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いち
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高熱でうなされている王子殿下が一瞬目を開いてオレを見た時、オレはBLゲームの世界に転生した事に気がついてしまった・・・
殿下10才。原因不明の高熱が続き、宮廷医師であるオヤジにオレが追加の薬を届けに行った時だった。オヤジが殿下に背中を向け、オレから薬を受け取ったほんの一瞬、殿下がこちらに顔を向け、目を開いた。熱で潤んだ瞳がオレの視線を捉える。そしてまた苦しそうに目を閉じた。それがスイッチだった。オレは前世の記憶を幾許か思い出し、その場でへたりこんでしまったのだ。
フラグ立った~。
そこからどうやって家に帰ったか記憶にない。気が付くとオレは自分の部屋で頭をかかえていた。
殿下10才。原因不明の高熱が続き、宮廷医師であるオヤジにオレが追加の薬を届けに行った時だった。オヤジが殿下に背中を向け、オレから薬を受け取ったほんの一瞬、殿下がこちらに顔を向け、目を開いた。熱で潤んだ瞳がオレの視線を捉える。そしてまた苦しそうに目を閉じた。それがスイッチだった。オレは前世の記憶を幾許か思い出し、その場でへたりこんでしまったのだ。
フラグ立った~。
そこからどうやって家に帰ったか記憶にない。気が付くとオレは自分の部屋で頭をかかえていた。
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