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黒い葉
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翌日、朝早くにエアリアルはやって来た。
「嫌だってさ」
封書の手紙も持っていた。手紙には、もうはるか昔のことだから思い出せない、そっとしておいてほしいと書かれていた。
「どうして!話してくれたっていいだろが!」
シュトロウがエアリアルに強い口調で言った。エアリアルは肩をすくめて空気に溶けて消えた。仕方がない。確かに昔のことだ。覚え違いもあるかも知れない。
「あら」
セイが封筒の中に細い指を入れると、何かが出てきた。それは真っ黒な、小さめのコースターに見えた。
「……これ、もしかしてアーガの葉?」
小さな手のひらに乗ったそれを覗き込む。本当だ。その硬さ、葉脈、形そのものは、アーガの葉だった。でも模様が……。
「塗りつぶされている?」
油性ペンを塗り重ねたみたいに黒い。裏側を見る。茶色に枯れているのがわかる。誰か死んだ人のアーガの葉だ。手紙をもう一度読む。裏側に走り書きのような文字を見つけた。
「できれば、この葉を供養してほしい」
誰の葉なのかは書かれていない。でも……
「貸して」
シロはなんとなくわかっていた。この葉が誰の葉なのか。久々に右手にリジンする。その黒い葉を重ねて手のひらに沈める。次の瞬間……
シロは帰ってしまうのか
取り返しのつかないことを
何か呪歌を思い出しそうなのに
ぶわっと頭に直接声が聞こえる。混乱する。これは……。
「みんなの心の声が聞こえる!前の、闇のエイダンの葉だ!」
「えー!50年も前のやつなんだろ?」
耳から聞こえるシュトロウの声と頭に響く声が一致する。考えたことをそのまま話しているからだ。
「こんなに濃く残っているなんて」
セイの心の声は別に響く。
恐ろしい。恨みを残しているのかも知れない。少しも薄まっていない。魂がこの世に留まっている……。トランも口には何も出さなかったが、こんなに完全な形でシルシが消えずに残っていることを訝しんでいた。
「そもそも、どうして光のエイダンがこれを持っていたんだ。50年も」
どうして
どうしてなの
何か、ここにいない誰かの声が頭にこだまする。
どうしてどうしてどうして
「シロ?」
「ちょっと待って」
これを聞かなければならない。耳を傾ける。古い映画のように、目の前にセピア色の映像が広がる。誰かの腕を掴んでいる。顔が逆光で見えない。掴んだ相手の思想が流れ込んでくる。どうしても。どうしても。お前なんかいなければ。死ね!死ね!首が絞まる。憎い。真っ赤な憎悪の念。お前が死ねば!お前が死ねば!死ね!死ね!なぜ?なぜあなたがこんなことを?そんなことのために?信じていたのに……信じて……
嘘つき
「シロ!」
リジンが終わる。死者の葉としてはかなり長い。
「……殺されてる。前の、闇のエイダンは」
「ああ。首謀者と仲間割れしたんじゃないかって言ってたな」
首謀者と仲間割れ?そんな感じじゃない。まあいい。どうしようもない。
「とりあえず、デュトワイユに帰ろう。これをアーガの木に下げてあげよう」
セイに別れを告げて帰路につく。王様から時間があったら顔を見せろと伝言があったけど、そんな気分じゃなくて、急いでいるためどうしても、と断った。セイは帰りの馬車を御者付きで貸してくれた。
「あ。師匠との約束をすっぽかしてしまった……」
「モルトさんか。18の日の約束だったもんな」
会うのは最後になったかも知れないのに。ダイゴンの町でトランと別れ、デュトワイユにつく。夕暮れ時だった。懐かしい村の明かり。どこかの家のスープの匂い。森の風。アーガの神殿にシュトロウと寄った。黒い葉をぶら下げる。50年も消えなかったシルシが簡単に薄くなるとは思えないけど。
思いついて、そっとアーガの木の幹に右手を当てた。俺はあんたのおかげで幸せだったよ。でもさ、俺はここにずっと居られると思ってたよ。頼むからいさせてくれよ……。
「え」
手が木の幹にめり込むような、変な感じがした。カッと右手のひらが淡い緑色に光る。育った?何で?目の前にまたセピア色の世界が広がる。男がいる。隣に。
「また見えた?」
「そう。日に日に近くなるみたい」
森の中だ。どこか。
「私はもう帰らないといけないのね」
男は俺を、俺じゃない、この視線の主を抱きしめた。恋人なのかも知れない。
「私が完全にいなくなってしまうのはいつなのかしら。明日かも知れない……」
「そんなこと言うな、サヨ」
サヨ
「タキさんに話したの。私が帰るみたいって。ひどく驚いていたわ。そうよね……どうして私なのかしらね、フフ」
この時も同じように、帰る方に恋人がいたんだ。同じように悩んでいたのか……。
セイレーンのように、あなたを殺して虜にしたい……。
帰したくなくてこの男が殺したのか?
