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ごじゅうよん
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四阿と薔薇園の見える外廊下にソファを置いてもらって、今日はそこで本を読んでた。お願いしたのはソファだけだったのに、家政婦さんはテーブルも置いてくれて、紅茶も手配してくれた。家政婦さん、いい人だー。我が国の歴史書を読んでたら、本に影が落ちた。
「何を読んでいる?」
「おかえりなさいませ、コンラート様」
珍しくお早いお帰りだー!オレは本に栞を挟んでテーブルに置いた。
「王家の歴史です。今はコンラート様の八代前の王のお話です」
横に座った閣下に、すかさず侍女さんが紅茶を淹れる。使用人さん達の仕事ぶり、素晴らしすぎー!
「何故ここだ?目の前に四阿があるだろう?」
えっ?でも・・・
「コンラート様が外に出るなと仰ったではありませんか」
閣下が遠くを見る目になった。
「邸から見える範囲なら・・・そこの四阿くらいなら構わん」
怒ったように言われた。
なぜだ・・・
「何を読んでいる?」
「おかえりなさいませ、コンラート様」
珍しくお早いお帰りだー!オレは本に栞を挟んでテーブルに置いた。
「王家の歴史です。今はコンラート様の八代前の王のお話です」
横に座った閣下に、すかさず侍女さんが紅茶を淹れる。使用人さん達の仕事ぶり、素晴らしすぎー!
「何故ここだ?目の前に四阿があるだろう?」
えっ?でも・・・
「コンラート様が外に出るなと仰ったではありませんか」
閣下が遠くを見る目になった。
「邸から見える範囲なら・・・そこの四阿くらいなら構わん」
怒ったように言われた。
なぜだ・・・
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