理想世界の創り方

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超時空体験図書館様のご判断

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超時空体験図書館様は、その後、不自由な世界の状況をつぶさに観察していた。


ちゃんとテレパシーで伝えた伝言を真摯に受け止めて霊的世界族や宇宙世界族やそうした者たちが実質ほとんど支配している人間族
たちの各々の世界で誰もが自分の意志で自分の体験を自由に選べるような状態にしてゆこうと目指し、体験の自治権が各々の世界でちゃんと実現推進されてゆくかどうかを観察していた。


しかし、結果は非常に悪いものであった。


霊的世界の霊的存在たちのほとんどは、自分たちに与えられた貴族的な特権能力、例えば人間族に恋愛感情を人間族たちの心からの納得合意など無視して身勝手に与えたり奪ったりし続けていた。
また、自分たちの持つ排他的で自己中心的で残酷な価値観や性格を自分たちが憑依した人間族たちに転写したりもしていた。
またその憑依した人間族たちの肉体の健康を合意なく奪ったり、肉体的苦痛を何の倫理的な正当性もなくわざと強制的に与えたりもしていた。
また自分たちが操れるようにした人間族たちの精神を操作して不当で不条理な虐めを実行させたり、わざとしなくてもよい戦争をやらせたり、さらにもっと人間族たちの体験の自治権を奪うための毒を騙して飲ましたりしていた。

「誰もが自分の意志で自分の体験を自由に選べるようにすること」が必要な世界改革の一番重要な部分であったというのに、その逆のことをし続ける……という選択が多数確認された。

例えば、恋愛感情を人間族に身勝手に与えたり奪ったりする行為は、恋の神や愛の神がそのような特殊能力を使って人間族たちを故意の奴隷や愛の奴隷にし、その体験の自治権を奪う行為でもあったのだ。
超時空体験図書館様は、そうした恋愛感情は体験者が自分で自由に消したり生じたりできるようにせよと伝えていたのだ。
本能も欲望も願望も気分も感情も価値観も感受性も……すべて体験者本人が自分で自由に選べるようにすべきだと伝えていたのだ。
その教えを霊的存在族のほとんどが無視し、それを受け入れてしまえば自分たちの特権が失われると思い、必要な世界改革をしないことにしてしまったのだ。

ただ、それが双方の相思相愛となることが明らかな場合にそうするのであれば、一概にそうしたことを否定することもなかったのであろうが、あろうことか、恋愛感情をつかさどる神々や霊的存在たちの多くが、自分たちの霊的世界や霊的世界の特権を維持するために例えば、合意していない人間族に政略結婚のようなことを強いたり、より多くの人間たちを自分たちの将棋の駒や操り人形のようにするためにそのようなことをその人間族以上の高度な知性で巧みにずる賢く考え、確信犯でそのようなことをやり続けていた。

しかも、そうしたことを霊的存在族たちのほとんどが、してはならない体験の自治権を否定する悪い行いであるとすら思わず、人間族たちに宿る自我たちの同意もなく操り人形にしてしまうようなことをやり続けていた。
しかもそうした行いは良い行いではないだろうと指摘するまだ倫理的な判断ができる霊的存在族たちの保護していた人間たちを殺したり、苦しめたりし、その仲間や身内まで虐め抜いたりしていた。
さらには、そうした邪悪な行いを知っていても見て見ぬふりをしたり、中にはそうした虐めに積極的に加担するような霊的存在族たちが多数確認された。
そこには別の星系から来た霊的存在族たちも多数含まれていた。

可哀そうなのは、そうした倫理的な能力が欠落している霊的存在族たちに憑依され、その心身を好き勝手に操られる人間族たちであった。

彼らはほとんど操り人形のような状態にされ、その心や肉体を倫理的能力が欠落している霊的存在族たちの道具にされてしまっていた。

利己的な霊的存在族たちの中には、合意なき憑依による体験の自治権のはく奪行為によって、そうした道具に仕立て上げた人間たちをまるで将棋の駒のように扱い、自分たちに有利な状況を作り出すために捨て駒にするようなことも平気で実行していた。

そして自分たちの邪悪な世界支配行為、憑依行為、侵略行為を否定してくる良心的な人間たちや愛情深い人間たちに対しては、すでに道具や操り人形状態にしてしまっていた捨て駒にできる人間たちを使って、その人間族に寄り添って助けないのは人間として倫理的に酷い選択だと思わせて、なんと、良心的で倫理的な人間族全体の自由をそのような邪悪な行いで奪うようなことまで実行していた。