「俺がお前を巻き込んだからか?なら俺に罰を当てて欲しかった……」
「いいの。私も能力やシルシの大きさで差別するのはおかしいと思ってる。後悔はしていない」
差別がおかしい?変だな。タキはアーガの木に頼る生活をやめようという思想を持っているのが反乱軍だと言っていたのに。これじゃ、まるで……でも一つわかった。この男が反乱軍の首領なんだろう。セピア色の世界では、森の濃淡もよくわからない。どこか、小さな池のほとり。小さな木組みの家。
「……どこか、行きたいところや見たいものは。アストラにでも行くかい……」
「いいわ。危険だもの。まだあなたの人相書きを見たの。私のもあった。仕方ないわよ」
アストラ……聞いたことがない。でもきっとこの二人のこの家の近くの町なんだな。自分の手、サヨの手に視線が映る。女らしい小さな手のひらいっぱいに黒い丸がある。すごい。大きい。アーガの葉をリジンする。そばにいる男の心が伝わってくる。愛してる。俺も一緒に行ければいいのに。サヨのためにできることはないか。一分一秒でも長くそばにいたい。巻き込んでごめんな。どうしてこうならないと思っていたんだろう。知っていればもっと君との時間を大切にしたのに。君を幸せにしたかった……この男の心は、後悔と愛情でいっぱいだ。でも女の心は不思議なくらいに凪いでいる。
セピア色の世界が終わる。瞼の裏の暗闇。目を開ける。夢を見ていたみたいだ。蛍光灯の明かり。動くたびにネジがぎちぎちと鳴るベッド。右手の先のスマホを取る。17時35分。ネットニュースの通知が表示されている。失踪ついに半年!有名ウーチューバーはどこに。読むつもりはなかったが、不用意に触れたせいでニュースが画面いっぱいに開く。ウーチューバーネネリオ、捜索も見つからず警察は家出と誘拐に加え、逃亡の可能性も示唆。人気ウーチューバーで楽曲のダウンロード販売なども手がけているネネリオ(本名 小田眞紗楽 28歳)が自宅から失踪して半年が経つが、行方は依然として不明のままである。警察は親族や関係者からの聞き取りをもとに捜査を継続しているが、海外逃亡の可能性が浮上している。今回、ネネリオには脱税の疑いがかけられており、まもなく家宅捜索の予定であったことがわかった。また、未成年者に対する淫行についても、複数名が被害を訴えている状況である。ネネリオはウーチューブ上でコメントのあった中学生・高校生などと個人的なメールで連絡を取り、言葉巧みに心酔させて性行為に及んだ後、猥褻画像の存在をちらつかせ、口止めをしていた疑い。これらの発覚を恐れ、海外逃亡した可能性もあることから、警察は失踪時の渡航者情報について照会を進めている。
ふうん。
「キモっ」
そういえば何曲か入ってたなと思って曲をかけてみる。ネネリオの曲。今聞くと薄っぺらい、雰囲気だけで作ったような曲だ。こんなのつまらない。次の歌詞が知りたくなるような、あいつの歌が聴きたい。少しまだ眠い。目を閉じる。
「おーい」
ゆさゆさと肩を揺らされる。なんだよ。寝直したばっかりなんだ。誰だ?男の声。また母親の彼氏か?
