14 / 26
第3話:佐野昌志は知っている
4.弟子
しおりを挟む
放課後。
俺はるいから噂を聞いた後、部室に向かっていた。もしかしたら、そーいちと今野君がチラシ配ってて部室開いてる可能性あるし。部室に誰もいなかったら、誰かに貴重品取られるかもしれないから早く向かわないと。あと、昌志呼び出さないと。あいつに聞きたいことが山ほどある。とりあえず、メール送っとけば大丈夫だろう。
そんなことを考えながら歩いてると部室に着き、ドアを開けると嘉瀬君がいた。
「あれ、嘉瀬君?」
俺はそう言った。
「あ、盛山先輩。こんにちは。」
「こ、こんにちは。」
「宮村先輩となぎさ君はチラシ配りに行きましたよ。」
「そうなんだ。…え?なんでいるの?」
俺は嘉瀬君にそう聞いた。すると、嘉瀬君はため息をついて
「やっぱり、なぎさ君から何も聞いてないんですね。」
と言った。
「ごめん。」
「謝ることないですよ!なぎさ君が悪いんですから。宮村先輩も知らなかったし、言うの忘れてたんでしょうね。」
「えっと…?」
「僕、なんでも部に入ることにしました!」
嘉瀬君はそう言った。
「…え!?そうなの!?」
俺は驚いてそう言った。
「はい。そのようなことを昨日の深夜…というか今日の1時ごろになぎさ君にメールで送ったんですけどね。」
「あ、そうなんだ。」
「なぎさ君、『本当!?ありがとう!先輩たちにも言っとくね!』ってメールで来たのにも関わらず、言ってなかったなんて。さっきそのこと言ったら、『眠かったから夢だと思ってた。』って言ってたんですよ!」
嘉瀬君はそう言った。
「…あ、でも、無理して入部してくれたとかじゃないよね?その、誰かに言われて仕方なくとかじゃなくて。」
俺はそう言った。あいつがそんなことしないと思うけど、もしかしたら昌志が何かたくらんでで入らせたとかかもしれないし。
「そんなことないですよ?…もしかして、僕が佐野先輩の元弟子だからですか?」
嘉瀬君はそう言った。
「…え、え?」
「どうしました?」
困惑してる俺を見て、嘉瀬君はそう言った。
「嘉瀬君って、昌志の弟子だったの…?」
てかまず、弟子ってどゆこと!?あいつの弟子になって何するの!?
「知らないであんなこと聞いたんですか!?」
嘉瀬君はそう言った。
「俺は単純に、昌志にとって生徒会の後輩だろうから、信頼とかそういうのあると思って昌志が嘉瀬君に頼んで、嘉瀬君からなんでも部の情報を仕入れようとしたのかと…。俺の勝手な思い込みなんだけど。」
「ああ、なるほど…。そんなことないので大丈夫ですよ。僕の意志で決めたことです。」
嘉瀬君はそう言った。
「そっか。それなら良かった。」
俺はそう言った。無理矢理に入部とかさせるわけにいかないもんな。…今俺がされてるんだけど。
「でも、まさか佐野先輩の弟子だったこと知らなかったなんて。」
「え?」
「佐野先輩と昨日話したんですけど、盛山先輩のことを仲のいい友達だって言ってて、その後『あいつには僕の知ってること全て話してる。』って言ってましたよ。」
「は?」
嘉瀬君が言ったことに対して俺は思わずそう発してしまった。あいつ、平気で嘘ついてるじゃねーか!
「羨ましいです、僕もそんな関係の弟子が良かったです。」
「あー、うん。あのね…」
「あ、あと『僕が彼に話したいことある時、彼から僕の方に来てくれるんだよね。放送室にわざわざ。すごいよね、なんとなくそろそろ来てくれる気がするんだ。』みたいなことも言ってましたよ!」
嘉瀬君は俺が言おうとしたことを遮ってそう言った。…あれ、もしかしてあいつ超遠回しに俺を呼んでないか!?
「ごめん、嘉瀬君。俺、あいつ連れてくるわ!」
「え、今からですか!?」
「うん、なんとなく行かないといけない気がするんだよね!」
俺は嘉瀬君にそう言って部室を出た。昌志、今回聞きたいことだらけだからな!
俺はるいから噂を聞いた後、部室に向かっていた。もしかしたら、そーいちと今野君がチラシ配ってて部室開いてる可能性あるし。部室に誰もいなかったら、誰かに貴重品取られるかもしれないから早く向かわないと。あと、昌志呼び出さないと。あいつに聞きたいことが山ほどある。とりあえず、メール送っとけば大丈夫だろう。
そんなことを考えながら歩いてると部室に着き、ドアを開けると嘉瀬君がいた。
「あれ、嘉瀬君?」
俺はそう言った。
「あ、盛山先輩。こんにちは。」
「こ、こんにちは。」
「宮村先輩となぎさ君はチラシ配りに行きましたよ。」
「そうなんだ。…え?なんでいるの?」
俺は嘉瀬君にそう聞いた。すると、嘉瀬君はため息をついて
「やっぱり、なぎさ君から何も聞いてないんですね。」
と言った。
「ごめん。」
「謝ることないですよ!なぎさ君が悪いんですから。宮村先輩も知らなかったし、言うの忘れてたんでしょうね。」
「えっと…?」
「僕、なんでも部に入ることにしました!」
嘉瀬君はそう言った。
「…え!?そうなの!?」
俺は驚いてそう言った。
「はい。そのようなことを昨日の深夜…というか今日の1時ごろになぎさ君にメールで送ったんですけどね。」
「あ、そうなんだ。」
「なぎさ君、『本当!?ありがとう!先輩たちにも言っとくね!』ってメールで来たのにも関わらず、言ってなかったなんて。さっきそのこと言ったら、『眠かったから夢だと思ってた。』って言ってたんですよ!」
嘉瀬君はそう言った。
「…あ、でも、無理して入部してくれたとかじゃないよね?その、誰かに言われて仕方なくとかじゃなくて。」
俺はそう言った。あいつがそんなことしないと思うけど、もしかしたら昌志が何かたくらんでで入らせたとかかもしれないし。
「そんなことないですよ?…もしかして、僕が佐野先輩の元弟子だからですか?」
嘉瀬君はそう言った。
「…え、え?」
「どうしました?」
困惑してる俺を見て、嘉瀬君はそう言った。
「嘉瀬君って、昌志の弟子だったの…?」
てかまず、弟子ってどゆこと!?あいつの弟子になって何するの!?
