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二章 迫る脅威、騎士の戦い
強襲
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『白枝の森』の木々は、ふつうの木に比べてはるかに大きく育つ。幹の太さは人が四、五人並んだほどの幅があり、空高く伸びた先の木末を見上げれば首が痛む。
面白いのは、名前の由来となった白い樹皮だ。根の部分は黒っぽい色をしているのに、ちょうど人間の頭くらいの高さから白くなる。そのくせに葉は青々と生い茂っていて、不思議な色調を醸し出している。
人ひとりがすっぽり隠れてしまえるほど大きな葉を踏みしめ、クルビスは巨大な戦斧の柄の底を地面に打ちつけた。
「いやいや、今回はやけに多いぞ。前はこんなに大漁じゃなかった覚えがあるんだがなぁ。しかも一匹一匹が肥えてるときた」
「そのデカい芋虫を簡単に吹っ飛ばせるんだから、アンタの馬鹿力にはまいっちまうよ」
迷宮は森の中ほどまで進んだ先にある、ぽっかりと口を開けた洞窟。まずは様子を見るため森へと入り込んだ矢先、芋虫の化物どもに襲われたのだった。
揺れる木陰と、まばらに降り注ぐ陽の光のなか、十人ほどが固まって進む。
何度か化物を蹴散らし、目的の迷宮が見えてきたところで、本隊と合流するために拠点に戻ることとなった。
ヴァルゲーヘの街から北に少し歩いた場所に、白枝の森はある。道が途切れて草原となり、森と出会うその中間。ちょうどよく開けた場所に拠点は設けられていた。
「昔はよ。喰い応えのある茸や果実を目当てに、よく森に入ったもんだ。なんせ木と同じくデカく育つからよ。芋虫どもも、今ほど肥えてなかったし、数も多くねぇ。よくぶっ飛ばしてたもんさ。だってのに、親父はひどく怒鳴り散らしたっけな」
「へぇ。ここの生まれだとは知らなかったよ。いつの話だい?」
「俺が十の頃だから……。もう三十年近く前になるなぁ。いやぁ、懐かしいもんだ」
そんな幼いころから。大熊は大熊だった、ということか。
いや、そんなことよりもと、筋肉で守られた脇腹を肘で叩く。
「なんだってミュグエ男爵まで来ちまったんだよ。大人しく街で待っててくれって、アンタからも言ってくれんじゃなかったのかい」
拠点の中央。並ぶ騎士たちを前に、ミュグエ男爵は熱い檄をとばしていた。他から頭ひとつ分高い身長は良く目立ち、手足もすっきりとしている。見かけによらず遠くまで響く力強い声には、武芸を得意とする貴族らしい貫禄が滲んでいる。
クルビスは後頭部を搔きながら「仕方ねぇだろよ」と、ぼそぼそとしぼんだ声で話す。
「先祖が代々守ってきた土地なのだ。当主たる私が先頭に立たずなんとするのか! なんてあの声で怒鳴られてみろや。大人しくしててくれなんて言えねぇって」
「アタシだって言えるわけないだろ。だいたい騎士団の任務なんだから、騎士でもない男爵が出張る必要なんかないんだよ。それともなにかい? 領民の為に立たずして何が貴族か、ってやつなのかい?」
クルビスは声を出さずに、にかっと歯をみせる表情をした。両手の人差し指をこちらに向けて「それだよ」と言いたいらしい。
「酔狂なことだね、まったく」
今時珍しい、おとぎ話に登場する貴族の騎士そのもの。しかしその陰で、幼い娘が父の帰りを願い、心を痛めていることを忘れてはいけない。あの祈り縋るような顔を、男爵は知っているのだろうか。
「まぁ、剣の腕前はなかなかだと聞くからな。あんなんだから、現場の騎士たちからの信頼も厚いようだし、よっぽどのことでもなけりゃ怪我なんてしないだろうよ。それにしてもお前さん、だいぶ変わったな。いつも黒いのに今日は白い」
「ああ、礼装かい。祭服の上に被る白長布。首からかける白い聖帯布に聖杖。聖布で編まれた腕輪なんかもあるけど、まぁ、正式な共同任務となればこれくらいはね。他にもトランクに詰めて持ってきてあるよ」
礼装は、炉や灯火の能力を向上させる。これがあれば奇跡や秘術の効果も、行使可能な回数も増加させることができた。
これくらいは、などとは言ったが、ここまで外部に持ち出しが許可された背景には、フランチェスカの計らいによるところが大きい。
それにしても「白い」なんて感想があっていいもんか。他にもっといいようがあるだろうに。
「よし。腹ごしらえだ。力が出なくては、何事もうまくいかんしな!」
