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三章 枯れ枝の腕
憂う道
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ボタオン・シルヴェストリアの誘拐。二月前の花咲き月(五月)に起こったその事件は、下手人である暗殺者らこそ取り逃したが、一応の解決の目をみた。……そう、思っていた。
「取引の商品だった『ベラドゥンナの花』は一般に入手できる代物ではない。医薬品を精製する為に、教会の管理下で栽培されているだけです。その存在も用途も、知る人間は少ない。だというのに、一介の商人が入手できていた。それも、教会関係者のいない学術都市で」
聖王都から学術都市への道のりは、馬を走らせおおよそ八日。明日にはもう到着するだろう。
その道中でディオリオが語った内容は、フランチェスカから聞いたことのないものばかりだった。もちろん、その花についても。
「その、ベラなんちゃらっていう花は、そこまで価値があるものなのかい?」
「……医薬品としては非常に有益。ただし別に持つ側面が非常に危険なのです。強い幻覚作用をもたらす薬になる。とある報告によれば、服薬するとたちまち夢を見ているような状態になるらしく、一種の催眠状態といえばいいのか、自我を失くし命令に従うだけの人形となるそうです」
想像してみる。人ひとりを思うように操り、良いようにして悦に浸る者。
「私も同じ感想を持ちましたよ。まったく度し難い。まぁ、四男坊はそこまで知らなかったようですがね。しかし、その危険な花が王都に持ち込まれた。人々に広まってしまえば王都の治安は乱れる。……正直にいえば、持ち込まれた『ベラドゥンナの花』は姿を消してしまったのです。そして今も、発見できていない」
無念と言いたげに目を瞑る顔を見る。もしや偉ぶってはいるが大したことない集団なのではないか。そんな疑いがわく。
「我々は騎士団とも連携しています。騎士団長の協力を得ても尚、この結果なのです。それほど油断できない、用意周到な相手なのだと考えてください」
「じゃあ室長は、商人が取引をしたその相手が花を秘密裏に回収したと思っているのかい。それとも暗殺者たちが持ち去った?」
ディオリオは静かに首を横に振る。
「持ち込まれた量は、一般的に商品を保管しておく木箱ひとつ分。人ひとりがなんとか運べる重量ではありますが、両手はふさがれ、逃亡の邪魔でしかない。暗殺者が持ち去った可能性は低いだろうというのが、騎士団長とも一致している見解です」
「暗殺者には他に協力者がいた、という線は?」
「妥当な考えですね。しかし王都内で騎士に発見されないよう手を回すのは難しいはず。仮にいたとして、そこまで力のある存在だということになる」
「力ある存在、ねえ。……シルヴェストリア家が一芝居打ってる、なんてことないね?」
あり得なくはないなと思ったが、ディオリオは眼鏡を押し、ひどくつまらなそうに鼻を鳴らす。
「ないですね。シルヴェストリア伯爵の人格者ぶりは保証しますよ。それに四男坊は間違いを犯しましたが、一時の気の迷いのようなもの。王都を乱そうとするほど野心もなければ、度量もない」
どうも失礼しましたと、小さく肩をすくめてみせる。思いつきの意見とはいえ、すっぱり切り捨てられると面白くない。そういう意味でも、この男とは気が合わない。
「話を戻しますが、協力者がいると考える方が自然です。その協力者は、商人と花を取引した人物と何らかの形で関係しているかもしれない。……まぁ、手持ちの手掛かりだけでは学術都市に行き、直接確かめるしかない」
「コールバインに花を売った人間、か。それで、それをどうやって探るんだい」
「学術都市を統治しているのは『老人たち』と呼ばれる三人。彼らは、秘術を探求する『学院』の責任者でもある。まずは彼らに会って協力を仰がなくては。その為の書状も準備しましたので、まず邪見にはされないでしょう。全面協力を得るには難しいでしょうがね」
学術都市を訪れたことはないから、事前知識は全くない。そのうえ、一筋縄でいかない都市の代表とも、腹の探り合いをしろという。ただただ、気が重たくなる一方だった。
ふと、フランチェスカの言葉が思い出された。
―――学術都市には気を付けなさい。
あれは、こうなることが分かったうえでの忠告だったのだろうか。
「……そういえば、石の持ち主っていうのは?」
暗雲のように広がり、重くのしかかっては、胸をざわつかせる不安を払うように話を振る。
ディオリオは懐から深緑の輝石を取り出してみせる。それは編紐で括われた、首飾りの装飾品のようだった。
「学術都市から程近い、トートネーベ山脈の迷宮で、第二騎士団が討ち取った化物から出てきたそうです。犠牲者の遺品だと思いますが、これは『囁石』と呼ばれる代物だと分かりました」
ヴァルゲーヘの街で、大狼を難なく打ち倒した騎士を思い浮かべる。
年齢はアタシよりも少し上だったか。短く濃い青髪に、感情の読めない淡々とした語り口が印象に残っていた。たしか、カクトゥスという名だった。
「込められた想いを受け取り、留める。それが囁石。この石にも、誰かの想いが残されていました」
「それ、他人が聞けるもんなのかい。というか、もしかして聞いたのかい? 他人の知られたくない気持ちかもしれないだろ」
「灯火を通す要領で聞こえてきます。私も不本意ですよ。しかし遺品を返すには仕方がない。ただ、それが良かった。この石に込められた想いは、私たちの大きな手助けになるかもしれないのですから」
囁石が差し出される。聞いてみろ、ということらしい。正直気が引けたが、今は必要なことだと自分に言い聞かせ、添えるように両手を差し出して受け取る。
編紐の荒い感触を両手で包み込み、灯火を通す。すると、石から言葉がさかのぼり、文字となって頭に浮かんできた。
―――兄さん、あの花は怖い。お金なんていらない。早く、早く戻って―――。
女性の声。それに、酷い寂しさを感じる。
いたたまれなくなって、すぐに石を返した。
「……可哀想な子。きっと寂しいんだね」
「そうですか? 私は特に感じませんでしたが。それよりも『あの花』と『お金』という言葉です」
受ける印象は人それぞれだとしても、いささか冷徹すぎやしないか。果たすべき責務ってやつのせいで、何も感じなくなってしまったのか。
もしそうなら、少しだけこの男が不憫だ。それとも、アタシの感じ方が偏っているのかもしれない。
「兄を商人の取引相手に。あの花を『ベラドゥンナの花』に。それぞれ結びつけるのは無理があるかもしれません。ですがお金になるというのは、金銭取引を指しているように思える。無関係と決めつけるには、早いかもしれない」
「ちょっと待って。この石は迷宮の化物から見つかったんだろ? 石を受け取った兄は、もう亡くなってるんじゃないか? 贈ろうとした妹の方かもしれないけど……」
「ですから、情報が少ないのです。仮にそうだとして、迷宮にいた理由は何か。もしかしたら襲われ、逃げる際に囁石だけを落としたのかもしれない。……いいですか。考えられるすべてがかもしれないという想像の域を出ていない。ひとつずつ、情報を集めて繋ぎ合わせていくしか、この誰が描いたか知れない絵を明らかにする方法はないのですよ」
反論許さぬ圧力と、思わず頷いてしまう説明を受ければ「分かった」と答えるしかない。
分かっている。ディオリオの語る言葉は理路整然として、きっと正しい。
なのにどこかひっかかりを覚えてしまうのは、その言葉の中に、大切な何かがない気がするからだ。アタシにはとても大切な何かは、ディオリオにとってはそうではない。きっと道端に転がる小石程度なのだろう。
そう思うと、これからともに行動することに気が重くなる。
やっぱり今の自分は好きじゃない。ついよぎったその思いを、なんとか振り払った。
「取引の商品だった『ベラドゥンナの花』は一般に入手できる代物ではない。医薬品を精製する為に、教会の管理下で栽培されているだけです。その存在も用途も、知る人間は少ない。だというのに、一介の商人が入手できていた。それも、教会関係者のいない学術都市で」
聖王都から学術都市への道のりは、馬を走らせおおよそ八日。明日にはもう到着するだろう。
その道中でディオリオが語った内容は、フランチェスカから聞いたことのないものばかりだった。もちろん、その花についても。
「その、ベラなんちゃらっていう花は、そこまで価値があるものなのかい?」
「……医薬品としては非常に有益。ただし別に持つ側面が非常に危険なのです。強い幻覚作用をもたらす薬になる。とある報告によれば、服薬するとたちまち夢を見ているような状態になるらしく、一種の催眠状態といえばいいのか、自我を失くし命令に従うだけの人形となるそうです」
想像してみる。人ひとりを思うように操り、良いようにして悦に浸る者。
「私も同じ感想を持ちましたよ。まったく度し難い。まぁ、四男坊はそこまで知らなかったようですがね。しかし、その危険な花が王都に持ち込まれた。人々に広まってしまえば王都の治安は乱れる。……正直にいえば、持ち込まれた『ベラドゥンナの花』は姿を消してしまったのです。そして今も、発見できていない」
無念と言いたげに目を瞑る顔を見る。もしや偉ぶってはいるが大したことない集団なのではないか。そんな疑いがわく。
「我々は騎士団とも連携しています。騎士団長の協力を得ても尚、この結果なのです。それほど油断できない、用意周到な相手なのだと考えてください」
「じゃあ室長は、商人が取引をしたその相手が花を秘密裏に回収したと思っているのかい。それとも暗殺者たちが持ち去った?」
ディオリオは静かに首を横に振る。
「持ち込まれた量は、一般的に商品を保管しておく木箱ひとつ分。人ひとりがなんとか運べる重量ではありますが、両手はふさがれ、逃亡の邪魔でしかない。暗殺者が持ち去った可能性は低いだろうというのが、騎士団長とも一致している見解です」
「暗殺者には他に協力者がいた、という線は?」
「妥当な考えですね。しかし王都内で騎士に発見されないよう手を回すのは難しいはず。仮にいたとして、そこまで力のある存在だということになる」
「力ある存在、ねえ。……シルヴェストリア家が一芝居打ってる、なんてことないね?」
あり得なくはないなと思ったが、ディオリオは眼鏡を押し、ひどくつまらなそうに鼻を鳴らす。
「ないですね。シルヴェストリア伯爵の人格者ぶりは保証しますよ。それに四男坊は間違いを犯しましたが、一時の気の迷いのようなもの。王都を乱そうとするほど野心もなければ、度量もない」
どうも失礼しましたと、小さく肩をすくめてみせる。思いつきの意見とはいえ、すっぱり切り捨てられると面白くない。そういう意味でも、この男とは気が合わない。
「話を戻しますが、協力者がいると考える方が自然です。その協力者は、商人と花を取引した人物と何らかの形で関係しているかもしれない。……まぁ、手持ちの手掛かりだけでは学術都市に行き、直接確かめるしかない」
「コールバインに花を売った人間、か。それで、それをどうやって探るんだい」
「学術都市を統治しているのは『老人たち』と呼ばれる三人。彼らは、秘術を探求する『学院』の責任者でもある。まずは彼らに会って協力を仰がなくては。その為の書状も準備しましたので、まず邪見にはされないでしょう。全面協力を得るには難しいでしょうがね」
学術都市を訪れたことはないから、事前知識は全くない。そのうえ、一筋縄でいかない都市の代表とも、腹の探り合いをしろという。ただただ、気が重たくなる一方だった。
ふと、フランチェスカの言葉が思い出された。
―――学術都市には気を付けなさい。
あれは、こうなることが分かったうえでの忠告だったのだろうか。
「……そういえば、石の持ち主っていうのは?」
暗雲のように広がり、重くのしかかっては、胸をざわつかせる不安を払うように話を振る。
ディオリオは懐から深緑の輝石を取り出してみせる。それは編紐で括われた、首飾りの装飾品のようだった。
「学術都市から程近い、トートネーベ山脈の迷宮で、第二騎士団が討ち取った化物から出てきたそうです。犠牲者の遺品だと思いますが、これは『囁石』と呼ばれる代物だと分かりました」
ヴァルゲーヘの街で、大狼を難なく打ち倒した騎士を思い浮かべる。
年齢はアタシよりも少し上だったか。短く濃い青髪に、感情の読めない淡々とした語り口が印象に残っていた。たしか、カクトゥスという名だった。
「込められた想いを受け取り、留める。それが囁石。この石にも、誰かの想いが残されていました」
「それ、他人が聞けるもんなのかい。というか、もしかして聞いたのかい? 他人の知られたくない気持ちかもしれないだろ」
「灯火を通す要領で聞こえてきます。私も不本意ですよ。しかし遺品を返すには仕方がない。ただ、それが良かった。この石に込められた想いは、私たちの大きな手助けになるかもしれないのですから」
囁石が差し出される。聞いてみろ、ということらしい。正直気が引けたが、今は必要なことだと自分に言い聞かせ、添えるように両手を差し出して受け取る。
編紐の荒い感触を両手で包み込み、灯火を通す。すると、石から言葉がさかのぼり、文字となって頭に浮かんできた。
―――兄さん、あの花は怖い。お金なんていらない。早く、早く戻って―――。
女性の声。それに、酷い寂しさを感じる。
いたたまれなくなって、すぐに石を返した。
「……可哀想な子。きっと寂しいんだね」
「そうですか? 私は特に感じませんでしたが。それよりも『あの花』と『お金』という言葉です」
受ける印象は人それぞれだとしても、いささか冷徹すぎやしないか。果たすべき責務ってやつのせいで、何も感じなくなってしまったのか。
もしそうなら、少しだけこの男が不憫だ。それとも、アタシの感じ方が偏っているのかもしれない。
「兄を商人の取引相手に。あの花を『ベラドゥンナの花』に。それぞれ結びつけるのは無理があるかもしれません。ですがお金になるというのは、金銭取引を指しているように思える。無関係と決めつけるには、早いかもしれない」
「ちょっと待って。この石は迷宮の化物から見つかったんだろ? 石を受け取った兄は、もう亡くなってるんじゃないか? 贈ろうとした妹の方かもしれないけど……」
「ですから、情報が少ないのです。仮にそうだとして、迷宮にいた理由は何か。もしかしたら襲われ、逃げる際に囁石だけを落としたのかもしれない。……いいですか。考えられるすべてがかもしれないという想像の域を出ていない。ひとつずつ、情報を集めて繋ぎ合わせていくしか、この誰が描いたか知れない絵を明らかにする方法はないのですよ」
反論許さぬ圧力と、思わず頷いてしまう説明を受ければ「分かった」と答えるしかない。
分かっている。ディオリオの語る言葉は理路整然として、きっと正しい。
なのにどこかひっかかりを覚えてしまうのは、その言葉の中に、大切な何かがない気がするからだ。アタシにはとても大切な何かは、ディオリオにとってはそうではない。きっと道端に転がる小石程度なのだろう。
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