351 / 592
第八章:ほんの僅かの前進
第百十四話:それはきっと悪魔の囁きの様な、
しおりを挟む
「以前は先代魔王の小娘、等と思ってはいたけれど、流石にヴァンパイアプリンセス。世界に振りまいた呪いは、私では作ること敵わなかった魔法。まあ、その仕組みを解いたサニィは人間の域を超えてるのかもしれないわね」
南の小屋の中、一匹の狐はいつもの様に魔法書を読み解いている。
呪いに使われた考え方は、生きているだけで本能的に魅了を振りまいてしまう女狐には無い発想だ。
5年後、必ず死ぬ代わりにそれまでは決して死なない。
それはつまり、ヴァンパイアの力、再生の力の一部を相手に分け与え、それが解ける際に少しだけ毒を残して心臓を止めていくという呪いだ。5年というリミットを予め魔法の中に組み込んでおき、その間には死への恐怖が増すというおまけ付き。
その副作用としてなのか何故なのかは今だ理解できないものの、罹ってしまった者は幸福になってしまうことが、より死への恐怖を増幅させる作用を持つ。
そんな悪意の塊の様な発想。
それを、呪文を通して効果を増幅し、更には自身の体を触媒にして世界に振りまいたものが、魔王の呪い。
「ふう、私は一年で足りるかしら。半年まで削らないと無理かしら」
狐は今日も考えている。
やろうとしていることをこなす為には、聖女サニィの力が欲しい。
世界の意思の言葉を聞く等という、魔物には先天的に備わっているどうでも良い力ではなく、マナを感じ語りかける力。魔物の自分には、どれだけ努力しようと勇者の力が備わることはない。
それでも、どうしてもその力を手に入れたかった。
そんな女狐は、今日も聞こえるあの声に、耳を傾ける。
そう。それはきっと悪魔の囁きの様な、そんな甘さに満ちた囁きだ。
――。
エリーとオリヴィアは、漣に戻って来ていた。
戻ると直ぐにアリスが出迎え、「今日はふぐ料理ね」等と張り切っている。
そんなアリスの様子を見ると、流石にオリヴィアのことを漏らしたことをひとこと言ってやろうと思っていたエリーもどうしようもなく、苦笑いを始めていた。
「ふふ、負けず嫌いのエリーさんもお母様には勝てませんのね」
そんな風に笑うオリヴィアもまた、アリスにひとこと言うつもりは無いようで、「ふぐ料理楽しみですわ」と部屋に戻っていった。
「ねえお母さん、昨日海豚亭に行って来たよ」
厨房で忙しなく働いている母を手伝いながら、エリーはそう切り出した。
「あら、みんな元気にしてた? 大将の娘のまりちゃんなんか今はもうたまちゃんと一緒に看板娘として大人気じゃない?」
慣れた手つきで料理をしながら、アリスは懐かしげに言う。その手つきは流石は自分の母親と言う程に洗練されている。それはともかく、あの店員の名前は「まり」と言うのかとそんなことを思いながらも、本題はそこではない。
「まりさんは私とオリ姉にびっくりしてたよ。それはそうと、たまちゃん居なかったよ。少し前に辞めちゃったみたい」
本題は、そこだ。
オリヴィアと二人で質問責めにすれば、仲良くしていたと言う母はもしかしたらたまきを庇うかもしれない。
彼女が魔物だと説明すれば、流石に信じられるだろうが母を辛い目に合わせることになる。かつて盗賊に村を滅ぼされかけたアリスにとって、友人というのは貴重な存在だ。
それが例え魔物であっても、不用意に悲しませることは避けたいこと。
「まりちゃんはちょっと上がっちゃうところもあるからね。……そっか、たまちゃん辞めちゃったのね。余りにも男の人が寄ってきちゃうものだから、大変だったと思うけど」
そう、少し寂しそうに言うアリス。
「なんかやりたいことがあるって言ってたみたいだよ」
「そっか。そう言えばやりたいことあるって言ってたわ。やっと目処がついたのね」
エリーに言われて、思い出したことがあるらしい。
それが何かはアリス自身にもわかってない様だったが、何かを思い出そうとしている様子は伺える。
「へえ、お仕事辞めてまでやりたかったことがあったんだねぇ」
「なんかね、サニィさんの魔法書を見て希望が出てきたんだって」
そうして母娘の会話風を装って、情報を聞き出していく。
心を読めるエリーには最も有利な分野ながら、普段はあまりやりたがらないこと。
それでも、気になることが出てきた以上は、続けなければならなかった。
「魔法書を見て?」
「うん、あの子レイン様大好きっていつも言ってたから、二人の旅に沿ったルートで旅でもしてるのかもね」
「ああ、なるほどー。地図も書いてあるし、花の川もあるしね」
「そうね。危険もいっぱいだけど、たまちゃんは魔法も少し使えるって言ってたから魔法書で成長出来るって思ったのかも」
「そっか。魔法使いなら勉強すれば旅も出来るかもね。でも、魔王を倒してからにしてもらわないと困るけどね……」
「その辺りはたまちゃんなら賢いから大丈夫だと思うわ。ほら、これからふぐを捌くから、話はまた後でね」
そうして、いつの間にか手を止めてしまっていたエリーを追い出すようにして、アリスは50cm程のふぐを取り出した。
気になることは相変わらず解決を見せる様子はないものの、再び気になる情報を入手することが出来た。
エリーは、オリヴィアの部屋へと向かう。
……。
「オリ姉、気になることが少し。たまきは魔法書を見て何かやることを思いついたって話。それが辞めるきっかけになったみたい。それと、お母さんにもいつも師匠が大好きとか言ってたみたい。あとは……、少し魔法が使えるって言ってたみたいだけど、これはそんなに関係ないかな」
それを聞いて、オリヴィアから返って来た答えはシンプルだった。
「ええ、一先ずそれらの情報をまとめて本部に送っておきましょう。もしかしたら要注意かもしれないと」
先ほどまでの事情聴取で緊張の中に居たエリーは、オリヴィアに会って緊張が解けたのだろう、急に下らないことが気になってしまった。
「あれ、またわたくしのライバルガーとか言わないの?」
「たまきがレイン様を慕っているということなど知ってますもの……」
そうしても最後まで集中を維持できないエリーに呆れつつ、オリヴィアもまた思うのだった。
【たまきが今回の魔王復活に関わらないと言う保証が、急に無くなってしまいましたわね】
南の小屋の中、一匹の狐はいつもの様に魔法書を読み解いている。
呪いに使われた考え方は、生きているだけで本能的に魅了を振りまいてしまう女狐には無い発想だ。
5年後、必ず死ぬ代わりにそれまでは決して死なない。
それはつまり、ヴァンパイアの力、再生の力の一部を相手に分け与え、それが解ける際に少しだけ毒を残して心臓を止めていくという呪いだ。5年というリミットを予め魔法の中に組み込んでおき、その間には死への恐怖が増すというおまけ付き。
その副作用としてなのか何故なのかは今だ理解できないものの、罹ってしまった者は幸福になってしまうことが、より死への恐怖を増幅させる作用を持つ。
そんな悪意の塊の様な発想。
それを、呪文を通して効果を増幅し、更には自身の体を触媒にして世界に振りまいたものが、魔王の呪い。
「ふう、私は一年で足りるかしら。半年まで削らないと無理かしら」
狐は今日も考えている。
やろうとしていることをこなす為には、聖女サニィの力が欲しい。
世界の意思の言葉を聞く等という、魔物には先天的に備わっているどうでも良い力ではなく、マナを感じ語りかける力。魔物の自分には、どれだけ努力しようと勇者の力が備わることはない。
それでも、どうしてもその力を手に入れたかった。
そんな女狐は、今日も聞こえるあの声に、耳を傾ける。
そう。それはきっと悪魔の囁きの様な、そんな甘さに満ちた囁きだ。
――。
エリーとオリヴィアは、漣に戻って来ていた。
戻ると直ぐにアリスが出迎え、「今日はふぐ料理ね」等と張り切っている。
そんなアリスの様子を見ると、流石にオリヴィアのことを漏らしたことをひとこと言ってやろうと思っていたエリーもどうしようもなく、苦笑いを始めていた。
「ふふ、負けず嫌いのエリーさんもお母様には勝てませんのね」
そんな風に笑うオリヴィアもまた、アリスにひとこと言うつもりは無いようで、「ふぐ料理楽しみですわ」と部屋に戻っていった。
「ねえお母さん、昨日海豚亭に行って来たよ」
厨房で忙しなく働いている母を手伝いながら、エリーはそう切り出した。
「あら、みんな元気にしてた? 大将の娘のまりちゃんなんか今はもうたまちゃんと一緒に看板娘として大人気じゃない?」
慣れた手つきで料理をしながら、アリスは懐かしげに言う。その手つきは流石は自分の母親と言う程に洗練されている。それはともかく、あの店員の名前は「まり」と言うのかとそんなことを思いながらも、本題はそこではない。
