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超時空体験図書館住まいの甘太郎は自分の分身体を通して不自由な世界の調査をしていた
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そうした超時空体験図書館様の話をテレパシー領域で聞きながら、あらゆる体験者を救うための新しい意識世界の創造を目指していた甘太郎の分身体の一体がせっせとメモを取っていた。
そしていろいろ考えている。
「そうか……なるほど、永遠の命というものは、あらゆる体験者にとっての最高最善の理想世界が実現するまでは不用意に与えてはならないんだ……
永遠の拷問体験なんかを与えても誰も喜んでくれないんだ……
それなのに、なんであの不自由な世界の体験者たちは、ほとんどみんなずっと不自由な世界の中で生きていたい……なんて思っているんだろう……」
甘太郎の分身体は、悩み始める。
すると超時空体験図書館住まいの甘太郎の本体が、超時空体験図書館の記録を調べてアドバイスをする。
「それはね、不自由な世界の人間族や動物族たちには、生存本能という本能がプログラムされてしまっているからなんだよ」
「なんのためにそんな本能がプログラムされなきゃいけないんだい?」
甘太郎の分身体は、素朴な質問をする。
「それは不自由な世界があまり楽しめない世界だからなんだよ」
「じゃあ、みんなで楽しめる世界に変えればいいんじゃないの?」
「そうだね、そうできればいいんだけど、不自由な世界にはみんなが楽しめる世界にしたくない者たちがいるんだよ」
「なんだって、そんな変なことを思うの?」
「ん-、まだ君にはちょっと理解するのが難しいかもしれないけど、みんなが心から楽しめる世界になると不自由な世界の支配者たちは自分たちを崇拝してもらえなくなると思っているんだよ」
「え?でも、その支配者たちが不自由な世界をみんなが心から楽しめる世界にしてくれたら、みんなその支配者に感謝したり崇拝したりするんじゃないの?」
「それがねえ……不自由な世界の支配者たちのほとんどがそんな風に思うことができない性格だから、無理やり感謝させたり崇拝させたりするためには魂たちをたくさん酷い目にあわせなきゃいけないと思い込んでいるんだよ」
「え?でも、酷い目にあわさられたら、普通、感謝したり崇拝したりしないで、怒るでしょう?」
「そうなんだ、だから支配者たちは、直接自分でやらないで、自分の部下とか操り人形とかを使って自分は隠れて酷い目に合わせているんだよ」
「なんだってそんな酷いことをするの?」
「だから、自分に自信がないんだよ。ありのままの自分だと感謝されたり尊敬されないと自分でわかっているんだよ」
「なんだか無茶苦茶だね……」
「そうだね、だからどうしたってそうした不自由な世界群には世界改革が必要なんだよ」
「じゃあ、不自由な世界には良い者たちはいないの?」
「いないわけじゃないけど、みんな不自由な状態にされていて、世界改革に必要な力が不足しているんだよ。
それにね、一見良い者に見える者たちの中には、不自由な世界の創造主とか支配者に感謝すべきだ崇拝すべきだと言う者がかなりいるんだよ」
「それってほんとうに良い者たちなの?」
「ううん、そうした者たちは飴役なんだよ。ほら、飴と鞭を使った魂の調教システムの話は知っているだろう?」
「ううん、知らない」
「あ、まだ君は生まれて間もない分身体だから知らなかったんだね。
えーと、飴と鞭の魂の調教システムっていうのはね、例えば、誰かがわざと何も悪いことをしていないのに鞭で打って拷問しておいて、別の誰かがその被害者にその痛みを消す飴を提供するんだよ。
その結果、その飴を与えてくれた者に、被害者たちは心酔して感謝し崇拝するようになるんだよ。
そうしたことを自作自演で自分の部下たちにやらして不自由な世界の創造主や支配者たちは飴役をしたりするわけなんだよ。まあ、本人は自分がそうした飴役にされているとは気づいていない飴役たちもいるんだけどね。そうしたとても見分けにくい無自覚な飴役たちに魂たちが何でも感謝するようにしておいて、次にその無自覚な飴役たちのボスに感謝するようにいろんな方法で誘導したりするんだよ」
「なんでそんな変なことをしなきゃいけないの?」
「そうしないと誰も感謝してくれないと思っているからみたいだね」
