447 / 592
第三章:王妃と幼馴染
第四十八話:悪夢
しおりを挟む
「おはようサラ」
サラが目を覚ますと、少しばかり固いベッドの隣には母が居た。
「ん、んん……あれ、ママ? 私は?」
頭がふらふらするものの、母は特に心配する様子も無く微笑んでいるので、一瞬の混乱を覚える。
何か凄まじく大変な目にあった様な……。と思っていると母が首を傾げる。
「あら、覚えてない?」
「ええと、パパと霊峰に……入って……。そっか。修行だ」
思い出してみれば、限界を見極める為の修行に霊峰へと入ったのだった。
限界を見極めると言いつつ、そのまま一つも魔法を使えという指示が出されないままに倒れてしまったということは、一度死の寸前まで行ってみようという訓練だったのだろう。
実際に霊峰で倒れた経験があるルークが、その見極めを間違えることは有り得ない。
「そうそう。大丈夫そう?」
相変わらずあまり心配していないように見える母の様子からしても、その予想はほぼ間違い無いだろう。
倒れるぎりぎりで魔法を使えと言うのなら、流石の母『悪夢のエレナ』ももう少し心配するはずだ。
「うん。倒れる寸前まで思い出したよ」
霊峰で倒れるということは、後少しで死んでいたということ。
しかしそれを思い返してみても、そこまでの恐怖は覚えていなかった。
頼れる父が隣に居たからか、母の様に死に疎いのかは分からないけれど、とにかく。
「そっか。倒れる寸前でも普通に魔法、使えそう?」
「思考力は落ちちゃってるから普通は無理かもだけど、魔法の発動だけなら問題ない、と、思う」
気持ち悪くて吐きそうだったし頭もふらふらだったものの、倒れる寸前でも生き延びる為の魔法を瞬時に行使することくらいなら問題なさそうだった。
もちろん、それだけでは足りないのは分かっているけれど、少なくともパニックではなかった。
「それなら大丈夫そうね」
「なんの修行だったの?」
微笑む母に、一応聞いてみることにする。
「死の直前でもパニックにならない為の修行。魔法使いの弱点はパニックだからね」
するとはやり、予想通りだったらしい。
「ははは、ママの娘がパニックになる方が難しいかもよ」
そんな風におどけてみせる。
悪夢のエレナは例え死んでも魔法が使えるとまで言われる魔法使いだ。
当然脳が働いていなければ魔法の行使は不可能に決まっているが、それでも使えそうな程に心が乱れないという揶揄。
もちろん言ったのはルークで、後でキツいお仕置きがされたのだとかなんとか。
すると、母の微笑みが少しだけ変化する。
その様子に、サラは強烈な怖気を覚えた。
もしかしたら、死よりも恐ろしいことが待っているのではという怖気。
そしてそれはどうやら現実になりそうだ。
「ふふ、そっか。なら、次の修行は私とね。一瞬でパニックにさせてみせるから期待してて」
世界で最も期待したくない言葉が、母から放たれた。
修行は基本的に理論派な父ルークが教えてくれていて、母エレナはそれ程関わらないのが基本だった。
母の魔法は感覚的なものだし、教えることには向いていない。
何より、エレナの魔法は心を折ることが専門だ。サラに効率的な心の折り方なんかを説かれても困るというのが、ルークの教育理念だった。
ところが、ここにはルークは居ない。
ルークが居らず母がいるということはつまり、今回は特別講師としてエレナが修行をつけることを、ルーク自身が認めてしまったということ。
「いや、普通に怖いんだけど……。戦っちゃいけない英雄エレナなんだよ、ママ」
冷や汗を垂らしながらサラは言う。
サラにとって最も怖い人物は誰かと言われれば、それは母エレナだ。
誰よりも頼りになる父、最強の魔法使いルークが時折恐れを見せる。
ただそれだけで、サラにとってエレナを怖がる理由は十分だった。
もちろん実の母だ。
三歳の頃にサラが攫われた事件で激怒して盗賊団を壊滅させたことは覚えているし、普段は優しい母だと言える。
それでも、怖いものは怖いのだ。
「でも、私位にならないとクラウス君の隣に居るのは大変だよ?」
こんな風に。
「な、何言ってるのママ!? へぶっ」
その簡単な言葉にパニックに陥った瞬間、横合いから枕が飛んできていた。
