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異世界編
終幕!
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「以上をもって、シリウス・リオネール新皇帝の即位式を終了とする」
厳かに式を取り仕切るのは、俺が以前いた方の異世界の大臣。儀式的なのを行うには彼が打ってつけだと思って呼んだのだ。実際ほとんど彼が計画、実行してくれた。
「これでよろしいですかな、王子?」
しかし、王子呼びはやめろと言っているのに、一切改めるつもりがないのは如何なものか......。
すっかり綺麗に建て直された元魔王城、現首都王宮。魔王とか言うやべー称号も廃止して皇帝という呼び名に改める。
城下に見渡す限りの民衆が押しかける中、シリウスはここに新秩序の始まりを宣言した。
「この世界は生まれ変わった!本日からは国の名をリオネリア、尊ぶべき君主の名をシリウス・リオネールとして記憶せよ!」
うむ、演説の練習をした成果がよく出ている。
こういう時というのは、大抵観衆が歓声を上げる場面だが、例にもれずこの世界の人々も喜び騒ぐ。
「「「「「「新皇帝万歳!!」」」」」」
王政ってそんなに良いものなのだろうか.....。
「いいぞシリウス!さすがは我が息子だ!」
ひょっこりと出てくる元魔王ことシリウスの親父。
悲劇とかいうつまらない終わり方は要らないから生き返ってもらった。
が、しかし、戦闘時の印象とは打って変わって陽気な、いやはっきり言って陽気すぎてウザい人である。
「僕、こういうの本当に苦手なんですけど、皇帝やんなきゃダメなんですか.....?」
「そりゃあ、まあ、大変かもしれんがとりあえずやっとけ」
「えぇ.....」
げっそりとした表情のシリウスから冗談じゃない、というため息が漏れた。
ちょうどクリスタリアとベリザーナが階段を登ってくるのが見える。
「シリウスさんも大変ですねぇー。王子に絡まれたせいでこんな大役を任されて」
「あいつ他人に迷惑かけてばっかのロクでなしよ!今に天罰が下るわ」
なかなか辛辣な批評。まあまあ、そう言わずにといいたいところだが、別に否定できるわけでもない。
さて、俺はそろそろ.....。
「それじゃ、俺たち帰るわ。何となく区切りもついたし、これ以上ここにいる用も無いからな」
シリウスは俺の言葉が予想外だったようで、目を丸くする。
「えぇ!?突然過ぎません!?全くそんな様子無かったですし」
「あれ?お前には言って無かったっけ?おかしいなぁ、みんなに伝えたはずだったんだが....」
合図するように目を周囲に配ると、一様に頷いて答える。
「仕方ないですね.....。でも、あのぉ、連絡方法とかは無いんですか?」
今後も困った時には助けてほしい、とシリウスは続けた。
「ああ、それなら」
タブレットを取り出して、拡張機能のアイコンを叩く。
「ほい、これ」
空中にキラキラときた球が浮かんだかと思うとすぐに弾けて、細長い四角の板になって俺の手に落ちてきた。
イメージは大体、というか見た目はまんまスマホ。
そのまま不思議そうな顔をするシリウスに手渡す。
「これどう使うんですか?」
「トリセツやるからよく読んどけ。それに今時異世界出張サポートサービスとかあるらしいから、遠慮なく電話かければいいんだよ」
「え、電話って何......」
と、その時だった。タブレットが突如振動し始めたのは。
「なんだこれ......着信......!?」
もしかしたら元の世界から何者かが接触を試みているのかもしれない、などと期待を抱きながら受信ボタンを押す。
「もしもし......?」
しかしなんの返事もない。
「変だな......。もしもし?聞こえます?」
『フハハハハ.......』
静寂を破るように気味の悪い笑いが耳元の響き渡る。
妙に耳障りな声だ。
「ハニー、これどういうことなの?」
少し不審に思ってベリザーナに尋ねてみると、意外にも彼女は心配そうな表情をしていた。
「なんか嫌な予感がするわ......」
