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番外編
俺の大事なエロカワイイ奥さん ①
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「黒沢さあん!」
エレベーターの前で、語尾にハートマークがついた声で寄って来たのは転職した設計事務所に新しく入った事務員だ。
誰かの知り合いだったような、そうでないような。
できる限り「こういう女には近づかないでおこう」と思うタイプだったので、興味はない。
「今日はもう上がりですか?珍しく早いですね!」
「………ああ、はい」
じゃあって言いたかったが、同じエレベーターを使う以上、1階に着くまでは同じ空間にいるしかない。忘れ物、と離れようかと思ったが、普通に待っていますよぉ~とか言いそうだ。いや、絶対言う。俺の中で確信があった。いやと言うほど見てきたこの値踏みするようなねちっこい目。
それならだった30秒程度を我慢した方がマシだ。
できる限り他の階で止まるなよ、と機械に怨念を飛ばして、仕方なく彼女と、チンという音と共に、乗り込んだ。
「黒沢さんってそんなお若いのに結婚してるってほんとです?」
「ウン」
「奥さんがだいぶ年上とか」
「だいぶではない」
「妊娠中とか」
「そう」
「えー、公務員の奥さんとのロマンス聞きたい~!どこで出会えるんですか、黒沢さんみたいな10個も下の素敵な人と!」
勝手に情報仕入れてるんじゃねえよ、と、心の中で舌打ちした。早く着かないか、と階数表示を見つめる。あと5階。くそ、4階で止まった。
ドドドと入ってきた別の会社の人間による人混みに、意図せずその女の……便宜的にA子と呼ぶ…A子を挟んでエレベーターの壁に腕をつく形になった。胸の辺りから上目での視線を感じる。
あ、A子はあやと同じくらいの背丈だったのか。
これがあやだったら背中にかかる圧に耐えきれなかったフリをしてもっと密着して、胸とか足の間にあらゆる体のパーツを使って擦り付けるのに。なんならあのむちんとしたお尻を揉みたい。良識と羞恥とエロのバランスが完璧なあやは、人目のあるところではすぐに耳を真っ赤にして「バカっ」と小声で罵ってくる。
満更でもないくせに。本当にもう可愛いんだから。
なお、A子には全力で腕力と背筋で空間を確保してやる。
こんな臭い香水の匂いを服につけられたらたまったもんじゃない。
あやの匂いつわりはひどいのだ。もう5ヶ月に入ると言うのに全然終わらないつわり。可哀想で見てられない。
本当は仕事も休んでほしいけど、あやは真面目だからマスクをしてとっても頑張っている。
だから俺は帰ったらすぐに風呂に入ってそれはもう完璧に外の匂いを落とすのだ。
洗濯も洗剤も柔軟剤も無香料のものに変えた。全部俺がやるとはいえ、万が一あやの体調不良の原因になったら許せない。
人工の匂いが全然ダメなのに素の俺の匂いは好きとすりすりしてくれるあやを思い出して頬が崩れそうになる。
「黒沢さん……そんな……かっこいい」
「え?」
しかし、最大限近づくなというつもりだったのだが、目をハートマークにしたA子が俺をうっとりと見つめていた。
なんで。
チーン。ようやくエレベーターが1階に着いた。
またドドドと入り口側の人が出ていく。最後に残った俺たちも出ようと壁から腕を離したところで、A子がきゅっと俺の腕を掴んで胸を押し当ててきた。
「はっ?」
触るな。ふざけんな。セクハラだぞ。人の努力をなんだと思ってんだこの女。
俺に許可なく触っていいのはあやだけだ。
「黒沢さん、助けてくださってありがとございます。あの、よければお礼に一緒に食事でも……」
「ムリ。じゃあ」
