助けた少女と共に暗黒龍を倒す話

藤助18

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第十四話

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「ひっ」



くにっとミランはファリナに性器の突起を触られ声を上げた。



そしてすぐさまファリナの手をつねり、その動きを制止した。



「なにすんの!」



先ほどまで呻いていたが、起き上がってファリナをキッとにらみつけた。



「ごめんごめん。ちょっといいことしてあげたらミラの呻きが収まると思ってさ」



と謝りながらニンマリと笑っている。



その笑みを不気味に思いながらミランは自身が呻いていたことに初めて気が付いた。



「私が、呻いてた・・・?」



「うん。なんだかね。う、あっあぁう あ みたいな感じで。」



物まねが妙に似ていたのでミランはそこに恥ずかしさを感じながら



「ふざけないでよ」といった。



ファリナは両肩を上げて



「ほんとほんと。何があったのか知らないけどさ。多分怖いことがあったんだよね」



そういってファリナはミランに近づく。



ミランはそれにうろたえながらも、ファリナの猫のような大きな吊り目の中に映る自身の姿を見て驚く。



髪が汗で額に張り付き、泣いた跡がミランの顔にあった。それによだれも口の端に・・・。



急いで腕で口、目をこすり、汗をぬぐい、顔をファリナからそむけた。



「・・・ごめんなさい」



とミランは一言謝ったのでファリナは目を点にして



「なんで謝るの?」と聞いた。



「・・・うるさかったでしょ」



そういってミランは寝床を出て部屋から出ようとしたのでファリナは彼女の腕をとり



「別にそんなことないよ。私だってそういうときがあったもん」



それにと言葉をつなぎ、



「その格好で外に出るつもり?」とミランの服が下の階にあるので、全裸であることを指摘した。



顔を赤くしておとなしく寝床に戻ってきたミランをファリナは暖かく迎え入れる。



ファリナは一枚の肌着を脱ぎ去り、彼女も全裸になる。



筋肉質な体が露わになり彼女を抱きしめる。



「こういう時は抱きしめあって寝るのが一番さ。もう急に触らないからごめんね」と言って



ミランはファリナの気遣いを汲んで彼女の柔らかい胸に温かさを感じながら眠った。



ーーー



その日の同じ夜に、メトジェイは町の酒場で商売仲間を酌み交わしていた。



「なぁ。この辺にさ黒髪の娘見なかった?すっげぇかわいいの」



と同業者らしい茶髪のあごが長い男に話しかける。



「娘?黒髪?」と茶髪の男は少し驚く。



「それってまさか。おい噂があんだよ。もしや偶然か!まじかよおめぇ」



驚く茶髪の男に、



「噂?」とメトジェイは聞いた。



彼の頭はミランの裸でいっぱいで後一杯ほど飲んだら、売春宿へ行こうと決意していた。



「あぁ。どうやら二週間ほど前にな、黒の国の貴族の娘が山賊にさらわれたらしいんだ。」



娘か。あぁ早くイキてぇな。勃ってきたな。



酒で全身の血流が回ってきたせいか、彼はつい勃起した。



「それで?」



「そんときの生存者がこの辺りの領主にその娘の捜索を依頼しているんだ。直に黒の国から捜索隊も来るらしい。どうやら連れてきたやつには大金を払うってよ」



「そんでその娘の特徴は?」



「お前が言ってたのと同じ、黒髪で目が赤い。」



それを聞いてメトジェイは飛び上がった。



酒が振動で横向きになりこぼれる。



「まさか!!」と言って両手を机にたたきつける。



「おい! うるせぇよ」と茶髪の男は注意した後で彼のズボンを見て



「おい! 何勃起してんだよ!! 気持ちわりぃな!!!」と茶髪の男は顔を背け眉をひそめた。



まさかまさかおいまじかよと血走った目でメトジェイは虚空を見つめた。



その視線は酒場のカウンターにいるウェイターの小娘に偶然向けられていた。



その小娘は顔が良いメトジェイが好きであった。突如、目が合ったのでうつむきながら彼に微笑んだ。



ようやくちんけな商人としての暮らしが終えられるぜ・・・・



一刻も早く見つけなきゃな。



その後彼はやっと小娘の微笑みに気付き、微笑み返した。それから酒場が閉まった時間までカウンターの小娘を待ち口説いた。



メトジェイは今日泊る部屋まで小娘を連れていき、朝まで可愛がった。



ーーー



翌朝になり、ミランとファリナは同時に目が覚めた。



ミランは久しぶりに安眠できたので、目をこすりながらファリナのアドバイスが本当だったことを知る。



でも、あんまり気を許すといけないと自戒する。



ファリナはミランが先に体を動かしたのを見て起きているが眠ったふりをした。



ミランは安眠できた理由を考えていた。そこでファリナの胸を揉んでみた。



もしかしてこれが理由じゃないわよね。だって私、女の人が好きじゃないもの。



と揉みながら考えていると、ファリナはくすぐったくなりついに



「あん」と声を漏らした。



ミランはそれを聞いて驚き寝床から離れる。



「な、起きてたの?」



ファリナは顔を赤らめて



「おはよう」といった。



ミランはやっぱりこの女は信用できないと思った。
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