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第1話:主人公気取りの和井内くん
2.どこか変な転校生?
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「今年は同じクラスだね、カイ。」
休み時間。僕は、友達の長子蓮天の席に行って、話をすることにした。
「ノートと同じクラスで良かったー。今日一緒に帰ろうぜ。」
「いいよ。そういえば、転校生と何か喋った?カイ、転校生の後ろの席じゃん。」
「ちょっとしか喋ってないよ。なんか…ヤバそうじゃん?」
「あの自己紹介はね…。誰も話しかけに行ってないしね。」
「え?」
そう言われ、和井内くんのとこを見てみると、誰にも話しかけられず、1人で座っていた。
「本当だ。」
「あの感じ、隣の席の女の子ともそんなに話してないかもね。」
「というか、和井内くんの周りにいないようにしてない?みんな。」
「話しかけられたくないのかな。和井内くん、めっちゃニコニコしてるし。」
「本当だ。めっちゃニコニコしてる。なんで!?」
「わからない。」
「…なんか可哀想になってきた。話しかけようかな。」
「お、本当?まあ、普通に気になるしね。」
僕とノートは和井内くんのところに行こうとする。
「和井内く…」
「はーい、みんな。入学式がもうすぐ始まります。体育館に移動するので、廊下に並んでください!」
先生が遮って、みんなにそう伝えていた。
「あー、これは後でだね。」
「…そうだね。」
俺はそう言って、廊下に行く。
「名簿順に並んでね。男子はみんなから見て右側、教室側で、女子が左側ね。」
先生がそう言う。あ、名簿順だから和井内くんと話せるかも。
「和井内く…」
「皆さん、いいですか。これから入学式があります。新しい1年生や保護者の方々にかっこいいところ見せれるように、静かにしてくださいね。」
先生が遮ってそう言い、みんな静かになる。…話しかけれなくなっちゃった!
「渡瀬くん。」
和井内くんが僕の方を見て、そう言った。
「な、何?」
「し・ず・か・に。ね?」
和井内くんは人差し指を口に当て、そう言ってウインクした。…なんかすっごい腹立つ。
結局、僕は話すタイミングが無く、帰る時間となった。
「カイ、帰ろう。」
紺色のランドセルを背負ったノートが、僕の席に来てそう言った。
「うん。あ、そうだ。和井内く…。」
と言って、和井内くんに話しかけようとしたが、和井内くんは席にはおらず、教室を見回してもいなかった。
「あ、結局話せなかった。まあ、いいや。帰ろう。」
僕はそう言い、黒色のランドセルを背負った。
「さっき、1人でスキップしながら帰ってたよ。」
「いや、お前見てたのかよ。」
「うん。でも、普通にさっきよりも話しかける気にならなくてさ。だってさ、さっきの帰りの会の時、先生が…
『皆さんは今日から最高学年となりました。他学年の子たちのお手本になるように、これから皆さんと協力して頑張っていきましょう。』
って言った後、和井内くん、急に立ち上がって
『みんな、先生の言う通りだよ!オレに続いて一緒に頑張っていこうな!』
って言ってたじゃん。…なんか普通に怖くない?」
「まあ、言いたいことはわかるけどさ。このまま1人も可哀想じゃん。腹立つところもあるけどさあ、注意しながらウインクしてきたり、プリント渡しながらウインクしてきたり…。」
「カイは優しいなあ。」
「そう?」
そんなことをノートと話しながら帰り道を歩いていると、神社の近くになった時、ノートが立ち止まった。
「ねえ、カイ。あれ、和井内くんじゃない?」
ノートがそう言ったので、僕はノートが見てる神社の方を見ると、そこには和井内くんがいた。…何してるんだ?
休み時間。僕は、友達の長子蓮天の席に行って、話をすることにした。
「ノートと同じクラスで良かったー。今日一緒に帰ろうぜ。」
「いいよ。そういえば、転校生と何か喋った?カイ、転校生の後ろの席じゃん。」
「ちょっとしか喋ってないよ。なんか…ヤバそうじゃん?」
「あの自己紹介はね…。誰も話しかけに行ってないしね。」
「え?」
そう言われ、和井内くんのとこを見てみると、誰にも話しかけられず、1人で座っていた。
「本当だ。」
「あの感じ、隣の席の女の子ともそんなに話してないかもね。」
「というか、和井内くんの周りにいないようにしてない?みんな。」
「話しかけられたくないのかな。和井内くん、めっちゃニコニコしてるし。」
「本当だ。めっちゃニコニコしてる。なんで!?」
「わからない。」
「…なんか可哀想になってきた。話しかけようかな。」
「お、本当?まあ、普通に気になるしね。」
僕とノートは和井内くんのところに行こうとする。
「和井内く…」
「はーい、みんな。入学式がもうすぐ始まります。体育館に移動するので、廊下に並んでください!」
先生が遮って、みんなにそう伝えていた。
「あー、これは後でだね。」
「…そうだね。」
俺はそう言って、廊下に行く。
「名簿順に並んでね。男子はみんなから見て右側、教室側で、女子が左側ね。」
先生がそう言う。あ、名簿順だから和井内くんと話せるかも。
「和井内く…」
「皆さん、いいですか。これから入学式があります。新しい1年生や保護者の方々にかっこいいところ見せれるように、静かにしてくださいね。」
先生が遮ってそう言い、みんな静かになる。…話しかけれなくなっちゃった!
「渡瀬くん。」
和井内くんが僕の方を見て、そう言った。
「な、何?」
「し・ず・か・に。ね?」
和井内くんは人差し指を口に当て、そう言ってウインクした。…なんかすっごい腹立つ。
結局、僕は話すタイミングが無く、帰る時間となった。
「カイ、帰ろう。」
紺色のランドセルを背負ったノートが、僕の席に来てそう言った。
「うん。あ、そうだ。和井内く…。」
と言って、和井内くんに話しかけようとしたが、和井内くんは席にはおらず、教室を見回してもいなかった。
「あ、結局話せなかった。まあ、いいや。帰ろう。」
僕はそう言い、黒色のランドセルを背負った。
「さっき、1人でスキップしながら帰ってたよ。」
「いや、お前見てたのかよ。」
「うん。でも、普通にさっきよりも話しかける気にならなくてさ。だってさ、さっきの帰りの会の時、先生が…
『皆さんは今日から最高学年となりました。他学年の子たちのお手本になるように、これから皆さんと協力して頑張っていきましょう。』
って言った後、和井内くん、急に立ち上がって
『みんな、先生の言う通りだよ!オレに続いて一緒に頑張っていこうな!』
って言ってたじゃん。…なんか普通に怖くない?」
「まあ、言いたいことはわかるけどさ。このまま1人も可哀想じゃん。腹立つところもあるけどさあ、注意しながらウインクしてきたり、プリント渡しながらウインクしてきたり…。」
「カイは優しいなあ。」
「そう?」
そんなことをノートと話しながら帰り道を歩いていると、神社の近くになった時、ノートが立ち止まった。
「ねえ、カイ。あれ、和井内くんじゃない?」
ノートがそう言ったので、僕はノートが見てる神社の方を見ると、そこには和井内くんがいた。…何してるんだ?
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