男爵の一声で、野営地での食事が始まった。用意されたヴァイゼン麦を使った粥は、大きな粒麦にエールを加え、干し肉や豆とともに煮込まれている。クルビスの隊に調理番がいるおかげで、野外拠点であっても、こうして温かい食事を摂ることができた。
男爵は騎士たちの輪に入り、粥をかきこんでいる。
みなそれに倣って手早く食事を終わらせると、すぐに装備の点検を始めた。
鎮圧任務に参加している騎士は二十。クルビス隊以外は、領内からの選りすぐりだ。そのうちの四騎が男爵の前に立つと剣を掲げ、森へと消えていく。
「先遣隊だ。アイツらが戻れば、ついに出番だな。俺は前に出るが、カンナ司祭は後方での支援を頼む。部下を護衛に置くが、転んで怪我などせんでくれよ」
本来なら両手で構える巨大な戦斧を片手で軽々と担ぎ、空いたもう一方の手で部下を呼ぶクルビス。軽口には軽口で返してやる。
「馬鹿にしないでほしいね。そっちこそ、そんな胴鎧だけなんて本気なのかい? 調子に乗って大怪我しても知らないからね。泣いて頼んだって診てやんないよ」
「言うねぇ。そんじゃ、気を付けるとしますか。メロー、イッカ。任せたぞ」
もちろん冗談だ。せめて『癒しの奇跡』が必要にならないことを願っている。
―――急に森がざわつき始めた。
遠くから何かの音が聞こえる。慌てて走るような、追い立てられるような足音。耳を澄ませ、その正体を探った。
「……先遣隊のヤツらだ!」
クルビスは音のする方向へと一目散に走りだし、男爵は号令をかける。
騎士たちは一斉に剣を抜き放ち、揺らぐ光と影の先を睨む。
自分の呼吸がうるさい以外、周囲から音が消えた。聖杖を握る力がぐっと強まる。
空気を震わす地鳴り。それはどんどんと近づいてくる。
一人の騎士が転がるように森から這い出した。兜は脱げ、顔も鎧も血で染まっている。
「た、たすけ―――」
直後、騎士は矢のような速さで駆け抜けた何かによって弾き飛ばされる。短い悲鳴と、鎧のひしゃげる音はほぼ同時だった。
……なんだ? いったいなにが起きてる?
騎士を弾きとばした、その黒い何かがこちらを向いた。
むせこむほど濃い血と獣の臭いが押し寄せる。
人間の三倍はあろうかという巨躯に、鋭く発達した爪と牙。狼に似た頭部には、赤い眼光が四つ。
クルビスが叫んだ。
「大狼だ!」
狩人の四つの眼光は冷徹な光を放つ。死の影がまさに喉元へと迫った。
耳をつんざく咆哮に、やっとそれを理解した。
面白いのは、名前の由来となった白い樹皮だ。根の部分は黒っぽい色をしているのに、ちょうど人間の頭くらいの高さから白くなる。そのくせに葉は青々と生い茂っていて、不思議な色調を醸し出している。
人ひとりがすっぽり隠れてしまえるほど大きな葉を踏みしめ、クルビスは巨大な戦斧の柄の底を地面に打ちつけた。
「いやいや、今回はやけに多いぞ。前はこんなに大漁じゃなかった覚えがあるんだがなぁ。しかも一匹一匹が肥えてるときた」
「そのデカい芋虫を簡単に吹っ飛ばせるんだから、アンタの馬鹿力にはまいっちまうよ」
迷宮は森の中ほどまで進んだ先にある、ぽっかりと口を開けた洞窟。まずは様子を見るため森へと入り込んだ矢先、芋虫の化物どもに襲われたのだった。
揺れる木陰と、まばらに降り注ぐ陽の光のなか、十人ほどが固まって進む。
何度か化物を蹴散らし、目的の迷宮が見えてきたところで、本隊と合流するために拠点に戻ることとなった。
ヴァルゲーヘの街から北に少し歩いた場所に、白枝の森はある。道が途切れて草原となり、森と出会うその中間。ちょうどよく開けた場所に拠点は設けられていた。
「昔はよ。喰い応えのある茸や果実を目当てに、よく森に入ったもんだ。なんせ木と同じくデカく育つからよ。芋虫どもも、今ほど肥えてなかったし、数も多くねぇ。よくぶっ飛ばしてたもんさ。だってのに、親父はひどく怒鳴り散らしたっけな」
「へぇ。ここの生まれだとは知らなかったよ。いつの話だい?」
「俺が十の頃だから……。もう三十年近く前になるなぁ。いやぁ、懐かしいもんだ」
そんな幼いころから。大熊は大熊だった、ということか。
いや、そんなことよりもと、筋肉で守られた脇腹を肘で叩く。
「なんだってミュグエ男爵まで来ちまったんだよ。大人しく街で待っててくれって、アンタからも言ってくれんじゃなかったのかい」