「まりさんは私とオリ姉にびっくりしてたよ。それはそうと、たまちゃん居なかったよ。少し前に辞めちゃったみたい」
本題は、そこだ。
オリヴィアと二人で質問責めにすれば、仲良くしていたと言う母はもしかしたらたまきを庇うかもしれない。
彼女が魔物だと説明すれば、流石に信じられるだろうが母を辛い目に合わせることになる。かつて盗賊に村を滅ぼされかけたアリスにとって、友人というのは貴重な存在だ。
それが例え魔物であっても、不用意に悲しませることは避けたいこと。
「まりちゃんはちょっと上がっちゃうところもあるからね。……そっか、たまちゃん辞めちゃったのね。余りにも男の人が寄ってきちゃうものだから、大変だったと思うけど」
そう、少し寂しそうに言うアリス。
「なんかやりたいことがあるって言ってたみたいだよ」
「そっか。そう言えばやりたいことあるって言ってたわ。やっと目処がついたのね」
エリーに言われて、思い出したことがあるらしい。
それが何かはアリス自身にもわかってない様だったが、何かを思い出そうとしている様子は伺える。
「へえ、お仕事辞めてまでやりたかったことがあったんだねぇ」
「なんかね、サニィさんの魔法書を見て希望が出てきたんだって」
そうして母娘の会話風を装って、情報を聞き出していく。
心を読めるエリーには最も有利な分野ながら、普段はあまりやりたがらないこと。
それでも、気になることが出てきた以上は、続けなければならなかった。
「魔法書を見て?」
「うん、あの子レイン様大好きっていつも言ってたから、二人の旅に沿ったルートで旅でもしてるのかもね」
「ああ、なるほどー。地図も書いてあるし、花の川もあるしね」
「そうね。危険もいっぱいだけど、たまちゃんは魔法も少し使えるって言ってたから魔法書で成長出来るって思ったのかも」
「そっか。魔法使いなら勉強すれば旅も出来るかもね。でも、魔王を倒してからにしてもらわないと困るけどね……」
「その辺りはたまちゃんなら賢いから大丈夫だと思うわ。ほら、これからふぐを捌くから、話はまた後でね」
そうして、いつの間にか手を止めてしまっていたエリーを追い出すようにして、アリスは50cm程のふぐを取り出した。
気になることは相変わらず解決を見せる様子はないものの、再び気になる情報を入手することが出来た。
エリーは、オリヴィアの部屋へと向かう。
……。
「オリ姉、気になることが少し。たまきは魔法書を見て何かやることを思いついたって話。それが辞めるきっかけになったみたい。それと、お母さんにもいつも師匠が大好きとか言ってたみたい。あとは……、少し魔法が使えるって言ってたみたいだけど、これはそんなに関係ないかな」
それを聞いて、オリヴィアから返って来た答えはシンプルだった。
「ええ、一先ずそれらの情報をまとめて本部に送っておきましょう。もしかしたら要注意かもしれないと」
先ほどまでの事情聴取で緊張の中に居たエリーは、オリヴィアに会って緊張が解けたのだろう、急に下らないことが気になってしまった。
「あれ、またわたくしのライバルガーとか言わないの?」
「たまきがレイン様を慕っているということなど知ってますもの……」
そうしても最後まで集中を維持できないエリーに呆れつつ、オリヴィアもまた思うのだった。
【たまきが今回の魔王復活に関わらないと言う保証が、急に無くなってしまいましたわね】
0
あなたにおすすめの小説
帰国した王子の受難
ユウキ
恋愛
庶子である第二王子は、立場や情勢やら諸々を鑑みて早々に隣国へと無期限遊学に出た。そうして年月が経ち、そろそろ兄(第一王子)が立太子する頃かと、感慨深く想っていた頃に突然届いた帰還命令。
取り急ぎ舞い戻った祖国で見たのは、修羅場であった。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
盾の間違った使い方
KeyBow
ファンタジー
その日は快晴で、DIY日和だった。
まさかあんな形で日常が終わるだなんて、誰に想像できただろうか。
マンションの屋上から落ちてきた女子高生と、運が悪く――いや、悪すぎることに激突して、俺は死んだはずだった。
しかし、当たった次の瞬間。
気がつけば、今にも動き出しそうなドラゴンの骨の前にいた。
周囲は白骨死体だらけ。
慌てて武器になりそうなものを探すが、剣はすべて折れ曲がり、鎧は胸に大穴が空いたりひしゃげたりしている。