「それって、めちゃくちゃだよ」
「そうだね、僕も昔はそう思っていたよ。そしてなんとかそうした酷いことを止めさせようと必死に説得したものだよ」
「え? それからどうなったの?」
「結局、説得できなかったんだよ。だから、超時空体験図書館様や超時空聖体様たちや自業自得学園の先生たちにお手伝いしてもらうことになってしまったわけなんだよ」
「そうだったんだ……」
「ところで、どうだい? みんなを救える理想世界の設計図作成のお仕事の方は、うまく進んでる?」
「うん、超時空体験図書館様のお話で感心した部分だけメモしてるだけなんだけど」
「まあ、今はそれで十分だよ。君がもっと成長したらいろいろな世界を旅させてあげるよ」
「それは楽しみだなあ」
「みんなを満足させれるような立派な理想世界の設計図が描けるようになったら、超時空体験図書館への出入りの許可も申請してあげるよ。
それまでは不自由な世界の図書館でがまんしてね」
「えー!そんなあ……」
「大丈夫だよ。どうしても知るべきことがあれば、僕が必要なことだけ教えてあげれるから。君は不自由な世界で、できるだけ楽しんでくれればそれでいいんだよ」
「でも、不自由な世界ってあまり楽しめない世界なんでしょう?」
「そ、それはまあそうなんだけど、少しは楽しめることもあるでしょう?」
「うん……まあ、少しくらいは……でもたくさんの人が苦しんでいるので心が痛くて辛い時もあるよ」
「ごめんね、僕もその痛みを一緒に感じているよ。でもそうしないと不自由な世界の真実が実体験としてわからないから……わからないと改革方法もうまく考えれないから……
そうそう、次に調査する世界はずっと未来の素晴らしい楽園世界にしてあげるから、もう少し頑張ってくれる?」
「いっそのこと、不自由な意識世界を全部営業停止にしてしまえばいいんじゃないの?」
「最悪の場合はそうなるかもしれないけど、君のいる不自由な世界にはまだ良い意志を持った魂たちがそれなりには残っているからその選択はしないで欲しいって僕が超時空体験図書館様や超時空聖体様たちに頼んで保留にしてもらっているんだよ。
だからどうしたって僕が不自由な世界の苦しみをそれなりに知っておく必要があるんだよ」
あらゆる体験者を救うための新しい意識世界の創造を目指している超時空体験図書館住まいの甘太郎は、独自の個性を持った自分の分身体にそのようなことを伝えた。
そしていろいろ考えている。
「そうか……なるほど、永遠の命というものは、あらゆる体験者にとっての最高最善の理想世界が実現するまでは不用意に与えてはならないんだ……
永遠の拷問体験なんかを与えても誰も喜んでくれないんだ……
それなのに、なんであの不自由な世界の体験者たちは、ほとんどみんなずっと不自由な世界の中で生きていたい……なんて思っているんだろう……」
甘太郎の分身体は、悩み始める。
すると超時空体験図書館住まいの甘太郎の本体が、超時空体験図書館の記録を調べてアドバイスをする。
「それはね、不自由な世界の人間族や動物族たちには、生存本能という本能がプログラムされてしまっているからなんだよ」
「なんのためにそんな本能がプログラムされなきゃいけないんだい?」
甘太郎の分身体は、素朴な質問をする。
「それは不自由な世界があまり楽しめない世界だからなんだよ」
「じゃあ、みんなで楽しめる世界に変えればいいんじゃないの?」
「そうだね、そうできればいいんだけど、不自由な世界にはみんなが楽しめる世界にしたくない者たちがいるんだよ」
「なんだって、そんな変なことを思うの?」
「ん-、まだ君にはちょっと理解するのが難しいかもしれないけど、みんなが心から楽しめる世界になると不自由な世界の支配者たちは自分たちを崇拝してもらえなくなると思っているんだよ」
「え?でも、その支配者たちが不自由な世界をみんなが心から楽しめる世界にしてくれたら、みんなその支配者に感謝したり崇拝したりするんじゃないの?」
「それがねえ……不自由な世界の支配者たちのほとんどがそんな風に思うことができない性格だから、無理やり感謝させたり崇拝させたりするためには魂たちをたくさん酷い目にあわせなきゃいけないと思い込んでいるんだよ」
「え?でも、酷い目にあわさられたら、普通、感謝したり崇拝したりしないで、怒るでしょう?」
「そうなんだ、だから支配者たちは、直接自分でやらないで、自分の部下とか操り人形とかを使って自分は隠れて酷い目に合わせているんだよ」
