大魔法使いに生まれ変わったので森に引きこもります

かとらり。

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八話 決心




 ベットは一つしかないので、僕がいつも使っているベットに男の子を寝かせた。

「ノアはどこで寝るつもり?」

 そんなやつ床に寝かせときなよ、とユリは言うけど、怪我人にそんな扱いできない。

「ユリ、ベットに変身できたりしないの?」
「はぁ?この俺様をベットにして寝るつもり?」
「うん」
「うんじゃねーよ」

 結局とりあえず飯にしようという話になり、鴨を捌くことにした。

「今日は僕疲れちゃったからユリ作って」
「……いいけど、後でご褒美ちょうだいよ」

 メイド服を翻してユリは厨房に向かった。

「さてと…」

 僕は眠っている男の子の服を脱がせてやった。
 服は血だらけだった。

(これは捨てるしかなさそう…)

 服を全部脱がせてから体を拭くと、目に毒なほど白い肌が現れた。

 治癒魔法は成功していた様で外傷は無くなっていた。

「なにがあったか知らないけど、こんな小さい子が可哀想に…」

 着せるものもないので、とりあえず裸のまま布団をかけておいた。

「ノアーご飯できたよぉ」
「わーありがとうユリ~」

 ユリが二人分のご飯を持って現れた。

「…ねぇ、その子供どうするつもりなの?」

 食べるの?と聞かれて僕は口に入れていた鴨肉を吐き出した

「ば…ばかっ!食べるわけないでしょうが!!」
「じゃあ俺が食べてもいい?」
「良くないよ!」
「じゃあ育てるつもり?ノアに子育てなんて無理でしょ」
「いや…村に預ければ…」
「こんな森にくるだから訳ありでしょ?引き受けてくれる人、居んのかな?」
「……ユリのいじわる!!」
「いじわるってなんだよ!俺は事実を教えてるだけだ」

 僕はもぐもぐ鴨肉を頬張る。
 わかってるよ、でもほっとけないじゃん。
 でも、人間を育てるのは難しいのは本当だから…
 まぁ、かくいう僕も元人間なんだけど…

 僕たちはご飯をそんなに食べなくてもいい。

 でもこの子は食べなきゃいけない。

 しかも僕たちは肉か野菜だけでもいいけど、この子は違う。
 ちゃんとバランスの取れたものを食べさせなきゃ…

「…ユリ、おねがい。手伝って…」
「…」
「この子が一人で生きていける様になるまで、面倒見てあげたい」
「……俺は報酬なしには動かないよ」

 ニヤリとユリが笑う。

「何が欲しいわけ?」
「そうだなぁ、子育てって疲れるからさぁ…お腹空くでしょ?」
「…」
「お腹いっぱい食べたいな」

 ユリの主な食べ物は魔力、精力だ。
 つまりユリは僕の精液が飲みたいって言ってるんだ。

 精液はほんとにときどき大きなことを頼む時だけあげていた。

「…月に、一回なら」
「えぇ?ご飯は毎日三回もあるんだよ?」
「それは人間の話でしょ?」
「週に一回」
「…」
「そうじゃなきゃ手伝わないよ」
「…分かった」

 じゃあさっそくいただこっかな

 そういうや否や、ユリは自分のお皿の鴨肉を腹に入れた。

 僕はというとホカホカの鴨肉がまだ全然残っている。

「え、今から…!?」
「うん」

 ぐにゃんとユリの体が歪み始める。

「ま、まって!また服溶かすつもり!?」
「だって久しぶりのご馳走だもん、待ってらんないよ」
「脱ぐから、脱ぐから待って!」

 鴨肉をその辺に置いて、ズボンを脱ぐ。
 スライムの形に戻ったユリはうにょうにょと待っている。

「ほら、食べていいよ」

 するとユリが飛び込んできてスライムが僕の下半身を覆った。

「つめた…」
「我慢して」
「ん…」

 にゅこにゅこと扱く様にスライムがうごめく。

「ゆ、ゆりぃ…」
「我慢しなくていいよ。早く出して」

 ただ僕に出させることのみを目的としている行為は自慰するときよりも手つきが性急だ。

「ん…あ、も、ダメかも…」
「早いね。溜めてたの?」
「だって、抜こうとすると、お前が邪魔するじゃんっ…」
「邪魔じゃなくて手伝ってあげてるだけだよ」
「お前に精液飲まれると疲れるんだよっ…んひ」

 もうでる、

 びゅく、と白い粘液が出た。

「ん…はぁ」
「ふ…お、おいしいぃぃい!!」

 うにょうにょスライムが動いたかと思うと、もとのメイド姿に戻っていた。

「久しぶりのノアの精液♪」
「…喜んでもらえて何より」

 僕の方はというと、精力を奪われたせいでくたくただ。

「僕もう寝る…」

 ユリをベットにしてもいいけど、生き物の上に寝るのも落ちつかないだろう。

 仕方ないから男の子の側の小さなスペースに寝ることにした。

「狭いかもだけど、がまんしてね…」

 うとうととして、そのまま僕は眠りについた。
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