「おい!」
はっと目を開く。
「大丈夫かよ?」
シュトロウが肩を揺すっていた。目の前には木の幹。手を木の幹からそっと離す。何だ今のは。手のひらに何かくっついている。
「うわ」
さっき木の枝に下げたはずの、真っ黒な葉だった。なんで?リジンしていた?アーガの木を通り抜けて?俺に何をしろって言うんだ……。
いや、わかる。トランの師匠の葉をリジンした時のように、想いを晴らしたいんだ。50年も消えない想いを。
「嫌だってさ」
封書の手紙も持っていた。手紙には、もうはるか昔のことだから思い出せない、そっとしておいてほしいと書かれていた。
「どうして!話してくれたっていいだろが!」
シュトロウがエアリアルに強い口調で言った。エアリアルは肩をすくめて空気に溶けて消えた。仕方がない。確かに昔のことだ。覚え違いもあるかも知れない。
「あら」
セイが封筒の中に細い指を入れると、何かが出てきた。それは真っ黒な、小さめのコースターに見えた。
「……これ、もしかしてアーガの葉?」
小さな手のひらに乗ったそれを覗き込む。本当だ。その硬さ、葉脈、形そのものは、アーガの葉だった。でも模様が……。
「塗りつぶされている?」
油性ペンを塗り重ねたみたいに黒い。裏側を見る。茶色に枯れているのがわかる。誰か死んだ人のアーガの葉だ。手紙をもう一度読む。裏側に走り書きのような文字を見つけた。
「できれば、この葉を供養してほしい」
誰の葉なのかは書かれていない。でも……
「貸して」
シロはなんとなくわかっていた。この葉が誰の葉なのか。久々に右手にリジンする。その黒い葉を重ねて手のひらに沈める。次の瞬間……
シロは帰ってしまうのか
取り返しのつかないことを
何か呪歌を思い出しそうなのに
ぶわっと頭に直接声が聞こえる。混乱する。これは……。
「みんなの心の声が聞こえる!前の、闇のエイダンの葉だ!」
「えー!50年も前のやつなんだろ?」
耳から聞こえるシュトロウの声と頭に響く声が一致する。考えたことをそのまま話しているからだ。
「こんなに濃く残っているなんて」
セイの心の声は別に響く。
恐ろしい。恨みを残しているのかも知れない。少しも薄まっていない。魂がこの世に留まっている……。トランも口には何も出さなかったが、こんなに完全な形でシルシが消えずに残っていることを訝しんでいた。
「そもそも、どうして光のエイダンがこれを持っていたんだ。50年も」
どうして
どうしてなの
何か、ここにいない誰かの声が頭にこだまする。
どうしてどうしてどうして
「シロ?」
「ちょっと待って」
これを聞かなければならない。耳を傾ける。古い映画のように、目の前にセピア色の映像が広がる。誰かの腕を掴んでいる。顔が逆光で見えない。掴んだ相手の思想が流れ込んでくる。どうしても。どうしても。お前なんかいなければ。死ね!死ね!首が絞まる。憎い。真っ赤な憎悪の念。お前が死ねば!お前が死ねば!死ね!死ね!なぜ?なぜあなたがこんなことを?そんなことのために?信じていたのに……信じて……
嘘つき
「シロ!」
リジンが終わる。死者の葉としてはかなり長い。
「……殺されてる。前の、闇のエイダンは」
「ああ。首謀者と仲間割れしたんじゃないかって言ってたな」
首謀者と仲間割れ?そんな感じじゃない。まあいい。どうしようもない。
「とりあえず、デュトワイユに帰ろう。これをアーガの木に下げてあげよう」
セイに別れを告げて帰路につく。王様から時間があったら顔を見せろと伝言があったけど、そんな気分じゃなくて、急いでいるためどうしても、と断った。セイは帰りの馬車を御者付きで貸してくれた。
「あ。師匠との約束をすっぽかしてしまった……」
「モルトさんか。18の日の約束だったもんな」
会うのは最後になったかも知れないのに。ダイゴンの町でトランと別れ、デュトワイユにつく。夕暮れ時だった。懐かしい村の明かり。どこかの家のスープの匂い。森の風。アーガの神殿にシュトロウと寄った。黒い葉をぶら下げる。50年も消えなかったシルシが簡単に薄くなるとは思えないけど。
思いついて、そっとアーガの木の幹に右手を当てた。俺はあんたのおかげで幸せだったよ。でもさ、俺はここにずっと居られると思ってたよ。頼むからいさせてくれよ……。
「え」
手が木の幹にめり込むような、変な感じがした。カッと右手のひらが淡い緑色に光る。育った?何で?目の前にまたセピア色の世界が広がる。男がいる。隣に。
「また見えた?」
「そう。日に日に近くなるみたい」
森の中だ。どこか。
「私はもう帰らないといけないのね」
男は俺を、俺じゃない、この視線の主を抱きしめた。恋人なのかも知れない。
「私が完全にいなくなってしまうのはいつなのかしら。明日かも知れない……」
「そんなこと言うな、サヨ」
サヨ
「タキさんに話したの。私が帰るみたいって。ひどく驚いていたわ。そうよね……どうして私なのかしらね、フフ」
この時も同じように、帰る方に恋人がいたんだ。同じように悩んでいたのか……。
セイレーンのように、あなたを殺して虜にしたい……。
帰したくなくてこの男が殺したのか?
「俺がお前を巻き込んだからか?なら俺に罰を当てて欲しかった……」
「いいの。私も能力やシルシの大きさで差別するのはおかしいと思ってる。後悔はしていない」
差別がおかしい?変だな。タキはアーガの木に頼る生活をやめようという思想を持っているのが反乱軍だと言っていたのに。これじゃ、まるで……でも一つわかった。この男が反乱軍の首領なんだろう。セピア色の世界では、森の濃淡もよくわからない。どこか、小さな池のほとり。小さな木組みの家。
「……どこか、行きたいところや見たいものは。アストラにでも行くかい……」
「いいわ。危険だもの。まだあなたの人相書きを見たの。私のもあった。仕方ないわよ」
アストラ……聞いたことがない。でもきっとこの二人のこの家の近くの町なんだな。自分の手、サヨの手に視線が映る。女らしい小さな手のひらいっぱいに黒い丸がある。すごい。大きい。アーガの葉をリジンする。そばにいる男の心が伝わってくる。愛してる。俺も一緒に行ければいいのに。サヨのためにできることはないか。一分一秒でも長くそばにいたい。巻き込んでごめんな。どうしてこうならないと思っていたんだろう。知っていればもっと君との時間を大切にしたのに。君を幸せにしたかった……この男の心は、後悔と愛情でいっぱいだ。でも女の心は不思議なくらいに凪いでいる。
セピア色の世界が終わる。瞼の裏の暗闇。目を開ける。夢を見ていたみたいだ。蛍光灯の明かり。動くたびにネジがぎちぎちと鳴るベッド。右手の先のスマホを取る。17時35分。ネットニュースの通知が表示されている。失踪ついに半年!有名ウーチューバーはどこに。読むつもりはなかったが、不用意に触れたせいでニュースが画面いっぱいに開く。ウーチューバーネネリオ、捜索も見つからず警察は家出と誘拐に加え、逃亡の可能性も示唆。人気ウーチューバーで楽曲のダウンロード販売なども手がけているネネリオ(本名 小田眞紗楽 28歳)が自宅から失踪して半年が経つが、行方は依然として不明のままである。警察は親族や関係者からの聞き取りをもとに捜査を継続しているが、海外逃亡の可能性が浮上している。今回、ネネリオには脱税の疑いがかけられており、まもなく家宅捜索の予定であったことがわかった。また、未成年者に対する淫行についても、複数名が被害を訴えている状況である。ネネリオはウーチューブ上でコメントのあった中学生・高校生などと個人的なメールで連絡を取り、言葉巧みに心酔させて性行為に及んだ後、猥褻画像の存在をちらつかせ、口止めをしていた疑い。これらの発覚を恐れ、海外逃亡した可能性もあることから、警察は失踪時の渡航者情報について照会を進めている。
ふうん。
「キモっ」
そういえば何曲か入ってたなと思って曲をかけてみる。ネネリオの曲。今聞くと薄っぺらい、雰囲気だけで作ったような曲だ。こんなのつまらない。次の歌詞が知りたくなるような、あいつの歌が聴きたい。少しまだ眠い。目を閉じる。
「おーい」
ゆさゆさと肩を揺らされる。なんだよ。寝直したばっかりなんだ。誰だ?男の声。また母親の彼氏か?
「おい!」
はっと目を開く。
「大丈夫かよ?」
シュトロウが肩を揺すっていた。目の前には木の幹。手を木の幹からそっと離す。何だ今のは。手のひらに何かくっついている。
「うわ」
さっき木の枝に下げたはずの、真っ黒な葉だった。なんで?リジンしていた?アーガの木を通り抜けて?俺に何をしろって言うんだ……。
いや、わかる。トランの師匠の葉をリジンした時のように、想いを晴らしたいんだ。50年も消えない想いを。
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