パチパチと無駄に瞬きする潤んだ瞳を睨みつけて、苛立った気分のまま、思い切り腕を振り払う。
もうA子は振り返らずに俺はエレベーターを降りた。
くっそ、面倒だなあ。ああいう自意識過剰な女は本当に苦手だ。明日から絶対自分の案件に入れないでと所長に頼もう。
くん……と袖の匂いを嗅いで、顔を顰めた。
**
「あや、なにしてるの!俺がやるって言ってるのに!」
「え……だってご飯作ってくれたから洗い物くらいは……」
「ダメ!また洗剤の匂いで気持ち悪くなったらどうするの!」
「もうだいぶ平気なんだけど……」
「ダメっ!」
俺がお風呂に入っている間に勝手にキッチンに立っていたあやから、慌てて泡立てたスポンジを取り上げる。
苦笑したあやに、リビングで座っていることを厳命して、洗い物ついでにとうもろこし茶をいれた。ほんのり甘くてあやも俺も最近のお気に入りだ。
前の家から持ってきた毛の長い絨毯の上に座ってふうふうとマグカップを両手で包んでいるあやを眺めていると幸せな気分になる。
ぴったり後ろから抱えるようにくっついてると、「おいしいね」と振り返る柔らかな笑顔。
くっっそ可愛いな。
下から覗き込まれるの大好きだ。
あやは初対面の時から一度として俺に媚を売ろうとしたこともないけど、俺をチャラいと毛嫌いするわけでもなく、メガネの向こうからフラットに真っ直ぐに見てくれる。人を人として見ようとしてる、って言ったら、何それ、と笑っていたけど、俺には新鮮でたまらなかった。
日本に来てからは、あやを困らせていたあの受付の女とかA子みたいに見た目で明らかに媚られるか、あやのお母さんみたいに顔を顰めて倦厭されるかのどちらかだったんだから。まあ、前者はしばしばすぐに残念って見下してくるか、ひどい執着をしてくるかのどちらかだったんだけど。
なお、日本人顔が強い俺はあっちの国では可愛い枠だったから、来たばかりの頃は反応の違いに戸惑ったものだ。客観的な目を持つあやには「日本人顔ではなくない?」と首を傾けられたけど。
国の好みの違いかな。
でもあやが俺の顔も好きって言ってくれるからなんでもいいや。全部があやの好みになりたい。
少しずつ膨らんでいくあやのお腹の前で手を組んでなでなでさする。ここに俺たちの愛の結晶がいると思うと感慨深くてずっと撫でていたい。
つわりは早く治ってほしいけど。
おい、これ以上ママンを苦しめるんじゃない、我が子。
「ふふ、くすぐったいよ」
身を捩るあやの耳の裏に鼻先を押し付ける。はぁ、あやの匂い落ち着く。めちゃくちゃ好き。
そのままカプリと耳先を甘噛みする。ひゃんって何で声までそんなに可愛いんだろう。
食べちゃいたい。
いや食べよう。
あやの顎をそっと持ち上げて後ろから唇を寄せる。意図を悟ったあやが首を伸ばして、柔らかな感触が重なった。それだけではすぐに我慢できなくなり、舌で唇を割って歯列を舐める。
ほんのりとうもろこしの味がする。
けれどすぐにあやのいい匂いが上回ってもっともっとと舌で奥を探る。上顎の裏や舌の裏側を柔らかくくすぐると、鼻から吐息を漏らして、いっぱい唾液が出てくる。向かい合うようにあやを膝の上に抱え直して、頭を高くしてもらう。背を丸めて下からもう一度唇に吸い付き、とろとろと注がれる唾液を喜んで飲んだ。
あんまり強く吸うとあやが苦しくなっちゃうから、あやの舌を口の中に入れてもらって飲むようにしているんだけど、これがまたいい。
自分からってのが恥ずかしいのか頬が真っ赤な顔もとんでもなく可愛いし、いろんな角度で舌を吸って舐めて甘噛みきているとそのうちにトロンとした顔になって積極的に口を開けてくれるのもたまらない。
腰をもじもじさせて自分も飲みたいって言ってくれるときとかもう……。
世の男性諸君、わかるか?
いろんな匂いに敏感になってる奥さんが、俺の匂いは安心するからちょうだいって恥ずかしそうにいうときの破壊力。
どんだけ可愛いんだよっっ!!
暴発したって何一つ悪くないだろ。
イヤしないけど。女の人は大事にしろって叩き込まれてるし、あやはお腹に大切な命を育んでるんだから、こんなん入れたら大変でしょ。一回で終われるわけもないし、医者に言われたゆっくりするのもあや相手になんてムリ。お腹が張ったら中断とか絶対ツラすぎるから。
初回は少なくとも1時間はキスし続けて、片手でムスコを扱きまくった。もちろんあやも気持ちよくさせてあげたよ。ぐすぐすとろとろしてたあや、最高だったな。でもやりすぎとめちゃくちゃ怒られたというか拗ねられたから、いまは手加減してる。
「あや可愛い、好き」
「ん……」
「大好き。可愛い俺の奥さん」
「……私も大好き。できすぎの旦那さん」
最近あやは言葉を返してくれるようになった。
恥ずかしそうなそれがすごく嬉しい。
日本人って察してって言うのが好きっていうか、あんまり言葉にしないよね。俺はちゃんと言いたいっていうか、言わないと誤解するじゃん?
まあ、あやはあんなに伝えていても、伝えていたからこそ、俺をヒモ志望と誤解してたけど……あれは傷ついたなあ。けど今は俺の愛情表現だってわかってくれて、真っ赤な顔して追いつこうとしてくれる。
全然無理してくれなくていいけど、ほんっっっとに可愛いから、俺の顔はニコニコが止まらない。
「誠……、顔が恥ずかしい」
「え、仕方なくない?俺、超幸せなんだから」
ふみの背中に手を回して、頭のてっぺんに頬ずりをする。
モゾモゾ俺の肩に擦り寄ってくれたふみの手が背中を撫でてくれて、あー、ほんと幸せ。
この幸せを手にするために、俺、色々すげえ頑張ったんだから。本当、過去の俺を褒め称えたい。
自分で改めて褒めよう。褒めるの大事。
エレベーターの前で、語尾にハートマークがついた声で寄って来たのは転職した設計事務所に新しく入った事務員だ。
誰かの知り合いだったような、そうでないような。
できる限り「こういう女には近づかないでおこう」と思うタイプだったので、興味はない。
「今日はもう上がりですか?珍しく早いですね!」
「………ああ、はい」
じゃあって言いたかったが、同じエレベーターを使う以上、1階に着くまでは同じ空間にいるしかない。忘れ物、と離れようかと思ったが、普通に待っていますよぉ~とか言いそうだ。いや、絶対言う。俺の中で確信があった。いやと言うほど見てきたこの値踏みするようなねちっこい目。
それならだった30秒程度を我慢した方がマシだ。
できる限り他の階で止まるなよ、と機械に怨念を飛ばして、仕方なく彼女と、チンという音と共に、乗り込んだ。
「黒沢さんってそんなお若いのに結婚してるってほんとです?」
「ウン」
「奥さんがだいぶ年上とか」
「だいぶではない」
「妊娠中とか」
「そう」
「えー、公務員の奥さんとのロマンス聞きたい~!どこで出会えるんですか、黒沢さんみたいな10個も下の素敵な人と!」
勝手に情報仕入れてるんじゃねえよ、と、心の中で舌打ちした。早く着かないか、と階数表示を見つめる。あと5階。くそ、4階で止まった。
ドドドと入ってきた別の会社の人間による人混みに、意図せずその女の……便宜的にA子と呼ぶ…A子を挟んでエレベーターの壁に腕をつく形になった。胸の辺りから上目での視線を感じる。
あ、A子はあやと同じくらいの背丈だったのか。
これがあやだったら背中にかかる圧に耐えきれなかったフリをしてもっと密着して、胸とか足の間にあらゆる体のパーツを使って擦り付けるのに。なんならあのむちんとしたお尻を揉みたい。良識と羞恥とエロのバランスが完璧なあやは、人目のあるところではすぐに耳を真っ赤にして「バカっ」と小声で罵ってくる。
満更でもないくせに。本当にもう可愛いんだから。
なお、A子には全力で腕力と背筋で空間を確保してやる。
こんな臭い香水の匂いを服につけられたらたまったもんじゃない。
あやの匂いつわりはひどいのだ。もう5ヶ月に入ると言うのに全然終わらないつわり。可哀想で見てられない。
本当は仕事も休んでほしいけど、あやは真面目だからマスクをしてとっても頑張っている。
だから俺は帰ったらすぐに風呂に入ってそれはもう完璧に外の匂いを落とすのだ。
洗濯も洗剤も柔軟剤も無香料のものに変えた。全部俺がやるとはいえ、万が一あやの体調不良の原因になったら許せない。
人工の匂いが全然ダメなのに素の俺の匂いは好きとすりすりしてくれるあやを思い出して頬が崩れそうになる。
「黒沢さん……そんな……かっこいい」
「え?」
しかし、最大限近づくなというつもりだったのだが、目をハートマークにしたA子が俺をうっとりと見つめていた。
なんで。
チーン。ようやくエレベーターが1階に着いた。
またドドドと入り口側の人が出ていく。最後に残った俺たちも出ようと壁から腕を離したところで、A子がきゅっと俺の腕を掴んで胸を押し当ててきた。
「はっ?」
触るな。ふざけんな。セクハラだぞ。人の努力をなんだと思ってんだこの女。
俺に許可なく触っていいのはあやだけだ。
「黒沢さん、助けてくださってありがとございます。あの、よければお礼に一緒に食事でも……」
「ムリ。じゃあ」
パチパチと無駄に瞬きする潤んだ瞳を睨みつけて、苛立った気分のまま、思い切り腕を振り払う。
もうA子は振り返らずに俺はエレベーターを降りた。
くっそ、面倒だなあ。ああいう自意識過剰な女は本当に苦手だ。明日から絶対自分の案件に入れないでと所長に頼もう。
くん……と袖の匂いを嗅いで、顔を顰めた。
**
「あや、なにしてるの!俺がやるって言ってるのに!」
「え……だってご飯作ってくれたから洗い物くらいは……」
「ダメ!また洗剤の匂いで気持ち悪くなったらどうするの!」
「もうだいぶ平気なんだけど……」
「ダメっ!」
俺がお風呂に入っている間に勝手にキッチンに立っていたあやから、慌てて泡立てたスポンジを取り上げる。
苦笑したあやに、リビングで座っていることを厳命して、洗い物ついでにとうもろこし茶をいれた。ほんのり甘くてあやも俺も最近のお気に入りだ。
前の家から持ってきた毛の長い絨毯の上に座ってふうふうとマグカップを両手で包んでいるあやを眺めていると幸せな気分になる。
ぴったり後ろから抱えるようにくっついてると、「おいしいね」と振り返る柔らかな笑顔。
くっっそ可愛いな。
下から覗き込まれるの大好きだ。
あやは初対面の時から一度として俺に媚を売ろうとしたこともないけど、俺をチャラいと毛嫌いするわけでもなく、メガネの向こうからフラットに真っ直ぐに見てくれる。人を人として見ようとしてる、って言ったら、何それ、と笑っていたけど、俺には新鮮でたまらなかった。
日本に来てからは、あやを困らせていたあの受付の女とかA子みたいに見た目で明らかに媚られるか、あやのお母さんみたいに顔を顰めて倦厭されるかのどちらかだったんだから。まあ、前者はしばしばすぐに残念って見下してくるか、ひどい執着をしてくるかのどちらかだったんだけど。
なお、日本人顔が強い俺はあっちの国では可愛い枠だったから、来たばかりの頃は反応の違いに戸惑ったものだ。客観的な目を持つあやには「日本人顔ではなくない?」と首を傾けられたけど。
国の好みの違いかな。
でもあやが俺の顔も好きって言ってくれるからなんでもいいや。全部があやの好みになりたい。
少しずつ膨らんでいくあやのお腹の前で手を組んでなでなでさする。ここに俺たちの愛の結晶がいると思うと感慨深くてずっと撫でていたい。
つわりは早く治ってほしいけど。
おい、これ以上ママンを苦しめるんじゃない、我が子。
「ふふ、くすぐったいよ」
身を捩るあやの耳の裏に鼻先を押し付ける。はぁ、あやの匂い落ち着く。めちゃくちゃ好き。
そのままカプリと耳先を甘噛みする。ひゃんって何で声までそんなに可愛いんだろう。
食べちゃいたい。
いや食べよう。
あやの顎をそっと持ち上げて後ろから唇を寄せる。意図を悟ったあやが首を伸ばして、柔らかな感触が重なった。それだけではすぐに我慢できなくなり、舌で唇を割って歯列を舐める。
ほんのりとうもろこしの味がする。
けれどすぐにあやのいい匂いが上回ってもっともっとと舌で奥を探る。上顎の裏や舌の裏側を柔らかくくすぐると、鼻から吐息を漏らして、いっぱい唾液が出てくる。向かい合うようにあやを膝の上に抱え直して、頭を高くしてもらう。背を丸めて下からもう一度唇に吸い付き、とろとろと注がれる唾液を喜んで飲んだ。
あんまり強く吸うとあやが苦しくなっちゃうから、あやの舌を口の中に入れてもらって飲むようにしているんだけど、これがまたいい。
自分からってのが恥ずかしいのか頬が真っ赤な顔もとんでもなく可愛いし、いろんな角度で舌を吸って舐めて甘噛みきているとそのうちにトロンとした顔になって積極的に口を開けてくれるのもたまらない。
腰をもじもじさせて自分も飲みたいって言ってくれるときとかもう……。
世の男性諸君、わかるか?
いろんな匂いに敏感になってる奥さんが、俺の匂いは安心するからちょうだいって恥ずかしそうにいうときの破壊力。
どんだけ可愛いんだよっっ!!
暴発したって何一つ悪くないだろ。
イヤしないけど。女の人は大事にしろって叩き込まれてるし、あやはお腹に大切な命を育んでるんだから、こんなん入れたら大変でしょ。一回で終われるわけもないし、医者に言われたゆっくりするのもあや相手になんてムリ。お腹が張ったら中断とか絶対ツラすぎるから。
初回は少なくとも1時間はキスし続けて、片手でムスコを扱きまくった。もちろんあやも気持ちよくさせてあげたよ。ぐすぐすとろとろしてたあや、最高だったな。でもやりすぎとめちゃくちゃ怒られたというか拗ねられたから、いまは手加減してる。
「あや可愛い、好き」
「ん……」
「大好き。可愛い俺の奥さん」
「……私も大好き。できすぎの旦那さん」
最近あやは言葉を返してくれるようになった。
恥ずかしそうなそれがすごく嬉しい。
日本人って察してって言うのが好きっていうか、あんまり言葉にしないよね。俺はちゃんと言いたいっていうか、言わないと誤解するじゃん?
まあ、あやはあんなに伝えていても、伝えていたからこそ、俺をヒモ志望と誤解してたけど……あれは傷ついたなあ。けど今は俺の愛情表現だってわかってくれて、真っ赤な顔して追いつこうとしてくれる。
全然無理してくれなくていいけど、ほんっっっとに可愛いから、俺の顔はニコニコが止まらない。
「誠……、顔が恥ずかしい」
「え、仕方なくない?俺、超幸せなんだから」
ふみの背中に手を回して、頭のてっぺんに頬ずりをする。
モゾモゾ俺の肩に擦り寄ってくれたふみの手が背中を撫でてくれて、あー、ほんと幸せ。
この幸せを手にするために、俺、色々すげえ頑張ったんだから。本当、過去の俺を褒め称えたい。
自分で改めて褒めよう。褒めるの大事。
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