「知らないであんなこと聞いたんですか!?」
嘉瀬君はそう言った。
「俺は単純に、昌志にとって生徒会の後輩だろうから、信頼とかそういうのあると思って昌志が嘉瀬君に頼んで、嘉瀬君からなんでも部の情報を仕入れようとしたのかと…。俺の勝手な思い込みなんだけど。」
「ああ、なるほど…。そんなことないので大丈夫ですよ。僕の意志で決めたことです。」
嘉瀬君はそう言った。
「そっか。それなら良かった。」
俺はそう言った。無理矢理に入部とかさせるわけにいかないもんな。…今俺がされてるんだけど。
「でも、まさか佐野先輩の弟子だったこと知らなかったなんて。」
「え?」
「佐野先輩と昨日話したんですけど、盛山先輩のことを仲のいい友達だって言ってて、その後『あいつには僕の知ってること全て話してる。』って言ってましたよ。」
「は?」
嘉瀬君が言ったことに対して俺は思わずそう発してしまった。あいつ、平気で嘘ついてるじゃねーか!
「羨ましいです、僕もそんな関係の弟子が良かったです。」
「あー、うん。あのね…」
「あ、あと『僕が彼に話したいことある時、彼から僕の方に来てくれるんだよね。放送室にわざわざ。すごいよね、なんとなくそろそろ来てくれる気がするんだ。』みたいなことも言ってましたよ!」
嘉瀬君は俺が言おうとしたことを遮ってそう言った。…あれ、もしかしてあいつ超遠回しに俺を呼んでないか!?
「ごめん、嘉瀬君。俺、あいつ連れてくるわ!」
「え、今からですか!?」
「うん、なんとなく行かないといけない気がするんだよね!」
俺は嘉瀬君にそう言って部室を出た。昌志、今回聞きたいことだらけだからな!
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
隣に住んでいる後輩の『彼女』面がガチすぎて、オレの知ってるラブコメとはかなり違う気がする
夕姫
青春
【『白石夏帆』こいつには何を言っても無駄なようだ……】
主人公の神原秋人は、高校二年生。特別なことなど何もない、静かな一人暮らしを愛する少年だった。東京の私立高校に通い、誰とも深く関わらずただ平凡に過ごす日々。
そんな彼の日常は、ある春の日、突如現れた隣人によって塗り替えられる。後輩の白石夏帆。そしてとんでもないことを言い出したのだ。
「え?私たち、付き合ってますよね?」
なぜ?どうして?全く身に覚えのない主張に秋人は混乱し激しく否定する。だが、夏帆はまるで聞いていないかのように、秋人に猛烈に迫ってくる。何を言っても、どんな態度をとっても、その鋼のような意思は揺るがない。
「付き合っている」という謎の確信を持つ夏帆と、彼女に振り回されながらも憎めない(?)と思ってしまう秋人。これは、一人の後輩による一方的な「好き」が、平凡な先輩の日常を侵略する、予測不能な押しかけラブコメディ。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
幼馴染が家出したので、僕と同居生活することになったのだが。
四乃森ゆいな
青春
とある事情で一人暮らしをしている僕──和泉湊はある日、幼馴染でクラスメイト、更には『女神様』と崇められている美少女、真城美桜を拾うことに……?
どうやら何か事情があるらしく、頑なに喋ろうとしない美桜。普段は無愛想で、人との距離感が異常に遠い彼女だが、何故か僕にだけは世話焼きになり……挙句には、
「私と同棲してください!」
「要求が増えてますよ!」
意味のわからない同棲宣言をされてしまう。
とりあえず同居するという形で、居候することになった美桜は、家事から僕の宿題を見たりと、高校生らしい生活をしていくこととなる。
中学生の頃から疎遠気味だったために、空いていた互いの時間が徐々に埋まっていき、お互いに知らない自分を曝け出していく中──女神様は何でもない『日常』を、僕の隣で歩んでいく。
無愛想だけど僕にだけ本性をみせる女神様 × ワケあり陰キャぼっちの幼馴染が送る、半同棲な同居生活ラブコメ。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
失恋中なのに隣の幼馴染が僕をかまってきてウザいんですけど?
さいとう みさき
青春
雄太(ゆうた)は勇気を振り絞ってその思いを彼女に告げる。
しかしあっさりと玉砕。
クールビューティーで知られる彼女は皆が憧れる存在だった。
しかしそんな雄太が落ち込んでいる所を、幼馴染たちが寄ってたかってからかってくる。
そんな幼馴染の三大女神と呼ばれる彼女たちに今日も翻弄される雄太だったのだが……
病み上がりなんで、こんなのです。
プロット無し、山なし、谷なし、落ちもなしです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる