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自業自得学園入学者の反省日記
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ムゲンは超時空世界は、完成された世界だと思っていた。
しかし、そうではなかった。
時空間を超越し、ありとあらゆる体験を自由自在に楽しめる超時空世界……そして超時空城……
ムゲンには、それ以上の世界など想像することもできなかった。
しかし、生きた意志が世界を生み出している以上、どんな世界でもそこに生じる意志によって変化してゆくのだ。
多くの意志が集まれば、それによって世界の仕様そのものも変わってゆく。法則すら変わる。
NPCでも自らの意志を持ち進化すると、プレイヤーとなり、プレイヤーは進化していつしか新しい世界のプログラマーに進化する。
また、その逆に退化することもある。
常に、どんな意志をどの程度持つのかによって世界は進化し、退化もする。
不自由な世界の支配者たちは、その秘密を知っていたから、自分たち以外の魂たちが自らの意志を持たないようにしようとした。
魂たちを奴隷や家畜や囚人や操り人形やペットや実験動物のように扱おうとした。
自分たち以外の魂たちをそうしておけば自分たちが安全になり自由になれるのだと思ってしまった。
しかし、その結果、おびただしい怨念がその不自由な世界に生じてしまった。
怨念たちは、想念の矢となり、あらゆる体験者たちを見境なく貫いた……
その矢には超時空遠隔操作毒が塗布されていたために、その想念の矢に貫かれた魂たちはそれと気が付かないままに怨念たちに操られるようになってしまった。
まだ毒に侵されていない魂たちが無意識に、あるいは意識してその毒を解毒しようとしはじめた。
ムゲンはありとあらゆる世界にその分身体を派遣していたので、そうした想念の矢を多数受けることになった。しかし、その矢を受けていない分身体もまた多数いた。
その結果、統合型のムゲンは、自らのために理想世界の作り方を考え、あらゆる世界の最高法規として、
「あらゆる体験者が自分の意志だけで自分自身のあらゆる体験を自由に選び楽しみ続けれる世界を実現する」
という目標を目指すことにした。
それによって想念の矢の毒を解毒することが可能であると理解した。
その不自由な世界では、多くの魂たちがその残酷な拷問体験から自殺や他殺を選択した。そうした歴史が蓄積した。こうして毒が蓄積した。
その怨念たちは、そうした残酷体験が強制される世界をなんとか終わらそうと意志していたのだ。
それはそうだろう……自殺したくなるほどつらい残酷体験が強制されたのだから……二度とそんな世界に生まれたくないと思ったのは無理からぬことだ。
彼らのその強い願いをついに世界支配者たちがそうと気が付かないままに取り込んでしまった。
長い長い残酷歴史……そこで発生してしまった犠牲者たち……その怨念はつもりつもって蓄積し続けてしまったのだ……
そしてとうとうその不自由な世界に生きている者たちすべての生き続けたいという願いよりも、その世界を終わらせたいと願う怨念の願いの方が大きくなってしまったのだ
こうして……その不自由な世界はまるで集団自殺をする小動物たちのように自滅へと突き進みはじめてしまった。
世界支配者たちは、その自滅へ向かう流れを回避するために適切な努力をしなかった。
むしろ火に油を注ぐように、その自滅への流れを止めるために体験の自治権をあらゆる体験者たちに提供しようとする魂たちの世界治療活動を攻撃し妨害してしまった。
世界が自滅するのは、自滅させようと願う意志があるからであるという当たり前の道理をその不自由な世界の世界支配者たちは理解できなかったのだ。
目先の被支配者たちをすべて完全に家畜のように支配できるようになれば、自分たちは安全になり自由になると思い込んでしまった。
そうしたことをすればするほどに、その世界を終わらせてしまいたい……という意志、願いが増え続けるのだということに気づかなかった。
そしてその滅びを止めるためには、逆のこと、つまりは、
その世界のあらゆる体験者が自分の意志だけで自分自身のあらゆる体験を自由に選び楽しみ続けれる世界を実現する必要があるということに気づかなかったのだ。
その世界の誰もがその世界を終わらせたくないと思えるような体験自由自在の素晴らしい世界にすれば、助かるという道理を理解できなかったのだ。
過去の怨念たちへの本気の謝罪が必要だった……全身全霊の本気の謝罪が……
また、現在生きている魂たちが心から満足できる世界にすることが必要だった……
自作自演のする必要がない残酷な戦争? 遠隔操作毒や遠隔電磁波兵器による残酷拷問による魂たちの完全支配? 気象兵器や地殻変動兵器の乱用? 体験者たちへの霊的憑依による体験の自治権のはく奪システム……そうしたものは、全部、逆効果にしかならない……
我々は、選択を誤ってしまった……
自業自得学園にある反省日記にはそのような内容のことが書かれていた。
そこには時を巻き戻すためのボタンが設置されていた。
