが取り柄の料理人、本宝治洋一。
彼は能力の低さから不当な労働を強いられていた。
そんな彼を救い出してくれたのが友人の藤本要。
洋一は要と一緒に現代ダンジョンで気ままなセカンドライフを始めたのだが……気がつけば森の中。
さっきまで一緒に居た要の行方も知れず、洋一は途方に暮れた……のも束の間。腹が減っては戦はできぬ。
持ち前のサバイバル能力で見敵必殺!
赤い毛皮の大きなクマを非常食に、洋一はいつもの要領で食事の準備を始めたのだった。
そこで見慣れぬ騎士姿の少女を助けたことから洋一は面倒ごとに巻き込まれていく事になる。
人々との出会い。
そして貴族や平民との格差社会。
ファンタジーな世界観に飛び交う魔法。
牙を剥く魔獣を美味しく料理して食べる男とその弟子達の田舎での生活。
うるさい権力者達とは争わず、田舎でのんびりとした時間を過ごしたい!
そんな人のための物語。
5/6_18:00完結!
俺が死んでから始まる物語
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていたポーター(荷物運び)のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことは自分でも解っていた。
だが、それでもセレスはパーティに残りたかったので土下座までしてリヒトに情けなくもしがみついた。
余りにしつこいセレスに頭に来たリヒトはつい剣の柄でセレスを殴った…そして、セレスは亡くなった。
そこからこの話は始まる。
セレスには誰にも言った事が無い『秘密』があり、その秘密のせいで、死ぬことは怖く無かった…死から始まるファンタジー此処に開幕
凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。
生贄にされた少年。故郷を離れてゆるりと暮らす。
水定ゆう
ファンタジー
村の仕来りで生贄にされた少年、天月・オボロナ。魔物が蠢く危険な森で死を覚悟した天月は、三人の異形の者たちに命を救われる。
異形の者たちの弟子となった天月は、数年後故郷を離れ、魔物による被害と魔法の溢れる町でバイトをしながら冒険者活動を続けていた。
そこで待ち受けるのは数々の陰謀や危険な魔物たち。
生贄として魔物に捧げられた少年は、冒険者活動を続けながらゆるりと日常を満喫する!
※とりあえず、一時完結いたしました。
今後は、短編や別タイトルで続けていくと思いますが、今回はここまで。
その際は、ぜひ読んでいただけると幸いです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる