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雨
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「アストラは小さな町だよ。クラブの北西にあるはずだ。ギムからそんなに遠くない」
ダイゴンの領都にいたトランが教えてくれた。あのセピア色の世界に出てきて、俺のことをサヨと呼んだ、あの男を探さないといけないんだろう。この黒い葉を薄くするためには、きっと。そんな気がする。なんだか笑ってしまう。自分が今にも消えそうな時に、死んだ知らない人の世話を焼いている。
カァーにセイあての手紙を頼んだら、すぐに返事が来た。教えてほしかったのは、反乱軍の記録だった。何で反乱が起こったのか?率いたのは誰か?どの辺にいたのか?
「国王の政策に対する反抗、と記録にありますが、具体的にはわかりません。国王が治安維持と生産性向上のための新制度を施行したところ、各地で反乱軍が狼煙を上げました。新制度の細かな内容は記録がありません。率いた中心人物はブリム・ナスガルとサヨ・メノウ。二人は各地を転々としていたため、特に中心地のようなものはありませんが、ブリムはクラブの出身だったようです」
おまけにセイは通行証も付けてくれていた。クラブか。思えばクラブは始まりの土地だ。俺がいなくなるならカラスたちも故郷に帰った方がいいかも知れない。最後かな。
デュトワイユに帰ってから、家を片付けた。まだ棚が作りかけ。村の人たちからもらった家具や食器。拭いて、きれいにして。そうしてしまうとただここにいるのは違う気がした。ただここでじりじりと残された時間が過ぎていくのを待つのは。ぎりぎりまでできることをしよう。ここに残ることはできなくても。
「ネリ、ハ コナ エ キ?」(ネリ、一緒に来るか)
「シ!」(はい)
最後なら、わがまま言ってもいいだろ。山の近くのシュトロウの家のドアを叩く。
「はい」
ノアが顔を出した。
「シロ!にいちゃん?今日は山だ。呼ぶ?」
ノアは、俺が戻ってきても全然態度を変えなかった。後になってシュトロウが、俺が盗んでいった死者のアーガの葉を、みんなを助けるために借りて行ったんだって説明しててくれたのを知った。俺が返さなかったらノアになんて言うつもりだったんだろう。
「悪いけど、呼んでもらっていいかな。たぶんまたシュトロウとしばらく旅に出るんだ」
「ええー!いいな。俺も行きたいー!」
「もう少し大きくなったらな」
その頃俺はもういないかも知れないけど。
ノアは跳ねるように庭に出て、山に向けて呼び笛のついた矢を放った。澄んだ音がこだまする。デュトワイユにはもう戻れないだろう。時間がない。でもそれも、最初に俺が飛ばされてきたところが、最後の場所になるということだ。与えられた印をちゃんと使い切ろう。この仕事がきっと最後だ。しばらくして、シュトロウが駆け降りてきた。
「よ」
「よ。一緒に来て欲しいんだ」
「うん」
トランにも来て欲しいと思わなかったわけじゃない。でも本当になんとなく、今回の旅はシュトロウとだけでいい気がした。去年クラブではシュトロウとネリと3人だけだった。そして二羽のカラスたち。最初のメンバーだ。ガルドに行く途中、ダイゴンの領都に寄ってトランに声を掛けた。
「何かの縁だと思ってさ。クラブで、この真っ黒な葉っぱ成仏させてくるよ」
「……うん」
トランはまた、守りの呪歌を歌ってくれた。
「元気で」
差し出された手を握る。トランの手が離れた後のシロの手には、あのエストランド──トランの師匠の葉があった。
「まだリジンできるんだろ、それ。師匠も、シロに使ってもらえるんなら喜ぶと思う……」
戻ってくるかわからない。クラブでもう俺はいなくなるかも知れない。でも。
「必ず返す」
「うん。また会おう。お前に幸いがあるように」
領都からクラブのギムに行く馬車の荷台に乗せてもらう。雨が降り出した。ぱらぱらと幌に雨粒が当たる音。まだ雨が降ると肌寒い。真夏ではない、という少しの安心感。
「シュトロウ」
「ん?」
「もし、俺がもうトランに会えなかったら……」
「やめろやめろ」
「いや。他に頼めないだろ。頼むから聞いてくれ。俺のことをお前が忘れちまっても、この葉のことだけは、覚えておいてくれないか。トランに返さないといけないって」
「………」
シュトロウは頷いてくれなかった。でもこいつはやってくれるだろう。アーガの葉の大切さを教えてくれたのはこいつなんだから。あとは……。
ギムについて、少し休み、アストラに向かう。小さな町なので、アストラに行く馬車を見つけられなかった。久しぶりの徒歩の旅。方向が同じ馬車が通り掛かったら乗せてもらいたかったけど、よほど田舎町なのか通行がなくて望み薄だった。雨はまだ小雨で降り続き、足元はぬかるんでいた。
「あれだ。ダイゴンで領都から山越えでデュトワイユに戻る時、こんな雨の日があったな」
「あれは山道だったからな。余計ひどかったなあ」
しかもその時はカインが足を折っていて、かわるがわる肩を貸さないといけなかった。カインは文句は言わなかったが終始むすっとしていて、楽しい旅とはいかなかった。
「カインとは何で仲悪かったんだよ」
「今も悪い」
シュトロウは、ははっと笑った。
「カインはさ、昔から優等生でなんでも一番だったんだ。でもアーガのシルシの成長が俺の方が良かったから」
「そんなこと?」
「いや、これが結構あれこれあるんだよ。昔の人は特になんだけど、シルシが育ってる方が偉いみたいな風潮があって。シルシをもらう年まではさ、なんでもカインが一番で、もらった途端、俺がチヤホヤされて。俺も天狗になっちまった時期もあってさ」
「そうなのか……」
そういえば、あのセピア色の世界でもそんな話があった。シルシの大きさや模様で差別するのはおかしいと。
「嫌な雨だなあ……」
でもきれいだ。
薄紫色の花が路肩に絨毯のように咲き、雨粒で花びらを揺らす。蜘蛛の巣にきらきらと露がかかる。水溜りが揺れている。むらのある灰色の雲。
きれいだなあ。
なんてきれいなところに俺は来たんだろう。
「ネリ、ミティ?」(ネリ、大丈夫?)
「シ。ライ グノー テル モノ サン」(はい。見て、ノームが木の下にいる)
本当だ。小さな髭の長い小人が、木陰で雨宿りをしている。ノームは小さいが、大きいエルフと同じだ。意思があり、役割がある。よく見ると木の葉の影にも小さなエルフがいる。エルフたちにも随分助けてもらった。
「すごいよな、それ。エルフの言葉……」
「話せた方が便利だろ。ずっとリジンしてるわけにいかないし。休息時間が怖くなったらよくないって言ったのはお前だろ」
「まあ。でも心構えの話でさ。実際、休息時間はやっぱ、少しは丸腰な気分になるよ」
たわいない話。どうでもいい会話が続く。どちらも話をやめない。この一年を振り返るような。
「お前、良かったのか?タキさんに確かめたり……ネネリオにもう一度頼んでみたり……」
よくない。タキに本当のことを聞きたかった。ネネリオに土下座してでも代わってもらいたかった。でもたぶん、どちらも無理だ。文献の通りなら、人殺しをしなきゃならない。そしてネネリオは俺の願いを叶える理由がなさすぎる。もしこの間のように軽くいいよと言っても、たぶんぎりぎりまで引っ張って、最後に裏切る。
「………」
会話が途切れる。頼まないといけないことがもう一つある。何度も言いかけて、また口をつぐんだ。言わないといけない。明日まだ俺がいるとは限らないんだから。言おうとすると声にならない。ほおを伝う雨粒に、涙が混ざる。ぽたぽたとあごから地面に雨と一緒に落ちていく。シュトロウはまっすぐ前を向いている。
「シュトロウ……ネリ、を、よろしく………」
「………ん」
雨で良かった。
ダイゴンの領都にいたトランが教えてくれた。あのセピア色の世界に出てきて、俺のことをサヨと呼んだ、あの男を探さないといけないんだろう。この黒い葉を薄くするためには、きっと。そんな気がする。なんだか笑ってしまう。自分が今にも消えそうな時に、死んだ知らない人の世話を焼いている。
カァーにセイあての手紙を頼んだら、すぐに返事が来た。教えてほしかったのは、反乱軍の記録だった。何で反乱が起こったのか?率いたのは誰か?どの辺にいたのか?
「国王の政策に対する反抗、と記録にありますが、具体的にはわかりません。国王が治安維持と生産性向上のための新制度を施行したところ、各地で反乱軍が狼煙を上げました。新制度の細かな内容は記録がありません。率いた中心人物はブリム・ナスガルとサヨ・メノウ。二人は各地を転々としていたため、特に中心地のようなものはありませんが、ブリムはクラブの出身だったようです」
おまけにセイは通行証も付けてくれていた。クラブか。思えばクラブは始まりの土地だ。俺がいなくなるならカラスたちも故郷に帰った方がいいかも知れない。最後かな。
デュトワイユに帰ってから、家を片付けた。まだ棚が作りかけ。村の人たちからもらった家具や食器。拭いて、きれいにして。そうしてしまうとただここにいるのは違う気がした。ただここでじりじりと残された時間が過ぎていくのを待つのは。ぎりぎりまでできることをしよう。ここに残ることはできなくても。
「ネリ、ハ コナ エ キ?」(ネリ、一緒に来るか)
「シ!」(はい)
最後なら、わがまま言ってもいいだろ。山の近くのシュトロウの家のドアを叩く。
「はい」
ノアが顔を出した。
「シロ!にいちゃん?今日は山だ。呼ぶ?」
ノアは、俺が戻ってきても全然態度を変えなかった。後になってシュトロウが、俺が盗んでいった死者のアーガの葉を、みんなを助けるために借りて行ったんだって説明しててくれたのを知った。俺が返さなかったらノアになんて言うつもりだったんだろう。
「悪いけど、呼んでもらっていいかな。たぶんまたシュトロウとしばらく旅に出るんだ」
「ええー!いいな。俺も行きたいー!」
「もう少し大きくなったらな」
その頃俺はもういないかも知れないけど。
ノアは跳ねるように庭に出て、山に向けて呼び笛のついた矢を放った。澄んだ音がこだまする。デュトワイユにはもう戻れないだろう。時間がない。でもそれも、最初に俺が飛ばされてきたところが、最後の場所になるということだ。与えられた印をちゃんと使い切ろう。この仕事がきっと最後だ。しばらくして、シュトロウが駆け降りてきた。
「よ」
「よ。一緒に来て欲しいんだ」
「うん」
トランにも来て欲しいと思わなかったわけじゃない。でも本当になんとなく、今回の旅はシュトロウとだけでいい気がした。去年クラブではシュトロウとネリと3人だけだった。そして二羽のカラスたち。最初のメンバーだ。ガルドに行く途中、ダイゴンの領都に寄ってトランに声を掛けた。
「何かの縁だと思ってさ。クラブで、この真っ黒な葉っぱ成仏させてくるよ」
「……うん」
トランはまた、守りの呪歌を歌ってくれた。
「元気で」
差し出された手を握る。トランの手が離れた後のシロの手には、あのエストランド──トランの師匠の葉があった。
「まだリジンできるんだろ、それ。師匠も、シロに使ってもらえるんなら喜ぶと思う……」
戻ってくるかわからない。クラブでもう俺はいなくなるかも知れない。でも。
「必ず返す」
「うん。また会おう。お前に幸いがあるように」
領都からクラブのギムに行く馬車の荷台に乗せてもらう。雨が降り出した。ぱらぱらと幌に雨粒が当たる音。まだ雨が降ると肌寒い。真夏ではない、という少しの安心感。
「シュトロウ」
「ん?」
「もし、俺がもうトランに会えなかったら……」
「やめろやめろ」
「いや。他に頼めないだろ。頼むから聞いてくれ。俺のことをお前が忘れちまっても、この葉のことだけは、覚えておいてくれないか。トランに返さないといけないって」
「………」
シュトロウは頷いてくれなかった。でもこいつはやってくれるだろう。アーガの葉の大切さを教えてくれたのはこいつなんだから。あとは……。
ギムについて、少し休み、アストラに向かう。小さな町なので、アストラに行く馬車を見つけられなかった。久しぶりの徒歩の旅。方向が同じ馬車が通り掛かったら乗せてもらいたかったけど、よほど田舎町なのか通行がなくて望み薄だった。雨はまだ小雨で降り続き、足元はぬかるんでいた。
「あれだ。ダイゴンで領都から山越えでデュトワイユに戻る時、こんな雨の日があったな」
「あれは山道だったからな。余計ひどかったなあ」
しかもその時はカインが足を折っていて、かわるがわる肩を貸さないといけなかった。カインは文句は言わなかったが終始むすっとしていて、楽しい旅とはいかなかった。
「カインとは何で仲悪かったんだよ」
「今も悪い」
シュトロウは、ははっと笑った。
「カインはさ、昔から優等生でなんでも一番だったんだ。でもアーガのシルシの成長が俺の方が良かったから」
「そんなこと?」
「いや、これが結構あれこれあるんだよ。昔の人は特になんだけど、シルシが育ってる方が偉いみたいな風潮があって。シルシをもらう年まではさ、なんでもカインが一番で、もらった途端、俺がチヤホヤされて。俺も天狗になっちまった時期もあってさ」
「そうなのか……」
そういえば、あのセピア色の世界でもそんな話があった。シルシの大きさや模様で差別するのはおかしいと。
「嫌な雨だなあ……」
でもきれいだ。
薄紫色の花が路肩に絨毯のように咲き、雨粒で花びらを揺らす。蜘蛛の巣にきらきらと露がかかる。水溜りが揺れている。むらのある灰色の雲。
きれいだなあ。
なんてきれいなところに俺は来たんだろう。
「ネリ、ミティ?」(ネリ、大丈夫?)
「シ。ライ グノー テル モノ サン」(はい。見て、ノームが木の下にいる)
本当だ。小さな髭の長い小人が、木陰で雨宿りをしている。ノームは小さいが、大きいエルフと同じだ。意思があり、役割がある。よく見ると木の葉の影にも小さなエルフがいる。エルフたちにも随分助けてもらった。
「すごいよな、それ。エルフの言葉……」
「話せた方が便利だろ。ずっとリジンしてるわけにいかないし。休息時間が怖くなったらよくないって言ったのはお前だろ」
「まあ。でも心構えの話でさ。実際、休息時間はやっぱ、少しは丸腰な気分になるよ」
たわいない話。どうでもいい会話が続く。どちらも話をやめない。この一年を振り返るような。
「お前、良かったのか?タキさんに確かめたり……ネネリオにもう一度頼んでみたり……」
よくない。タキに本当のことを聞きたかった。ネネリオに土下座してでも代わってもらいたかった。でもたぶん、どちらも無理だ。文献の通りなら、人殺しをしなきゃならない。そしてネネリオは俺の願いを叶える理由がなさすぎる。もしこの間のように軽くいいよと言っても、たぶんぎりぎりまで引っ張って、最後に裏切る。
「………」
会話が途切れる。頼まないといけないことがもう一つある。何度も言いかけて、また口をつぐんだ。言わないといけない。明日まだ俺がいるとは限らないんだから。言おうとすると声にならない。ほおを伝う雨粒に、涙が混ざる。ぽたぽたとあごから地面に雨と一緒に落ちていく。シュトロウはまっすぐ前を向いている。
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「………ん」
雨で良かった。
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