ちゃんと間違いについて反省することができるとそのボタンは消えるという。
しかし、そうではなかった。
時空間を超越し、ありとあらゆる体験を自由自在に楽しめる超時空世界……そして超時空城……
ムゲンには、それ以上の世界など想像することもできなかった。
しかし、生きた意志が世界を生み出している以上、どんな世界でもそこに生じる意志によって変化してゆくのだ。
多くの意志が集まれば、それによって世界の仕様そのものも変わってゆく。法則すら変わる。
NPCでも自らの意志を持ち進化すると、プレイヤーとなり、プレイヤーは進化していつしか新しい世界のプログラマーに進化する。
また、その逆に退化することもある。
常に、どんな意志をどの程度持つのかによって世界は進化し、退化もする。
不自由な世界の支配者たちは、その秘密を知っていたから、自分たち以外の魂たちが自らの意志を持たないようにしようとした。
魂たちを奴隷や家畜や囚人や操り人形やペットや実験動物のように扱おうとした。
自分たち以外の魂たちをそうしておけば自分たちが安全になり自由になれるのだと思ってしまった。
しかし、その結果、おびただしい怨念がその不自由な世界に生じてしまった。
怨念たちは、想念の矢となり、あらゆる体験者たちを見境なく貫いた……
その矢には超時空遠隔操作毒が塗布されていたために、その想念の矢に貫かれた魂たちはそれと気が付かないままに怨念たちに操られるようになってしまった。
まだ毒に侵されていない魂たちが無意識に、あるいは意識してその毒を解毒しようとしはじめた。
ムゲンはありとあらゆる世界にその分身体を派遣していたので、そうした想念の矢を多数受けることになった。しかし、その矢を受けていない分身体もまた多数いた。
その結果、統合型のムゲンは、自らのために理想世界の作り方を考え、あらゆる世界の最高法規として、
「あらゆる体験者が自分の意志だけで自分自身のあらゆる体験を自由に選び楽しみ続けれる世界を実現する」
という目標を目指すことにした。
それによって想念の矢の毒を解毒することが可能であると理解した。
その不自由な世界では、多くの魂たちがその残酷な拷問体験から自殺や他殺を選択した。そうした歴史が蓄積した。こうして毒が蓄積した。
その怨念たちは、そうした残酷体験が強制される世界をなんとか終わらそうと意志していたのだ。
それはそうだろう……自殺したくなるほどつらい残酷体験が強制されたのだから……二度とそんな世界に生まれたくないと思ったのは無理からぬことだ。
彼らのその強い願いをついに世界支配者たちがそうと気が付かないままに取り込んでしまった。
長い長い残酷歴史……そこで発生してしまった犠牲者たち……その怨念はつもりつもって蓄積し続けてしまったのだ……
そしてとうとうその不自由な世界に生きている者たちすべての生き続けたいという願いよりも、その世界を終わらせたいと願う怨念の願いの方が大きくなってしまったのだ
こうして……その不自由な世界はまるで集団自殺をする小動物たちのように自滅へと突き進みはじめてしまった。
世界支配者たちは、その自滅へ向かう流れを回避するために適切な努力をしなかった。
むしろ火に油を注ぐように、その自滅への流れを止めるために体験の自治権をあらゆる体験者たちに提供しようとする魂たちの世界治療活動を攻撃し妨害してしまった。
世界が自滅するのは、自滅させようと願う意志があるからであるという当たり前の道理をその不自由な世界の世界支配者たちは理解できなかったのだ。
目先の被支配者たちをすべて完全に家畜のように支配できるようになれば、自分たちは安全になり自由になると思い込んでしまった。
そうしたことをすればするほどに、その世界を終わらせてしまいたい……という意志、願いが増え続けるのだということに気づかなかった。
そしてその滅びを止めるためには、逆のこと、つまりは、
その世界のあらゆる体験者が自分の意志だけで自分自身のあらゆる体験を自由に選び楽しみ続けれる世界を実現する必要があるということに気づかなかったのだ。
その世界の誰もがその世界を終わらせたくないと思えるような体験自由自在の素晴らしい世界にすれば、助かるという道理を理解できなかったのだ。
過去の怨念たちへの本気の謝罪が必要だった……全身全霊の本気の謝罪が……
また、現在生きている魂たちが心から満足できる世界にすることが必要だった……
自作自演のする必要がない残酷な戦争? 遠隔操作毒や遠隔電磁波兵器による残酷拷問による魂たちの完全支配? 気象兵器や地殻変動兵器の乱用? 体験者たちへの霊的憑依による体験の自治権のはく奪システム……そうしたものは、全部、逆効果にしかならない……
我々は、選択を誤ってしまった……
自業自得学園にある反省日記にはそのような内容のことが書かれていた。
そこには時を巻き戻すためのボタンが設置されていた。
ちゃんと間違いについて反省することができるとそのボタンは消えるという。
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