エレナは左手をパタパタとさせている。
きっとその手の動きの通りに枕を飛ばしたのだろう。
「ほら、一瞬でパニック。まだ修行開始しても無いのに」
「え……」
普段なら避けられて当然と言える攻撃を放っておいて、エレナは平然と言う。
これはまだ修行ですらなく、ただ少しからかったに過ぎないと。
たったそれだけで、いとも簡単にサラの心を乱したのだと。
相変わらず恐ろしい母は、再び楽しそうに笑うと、さらなる追撃の言葉を放つ。
「ふふ、こんなんでパニックになってたら、先を越されちゃうかもね」
「な、なにを言って……おぶ」
先ほどの枕が、再び。
父の様な力で勝てない攻撃ではない。
しかし、どうにも避けることも抵抗することも出来ない。
そんなサラに、エレナは慈愛に満ちた表情で言った。
「ほらまた心が乱れてる。でも大丈夫。女は時には獰猛な肉食獣の様に男を狩ることも大切だって教えてあげるから」
それはサラにとってはとても慈愛に満ちた、悪魔の様な笑顔に見えたのだった。
「ひっ……」
力の強さが魔法の強さでは無いことを、サラはこの後に思う存分知ることになる。
世界最強の魔法使いに対して、世界最凶の魔法使い。
絶対に戦ってはいけないと言われるエレナの魔法の恐怖を味わって、サラは思うのだった。
そりゃ、この人を大会に出したら死者が出るだけなら良い方で、観客含め何人が一生消えないトラウマを植えつけられるか分からないよね、と。
大会に出ないかと打診された際、ルークが絶対にエレナは出さないと強く運営側に言っていた理由を、サラは嫌というほど味わうことになる。
その一言目は、「そう言えばクラウス君、子どもと旅してるみたいだよ」だった。
サラが目を覚ますと、少しばかり固いベッドの隣には母が居た。
「ん、んん……あれ、ママ? 私は?」
頭がふらふらするものの、母は特に心配する様子も無く微笑んでいるので、一瞬の混乱を覚える。
何か凄まじく大変な目にあった様な……。と思っていると母が首を傾げる。
「あら、覚えてない?」
「ええと、パパと霊峰に……入って……。そっか。修行だ」
思い出してみれば、限界を見極める為の修行に霊峰へと入ったのだった。
限界を見極めると言いつつ、そのまま一つも魔法を使えという指示が出されないままに倒れてしまったということは、一度死の寸前まで行ってみようという訓練だったのだろう。
実際に霊峰で倒れた経験があるルークが、その見極めを間違えることは有り得ない。
「そうそう。大丈夫そう?」
相変わらずあまり心配していないように見える母の様子からしても、その予想はほぼ間違い無いだろう。
倒れるぎりぎりで魔法を使えと言うのなら、流石の母『悪夢のエレナ』ももう少し心配するはずだ。
「うん。倒れる寸前まで思い出したよ」
霊峰で倒れるということは、後少しで死んでいたということ。
しかしそれを思い返してみても、そこまでの恐怖は覚えていなかった。
頼れる父が隣に居たからか、母の様に死に疎いのかは分からないけれど、とにかく。
「そっか。倒れる寸前でも普通に魔法、使えそう?」
「思考力は落ちちゃってるから普通は無理かもだけど、魔法の発動だけなら問題ない、と、思う」
気持ち悪くて吐きそうだったし頭もふらふらだったものの、倒れる寸前でも生き延びる為の魔法を瞬時に行使することくらいなら問題なさそうだった。
もちろん、それだけでは足りないのは分かっているけれど、少なくともパニックではなかった。
「それなら大丈夫そうね」
「なんの修行だったの?」
微笑む母に、一応聞いてみることにする。
「死の直前でもパニックにならない為の修行。魔法使いの弱点はパニックだからね」
するとはやり、予想通りだったらしい。
「ははは、ママの娘がパニックになる方が難しいかもよ」
そんな風におどけてみせる。
悪夢のエレナは例え死んでも魔法が使えるとまで言われる魔法使いだ。
当然脳が働いていなければ魔法の行使は不可能に決まっているが、それでも使えそうな程に心が乱れないという揶揄。
もちろん言ったのはルークで、後でキツいお仕置きがされたのだとかなんとか。
すると、母の微笑みが少しだけ変化する。
その様子に、サラは強烈な怖気を覚えた。
