周りが騒がしくて困っています。

みつきりほ

文字の大きさ
17 / 26
第4話:中村先生と部室

1.出会い

しおりを挟む
4月25日。水曜日。
俺が部室に着くと、そーいちがいた。

「あ、ひろき。部室の方よろしく。」
「うん。あの、そのことでちょっと思ったんだけどさ。俺、正式な部員じゃないじゃん。俺だけ部室に残ってても、入部希望で来られた人に部活のこと説明できないなって思って。4人になったし、あと1人俺と一緒に残る人決めない?」
「あー確かに。でも今週はひろきとなぎさかもな。」

そーいちはそう言った。

「え、なんで?」
「今週、なぎさ週番らしくって。放課後の週番の仕事あるのに、昨日と一昨日忘れてこっち来てたこと、一緒の週番の人に怒られたらしくて。なぎさ、遅れてくることになると思う。」
「なるほど。」
「ま、なぎさなら説明できると思うし、大丈夫だと思うぜ。じゃ、俺はチラシ配りに行くね。嘉瀬君、もう配りに行ってるし。」
「うん、わかった。」

俺がそう言ったのを聞いてから、そーいちは部室を出た。
みんなが学生カバン置いている場所に、俺も自分の学生カバンを置き、のびをした。
さて、何をしよう。
あ、やべ。トイレ行きたくなってきた。どうしよう、部室誰もいないのに。トイレ行ってからこっちにくるんだった。とりあえず、鍵閉めていくか。誰か来たらごめんなさい。すぐ戻ってくるんで。
俺は部室の鍵を持ち、ドアを開けた。すると、

「うわっ。」

という声が聞こえた。見ると、この学校の制服を着た男子が立っていた。校章の色を見ると、俺と同じ学年というのがわかった。

「もしかして、入部希望者?」
「え、あ…。」

アホ毛が1本立った男子は目が泳いでいる。

「ごめんね、気づかなくて。中に…」
「う、」
「う?」
「うわああああああああああああ!!!!」

そう言いながらその男子は走って去っていった。何だったんだろう。何か紙を持ってたな。あと、よく見たらカッコいい顔してたな。
…あ、そうだ。俺トイレに行きたかったんだ。とりあえず、鍵を…

「こんなところで何をしているの?」

そう言う声が聞こえて、俺は聞こえた方を向くと先生らしい人が立っていた。誰だろう、この先生。

「え、あ、部活でこの教室使用してて。今からトイレに行こうかと。」

俺はそう言った。そーいち、ちゃんとここの教室使っていいか担任の園田そのだ先生に許可もらったんだよな?

「そうだったんだね。ちゃんと先生に許可とってる?」
「はい、部長が園田先生から許可とってると言ってたはずです。」

俺はそう言った。あー、早くこの会話終わんないかなあ。俺、トイレ行きたいんだけど!

「園田先生に。ちなみに、何ていう部活を…」
「あ、いた中村なかむら先生!探しましたよ、職員室にいないから日誌どうしようかと…ってあれ、ヒロ先輩?」

先生が言ってることを遮って、そう言う声が俺の後ろから聞こえてきて、後ろを見ると今野君がいた。

「あれ、ここ部室前じゃん!…ヒロ先輩、なんかしたんですか。」
「ごめん、今野君。俺、我慢できない。」

俺は今野君の両肩を掴んでそう言った。

「え?」
「ここは頼んだ!トイレ行ってくる!」

俺はそう言って、急いでトイレへ向かった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

隣に住んでいる後輩の『彼女』面がガチすぎて、オレの知ってるラブコメとはかなり違う気がする

夕姫
青春
【『白石夏帆』こいつには何を言っても無駄なようだ……】 主人公の神原秋人は、高校二年生。特別なことなど何もない、静かな一人暮らしを愛する少年だった。東京の私立高校に通い、誰とも深く関わらずただ平凡に過ごす日々。 そんな彼の日常は、ある春の日、突如現れた隣人によって塗り替えられる。後輩の白石夏帆。そしてとんでもないことを言い出したのだ。 「え?私たち、付き合ってますよね?」 なぜ?どうして?全く身に覚えのない主張に秋人は混乱し激しく否定する。だが、夏帆はまるで聞いていないかのように、秋人に猛烈に迫ってくる。何を言っても、どんな態度をとっても、その鋼のような意思は揺るがない。 「付き合っている」という謎の確信を持つ夏帆と、彼女に振り回されながらも憎めない(?)と思ってしまう秋人。これは、一人の後輩による一方的な「好き」が、平凡な先輩の日常を侵略する、予測不能な押しかけラブコメディ。

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

幼馴染が家出したので、僕と同居生活することになったのだが。

四乃森ゆいな
青春
とある事情で一人暮らしをしている僕──和泉湊はある日、幼馴染でクラスメイト、更には『女神様』と崇められている美少女、真城美桜を拾うことに……? どうやら何か事情があるらしく、頑なに喋ろうとしない美桜。普段は無愛想で、人との距離感が異常に遠い彼女だが、何故か僕にだけは世話焼きになり……挙句には、 「私と同棲してください!」 「要求が増えてますよ!」 意味のわからない同棲宣言をされてしまう。 とりあえず同居するという形で、居候することになった美桜は、家事から僕の宿題を見たりと、高校生らしい生活をしていくこととなる。 中学生の頃から疎遠気味だったために、空いていた互いの時間が徐々に埋まっていき、お互いに知らない自分を曝け出していく中──女神様は何でもない『日常』を、僕の隣で歩んでいく。 無愛想だけど僕にだけ本性をみせる女神様 × ワケあり陰キャぼっちの幼馴染が送る、半同棲な同居生活ラブコメ。

ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話

桜井正宗
青春
 ――結婚しています!  それは二人だけの秘密。  高校二年の遙と遥は結婚した。  近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。  キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。  ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。 *結婚要素あり *ヤンデレ要素あり

スライム退治専門のさえないおっさんの冒険

守 秀斗
ファンタジー
俺と相棒二人だけの冴えない冒険者パーティー。普段はスライム退治が専門だ。その冴えない日常を語る。

失恋中なのに隣の幼馴染が僕をかまってきてウザいんですけど?

さいとう みさき
青春
雄太(ゆうた)は勇気を振り絞ってその思いを彼女に告げる。 しかしあっさりと玉砕。 クールビューティーで知られる彼女は皆が憧れる存在だった。 しかしそんな雄太が落ち込んでいる所を、幼馴染たちが寄ってたかってからかってくる。 そんな幼馴染の三大女神と呼ばれる彼女たちに今日も翻弄される雄太だったのだが…… 病み上がりなんで、こんなのです。 プロット無し、山なし、谷なし、落ちもなしです。

処理中です...