シリウスたちが様子を見守る中、もう一度会話を試みる。
「あのーどちら様ですかね?」
3秒ほど何も返答は無く、かすれたノイズが聞こえるだけ。
『探していたぞ、小賢しいピエロよ.....!!』
「なっ!?」
押したわけでも無いのに勝手にスピーカーに切り替わった通話は、こちらの意思とは関係なく声の調子を頻繁に変えながら続く。
『神に背くとは如何なることか......』
途端、ベリザーナの顔色が一変する。
「そ、その声は.....!!お父様よ!アキヒサ、早く通話を切って!!」
「え....?ハニーのお父様って、神の中の王とかって言う......?」
「そうだけど、とても危険な人よ!」
「それはちょうど良かった。いやーどうも、お世話になってます。もし良ければなんですけど、娘さんをお嫁に頂けませんかね?」
どう言うわけで電話という仕組みを知ったかは知らないが、相手から電話をかけてきてくれるなんて願っても無いことだ。
『娘.....ねぇ....たくさん作り過ぎて誰か分からんな』
「そんなこと言わないで下さいよ。僕が是非とも嫁にしたいと思っているのはベリザーナちゃんですよ。あの笑顔が最高に可愛くて、素敵な女の子ですよ。時々怖いけど。ああ、そうそう、クリスタリアさんの妹の」
『はぁ、ベリザーナか....少し待っていろ.....』
きっとハニーいつも通り赤面しているだろうと内心ワクワクしていたのだが、その目は信じられないほど怯え切っていた。
「アキヒサ、今はそんな話をしてる場合じゃ無いの!本当に危ないのよ.....!だから早......」
「心配し過ぎでしょ。いくら何でも.....」
だが、その忠告は正しかった。次の瞬間、俺は我が目を疑った。
「え?」
ベリザーナの姿がどこにも無かったのだ。
そして、クリスタリアも同じように消えていた。
『彼女たちで合ってたか?』
信じられない。その言葉が身体中を震えを伴って駆け巡る。
「どこ.....行った....?」
左右を探してもどこにも、影ひとつもなく、上を向いても下を向いても見当たらない。
「それよりアキヒサ、お主、体が消えておるぞ.....!?」
「あれ!?」
よく見ると足元から身体が順々に消えていくでは無いか。
「えええええ!!」
「アキヒサさん!?大丈夫ですか!?」
駆け寄ってきたシリウスの体は、しかし、俺をすり抜けて行った。
「あれ!?」
間も無く、だんだん視界が暗くなる。
「おい....ア....サ.....しっかり......」
聞こえる音が、まるで耳栓をつけられたみたいに濁っていく。
「あ.....何これ.....」
体が軽くなるような感覚とともに俺は意識を失った。
ーーーーーーーーー
サバンナ。とある異世界にて。
「茂!見て!人が倒れてる!」
放っておいたら猛獣の餌にでもされてしまいそうな恐ろしい場所に、どういうわけか1人の少年が倒れていた。
「何だって!?」
背の高い青年、そして麗らかな雰囲気を身に纏った美しい女性。
彼らは迷うことなく、少年の元に駆け寄る。
「どうしましょう.....」
「見た感じアジア人.....いや日本人みたいだが......」
「おい君!聞こえるかい!?」
少年はまるで長い昼寝でもしていたかのように、パチリと目を開けた。
「え?何ここ?お姉さんたち誰?」
少年が目を覚ますのと同時に、打ち合わせたかのように二人は素早く立ち上がった。
「まあ!体調は大丈夫?」
「べつに何とも....」
「それは良かった.....。なぁ、藍里、じゃあ自己紹介でもした方がいいんじゃないか?」
自己紹介、という言葉を発する時、何故か楽しげな顔をする青年。
「ええ、そうしましょう」
青年の呼びかけに答えるかのように華やかに微笑む。
「何!?」
困惑する少年を置いてきぼりにして、突然機敏に動き出したかと思うと、あるポーズを取ったまま体をピタリと止めた。
一人は手のひらを返しながら泳がせ、もう一人は軽やかに腕を振り上げると丁寧に顔を覆う。
「僕は若月ッ!オーティス!茂っ!天才大学生だ!」
「藍里 シュタットハート!以下同じく!」