「なんだってそんな酷いことをするの?」
「だから、自分に自信がないんだよ。ありのままの自分だと感謝されたり尊敬されないと自分でわかっているんだよ」
「なんだか無茶苦茶だね……」
「そうだね、だからどうしたってそうした不自由な世界群には世界改革が必要なんだよ」
「じゃあ、不自由な世界には良い者たちはいないの?」
「いないわけじゃないけど、みんな不自由な状態にされていて、世界改革に必要な力が不足しているんだよ。
それにね、一見良い者に見える者たちの中には、不自由な世界の創造主とか支配者に感謝すべきだ崇拝すべきだと言う者がかなりいるんだよ」
「それってほんとうに良い者たちなの?」
「ううん、そうした者たちは飴役なんだよ。ほら、飴と鞭を使った魂の調教システムの話は知っているだろう?」
「ううん、知らない」
「あ、まだ君は生まれて間もない分身体だから知らなかったんだね。
えーと、飴と鞭の魂の調教システムっていうのはね、例えば、誰かがわざと何も悪いことをしていないのに鞭で打って拷問しておいて、別の誰かがその被害者にその痛みを消す飴を提供するんだよ。
その結果、その飴を与えてくれた者に、被害者たちは心酔して感謝し崇拝するようになるんだよ。
そうしたことを自作自演で自分の部下たちにやらして不自由な世界の創造主や支配者たちは飴役をしたりするわけなんだよ。まあ、本人は自分がそうした飴役にされているとは気づいていない飴役たちもいるんだけどね。そうしたとても見分けにくい無自覚な飴役たちに魂たちが何でも感謝するようにしておいて、次にその無自覚な飴役たちのボスに感謝するようにいろんな方法で誘導したりするんだよ」
「なんでそんな変なことをしなきゃいけないの?」
「そうしないと誰も感謝してくれないと思っているからみたいだね」
「それって、めちゃくちゃだよ」
「そうだね、僕も昔はそう思っていたよ。そしてなんとかそうした酷いことを止めさせようと必死に説得したものだよ」
「え? それからどうなったの?」
「結局、説得できなかったんだよ。だから、超時空体験図書館様や超時空聖体様たちや自業自得学園の先生たちにお手伝いしてもらうことになってしまったわけなんだよ」
「そうだったんだ……」
「ところで、どうだい? みんなを救える理想世界の設計図作成のお仕事の方は、うまく進んでる?」
「うん、超時空体験図書館様のお話で感心した部分だけメモしてるだけなんだけど」
「まあ、今はそれで十分だよ。君がもっと成長したらいろいろな世界を旅させてあげるよ」
「それは楽しみだなあ」
「みんなを満足させれるような立派な理想世界の設計図が描けるようになったら、超時空体験図書館への出入りの許可も申請してあげるよ。
それまでは不自由な世界の図書館でがまんしてね」
「えー!そんなあ……」
「大丈夫だよ。どうしても知るべきことがあれば、僕が必要なことだけ教えてあげれるから。君は不自由な世界で、できるだけ楽しんでくれればそれでいいんだよ」
「でも、不自由な世界ってあまり楽しめない世界なんでしょう?」
「そ、それはまあそうなんだけど、少しは楽しめることもあるでしょう?」
「うん……まあ、少しくらいは……でもたくさんの人が苦しんでいるので心が痛くて辛い時もあるよ」
「ごめんね、僕もその痛みを一緒に感じているよ。でもそうしないと不自由な世界の真実が実体験としてわからないから……わからないと改革方法もうまく考えれないから……
そうそう、次に調査する世界はずっと未来の素晴らしい楽園世界にしてあげるから、もう少し頑張ってくれる?」
「いっそのこと、不自由な意識世界を全部営業停止にしてしまえばいいんじゃないの?」
「最悪の場合はそうなるかもしれないけど、君のいる不自由な世界にはまだ良い意志を持った魂たちがそれなりには残っているからその選択はしないで欲しいって僕が超時空体験図書館様や超時空聖体様たちに頼んで保留にしてもらっているんだよ。
だからどうしたって僕が不自由な世界の苦しみをそれなりに知っておく必要があるんだよ」
あらゆる体験者を救うための新しい意識世界の創造を目指している超時空体験図書館住まいの甘太郎は、独自の個性を持った自分の分身体にそのようなことを伝えた。
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