その結果、不自由な世界はどんどんと良心的な活動が不活発となり、そうした邪悪な行いを計画的に平気で実行する勢力にやりたい放題に支配されるようになっていった。


このような有様を見た超時空体験図書館様は、そのような不自由な世界の状態をそのまま放置するわけにはいかないと判断した。



その結果、霊的存在族たちは、そのボスの命令によって人間族たちの世界を壊滅することで「世直し?」をする……などという不埒な計画を立てていたが、超時空体験図書館様は、そのような行いは許されないと判断した。

「人間族たちの世界を破滅させるような世直し」を実行するのならば、当然、そうした邪悪な行為がまかり通っている霊的世界や宇宙世界も滅ぼさねばならないと判断した。なぜならすでに人間族のほとんどが霊的存在族や宇宙人族にその心身を支配されてしまっていたからである。であれば、人間族の罪は、ほとんどが霊的存在族や宇宙人族やそのボスの責任ということになる。
つまり、人間族だけを壊滅させたり消滅させたところで何の世直しにもならないのだ。


そこで超時空体験図書館様は、次のように判断された。


人間族をそこに宿る自我の同意なく操り人形にしてもよしとするのならば、霊的存在族たちも同様により強い者たちの操り人形にならねばならない。また、そのようなことをせよと命じる霊的世界のボスたちも操り人形にならねばならない。

つまりは、より立場が不自由で弱い体験者たちの「体験の自治権」をそのように確信犯で故意に奪うようなことを実行し続けるのならば、そうしたことを実行し続けるより立場が自由で強い体験者たちの「体験の自治権」も奪われねばならないと断罪した。

よってそのような体験強制ピラミッドシステムをそのまま放置し、不当な合意なき体験強制行為や体験の自治権剥奪行為を改めず実行し続ける者たちの中のまったく反省しない悪質な者たちは、自業自得世界送りとすることを決定した。

超時空体験図書館様は、そうした判定を伝える前にできるだけ多くの霊的存在族たちが自発的にその行いの是非を自ら考え、倫理的に正しい答えを自ら見つけて、断罪される前にその行いや態度を改めることを望んでいた。

しかし、不自由な世界の霊的存在族たちや、また、そのボスたちは、いっこうにその行いを改めようとはしなかった。


さらにはあろうことか、こうしたメッセージを伝える者たちまでそのようなずる賢い手練手管を駆使して攻撃しはじめる始末であった。

自分たちが直接攻撃はせずに自分たちの手駒の部下や操り人形を使って攻撃すれば、バレないだろう……たとえバレたとしても罪に問われるのは自分たちの部下や操り人形であって自分たちは罪に問われないだろう……これは上手いやり方だ……などとその倫理的な自浄能力を発揮することなく、そうしたことをやり続ける有様だった。

また密かにそうした悪だくみが上手くゆくように……そうすれば自分たちの霊的世界の特権的地位を今後も維持してゆける……なんとかこの悪だくみが成功しますように……などと思っている第三者的な霊的存在たちも存在していた。

超時空体験図書館様は、そのような有様であったので、もはやこうした霊的世界のやりたい放題の特権は消滅させねばならないと判断したのだ。

憑依能力が与えられているとなれば、相手の合意も得ずに好き放題に身勝手に憑依し、その後、憑依された体験者たちの心身状態を相手の合意も得ずに好き放題に操作し苦痛を与えたり、精神をおかしくさせたりする……そのようなことを好き勝手にしてよいという倫理的な正当性などどこにもなかった。

倫理的な霊的存在もわずかながら存在していたが、そのような倫理的な霊的存在たちは人間族に拒否されたら、素直に身を引いてその憑依を解除していたために、どんどんその勢力が小さくなり、好き勝手にずる賢く憑依するタイプの霊的存在たちに支配されいじめられる弱い立場に追いやられていた。

そして霊的存在族たちのボスの倫理違反の残酷で不条理な命令に従うことで、各種の特権やご褒美を得れると知り、その魂を売るようなことを平気で選択していた。

超時空体験図書館の体験記録から、そのような体験記録が確認されていた。


なぜ霊的世界や宇宙世界やそうした不自由な世界の創造主族たちも消滅処分対象となり、自業自得世界送り対象にされてしまったのか……そこにはそのような判断が存在していた。


ーーーーーー

超時空世界の超時空聖体たちは、そうした超時空体験図書館様の判定を知り、
果たして……不自由な世界は自浄能力を発揮してこの危機を回避できるであろうか……なんとかこうした悪い行いを自発的に改めれる者たちをもっと増やすことができないだろうか……などと思いながら不自由な世界を見守っていた。
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