少年は自分も相当おかしな人間だろうが、と前置きをした上で、とんでもない人間に出会ってしまったなぁと、ただただ呆然とする他なかった。
厳かに式を取り仕切るのは、俺が以前いた方の異世界の大臣。儀式的なのを行うには彼が打ってつけだと思って呼んだのだ。実際ほとんど彼が計画、実行してくれた。
「これでよろしいですかな、王子?」
しかし、王子呼びはやめろと言っているのに、一切改めるつもりがないのは如何なものか......。
すっかり綺麗に建て直された元魔王城、現首都王宮。魔王とか言うやべー称号も廃止して皇帝という呼び名に改める。
城下に見渡す限りの民衆が押しかける中、シリウスはここに新秩序の始まりを宣言した。
「この世界は生まれ変わった!本日からは国の名をリオネリア、尊ぶべき君主の名をシリウス・リオネールとして記憶せよ!」
うむ、演説の練習をした成果がよく出ている。
こういう時というのは、大抵観衆が歓声を上げる場面だが、例にもれずこの世界の人々も喜び騒ぐ。
「「「「「「新皇帝万歳!!」」」」」」
王政ってそんなに良いものなのだろうか.....。
「いいぞシリウス!さすがは我が息子だ!」
ひょっこりと出てくる元魔王ことシリウスの親父。
悲劇とかいうつまらない終わり方は要らないから生き返ってもらった。
が、しかし、戦闘時の印象とは打って変わって陽気な、いやはっきり言って陽気すぎてウザい人である。
「僕、こういうの本当に苦手なんですけど、皇帝やんなきゃダメなんですか.....?」
「そりゃあ、まあ、大変かもしれんがとりあえずやっとけ」
「えぇ.....」
げっそりとした表情のシリウスから冗談じゃない、というため息が漏れた。
ちょうどクリスタリアとベリザーナが階段を登ってくるのが見える。
「シリウスさんも大変ですねぇー。王子に絡まれたせいでこんな大役を任されて」
「あいつ他人に迷惑かけてばっかのロクでなしよ!今に天罰が下るわ」
なかなか辛辣な批評。まあまあ、そう言わずにといいたいところだが、別に否定できるわけでもない。
さて、俺はそろそろ.....。
「それじゃ、俺たち帰るわ。何となく区切りもついたし、これ以上ここにいる用も無いからな」
シリウスは俺の言葉が予想外だったようで、目を丸くする。
「えぇ!?突然過ぎません!?全くそんな様子無かったですし」
「あれ?お前には言って無かったっけ?おかしいなぁ、みんなに伝えたはずだったんだが....」
合図するように目を周囲に配ると、一様に頷いて答える。
「仕方ないですね.....。でも、あのぉ、連絡方法とかは無いんですか?」
今後も困った時には助けてほしい、とシリウスは続けた。
「ああ、それなら」
タブレットを取り出して、拡張機能のアイコンを叩く。
「ほい、これ」
空中にキラキラときた球が浮かんだかと思うとすぐに弾けて、細長い四角の板になって俺の手に落ちてきた。
イメージは大体、というか見た目はまんまスマホ。
そのまま不思議そうな顔をするシリウスに手渡す。
「これどう使うんですか?」
「トリセツやるからよく読んどけ。それに今時異世界出張サポートサービスとかあるらしいから、遠慮なく電話かければいいんだよ」
「え、電話って何......」
と、その時だった。タブレットが突如振動し始めたのは。
「なんだこれ......着信......!?」
もしかしたら元の世界から何者かが接触を試みているのかもしれない、などと期待を抱きながら受信ボタンを押す。
「もしもし......?」
しかしなんの返事もない。
「変だな......。もしもし?聞こえます?」
『フハハハハ.......』
静寂を破るように気味の悪い笑いが耳元の響き渡る。
妙に耳障りな声だ。
「ハニー、これどういうことなの?」
少し不審に思ってベリザーナに尋ねてみると、意外にも彼女は心配そうな表情をしていた。
「なんか嫌な予感がするわ......」
シリウスたちが様子を見守る中、もう一度会話を試みる。
「あのーどちら様ですかね?」
3秒ほど何も返答は無く、かすれたノイズが聞こえるだけ。
『探していたぞ、小賢しいピエロよ.....!!』
「なっ!?」
押したわけでも無いのに勝手にスピーカーに切り替わった通話は、こちらの意思とは関係なく声の調子を頻繁に変えながら続く。
『神に背くとは如何なることか......』
途端、ベリザーナの顔色が一変する。
「そ、その声は.....!!お父様よ!アキヒサ、早く通話を切って!!」
「え....?ハニーのお父様って、神の中の王とかって言う......?」
「そうだけど、とても危険な人よ!」
「それはちょうど良かった。いやーどうも、お世話になってます。もし良ければなんですけど、娘さんをお嫁に頂けませんかね?」
どう言うわけで電話という仕組みを知ったかは知らないが、相手から電話をかけてきてくれるなんて願っても無いことだ。
『娘.....ねぇ....たくさん作り過ぎて誰か分からんな』
「そんなこと言わないで下さいよ。僕が是非とも嫁にしたいと思っているのはベリザーナちゃんですよ。あの笑顔が最高に可愛くて、素敵な女の子ですよ。時々怖いけど。ああ、そうそう、クリスタリアさんの妹の」
『はぁ、ベリザーナか....少し待っていろ.....』
きっとハニーいつも通り赤面しているだろうと内心ワクワクしていたのだが、その目は信じられないほど怯え切っていた。
「アキヒサ、今はそんな話をしてる場合じゃ無いの!本当に危ないのよ.....!だから早......」
「心配し過ぎでしょ。いくら何でも.....」
だが、その忠告は正しかった。次の瞬間、俺は我が目を疑った。
「え?」
ベリザーナの姿がどこにも無かったのだ。
そして、クリスタリアも同じように消えていた。
『彼女たちで合ってたか?』
信じられない。その言葉が身体中を震えを伴って駆け巡る。
「どこ.....行った....?」
左右を探してもどこにも、影ひとつもなく、上を向いても下を向いても見当たらない。
「それよりアキヒサ、お主、体が消えておるぞ.....!?」
「あれ!?」
よく見ると足元から身体が順々に消えていくでは無いか。
「えええええ!!」
「アキヒサさん!?大丈夫ですか!?」
駆け寄ってきたシリウスの体は、しかし、俺をすり抜けて行った。
「あれ!?」
間も無く、だんだん視界が暗くなる。
「おい....ア....サ.....しっかり......」
聞こえる音が、まるで耳栓をつけられたみたいに濁っていく。
「あ.....何これ.....」
体が軽くなるような感覚とともに俺は意識を失った。
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サバンナ。とある異世界にて。
「茂!見て!人が倒れてる!」
放っておいたら猛獣の餌にでもされてしまいそうな恐ろしい場所に、どういうわけか1人の少年が倒れていた。
「何だって!?」
背の高い青年、そして麗らかな雰囲気を身に纏った美しい女性。
彼らは迷うことなく、少年の元に駆け寄る。
「どうしましょう.....」
「見た感じアジア人.....いや日本人みたいだが......」
「おい君!聞こえるかい!?」
少年はまるで長い昼寝でもしていたかのように、パチリと目を開けた。
「え?何ここ?お姉さんたち誰?」
少年が目を覚ますのと同時に、打ち合わせたかのように二人は素早く立ち上がった。
「まあ!体調は大丈夫?」
「べつに何とも....」
「それは良かった.....。なぁ、藍里、じゃあ自己紹介でもした方がいいんじゃないか?」
自己紹介、という言葉を発する時、何故か楽しげな顔をする青年。
「ええ、そうしましょう」
青年の呼びかけに答えるかのように華やかに微笑む。
「何!?」
困惑する少年を置いてきぼりにして、突然機敏に動き出したかと思うと、あるポーズを取ったまま体をピタリと止めた。
一人は手のひらを返しながら泳がせ、もう一人は軽やかに腕を振り上げると丁寧に顔を覆う。
「僕は若月ッ!オーティス!茂っ!天才大学生だ!」
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