仏様から脱がすのは、物理的にも気持ち的にも無理だった。
ここは――
多分、ボス部屋。
しかもこの部屋には入り口しかなく、本来ドラゴンを倒すために進んできた道を、逆進行するしかなかった。
与えられた能力は、現代日本の商品を異世界に取り寄せる
【異世界ショッピング】。
一見チートだが、完成された日用品も、人が口にできる食べ物も飲料水もない。買えるのは素材と道具、作業関連品、農作業関連の品や種、苗等だ。
魔物を倒して魔石をポイントに換えなければ、
水一滴すら買えない。
ダンジョン最奥スタートの、ハード・・・どころか鬼モードだった。
そんな中、盾だけが違った。
傷はあっても、バンドの残った盾はいくつも使えた。
両手に円盾、背中に大盾、そして両肩に装着したL字型とスパイク付きのそれは、俺をリアルザクに仕立てた。
盾で殴り
盾で守り
腹が減れば・・・盾で焼く。
フライパン代わりにし、竈の一部にし、用途は盛大に間違っているが、生きるためには、それが正解だった。
ボス部屋手前のセーフエリアを拠点に、俺はひとりダンジョンを生き延びていく。
――そんなある日。
聞こえるはずのない女性の悲鳴が、ボス部屋から響いた。
盾のまちがった使い方から始まる異世界サバイバル、ここに開幕。
【AIの使用について】
本作は執筆補助ツールとして生成AIを使用しています。
主な用途は「誤字脱字のチェック」「表現の推敲」「壁打ち(アイデア出しの補助)」です。
ストーリー構成および本文の執筆は作者自身が行っております。
おっさん料理人と押しかけ弟子達のまったり田舎ライフ
双葉 鳴
ファンタジー
真面目だけが取り柄の料理人、本宝治洋一。
彼は能力の低さから不当な労働を強いられていた。
そんな彼を救い出してくれたのが友人の藤本要。
洋一は要と一緒に現代ダンジョンで気ままなセカンドライフを始めたのだが……気がつけば森の中。
さっきまで一緒に居た要の行方も知れず、洋一は途方に暮れた……のも束の間。腹が減っては戦はできぬ。
持ち前のサバイバル能力で見敵必殺!
赤い毛皮の大きなクマを非常食に、洋一はいつもの要領で食事の準備を始めたのだった。
そこで見慣れぬ騎士姿の少女を助けたことから洋一は面倒ごとに巻き込まれていく事になる。
人々との出会い。
そして貴族や平民との格差社会。
ファンタジーな世界観に飛び交う魔法。
牙を剥く魔獣を美味しく料理して食べる男とその弟子達の田舎での生活。
うるさい権力者達とは争わず、田舎でのんびりとした時間を過ごしたい!
そんな人のための物語。
5/6_18:00完結!
俺が死んでから始まる物語
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていたポーター(荷物運び)のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことは自分でも解っていた。
だが、それでもセレスはパーティに残りたかったので土下座までしてリヒトに情けなくもしがみついた。
余りにしつこいセレスに頭に来たリヒトはつい剣の柄でセレスを殴った…そして、セレスは亡くなった。
そこからこの話は始まる。
セレスには誰にも言った事が無い『秘密』があり、その秘密のせいで、死ぬことは怖く無かった…死から始まるファンタジー此処に開幕
凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。
生贄にされた少年。故郷を離れてゆるりと暮らす。
水定ゆう
ファンタジー
村の仕来りで生贄にされた少年、天月・オボロナ。魔物が蠢く危険な森で死を覚悟した天月は、三人の異形の者たちに命を救われる。
異形の者たちの弟子となった天月は、数年後故郷を離れ、魔物による被害と魔法の溢れる町でバイトをしながら冒険者活動を続けていた。
そこで待ち受けるのは数々の陰謀や危険な魔物たち。
生贄として魔物に捧げられた少年は、冒険者活動を続けながらゆるりと日常を満喫する!
※とりあえず、一時完結いたしました。
今後は、短編や別タイトルで続けていくと思いますが、今回はここまで。
その際は、ぜひ読んでいただけると幸いです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる