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11・知らない顔 上
しおりを挟む「え、ルカ様!?」
いきなり抱き上げられて驚く私を抱いたまま、ルカ様は寝室へ入っていく。私をベッドにおろし、そのままのしかかって唇を塞がれた。
「んんー!?」
反射的にルカ様を押し返そうとした私の手を押さえつけ、息もできないほどに激しく口づけられる。ルカ様の舌に翻弄され、私はただ受けとるしかできない。
どのくらいの間だったのか、ルカ様が唇を離した。すっかり息があがった私の唇は腫れて、目は涙で潤んでいた。
「あぁ……、はぁ、はぁ……、……ルカ様?」
「驚かせてしまったか?」
まだ私の両手を捕まえたまま、顔だけあげて私を見下ろす。に、と口の端をあげて笑うルカ様はまるで知らない男みたいで、私はすぐに返事をすることができない。
「どうした? ミア」
「……なんだか、ルカ様……見たことのないお顔、してます」
ルカ様は一瞬「ん?」という顔をしたけれど、すぐに苦笑した。
「ああ、覚えておくといい。男というのは、いったんそういう気分になると、なかなか止められないものだ」
え?
そういう……気分?
「……私に、ですか?」
「当然だろう?」
「……? どうしてですか……?」
ルカ様はまじまじと私を見つめ、ふと合点がいったように頷いた。
「ついこの間まで子供だったのだから無理もないか……」
そして今度は触れるだけの口づけをして言った。
「大人になったミアが、それだけ魅力的だということだ」
そして胸元に口づけながら、私の胸のボタンを外す。
「あ、ルカ様……」
今日は寮の棟にある浴室でお湯を浴びて着替えたので、私は自分のシャツを着ていた。顕現してから急に成長したおかげで、胸のボタンはギリギリだ。弾けるようにこぼれた胸を、ルカ様は両手で寄せて感嘆する。
「ずいぶん大きくなったのだな……」
私は顔がカッと赤くなるのを感じた。思わず横を向く。
「いや、言わないで下さいルカ様……」
「私は喜んでいるんだが?」
ルカ様はそう言いながら、唇を寄せて先端を口に含む。
「ぁんっ!」
ルカ様は私の胸を両手で捏ねるように揉み、すぐに立ってしまった乳首に交互に吸い付いた。
「ん、あぁ……」
「気持ちいいのか?」
「や……。ルカ様……」
「恥ずかしがるミアも可愛いが、気持ちがいいのなら素直に言いなさい。……それも嬉しいものだ」
今日のルカ様は、別人みたい……、戸惑う私にルカ様は笑い、顔をあげた。
「そんなに不思議そうな顔をして……。前回は、おまえを顕現させるための交わりだった。今までおまえが見ていたのは、おまえの師としての私だ」
ルカ様は私の左手を取り、手首に口づける。
「だが、もうおまえは大人だ。チャージのためとは言え、こういう仲になった以上、少なくともベッドの中では、私は『魔導師のルカ』ではない。これからは一人の男としておまえを抱こう。だから……、ルカ、と呼んでもかまわないぞ?」
「えぇ? ……それは無理です、ルカ様をそんな……」
ルカ様は笑って、また私の胸に顔を戻した。
「それはいい。ただ、これからは、今まで知らなかった私も見せるだろう」
そう言って、ルカ様は私の尖った乳首にそっと歯をたてた。
「ああぁっ!」
耐えきれず声をあげた私を上目遣いに見ながら、ルカ様は私の胸をさらに刺激する。舐められ、吸われ、ときに指先できゅっとひねり、優しく噛まれる。何だかルカ様、夢中になっているみたい……。
「あ、やあん、……ルカ様ぁ……」
「……どうした?」
「ああ、もう……」
「もう?」
「そんなに……」
そんなに胸ばかり触られたら……。初めてのときはルカ様の手で包み込める大きさだった胸は、いまやルカ様の手に余るほどに成長している。その大きくなった胸が、ルカ様の手で何度も形を変えられ、乳首は痺れるようで……。
それに何より、ルカ様にずっと胸ばかり刺激されているうちに、私の下半身は何故か熱く、不思議な疼きを感じはじめていた。
初めてのときの、ルカ様にされた愛撫を思い出し、下腹がきゅん、と締まる。ここも、してほしい……。そう思ってしまった自分に、頬がさっと紅潮する。
「どうした、ミア? 急に赤くなって」
ルカ様は目ざとく気づいて、手は胸のまま顔を寄せる。
「や……、何でも……」
なんてことを考えてしまったのか……と居たたまれなさに身をすくませる私を、ルカ様は見逃してはくれない。
「言いなさい」
「や、ルカ様……ダメ……」
「ミア……」
ルカ様の低い声が耳許をくすぐる。
「あっ、やぁ……」
「ほら、言ってみなさい」
あぁ、ダメ。ルカ様の声だけで、さらに疼きが増してしまう。
「うぅ……ルカ様……」
「どうした?」
ルカ様はあの顔で笑う。
「あぁ……。し、下も……してほしい、です……」
言ってしまったとたん、胸元から耳まで、かあっと血がのぼるのが分かった。
ルカ様はほんのわずかの間、私を見ていたけれど。
「よく言えたな……。真っ赤になって……、可愛いよミア」
囁いて、まるで発熱したような熱さの頬に口づけた。
そのまま私の身体をたどり、手を下におろしていく。私は自分でお願いしたはずなのに、どうしていいのか分からなくて……、思わずルカ様の手を押さえてしまう。ルカ様は喉の奥で笑った。
「こらミア、今さらだ」
「あぁ、だって……」
ルカ様は私の手をとって、その手を私の秘所に導いた。
「え、ルカ様!? あっ!」
ルカ様に導かれて触れさせられた自分のそこは、とても熱くて。ぬるり、と私の指先が沈む。
「ひあっ!」
「どうだ?」
「あ……」
ルカ様は私の手を、私の顔の前に持ってきた。
「おまえの蜜で、こんなに濡れているぞ」
「いや、ルカ様ぁ……。見せちゃいや……」
するとルカ様は、蜜で光る私の指を、口に含んだ。
「━━━あぁ! ぃやあ!?」
ルカ様の力から、逃れられる筈はなく。ルカ様は私の指を、蜜を舐めとるようにゆっくりと味わう。
「あ、ああ、はぁ……」
私を見るルカ様の目が、魔法のように私を熱くしていく。舌が絡み付く指の感覚も、私の羞恥心を奪って、ただ与えられる感覚に溺れていこうとする。
ルカ様が私の指を離した。そして今度こそ私のそこへ……。
「あああぁぁ……っ!」
ルカ様の指先が花びらを撫でただけで、達してしまいそうになる。待ちわびた刺激に一気に蜜を溢れさせ、私の腰は痛いほどきゅんと締まり、ルカ様の指を飲み込もうとする。
「ミア……こんなに締め付けて……そんなにここに欲しかったのか……?」
「あぁ……ルカ様……っは、ああああぁっっ!」
ルカ様の指が動いて、私はあっという間に昇りつめていく。
「ああぁっ、はあっ、んっ! あぁっ!」
「ミア、言ったろう? 気持ちいいのなら言いなさい?」
もはや羞恥心などどこかへ忘れてしまった。
「あん、気持ちいい、です、ルカ様ぁ!」
「もっとして欲しいか?」
「ああぁっ、はい、もっとぉ……、もっと、してください……!」
ルカ様の親指が、私の突起を探し当てた。
私はもう、何も考えられなくなっていた……。
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