拠点の中央。並ぶ騎士たちを前に、ミュグエ男爵は熱い檄をとばしていた。他から頭ひとつ分高い身長は良く目立ち、手足もすっきりとしている。見かけによらず遠くまで響く力強い声には、武芸を得意とする貴族らしい貫禄が滲んでいる。
クルビスは後頭部を搔きながら「仕方ねぇだろよ」と、ぼそぼそとしぼんだ声で話す。
「先祖が代々守ってきた土地なのだ。当主たる私が先頭に立たずなんとするのか! なんてあの声で怒鳴られてみろや。大人しくしててくれなんて言えねぇって」
「アタシだって言えるわけないだろ。だいたい騎士団の任務なんだから、騎士でもない男爵が出張る必要なんかないんだよ。それともなにかい? 領民の為に立たずして何が貴族か、ってやつなのかい?」
クルビスは声を出さずに、にかっと歯をみせる表情をした。両手の人差し指をこちらに向けて「それだよ」と言いたいらしい。
「酔狂なことだね、まったく」
今時珍しい、おとぎ話に登場する貴族の騎士そのもの。しかしその陰で、幼い娘が父の帰りを願い、心を痛めていることを忘れてはいけない。あの祈り縋るような顔を、男爵は知っているのだろうか。
「まぁ、剣の腕前はなかなかだと聞くからな。あんなんだから、現場の騎士たちからの信頼も厚いようだし、よっぽどのことでもなけりゃ怪我なんてしないだろうよ。それにしてもお前さん、だいぶ変わったな。いつも黒いのに今日は白い」
「ああ、礼装かい。祭服の上に被る白長布。首からかける白い聖帯布に聖杖。聖布で編まれた腕輪なんかもあるけど、まぁ、正式な共同任務となればこれくらいはね。他にもトランクに詰めて持ってきてあるよ」
礼装は、炉や灯火の能力を向上させる。これがあれば奇跡や秘術の効果も、行使可能な回数も増加させることができた。
これくらいは、などとは言ったが、ここまで外部に持ち出しが許可された背景には、フランチェスカの計らいによるところが大きい。
それにしても「白い」なんて感想があっていいもんか。他にもっといいようがあるだろうに。
「よし。腹ごしらえだ。力が出なくては、何事もうまくいかんしな!」
男爵の一声で、野営地での食事が始まった。用意されたヴァイゼン麦を使った粥は、大きな粒麦にエールを加え、干し肉や豆とともに煮込まれている。クルビスの隊に調理番がいるおかげで、野外拠点であっても、こうして温かい食事を摂ることができた。
男爵は騎士たちの輪に入り、粥をかきこんでいる。
みなそれに倣って手早く食事を終わらせると、すぐに装備の点検を始めた。
鎮圧任務に参加している騎士は二十。クルビス隊以外は、領内からの選りすぐりだ。そのうちの四騎が男爵の前に立つと剣を掲げ、森へと消えていく。
「先遣隊だ。アイツらが戻れば、ついに出番だな。俺は前に出るが、カンナ司祭は後方での支援を頼む。部下を護衛に置くが、転んで怪我などせんでくれよ」
本来なら両手で構える巨大な戦斧を片手で軽々と担ぎ、空いたもう一方の手で部下を呼ぶクルビス。軽口には軽口で返してやる。
「馬鹿にしないでほしいね。そっちこそ、そんな胴鎧だけなんて本気なのかい? 調子に乗って大怪我しても知らないからね。泣いて頼んだって診てやんないよ」
「言うねぇ。そんじゃ、気を付けるとしますか。メロー、イッカ。任せたぞ」
もちろん冗談だ。せめて『癒しの奇跡』が必要にならないことを願っている。
―――急に森がざわつき始めた。
遠くから何かの音が聞こえる。慌てて走るような、追い立てられるような足音。耳を澄ませ、その正体を探った。
「……先遣隊のヤツらだ!」
クルビスは音のする方向へと一目散に走りだし、男爵は号令をかける。
騎士たちは一斉に剣を抜き放ち、揺らぐ光と影の先を睨む。
自分の呼吸がうるさい以外、周囲から音が消えた。聖杖を握る力がぐっと強まる。
空気を震わす地鳴り。それはどんどんと近づいてくる。
一人の騎士が転がるように森から這い出した。兜は脱げ、顔も鎧も血で染まっている。
「た、たすけ―――」
直後、騎士は矢のような速さで駆け抜けた何かによって弾き飛ばされる。短い悲鳴と、鎧のひしゃげる音はほぼ同時だった。
……なんだ? いったいなにが起きてる?
騎士を弾きとばした、その黒い何かがこちらを向いた。
むせこむほど濃い血と獣の臭いが押し寄せる。
人間の三倍はあろうかという巨躯に、鋭く発達した爪と牙。狼に似た頭部には、赤い眼光が四つ。
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