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ジェイクは、ゆっくりとベッドの周囲を回った。
── ジェイコブのヤツも、なかなか大胆なことをする・・・。
ジェイコブの母親の、もはや人相もわからなくなるほど変わり果てた姿を見つけた時は思わず笑ってしまったが、状況は深刻だった。
おそらく、衝動的にしてしまったことだろう。
母親がいつも見ていたはずのテレビは、跡形もなくなくなるほどに破壊されていた。
以前のジェイコブなら、こういうことは想像までで止まるだけで、行動には移せなかったはずだ。
自分が教えた爆弾製造の技術によって事件を起こし、それで大衆の恐怖をコントロールしているという状況が、彼にこれほどまでの力と凶暴性を与えている。
── 人間とは、心弱い生き物だ・・・。
ジェイクはそんな思いにせせら笑いながら、部屋を出た。
ジェイコブの母親は外界と接触のない人間だったが、それでもいずれは知られることになるだろう。
そうなると、ジェイコブの立場・・・いやひいては自分が危険に晒される。
── せっかくあいつの汚した痕跡の後始末をしてやったのに、すぐにこれだ。
こうなったらいっそ、ジェイクが自分の身の保身の為に消した新聞記者の分の罪も被ってもらうのが得策だ。例えジェイコブの口からベン・スミスの話が出たとしても、よもや警察もベン・スミスがジェイク・ニールソンだとは結びつかないだろう。
ジェイクは今後のことを考慮してポケットから手袋を取り出し、両手にはめると、ジェイコブの部屋のドアノブを掴んだ。
一人前に鍵がかけられている。しかし、ジェイクにしてみれば、こんな鍵は何の意味もない。
ジェイクは、テーブルの上に出しっぱなしのプラスティック製のバターナイフを掴むと、ドアの隙間にそれを差込み、上下に揺さぶりをかける。ドアは何の抵抗も見せずにあっさりと開き、ジェイクを受け入れた。
久しぶりに入るジェイコブの部屋は、不気味なほど静かだ。
北側に窓が面しているせいで、寒々としている。その窓も、今ではぴっちりとカーテンが閉められ、自然の光が入り込む隙間すらない。
壁際に置かれた机の上には、整然と爆弾作りの道具や材料が並べられている。
また新たな爆弾を完成させたのだろうか。その痕跡が見て取れた。
真新しいハンダの焦げた臭いが、部屋の中に今なお漂っていた。
ジェイクは、部屋の中をそのままにして、外に出る。
ふと茶色く汚れたグレイ色のカーペットの上に、まるで花模様のような血痕が見て取れた。その跡を目で追い、誘われるままに狭苦しいキッチンの流しに目をやると、黒い液体がこびりついたコーヒーカップがあった。
── なるほど、これで繰り返し殴ったのか。
こんな調子だと、本人もさぞや大量に返り血を浴びただろう。
ジェイクは、キッチンに隣接するバスルームのドアを開いて中を覗く。
不思議と使った形跡は見られない。思ったほど返り血を浴びなかったのか。・・・いや、本人に自覚がなかったのか。
── しかし、ジェイコブは一体どこへ行ったのだろう。
母親を衝動的に殺して気でも狂ったのか、それとも怖くなって逃げ出したのか。
今も自分で生み出したばかりの『スイート・ハート』をポケットに突っ込んで、どこかをふらふら歩いているのだろうか。
── いずれにせよ、早いところジェイコブを見つけて、うまく警察に掴ませなければ。
ジェイクはそんなことを考えながら、キッチンにあった雑巾で室内についた自分の指紋を丁寧に拭き取る作業を始めた。
ウォレスは、春も間近だと感じさせる穏やかな日差しの中に佇んでいた。
彼の視界には、馴染みのクラシカルなデザインが施されたビルが建ち並んでいる見慣れた風景があった。
ほんの少し前まで、自分もあの風景の中の一部だった。
更なる成功と繁栄を極めようとする大企業の中のひとかけら。
ごく当たり前に出勤し、信頼の置けるスタッフと朝の挨拶を交わし、手帳を見ながら今日のスケジュールを調整する。社長は決まって自分を呼びつけ、優雅にココアを飲みながら、他愛のない冗談を口にする。会社の仕事は本当に忙しかったが、充実感は常にあった。支えてくれる人、信頼してくれる人、笑顔を向けてくれる人。
それももう、今の自分の手の中にはない。
ウォレスは寂しげな笑みを浮かべ、近くのベンチに腰を下ろした。
もし例え今、ミラーズ社の社員がセントラルパークの一番外側にある舗装路を通りかかっても、その傍らのベンチに座っているウォレスの存在に気づく者はいないだろう。
みすぼらしい服に髭もつれの顔。濃い色のサングラス。指の端を切りとった黒い手袋をはめ、公園に住んでいる鳥たちのためにパン屑を撒いているような男・・・つまり人生の落伍者の見本と言わんばかりの男の姿を見て、気づける筈がなかった。
おそらく、この場にジェイクが居たとしても、きっと気づかれないに違いない。
彼は、以前の『ジム・ウォレス』という人間が放っていたオーラを完全に封印して、一介のホームレスになりきっていた。・・・いや、今では決まった家もないのだから、ホームレスそのものといっても間違いではない。
ウォレスはずっと考えていた。
相手は、ずっと自分のことを見ていたのだと。
レイチェルに見せられた犯人の日記には、それが窺える節があった。
板金屋のコールの話では、気弱そうな若造だったという。
その若者は、ウォレスのことを執拗につけ回し、そしてウォレスに対して害を及ぼすと彼が考えた人間を殺していった。
日記を見る限り、それは若者自身の考えで行ったことだと見て取れたが、その奥底にはジェイクによるマインドコントロールが隠されているのかもしれない。 ── 事実、その可能性はあった。
三番目の、新聞記者と妻が被害者となった事件。
この事件が、その証拠だといえた。
憎たらしいほど卒がなく、的確で、残酷。
それも若者の仕業だとすると、ジェイクの教育もなかなかのものだと言えた。飲み込みが早い。
ウォレスは、パン屑を放り投げながらも、ブルブルと背筋を振るわせた。
三番目の事件のことを思うと、よくぞマックスは、助かったものだ・・・と思う。
彼はやはり、神の手が彼を守っているに違いないのだ。
ウォレスにとって、実際に手に触れることのできる天使。
いや、その表現は間違っている。
もう二度と、この手で触れることはできない。もう二度と。
── だが・・・。
彼が生きているだけで、ウォレスにとっては救いだった。
同じ空の下で呼吸をしてくれているのだと思うだけで、目頭が熱くなる。
今まで、こんなにも人を愛したことがあっただろうか・・・とウォレスは思いを馳せた。
確かに、リーナを愛していた。だが、彼女に対する愛情は寧ろそういったものではなくて・・・。
いいや、もう考えるのはよそう。さすがに辛くなる。
自分が『現役時代』から比べて、感情的に脆くなったことを感じた。
それは恐らく、あの愛おしい彼の存在のせいなんだとはわかっていたが、ウォレスはわざとそこを避けて、年のせいにした。
── もうすぐ四十なんだ。涙もろくもなるさ。
目の前で激しくクラクションが鳴る。
ウォレスは正気に戻って、周囲に目を向けた。
忙しく通り過ぎるビジネスマン、ホッドドッグ売り、ジョギングを楽しむ老夫婦。
誰もがベンチに座っているホームレスのことなんか気にもとめずに通り過ぎていく。
ウォレスは、サングラスの下に隠された鋭い目で、用心深く見渡した。
ウォレスが探しているような人物は見当たらない。だがしかし、目指す犯人はきっとここに戻ってくる。
自分の愛する『ボス』が、彼を惑わしていた『女』を失ってどういう表情を浮かべ、どういう態度を示すのか、確かめに。
── そんなに知りたいのなら、教えてやろうじゃないか。
最愛の『人』を失った時、ボスはどうするのか。
ウォレスは、パン屑を取り出していたポケットに再び手を突っ込んだ。
その手に冷たく硬い金属の感触が触れる。
今では、これが彼の唯一の友。
と、その時、ウォレスの視界にふらりと動いた陰があった。
奇妙な男だった。
そのアメ色の革のジャケットは一目見て一流ブランドの品であったが、まるで本人に似合っていない。手入れがきちんとされていないのか、毎日しつこく使われているのか、型くずれまでしている。
いやに黒子の多い男だと思った。
だがすぐにそれは、見間違いだとわかった。
黒子に見えるその無数の黒い点は、血だ。
血が勢い良く跳ねた跡。
血生臭い世界に住んでいたウォレスだから、すぐにわかった。
しかしそのことに、この場にいる他の誰も気づいていない。
そんな非日常の世界が、こんな穏やかな日常のすぐ隣に居合わせているだなんて、誰も想像していない。
非日常を意識的に探しているウォレスだからこそ、男の異様な様子にすぐ気がついたのだ。
── どこかで誰かの頭を叩き割ってきたのだろうか。
細かく飛び散った丸い血痕のせいで、都合良く黒子のように見えている。
首元までしっかりと閉じられたジャケットの下には、どす黒い染みが付いたシャツが現れるだろう。
── 若い男・・・・。
板金屋のコールは『おどおどしている気の弱そうな若者』と言っていたが、およそ目の前の男の目つきは、ギラギラしている。
その男は、ミラーズ社の入口辺りを窺っているような仕草を見せた。
確信は持てない。
だが・・・。
男が動いた。
ウォレスはベンチから立ち上がると、その男の後を追った。
── ジェイコブのヤツも、なかなか大胆なことをする・・・。
ジェイコブの母親の、もはや人相もわからなくなるほど変わり果てた姿を見つけた時は思わず笑ってしまったが、状況は深刻だった。
おそらく、衝動的にしてしまったことだろう。
母親がいつも見ていたはずのテレビは、跡形もなくなくなるほどに破壊されていた。
以前のジェイコブなら、こういうことは想像までで止まるだけで、行動には移せなかったはずだ。
自分が教えた爆弾製造の技術によって事件を起こし、それで大衆の恐怖をコントロールしているという状況が、彼にこれほどまでの力と凶暴性を与えている。
── 人間とは、心弱い生き物だ・・・。
ジェイクはそんな思いにせせら笑いながら、部屋を出た。
ジェイコブの母親は外界と接触のない人間だったが、それでもいずれは知られることになるだろう。
そうなると、ジェイコブの立場・・・いやひいては自分が危険に晒される。
── せっかくあいつの汚した痕跡の後始末をしてやったのに、すぐにこれだ。
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ジェイクは今後のことを考慮してポケットから手袋を取り出し、両手にはめると、ジェイコブの部屋のドアノブを掴んだ。
一人前に鍵がかけられている。しかし、ジェイクにしてみれば、こんな鍵は何の意味もない。
ジェイクは、テーブルの上に出しっぱなしのプラスティック製のバターナイフを掴むと、ドアの隙間にそれを差込み、上下に揺さぶりをかける。ドアは何の抵抗も見せずにあっさりと開き、ジェイクを受け入れた。
久しぶりに入るジェイコブの部屋は、不気味なほど静かだ。
北側に窓が面しているせいで、寒々としている。その窓も、今ではぴっちりとカーテンが閉められ、自然の光が入り込む隙間すらない。
壁際に置かれた机の上には、整然と爆弾作りの道具や材料が並べられている。
また新たな爆弾を完成させたのだろうか。その痕跡が見て取れた。
真新しいハンダの焦げた臭いが、部屋の中に今なお漂っていた。
ジェイクは、部屋の中をそのままにして、外に出る。
ふと茶色く汚れたグレイ色のカーペットの上に、まるで花模様のような血痕が見て取れた。その跡を目で追い、誘われるままに狭苦しいキッチンの流しに目をやると、黒い液体がこびりついたコーヒーカップがあった。
── なるほど、これで繰り返し殴ったのか。
こんな調子だと、本人もさぞや大量に返り血を浴びただろう。
ジェイクは、キッチンに隣接するバスルームのドアを開いて中を覗く。