もしかしたら、死よりも恐ろしいことが待っているのではという怖気。
そしてそれはどうやら現実になりそうだ。
「ふふ、そっか。なら、次の修行は私とね。一瞬でパニックにさせてみせるから期待してて」
世界で最も期待したくない言葉が、母から放たれた。
修行は基本的に理論派な父ルークが教えてくれていて、母エレナはそれ程関わらないのが基本だった。
母の魔法は感覚的なものだし、教えることには向いていない。
何より、エレナの魔法は心を折ることが専門だ。サラに効率的な心の折り方なんかを説かれても困るというのが、ルークの教育理念だった。
ところが、ここにはルークは居ない。
ルークが居らず母がいるということはつまり、今回は特別講師としてエレナが修行をつけることを、ルーク自身が認めてしまったということ。
「いや、普通に怖いんだけど……。戦っちゃいけない英雄エレナなんだよ、ママ」
冷や汗を垂らしながらサラは言う。
サラにとって最も怖い人物は誰かと言われれば、それは母エレナだ。
誰よりも頼りになる父、最強の魔法使いルークが時折恐れを見せる。
ただそれだけで、サラにとってエレナを怖がる理由は十分だった。
もちろん実の母だ。
三歳の頃にサラが攫われた事件で激怒して盗賊団を壊滅させたことは覚えているし、普段は優しい母だと言える。
それでも、怖いものは怖いのだ。
「でも、私位にならないとクラウス君の隣に居るのは大変だよ?」
こんな風に。
「な、何言ってるのママ!? へぶっ」
その簡単な言葉にパニックに陥った瞬間、横合いから枕が飛んできていた。
エレナは左手をパタパタとさせている。
きっとその手の動きの通りに枕を飛ばしたのだろう。
「ほら、一瞬でパニック。まだ修行開始しても無いのに」
「え……」
普段なら避けられて当然と言える攻撃を放っておいて、エレナは平然と言う。
これはまだ修行ですらなく、ただ少しからかったに過ぎないと。
たったそれだけで、いとも簡単にサラの心を乱したのだと。
相変わらず恐ろしい母は、再び楽しそうに笑うと、さらなる追撃の言葉を放つ。
「ふふ、こんなんでパニックになってたら、先を越されちゃうかもね」
「な、なにを言って……おぶ」
先ほどの枕が、再び。
父の様な力で勝てない攻撃ではない。
しかし、どうにも避けることも抵抗することも出来ない。
そんなサラに、エレナは慈愛に満ちた表情で言った。
「ほらまた心が乱れてる。でも大丈夫。女は時には獰猛な肉食獣の様に男を狩ることも大切だって教えてあげるから」
それはサラにとってはとても慈愛に満ちた、悪魔の様な笑顔に見えたのだった。
「ひっ……」
力の強さが魔法の強さでは無いことを、サラはこの後に思う存分知ることになる。
世界最強の魔法使いに対して、世界最凶の魔法使い。
絶対に戦ってはいけないと言われるエレナの魔法の恐怖を味わって、サラは思うのだった。
そりゃ、この人を大会に出したら死者が出るだけなら良い方で、観客含め何人が一生消えないトラウマを植えつけられるか分からないよね、と。
大会に出ないかと打診された際、ルークが絶対にエレナは出さないと強く運営側に言っていた理由を、サラは嫌というほど味わうことになる。
その一言目は、「そう言えばクラウス君、子どもと旅してるみたいだよ」だった。
0
あなたにおすすめの小説
帰国した王子の受難
ユウキ
恋愛
庶子である第二王子は、立場や情勢やら諸々を鑑みて早々に隣国へと無期限遊学に出た。そうして年月が経ち、そろそろ兄(第一王子)が立太子する頃かと、感慨深く想っていた頃に突然届いた帰還命令。
取り急ぎ舞い戻った祖国で見たのは、修羅場であった。
おっさん料理人と押しかけ弟子達のまったり田舎ライフ
双葉 鳴
ファンタジー
真面目だけが取り柄の料理人、本宝治洋一。
彼は能力の低さから不当な労働を強いられていた。
そんな彼を救い出してくれたのが友人の藤本要。
洋一は要と一緒に現代ダンジョンで気ままなセカンドライフを始めたのだが……気がつけば森の中。
さっきまで一緒に居た要の行方も知れず、洋一は途方に暮れた……のも束の間。腹が減っては戦はできぬ。
持ち前のサバイバル能力で見敵必殺!
赤い毛皮の大きなクマを非常食に、洋一はいつもの要領で食事の準備を始めたのだった。
そこで見慣れぬ騎士姿の少女を助けたことから洋一は面倒ごとに巻き込まれていく事になる。
人々との出会い。
そして貴族や平民との格差社会。
ファンタジーな世界観に飛び交う魔法。
牙を剥く魔獣を美味しく料理して食べる男とその弟子達の田舎での生活。
うるさい権力者達とは争わず、田舎でのんびりとした時間を過ごしたい!
そんな人のための物語。
5/6_18:00完結!
盾の間違った使い方
KeyBow
ファンタジー
その日は快晴で、DIY日和だった。
まさかあんな形で日常が終わるだなんて、誰に想像できただろうか。
マンションの屋上から落ちてきた女子高生と、運が悪く――いや、悪すぎることに激突して、俺は死んだはずだった。
しかし、当たった次の瞬間。
気がつけば、今にも動き出しそうなドラゴンの骨の前にいた。
周囲は白骨死体だらけ。
慌てて武器になりそうなものを探すが、剣はすべて折れ曲がり、鎧は胸に大穴が空いたりひしゃげたりしている。
仏様から脱がすのは、物理的にも気持ち的にも無理だった。
ここは――
多分、ボス部屋。
しかもこの部屋には入り口しかなく、本来ドラゴンを倒すために進んできた道を、逆進行するしかなかった。
与えられた能力は、現代日本の商品を異世界に取り寄せる
【異世界ショッピング】。
一見チートだが、完成された日用品も、人が口にできる食べ物も飲料水もない。買えるのは素材と道具、作業関連品、農作業関連の品や種、苗等だ。
魔物を倒して魔石をポイントに換えなければ、
水一滴すら買えない。
ダンジョン最奥スタートの、ハード・・・どころか鬼モードだった。
そんな中、盾だけが違った。
傷はあっても、バンドの残った盾はいくつも使えた。
両手に円盾、背中に大盾、そして両肩に装着したL字型とスパイク付きのそれは、俺をリアルザクに仕立てた。
盾で殴り
盾で守り
腹が減れば・・・盾で焼く。
フライパン代わりにし、竈の一部にし、用途は盛大に間違っているが、生きるためには、それが正解だった。
ボス部屋手前のセーフエリアを拠点に、俺はひとりダンジョンを生き延びていく。
――そんなある日。
聞こえるはずのない女性の悲鳴が、ボス部屋から響いた。
盾のまちがった使い方から始まる異世界サバイバル、ここに開幕。
【AIの使用について】
本作は執筆補助ツールとして生成AIを使用しています。
主な用途は「誤字脱字のチェック」「表現の推敲」「壁打ち(アイデア出しの補助)」です。
ストーリー構成および本文の執筆は作者自身が行っております。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
俺が死んでから始まる物語
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていたポーター(荷物運び)のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことは自分でも解っていた。
だが、それでもセレスはパーティに残りたかったので土下座までしてリヒトに情けなくもしがみついた。
余りにしつこいセレスに頭に来たリヒトはつい剣の柄でセレスを殴った…そして、セレスは亡くなった。
そこからこの話は始まる。
セレスには誰にも言った事が無い『秘密』があり、その秘密のせいで、死ぬことは怖く無かった…死から始まるファンタジー此処に開幕
凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。
生贄にされた少年。故郷を離れてゆるりと暮らす。
水定ゆう
ファンタジー
村の仕来りで生贄にされた少年、天月・オボロナ。魔物が蠢く危険な森で死を覚悟した天月は、三人の異形の者たちに命を救われる。
異形の者たちの弟子となった天月は、数年後故郷を離れ、魔物による被害と魔法の溢れる町でバイトをしながら冒険者活動を続けていた。
そこで待ち受けるのは数々の陰謀や危険な魔物たち。
生贄として魔物に捧げられた少年は、冒険者活動を続けながらゆるりと日常を満喫する!
※とりあえず、一時完結いたしました。
今後は、短編や別タイトルで続けていくと思いますが、今回はここまで。
その際は、ぜひ読んでいただけると幸いです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる