252 / 592
第二部第一章:鬼神を継ぐ二人
第十五話:いいえ、それは実力ですわ
しおりを挟む
「ところで、なんでオリ姉は私の話を聞かずに勝手にロードと戦ったの?」
「少し気になることがありまして」
オーガの群れを一匹残らず殲滅した二人は、特に疲れた様子もなく向かい合う。
少しの怒気を帯びたエリーに、安穏と微笑を湛えたオリヴィア。
エリーには、その理由が伝わってくる。
【戦闘中、わたくしを見失いましたわね?】
「な……」
確かに、言われてみればそうだ。
ロードの動きは全て見ていたし、オリヴィアが暴走すればそれを止めるのが自分の役割だったはずだ。
それにも関わらず、気がつけばオリヴィアは自分よりも多くのロードを倒していた。
ロードが倒れるのに気づいた瞬間、声をかけられたことによって、ようやくオリヴィアがそれをしたのだと気づいたのだ。
「エリーさんの弱点、ですわね。先の決闘で少し気になることがあって、今回試してみましたの」
「私の弱点?」
心を読む能力の弱点は、隠そうとする意思があれば伝わらないこと。
とはいえ、戦闘中はどうしてもその思考が漏れてしまうものだ。普段の会話以外ではそれは弱点になり得ない。
「ええ。些細な部分なのですが、例えばお師匠様の様な相手になら簡単に看破されてしまうだろう、致命的な弱点がありますわ」
「でも、だからと言ってあんな平静を欠いた状態でロードを相手にしてもしものことがあったら……」
エリーはそう、純粋にオリヴィアの心配をする。
怒りに任せてしまえば、周囲への認識能力は極端に下がってしまう。
1対1でならともかく、集団戦である以上それは致命的なことになりかねない。
しかし、オリヴィアは相変わらず冷静にこう言う。
「わたくしが、最初から冷静だったとしたら?」
「へ?」
「ちょうど都合良く怨敵が現れましたものね」
「ちょ、ちょっと、どういうこと?」
オリヴィアの発言に、エリーはよく分からないといった顔で問う。
心の声は、欺くことが出来ない。隠すことによって誤魔化すことは出来ても、漏れ出たそれが嘘であることは有り得ない。
だからこそ、エリーは師匠達と幸せな日々を過ごせたはずなのだ。
「簡単ですわ。私はほんの少しだけ感情をコントロールしましたの。本当に恨んでいるからこそ、エリーさんに伝わってしまう感情を利用して、ほんの少しだけ自分を騙してみましたの」
「んん? どういうこと?」
「つまり、わたくしは本気でオーガに怒っていました。けれど、お姉様にそのお話を聞いたのは10年近くも前のこと。とっくに分別は付いていますわ。だから」
まだ分からないといったエリーに、オリヴィアは確信を伝える。
「濃厚な感情を滾らせた後にふと冷静になられると、エリーさんの力は対象を見失うみたいです」
言われて、思い返す。
確かに前回の戦いの時、足を取られたオリヴィアを狙った時、彼女は焦っていた。
しかしそこから目に砂が入った瞬間、オリヴィアを見失ったのだ。
自分の能力ならば、例え目が見えなくなろうと回避できる可能性が高い。
もちろん、高いだけで確実ではない。目で見るよりは正確性に欠けるし、相手がただの反射で戦う虫の様な魔物であれば読めるわけがない。
だが目に砂が入ったエリーを見てオリヴィアが急速に冷静さを取り戻したのだとしたら……。
一つの疑問が解ける。
「ということは、もしかして私が今までオリ姉に負けてきたのって、それが理由?」
「いいえ、それは実力ですわ」
「くっ、でも思い返してみれば6ヶ月前も見失った気がする!」
「いいえ、あれも実力ですわ」
「で、でも先月は私が勝ったもん!」
「ふふふ、あなたの力が割れた以上、この先わたくしの負けなど有り得ませんわ」
「くぅ、こ、この、ばーか!」
心を読む力を持った者に心理戦で勝つのは気持ちが良い。
そんな愉悦に浸るオリヴィアを見て、エリーも冷静さを取り戻す。
片方のテンションが上がると片方は冷静になるなんてことはよくあることで、この二人の場合は何故かそれが毎回上手い具合に噛み合っていく。
だからこそ、エリーは思い返す。
「まあ、でもオリ姉が冷静にロードを倒してたなら良かったよ。怒りに任せてじゃないのね?」
そんな安堵の気持ちが溢れ出す。
一歩間違えれば即死に繋がる可能性がある敵を相手に、冷静さは必須だ。
心を読めるからこそ、分かること。オリヴィアが冷静に対処したというのは本当だ。
彼女は隠し事を一切しない。
まるでそれが信頼の証だとでも言うかの様に、余計な妄想までをも垂れ流す。
そんなオリヴィアが、エリーは時に鬱陶しく、時に面倒くさく、時に迷惑で、そして時に心地良い。
殆ど同じ意味だけれど、まあ、それほどに心を開いてくれているのが、総合すると嬉しいのだ。
「わたくしはお師匠様から、エリーを頼む。ってキリッと優しく格好良く言われていますからね。最後のお言葉、私情で無下にするわけありませんわ」
全く似ていないレインのモノマネをしながら、オリヴィアは言う。
「……なんか師匠がオリ姉に馬鹿にされてるみたいで少しイラっとしたけど、そっか」
なんだかんだで、今回も無事に終わった。
心配したオリヴィアはケロッと何事もなく、逆にエリーの逆転を発見するという形でその冷静さを見せつけた。
それを思えば、師匠のモノマネが似ていないことくらい今は流してやるのも悪くはない。
「さて、割と致命的な弱点が今更分かりましたわね。意識なさいな」
「ん、師匠なら一瞬で見抜かれて利用されちゃうもんね」
成長したからこそ見えてくる弱点。
隙を見る力を持つ師匠に一度も指摘されていなかったという事は、修行を付けてもらっていた時にはきっと隙だらけでそこが気にすらならなかったのだろう。
「私も順調に伸びてる証拠かな」
そんな言葉を呟いて、エリーは死骸と武器を片付けながらオリヴィアの心の内を覗き込む。
【最近は本当に勝つのが紙一重で大変です。お師匠様に最強を預けられた以上、わたくしももっと修行を積まなければ】
やはりオリヴィアは尊敬に値する人物だ。
本当にちゃんと勝つのはまだ少し先になりそうだと少しだけ嬉しく思う。
少しして、ようやく我を取り戻した5人の参拝者が手伝ってくれたのに感謝をしながら掃除をする。
本日は結局、その後も増えてきた参拝者と共に町の外周全てを綺麗に掃除することになったのだった。
結局、今回のオーガ戦でも被害はゼロ。連中が来た方向が『死の山』の方角からだったからということもあり、道中は誰一人として人は通らなかった様だ。
「少し気になることがありまして」
オーガの群れを一匹残らず殲滅した二人は、特に疲れた様子もなく向かい合う。
少しの怒気を帯びたエリーに、安穏と微笑を湛えたオリヴィア。
エリーには、その理由が伝わってくる。
【戦闘中、わたくしを見失いましたわね?】
「な……」
確かに、言われてみればそうだ。
ロードの動きは全て見ていたし、オリヴィアが暴走すればそれを止めるのが自分の役割だったはずだ。
それにも関わらず、気がつけばオリヴィアは自分よりも多くのロードを倒していた。
ロードが倒れるのに気づいた瞬間、声をかけられたことによって、ようやくオリヴィアがそれをしたのだと気づいたのだ。
「エリーさんの弱点、ですわね。先の決闘で少し気になることがあって、今回試してみましたの」
「私の弱点?」
心を読む能力の弱点は、隠そうとする意思があれば伝わらないこと。
とはいえ、戦闘中はどうしてもその思考が漏れてしまうものだ。普段の会話以外ではそれは弱点になり得ない。
「ええ。些細な部分なのですが、例えばお師匠様の様な相手になら簡単に看破されてしまうだろう、致命的な弱点がありますわ」
「でも、だからと言ってあんな平静を欠いた状態でロードを相手にしてもしものことがあったら……」
エリーはそう、純粋にオリヴィアの心配をする。
怒りに任せてしまえば、周囲への認識能力は極端に下がってしまう。
1対1でならともかく、集団戦である以上それは致命的なことになりかねない。
しかし、オリヴィアは相変わらず冷静にこう言う。
「わたくしが、最初から冷静だったとしたら?」
「へ?」
「ちょうど都合良く怨敵が現れましたものね」
「ちょ、ちょっと、どういうこと?」
オリヴィアの発言に、エリーはよく分からないといった顔で問う。
心の声は、欺くことが出来ない。隠すことによって誤魔化すことは出来ても、漏れ出たそれが嘘であることは有り得ない。
だからこそ、エリーは師匠達と幸せな日々を過ごせたはずなのだ。
「簡単ですわ。私はほんの少しだけ感情をコントロールしましたの。本当に恨んでいるからこそ、エリーさんに伝わってしまう感情を利用して、ほんの少しだけ自分を騙してみましたの」
「んん? どういうこと?」
「つまり、わたくしは本気でオーガに怒っていました。けれど、お姉様にそのお話を聞いたのは10年近くも前のこと。とっくに分別は付いていますわ。だから」
まだ分からないといったエリーに、オリヴィアは確信を伝える。
「濃厚な感情を滾らせた後にふと冷静になられると、エリーさんの力は対象を見失うみたいです」
言われて、思い返す。
確かに前回の戦いの時、足を取られたオリヴィアを狙った時、彼女は焦っていた。
しかしそこから目に砂が入った瞬間、オリヴィアを見失ったのだ。
自分の能力ならば、例え目が見えなくなろうと回避できる可能性が高い。
もちろん、高いだけで確実ではない。目で見るよりは正確性に欠けるし、相手がただの反射で戦う虫の様な魔物であれば読めるわけがない。
だが目に砂が入ったエリーを見てオリヴィアが急速に冷静さを取り戻したのだとしたら……。
一つの疑問が解ける。
「ということは、もしかして私が今までオリ姉に負けてきたのって、それが理由?」
「いいえ、それは実力ですわ」
「くっ、でも思い返してみれば6ヶ月前も見失った気がする!」
「いいえ、あれも実力ですわ」
「で、でも先月は私が勝ったもん!」
「ふふふ、あなたの力が割れた以上、この先わたくしの負けなど有り得ませんわ」
「くぅ、こ、この、ばーか!」
心を読む力を持った者に心理戦で勝つのは気持ちが良い。
そんな愉悦に浸るオリヴィアを見て、エリーも冷静さを取り戻す。
片方のテンションが上がると片方は冷静になるなんてことはよくあることで、この二人の場合は何故かそれが毎回上手い具合に噛み合っていく。
だからこそ、エリーは思い返す。
「まあ、でもオリ姉が冷静にロードを倒してたなら良かったよ。怒りに任せてじゃないのね?」
そんな安堵の気持ちが溢れ出す。
一歩間違えれば即死に繋がる可能性がある敵を相手に、冷静さは必須だ。
心を読めるからこそ、分かること。オリヴィアが冷静に対処したというのは本当だ。
彼女は隠し事を一切しない。
まるでそれが信頼の証だとでも言うかの様に、余計な妄想までをも垂れ流す。
そんなオリヴィアが、エリーは時に鬱陶しく、時に面倒くさく、時に迷惑で、そして時に心地良い。
殆ど同じ意味だけれど、まあ、それほどに心を開いてくれているのが、総合すると嬉しいのだ。
「わたくしはお師匠様から、エリーを頼む。ってキリッと優しく格好良く言われていますからね。最後のお言葉、私情で無下にするわけありませんわ」
全く似ていないレインのモノマネをしながら、オリヴィアは言う。
「……なんか師匠がオリ姉に馬鹿にされてるみたいで少しイラっとしたけど、そっか」
なんだかんだで、今回も無事に終わった。
心配したオリヴィアはケロッと何事もなく、逆にエリーの逆転を発見するという形でその冷静さを見せつけた。
それを思えば、師匠のモノマネが似ていないことくらい今は流してやるのも悪くはない。
「さて、割と致命的な弱点が今更分かりましたわね。意識なさいな」
「ん、師匠なら一瞬で見抜かれて利用されちゃうもんね」
成長したからこそ見えてくる弱点。
隙を見る力を持つ師匠に一度も指摘されていなかったという事は、修行を付けてもらっていた時にはきっと隙だらけでそこが気にすらならなかったのだろう。
「私も順調に伸びてる証拠かな」
そんな言葉を呟いて、エリーは死骸と武器を片付けながらオリヴィアの心の内を覗き込む。
【最近は本当に勝つのが紙一重で大変です。お師匠様に最強を預けられた以上、わたくしももっと修行を積まなければ】
やはりオリヴィアは尊敬に値する人物だ。
本当にちゃんと勝つのはまだ少し先になりそうだと少しだけ嬉しく思う。
少しして、ようやく我を取り戻した5人の参拝者が手伝ってくれたのに感謝をしながら掃除をする。
本日は結局、その後も増えてきた参拝者と共に町の外周全てを綺麗に掃除することになったのだった。
結局、今回のオーガ戦でも被害はゼロ。連中が来た方向が『死の山』の方角からだったからということもあり、道中は誰一人として人は通らなかった様だ。
0
あなたにおすすめの小説
帰国した王子の受難
ユウキ
恋愛
庶子である第二王子は、立場や情勢やら諸々を鑑みて早々に隣国へと無期限遊学に出た。そうして年月が経ち、そろそろ兄(第一王子)が立太子する頃かと、感慨深く想っていた頃に突然届いた帰還命令。
取り急ぎ舞い戻った祖国で見たのは、修羅場であった。
おっさん料理人と押しかけ弟子達のまったり田舎ライフ
双葉 鳴
ファンタジー
真面目だけが取り柄の料理人、本宝治洋一。
彼は能力の低さから不当な労働を強いられていた。
そんな彼を救い出してくれたのが友人の藤本要。
洋一は要と一緒に現代ダンジョンで気ままなセカンドライフを始めたのだが……気がつけば森の中。
さっきまで一緒に居た要の行方も知れず、洋一は途方に暮れた……のも束の間。腹が減っては戦はできぬ。
持ち前のサバイバル能力で見敵必殺!
赤い毛皮の大きなクマを非常食に、洋一はいつもの要領で食事の準備を始めたのだった。
そこで見慣れぬ騎士姿の少女を助けたことから洋一は面倒ごとに巻き込まれていく事になる。
人々との出会い。
そして貴族や平民との格差社会。
ファンタジーな世界観に飛び交う魔法。
牙を剥く魔獣を美味しく料理して食べる男とその弟子達の田舎での生活。
うるさい権力者達とは争わず、田舎でのんびりとした時間を過ごしたい!
そんな人のための物語。
5/6_18:00完結!
盾の間違った使い方
KeyBow
ファンタジー
その日は快晴で、DIY日和だった。
まさかあんな形で日常が終わるだなんて、誰に想像できただろうか。
マンションの屋上から落ちてきた女子高生と、運が悪く――いや、悪すぎることに激突して、俺は死んだはずだった。
しかし、当たった次の瞬間。
気がつけば、今にも動き出しそうなドラゴンの骨の前にいた。
周囲は白骨死体だらけ。
慌てて武器になりそうなものを探すが、剣はすべて折れ曲がり、鎧は胸に大穴が空いたりひしゃげたりしている。
仏様から脱がすのは、物理的にも気持ち的にも無理だった。
ここは――
多分、ボス部屋。
しかもこの部屋には入り口しかなく、本来ドラゴンを倒すために進んできた道を、逆進行するしかなかった。
与えられた能力は、現代日本の商品を異世界に取り寄せる
【異世界ショッピング】。
一見チートだが、完成された日用品も、人が口にできる食べ物も飲料水もない。買えるのは素材と道具、作業関連品、農作業関連の品や種、苗等だ。
魔物を倒して魔石をポイントに換えなければ、
水一滴すら買えない。
ダンジョン最奥スタートの、ハード・・・どころか鬼モードだった。
そんな中、盾だけが違った。
傷はあっても、バンドの残った盾はいくつも使えた。
両手に円盾、背中に大盾、そして両肩に装着したL字型とスパイク付きのそれは、俺をリアルザクに仕立てた。
盾で殴り
盾で守り
腹が減れば・・・盾で焼く。
フライパン代わりにし、竈の一部にし、用途は盛大に間違っているが、生きるためには、それが正解だった。
ボス部屋手前のセーフエリアを拠点に、俺はひとりダンジョンを生き延びていく。
――そんなある日。
聞こえるはずのない女性の悲鳴が、ボス部屋から響いた。
盾のまちがった使い方から始まる異世界サバイバル、ここに開幕。
【AIの使用について】
本作は執筆補助ツールとして生成AIを使用しています。
主な用途は「誤字脱字のチェック」「表現の推敲」「壁打ち(アイデア出しの補助)」です。
ストーリー構成および本文の執筆は作者自身が行っております。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
俺が死んでから始まる物語
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていたポーター(荷物運び)のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことは自分でも解っていた。
だが、それでもセレスはパーティに残りたかったので土下座までしてリヒトに情けなくもしがみついた。
余りにしつこいセレスに頭に来たリヒトはつい剣の柄でセレスを殴った…そして、セレスは亡くなった。
そこからこの話は始まる。
セレスには誰にも言った事が無い『秘密』があり、その秘密のせいで、死ぬことは怖く無かった…死から始まるファンタジー此処に開幕
凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。
生贄にされた少年。故郷を離れてゆるりと暮らす。
水定ゆう
ファンタジー
村の仕来りで生贄にされた少年、天月・オボロナ。魔物が蠢く危険な森で死を覚悟した天月は、三人の異形の者たちに命を救われる。
異形の者たちの弟子となった天月は、数年後故郷を離れ、魔物による被害と魔法の溢れる町でバイトをしながら冒険者活動を続けていた。
そこで待ち受けるのは数々の陰謀や危険な魔物たち。
生贄として魔物に捧げられた少年は、冒険者活動を続けながらゆるりと日常を満喫する!
※とりあえず、一時完結いたしました。
今後は、短編や別タイトルで続けていくと思いますが、今回はここまで。
その際は、ぜひ読んでいただけると幸いです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる