248 / 592
第二部第一章:鬼神を継ぐ二人
第十一話:隣の芝は青く見えるもの
しおりを挟む
あの日、師匠とお姉ちゃんが居なくなったあの日、私は全てを知った。
みんなが知っていたのに、私にだけ隠されていた事実。
それが優しさからだと、愛ゆえにだと、分かってはいたけれど、幼い私は認められなかった事実だ。
あの後の私の行動を思い返せば、やはり師匠達が隠していたというのは、そのまま正解だったのだろう。
もしも言われていれば、きっと大好きな二人を、自分を責めなければいけないほどに困らせてしまっていた。
私は4年前、それ程に幼かった。
私はそれまで、何一つ知らなかった。
――。
「え、エリー、オリヴィアちゃん、女将さん、私、わ、わたし、の、呪いが……」
4年前のある日エリーが夕方目を覚ましてのんびりとしていると、突然母親がそんなことを言いながら泣き出した。
エリーは朝を少し過ぎた頃から、オリヴィアを始めレインやサニィ、母親、みんなの寂しいような優しい様な何とも言えぬ感情に包まれ、それに影響されて泣き疲れて眠っていたのだった。
心が読めてしまうが故、抑えても漏れ出てしまうそれらの不思議な感情がエリーに与える影響はとてつもなく大きかった。
目を覚ますとレインとサニィの二人は第二の家とも言える『漣』という名前の宿屋を発っていたけれど、二人が旅をするのはいつものことだ。
だから、それほどの心配はしていなかった。
幼かったが故だろうか。
泣き喚いて抱きついた時の師匠の暖かさが、何とも心地よくて安心してしまったのが原因か。
ともかく、目が覚めたエリーは驚く程に何一つ、警戒をすることを忘れていた。
「アリスさん、呪い、治ったのですわね……? レイン様とお姉様は、……やったんで、す、わ……わ、わあああぁぁぁぁあん」
母に次いで、オリヴィアがそんなことを言って泣き出す。
そんなエリーに伝わったことは、とても簡単な一つの結果だった。
【レイン様とお姉様が、死んでしまった】
え?
エリーは思う。
有り得ない。
呪いが何かは分からないけれど、あの二人が死んでしまうことなんて、有り得ない。
真っ先に、そう思った。
しかし、同時にエリーはどうしようもなく理解する。
母もオリヴィアも、そして女将も大将すらも、二人が死んだと確信している。
否定したいけれど、その確信が悲しさだけでなく、賞賛からも来ていることを感じ取っている。
皆が認めたくない程に真実であると、その【呪い】とやらが本当に消えたのだと、宿の外、町中からも聞こえてくる。
「し、師匠とお姉ちゃんが……、え、ふぇ……?」
皆から溢れ出る感情に支配されて、再び涙が溢れ出す。
どうしようもなく、どうしようもなく、それは溢れてきて、切ない感情が止まらない。
「あ、ああぁぁぁあああぁ……」
そのまま、再び訳も分からず泣き始めた。
「そっか、アリス、治ったのね。あの2人、頑張ったのね。アリス、エリー、ずっとここに居ていいからね。あなた達は家族なのだから」
そんな風にエリー、オリヴィア、母親を抱きしめる女将さんからも、悲しさと覚悟と、そして二人への感謝とを感じ取って、その日は結局泣くだけの一日で終わってしまった。
――。
「ねえ、今は嫌な予感しないから、決闘終わったらさ、少し二人のお参りに行かない?」
「ええ、もちろんですわ」
エリーは暇を見つけてはオリヴィアと一緒に二人の墓参りに行くことにしている。
【あの時】オリヴィアに助けられて以来、敢えて何も分からない様に隠し続けた二人の優しさを、これでもかと理解していた。
「ねえ、オリ姉は私の力、どう思ってる?」
「それはもちろん、羨ましいですわ」
【それさえあればレイン様もお姉様も手に入れられましたもの】
本当に裏表の無い残念な王女だ。
まあ、それがあなたの良いところだよ、オリ姉。
もちろん言うことなんかないけれど、本当に助かっている。
「そっか、オリ姉の力も私は少し羨ましいけどね。シンプルで」
「隣の芝は青く見えるもの、それでは負ける準備はよろしいかしら?」
「それはこっちのセリフ。それじゃ、あの葉っぱが落ちたらね」
エリーが指したのは、今まさに落ちているサニィの作った森の、一枚の葉っぱ。
オアシスの郊外、砂漠の中、鬼神の後継者二人の戦いが始まる。
……。
「はあ、はあ、くそぉ、こんなん運だよぉ!」
「はぁ、前回はわたくしが同じことを言いましたわ、はぁ、でも、今回はわたくしの勝ちですわね」
一本の木に引っかかったエリーが、その根本に倒もたれかかったオリヴィアに不満をもらす。
砂漠の砂に足を取られたオリヴィアを、エリーが隙を突いたとばかりに反撃しようとした所、大きく見開いたその目の中に砂が入った。
命のやり取りでそんな状況になれば死んでしまうのは納得しているけれど、それでオリヴィアに負けるのは、なんだか納得がいかない。
実力が拮抗しているからこそ、この2時間にも及んだ戦いがそんな些細なことが原因で勝敗が付いてしまうことに、納得したくなかった。
「……はい、げっこー。来月からはずっと私のものだから。今月が最後だと思っときなさいよね!」
「はいはい、いつでも覚悟は出来てますわ。それじゃ、行きますわよ」
15分ほどのんびりと休憩をした後、エリーは悔しそうにしながらも丁寧に剣を受け渡す。
どれだけ悔しくても、この剣は戦闘中以外は決して投げないと決めている。
例えこの剣には傷一つ付かなくても、埃すら付かなくとも、この剣は自分達の誇りそのものだ。その誇りを傷付けるようなことは決してできない。
「言っとくけど私はまだ上手く扱えないんだからね! 早く渡して練習させなさいよ!」
「わたくしに勝てばエリーさんのものですわ。そうすれば存分に練習できますわよ?」
「くぅっ、本気で思ってるのが悔しい!」
エリーとオリヴィアの戦い方は正反対だ。
どちらもレインの正統後継者で、どちらもレインの特徴を受け継いでいる。
正攻法で圧倒するオリヴィアに、相手の意識の外を突こうとするエリー。
そのどちらもが、レインが得意だった戦法。そのどちらをも極めていたからこそ圧倒的だった師匠。
そんな真逆の性質をもつ二人の剣が、運次第で決まる勝敗を持っていたとしても何も不思議ではなかった。
もちろん、納得できるかは別として。
今回は勝ち誇るオリヴィアと、悔しがるエリー。
本当に信頼し合っている弟子同士だからこそ、二人はこうして思いっきり感情をぶつけ合えるのだった。
もちろん、それは二人共が理解している。
そんな二人は一通りの言い合いを済ませると、何事もなかったかの様に師匠の元へと歩き出した。
みんなが知っていたのに、私にだけ隠されていた事実。
それが優しさからだと、愛ゆえにだと、分かってはいたけれど、幼い私は認められなかった事実だ。
あの後の私の行動を思い返せば、やはり師匠達が隠していたというのは、そのまま正解だったのだろう。
もしも言われていれば、きっと大好きな二人を、自分を責めなければいけないほどに困らせてしまっていた。
私は4年前、それ程に幼かった。
私はそれまで、何一つ知らなかった。
――。
「え、エリー、オリヴィアちゃん、女将さん、私、わ、わたし、の、呪いが……」
4年前のある日エリーが夕方目を覚ましてのんびりとしていると、突然母親がそんなことを言いながら泣き出した。
エリーは朝を少し過ぎた頃から、オリヴィアを始めレインやサニィ、母親、みんなの寂しいような優しい様な何とも言えぬ感情に包まれ、それに影響されて泣き疲れて眠っていたのだった。
心が読めてしまうが故、抑えても漏れ出てしまうそれらの不思議な感情がエリーに与える影響はとてつもなく大きかった。
目を覚ますとレインとサニィの二人は第二の家とも言える『漣』という名前の宿屋を発っていたけれど、二人が旅をするのはいつものことだ。
だから、それほどの心配はしていなかった。
幼かったが故だろうか。
泣き喚いて抱きついた時の師匠の暖かさが、何とも心地よくて安心してしまったのが原因か。
ともかく、目が覚めたエリーは驚く程に何一つ、警戒をすることを忘れていた。
「アリスさん、呪い、治ったのですわね……? レイン様とお姉様は、……やったんで、す、わ……わ、わあああぁぁぁぁあん」
母に次いで、オリヴィアがそんなことを言って泣き出す。
そんなエリーに伝わったことは、とても簡単な一つの結果だった。
【レイン様とお姉様が、死んでしまった】
え?
エリーは思う。
有り得ない。
呪いが何かは分からないけれど、あの二人が死んでしまうことなんて、有り得ない。
真っ先に、そう思った。
しかし、同時にエリーはどうしようもなく理解する。
母もオリヴィアも、そして女将も大将すらも、二人が死んだと確信している。
否定したいけれど、その確信が悲しさだけでなく、賞賛からも来ていることを感じ取っている。
皆が認めたくない程に真実であると、その【呪い】とやらが本当に消えたのだと、宿の外、町中からも聞こえてくる。
「し、師匠とお姉ちゃんが……、え、ふぇ……?」
皆から溢れ出る感情に支配されて、再び涙が溢れ出す。
どうしようもなく、どうしようもなく、それは溢れてきて、切ない感情が止まらない。
「あ、ああぁぁぁあああぁ……」
そのまま、再び訳も分からず泣き始めた。
「そっか、アリス、治ったのね。あの2人、頑張ったのね。アリス、エリー、ずっとここに居ていいからね。あなた達は家族なのだから」
そんな風にエリー、オリヴィア、母親を抱きしめる女将さんからも、悲しさと覚悟と、そして二人への感謝とを感じ取って、その日は結局泣くだけの一日で終わってしまった。
――。
「ねえ、今は嫌な予感しないから、決闘終わったらさ、少し二人のお参りに行かない?」
「ええ、もちろんですわ」
エリーは暇を見つけてはオリヴィアと一緒に二人の墓参りに行くことにしている。
【あの時】オリヴィアに助けられて以来、敢えて何も分からない様に隠し続けた二人の優しさを、これでもかと理解していた。
「ねえ、オリ姉は私の力、どう思ってる?」
「それはもちろん、羨ましいですわ」
【それさえあればレイン様もお姉様も手に入れられましたもの】
本当に裏表の無い残念な王女だ。
まあ、それがあなたの良いところだよ、オリ姉。
もちろん言うことなんかないけれど、本当に助かっている。
「そっか、オリ姉の力も私は少し羨ましいけどね。シンプルで」
「隣の芝は青く見えるもの、それでは負ける準備はよろしいかしら?」
「それはこっちのセリフ。それじゃ、あの葉っぱが落ちたらね」
エリーが指したのは、今まさに落ちているサニィの作った森の、一枚の葉っぱ。
オアシスの郊外、砂漠の中、鬼神の後継者二人の戦いが始まる。
……。
「はあ、はあ、くそぉ、こんなん運だよぉ!」
「はぁ、前回はわたくしが同じことを言いましたわ、はぁ、でも、今回はわたくしの勝ちですわね」
一本の木に引っかかったエリーが、その根本に倒もたれかかったオリヴィアに不満をもらす。
砂漠の砂に足を取られたオリヴィアを、エリーが隙を突いたとばかりに反撃しようとした所、大きく見開いたその目の中に砂が入った。
命のやり取りでそんな状況になれば死んでしまうのは納得しているけれど、それでオリヴィアに負けるのは、なんだか納得がいかない。
実力が拮抗しているからこそ、この2時間にも及んだ戦いがそんな些細なことが原因で勝敗が付いてしまうことに、納得したくなかった。
「……はい、げっこー。来月からはずっと私のものだから。今月が最後だと思っときなさいよね!」
「はいはい、いつでも覚悟は出来てますわ。それじゃ、行きますわよ」
15分ほどのんびりと休憩をした後、エリーは悔しそうにしながらも丁寧に剣を受け渡す。
どれだけ悔しくても、この剣は戦闘中以外は決して投げないと決めている。
例えこの剣には傷一つ付かなくても、埃すら付かなくとも、この剣は自分達の誇りそのものだ。その誇りを傷付けるようなことは決してできない。
「言っとくけど私はまだ上手く扱えないんだからね! 早く渡して練習させなさいよ!」
「わたくしに勝てばエリーさんのものですわ。そうすれば存分に練習できますわよ?」
「くぅっ、本気で思ってるのが悔しい!」
エリーとオリヴィアの戦い方は正反対だ。
どちらもレインの正統後継者で、どちらもレインの特徴を受け継いでいる。
正攻法で圧倒するオリヴィアに、相手の意識の外を突こうとするエリー。
そのどちらもが、レインが得意だった戦法。そのどちらをも極めていたからこそ圧倒的だった師匠。
そんな真逆の性質をもつ二人の剣が、運次第で決まる勝敗を持っていたとしても何も不思議ではなかった。
もちろん、納得できるかは別として。
今回は勝ち誇るオリヴィアと、悔しがるエリー。
本当に信頼し合っている弟子同士だからこそ、二人はこうして思いっきり感情をぶつけ合えるのだった。
もちろん、それは二人共が理解している。
そんな二人は一通りの言い合いを済ませると、何事もなかったかの様に師匠の元へと歩き出した。
0
あなたにおすすめの小説
帰国した王子の受難
ユウキ
恋愛
庶子である第二王子は、立場や情勢やら諸々を鑑みて早々に隣国へと無期限遊学に出た。そうして年月が経ち、そろそろ兄(第一王子)が立太子する頃かと、感慨深く想っていた頃に突然届いた帰還命令。
取り急ぎ舞い戻った祖国で見たのは、修羅場であった。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
盾の間違った使い方
KeyBow
ファンタジー
その日は快晴で、DIY日和だった。
まさかあんな形で日常が終わるだなんて、誰に想像できただろうか。
マンションの屋上から落ちてきた女子高生と、運が悪く――いや、悪すぎることに激突して、俺は死んだはずだった。
しかし、当たった次の瞬間。
気がつけば、今にも動き出しそうなドラゴンの骨の前にいた。
周囲は白骨死体だらけ。
慌てて武器になりそうなものを探すが、剣はすべて折れ曲がり、鎧は胸に大穴が空いたりひしゃげたりしている。
仏様から脱がすのは、物理的にも気持ち的にも無理だった。
ここは――
多分、ボス部屋。
しかもこの部屋には入り口しかなく、本来ドラゴンを倒すために進んできた道を、逆進行するしかなかった。
与えられた能力は、現代日本の商品を異世界に取り寄せる
【異世界ショッピング】。
一見チートだが、完成された日用品も、人が口にできる食べ物も飲料水もない。買えるのは素材と道具、作業関連品、農作業関連の品や種、苗等だ。
魔物を倒して魔石をポイントに換えなければ、
水一滴すら買えない。
ダンジョン最奥スタートの、ハード・・・どころか鬼モードだった。
そんな中、盾だけが違った。
傷はあっても、バンドの残った盾はいくつも使えた。
両手に円盾、背中に大盾、そして両肩に装着したL字型とスパイク付きのそれは、俺をリアルザクに仕立てた。
盾で殴り
盾で守り
腹が減れば・・・盾で焼く。
フライパン代わりにし、竈の一部にし、用途は盛大に間違っているが、生きるためには、それが正解だった。
ボス部屋手前のセーフエリアを拠点に、俺はひとりダンジョンを生き延びていく。
――そんなある日。
聞こえるはずのない女性の悲鳴が、ボス部屋から響いた。
盾のまちがった使い方から始まる異世界サバイバル、ここに開幕。
【AIの使用について】
本作は執筆補助ツールとして生成AIを使用しています。
主な用途は「誤字脱字のチェック」「表現の推敲」「壁打ち(アイデア出しの補助)」です。
ストーリー構成および本文の執筆は作者自身が行っております。
おっさん料理人と押しかけ弟子達のまったり田舎ライフ
双葉 鳴
ファンタジー
真面目だけが取り柄の料理人、本宝治洋一。
彼は能力の低さから不当な労働を強いられていた。
そんな彼を救い出してくれたのが友人の藤本要。
洋一は要と一緒に現代ダンジョンで気ままなセカンドライフを始めたのだが……気がつけば森の中。
さっきまで一緒に居た要の行方も知れず、洋一は途方に暮れた……のも束の間。腹が減っては戦はできぬ。
持ち前のサバイバル能力で見敵必殺!
赤い毛皮の大きなクマを非常食に、洋一はいつもの要領で食事の準備を始めたのだった。
そこで見慣れぬ騎士姿の少女を助けたことから洋一は面倒ごとに巻き込まれていく事になる。
人々との出会い。
そして貴族や平民との格差社会。
ファンタジーな世界観に飛び交う魔法。
牙を剥く魔獣を美味しく料理して食べる男とその弟子達の田舎での生活。
うるさい権力者達とは争わず、田舎でのんびりとした時間を過ごしたい!
そんな人のための物語。
5/6_18:00完結!
俺が死んでから始まる物語
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていたポーター(荷物運び)のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことは自分でも解っていた。
だが、それでもセレスはパーティに残りたかったので土下座までしてリヒトに情けなくもしがみついた。
余りにしつこいセレスに頭に来たリヒトはつい剣の柄でセレスを殴った…そして、セレスは亡くなった。
そこからこの話は始まる。
セレスには誰にも言った事が無い『秘密』があり、その秘密のせいで、死ぬことは怖く無かった…死から始まるファンタジー此処に開幕
凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。
生贄にされた少年。故郷を離れてゆるりと暮らす。
水定ゆう
ファンタジー
村の仕来りで生贄にされた少年、天月・オボロナ。魔物が蠢く危険な森で死を覚悟した天月は、三人の異形の者たちに命を救われる。
異形の者たちの弟子となった天月は、数年後故郷を離れ、魔物による被害と魔法の溢れる町でバイトをしながら冒険者活動を続けていた。
そこで待ち受けるのは数々の陰謀や危険な魔物たち。
生贄として魔物に捧げられた少年は、冒険者活動を続けながらゆるりと日常を満喫する!
※とりあえず、一時完結いたしました。
今後は、短編や別タイトルで続けていくと思いますが、今回はここまで。
その際は、ぜひ読んでいただけると幸いです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる