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漣の家/プレゼント
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有能な社会人のクセに時おり子供っぽい事をしたり、意味不明な事をしたかと思えば格好良い大人になったり……まぁそんな事も『タツさんやさけしゃーない』と済ませるようになる程、沙々波は人生の経験値を着着と上げていたのだった。今では入浴中に乱入されても、自分のベッドが無くなって龍興の部屋のベッドがダブルになっていたりしても『しゃーないなぁ』くらいにしか思わなくなっていた。
炬燵だって良いじゃないか。突然マンションが何個も買えそうな、そして取り扱いに困るドレスやジュエリー、バッグやらをプレゼントされるよりは、沙々波としては実用的じゃないか。隣で満足そうに、幸せそうにしている人を見られるなら、このくらい許容範囲だ。
「タツさん前のテーブルは売らはったんですか?」
沙々波が尋ねると月光は当然といった表情をした。
「棄てました」
「売れよ!」
「沙々波さんが使われた物を他人が使うのは地雷です」
斜め上な潔癖性を発揮する婚約者に、沙々波の温厚精神も挫折した。
炬燵だって良いじゃないか。突然マンションが何個も買えそうな、そして取り扱いに困るドレスやジュエリー、バッグやらをプレゼントされるよりは、沙々波としては実用的じゃないか。隣で満足そうに、幸せそうにしている人を見られるなら、このくらい許容範囲だ。
「タツさん前のテーブルは売らはったんですか?」
沙々波が尋ねると月光は当然といった表情をした。
「棄てました」
「売れよ!」
「沙々波さんが使われた物を他人が使うのは地雷です」
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