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未来審判編
砂漠散歩!
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「君のタブレット、もとは神の持ち物なんだろう?」
延々と続く砂漠を歩きながら、若月が尋ねる。
「まぁ、そうだな。今は俺も神だけど」
「何?」
俺はほくそ笑む。
「神の称号を得たんだ。ベリザーナって女神から奪った。俺の嫁な」
「なるほどね。でもそれなら私たちも持ってるわ」
さも当然というような顔でシュタットハートが髪を撫でた。
「え?」
「買ったのよ、3000億ゼニーで」
「日本円なら300兆円だな。安いものさ」
いや、安くねぇし。てか称号って売買できんのかよ。
「どこからそんな金が?」
「貴方、異世界に来る前はどこの会社のコンピューターをもってたの?」
俺は少し考え込んで、自分の部屋を思い浮かべた。
「SH社だな」
「テレビは?」
「それもSH社の系列だ」
「SHはシュタットハートの略よ」
「え、マジ?」
大富豪かよ、こいつ
「まぁ、それはいいとして、そろそろ喉が乾かない?」
「お、藍里、頼んだ」
「【水流生成】&【物質召喚】」
あっという間に水の注がれたマグカップが3人分現れた。
「え、あんたら魔法使えんの!?」
「ええ、天才にできないことはないわ」
「じゃあ俺も、くりえいと.....ってあれ?」
「ん、もしや、魔法が使えないんじゃないか?」
「え、なんで....?」
俺はきっとかなり間抜けな顔をしていたに違いない。
「貴方、チートばっかりしてたから、本当の意味で魔法を扱えるようになったわけじゃないのよ」
「だから君、その証拠にタブレットに異常が出た今は、うまく魔法が使えないってわけさ。要は、能力や才能ってやつは努力とひたむきな心によってうまれるんだ。それをサボってきたキミは.....」
うぜぇ、こいつ。試しに殺すか。
「はい、【瞬殺】」
「ぐはっ......」
「茂ッ!」
足元から崩れ落ちて倒れる若月をシュタットハートがすかさずキャッチする。
ふ、ざまぁみやがれ。
しかし、若月は冷や汗をかいただけだった。
「いやぁーびびったよ、即死系の固定スキルみたいだね」
あれ?生きてんじゃん.....。
え?なんで、なんで、なんで????
「残念ながら君のそのスキルは今の状態だと使えないみたいだ。一瞬気を失わせるくらいしかできないっぽい。機能制限の効果みたいだね」
「えぇ....?」
「明久くん、悪戯はほどほどに頼むよ(笑)」
なんだか、アイデンティティをひとつ喪失したような悲しい気分になった。
「さて、そろそろ着くんじゃないか?この辺に残ってる、最後の人間の集落だ」
**********
「若月様、シュタットハート様、お待ちしておりました」
「うん、ただいま」
砂漠の中のオアシスというのだろうか、水を確保できる場所に中規模の集落ができていた。
40人ほどの人間が慇懃に俺たち来客をもてなす。
「この人たちと知り合いなのか?」
「ああ、まぁそんなものだ。メールしといた」
え?メール?
「しかしながら、お二方と直接お会いするのは初めてでございます」
集落のリーダー?らしき少女が挨拶にやってきた。
宝玉のような瞳に、精緻を極めた柔肌。立ち振る舞いまでも麗しき少女。
え、ちょっと待って?誰かに似てない?
「こちらの金髪の方は....?」
「ああ、この人は君の先祖の知り合いさ。僕らと同じ『神』だから丁寧にもてなしてあげてくれ」
白髪の少女は目を丸くして、せわしく俺に頭を下げた。
神の称号って便利だ。
「はっわわ、これは失礼いたしました!!今すぐ食事をご用意させていただきます!!」
少女は無礼を詫びるかのようにそそくさと身を隠した。
「え、ちょっと待って?先祖?」
既視感は少しあったが、こんな子会ったこともないぞ?
若月は笑って答える。
「明久くん、彼女は世界征服を果たした、シリウス大帝のひ孫だよ」
シリウスって、俺の知るあのシリウスなのか.....?
延々と続く砂漠を歩きながら、若月が尋ねる。
「まぁ、そうだな。今は俺も神だけど」
「何?」
俺はほくそ笑む。
「神の称号を得たんだ。ベリザーナって女神から奪った。俺の嫁な」
「なるほどね。でもそれなら私たちも持ってるわ」
さも当然というような顔でシュタットハートが髪を撫でた。
「え?」
「買ったのよ、3000億ゼニーで」
「日本円なら300兆円だな。安いものさ」
いや、安くねぇし。てか称号って売買できんのかよ。
「どこからそんな金が?」
「貴方、異世界に来る前はどこの会社のコンピューターをもってたの?」
俺は少し考え込んで、自分の部屋を思い浮かべた。
「SH社だな」
「テレビは?」
「それもSH社の系列だ」
「SHはシュタットハートの略よ」
「え、マジ?」
大富豪かよ、こいつ
「まぁ、それはいいとして、そろそろ喉が乾かない?」
「お、藍里、頼んだ」
「【水流生成】&【物質召喚】」
あっという間に水の注がれたマグカップが3人分現れた。
「え、あんたら魔法使えんの!?」
「ええ、天才にできないことはないわ」
「じゃあ俺も、くりえいと.....ってあれ?」
「ん、もしや、魔法が使えないんじゃないか?」
「え、なんで....?」
俺はきっとかなり間抜けな顔をしていたに違いない。
「貴方、チートばっかりしてたから、本当の意味で魔法を扱えるようになったわけじゃないのよ」
「だから君、その証拠にタブレットに異常が出た今は、うまく魔法が使えないってわけさ。要は、能力や才能ってやつは努力とひたむきな心によってうまれるんだ。それをサボってきたキミは.....」
うぜぇ、こいつ。試しに殺すか。
「はい、【瞬殺】」
「ぐはっ......」
「茂ッ!」
足元から崩れ落ちて倒れる若月をシュタットハートがすかさずキャッチする。
ふ、ざまぁみやがれ。
しかし、若月は冷や汗をかいただけだった。
「いやぁーびびったよ、即死系の固定スキルみたいだね」
あれ?生きてんじゃん.....。
え?なんで、なんで、なんで????
「残念ながら君のそのスキルは今の状態だと使えないみたいだ。一瞬気を失わせるくらいしかできないっぽい。機能制限の効果みたいだね」
「えぇ....?」
「明久くん、悪戯はほどほどに頼むよ(笑)」
なんだか、アイデンティティをひとつ喪失したような悲しい気分になった。
「さて、そろそろ着くんじゃないか?この辺に残ってる、最後の人間の集落だ」
**********
「若月様、シュタットハート様、お待ちしておりました」
「うん、ただいま」
砂漠の中のオアシスというのだろうか、水を確保できる場所に中規模の集落ができていた。
40人ほどの人間が慇懃に俺たち来客をもてなす。
「この人たちと知り合いなのか?」
「ああ、まぁそんなものだ。メールしといた」
え?メール?
「しかしながら、お二方と直接お会いするのは初めてでございます」
集落のリーダー?らしき少女が挨拶にやってきた。
宝玉のような瞳に、精緻を極めた柔肌。立ち振る舞いまでも麗しき少女。
え、ちょっと待って?誰かに似てない?
「こちらの金髪の方は....?」
「ああ、この人は君の先祖の知り合いさ。僕らと同じ『神』だから丁寧にもてなしてあげてくれ」
白髪の少女は目を丸くして、せわしく俺に頭を下げた。
神の称号って便利だ。
「はっわわ、これは失礼いたしました!!今すぐ食事をご用意させていただきます!!」
少女は無礼を詫びるかのようにそそくさと身を隠した。
「え、ちょっと待って?先祖?」
既視感は少しあったが、こんな子会ったこともないぞ?
若月は笑って答える。
「明久くん、彼女は世界征服を果たした、シリウス大帝のひ孫だよ」
シリウスって、俺の知るあのシリウスなのか.....?
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