不思議と使った形跡は見られない。思ったほど返り血を浴びなかったのか。・・・いや、本人に自覚がなかったのか。
── しかし、ジェイコブは一体どこへ行ったのだろう。
母親を衝動的に殺して気でも狂ったのか、それとも怖くなって逃げ出したのか。
今も自分で生み出したばかりの『スイート・ハート』をポケットに突っ込んで、どこかをふらふら歩いているのだろうか。
── いずれにせよ、早いところジェイコブを見つけて、うまく警察に掴ませなければ。
ジェイクはそんなことを考えながら、キッチンにあった雑巾で室内についた自分の指紋を丁寧に拭き取る作業を始めた。
ウォレスは、春も間近だと感じさせる穏やかな日差しの中に佇んでいた。
彼の視界には、馴染みのクラシカルなデザインが施されたビルが建ち並んでいる見慣れた風景があった。
ほんの少し前まで、自分もあの風景の中の一部だった。
更なる成功と繁栄を極めようとする大企業の中のひとかけら。
ごく当たり前に出勤し、信頼の置けるスタッフと朝の挨拶を交わし、手帳を見ながら今日のスケジュールを調整する。社長は決まって自分を呼びつけ、優雅にココアを飲みながら、他愛のない冗談を口にする。会社の仕事は本当に忙しかったが、充実感は常にあった。支えてくれる人、信頼してくれる人、笑顔を向けてくれる人。
それももう、今の自分の手の中にはない。
ウォレスは寂しげな笑みを浮かべ、近くのベンチに腰を下ろした。
もし例え今、ミラーズ社の社員がセントラルパークの一番外側にある舗装路を通りかかっても、その傍らのベンチに座っているウォレスの存在に気づく者はいないだろう。
みすぼらしい服に髭もつれの顔。濃い色のサングラス。指の端を切りとった黒い手袋をはめ、公園に住んでいる鳥たちのためにパン屑を撒いているような男・・・つまり人生の落伍者の見本と言わんばかりの男の姿を見て、気づける筈がなかった。
おそらく、この場にジェイクが居たとしても、きっと気づかれないに違いない。
彼は、以前の『ジム・ウォレス』という人間が放っていたオーラを完全に封印して、一介のホームレスになりきっていた。・・・いや、今では決まった家もないのだから、ホームレスそのものといっても間違いではない。
ウォレスはずっと考えていた。
相手は、ずっと自分のことを見ていたのだと。
レイチェルに見せられた犯人の日記には、それが窺える節があった。
板金屋のコールの話では、気弱そうな若造だったという。
その若者は、ウォレスのことを執拗につけ回し、そしてウォレスに対して害を及ぼすと彼が考えた人間を殺していった。
日記を見る限り、それは若者自身の考えで行ったことだと見て取れたが、その奥底にはジェイクによるマインドコントロールが隠されているのかもしれない。 ── 事実、その可能性はあった。
三番目の、新聞記者と妻が被害者となった事件。
この事件が、その証拠だといえた。
憎たらしいほど卒がなく、的確で、残酷。
それも若者の仕業だとすると、ジェイクの教育もなかなかのものだと言えた。飲み込みが早い。
ウォレスは、パン屑を放り投げながらも、ブルブルと背筋を振るわせた。
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彼はやはり、神の手が彼を守っているに違いないのだ。
ウォレスにとって、実際に手に触れることのできる天使。
いや、その表現は間違っている。
もう二度と、この手で触れることはできない。もう二度と。
── だが・・・。
彼が生きているだけで、ウォレスにとっては救いだった。
同じ空の下で呼吸をしてくれているのだと思うだけで、目頭が熱くなる。
今まで、こんなにも人を愛したことがあっただろうか・・・とウォレスは思いを馳せた。
確かに、リーナを愛していた。だが、彼女に対する愛情は寧ろそういったものではなくて・・・。
いいや、もう考えるのはよそう。さすがに辛くなる。
自分が『現役時代』から比べて、感情的に脆くなったことを感じた。
それは恐らく、あの愛おしい彼の存在のせいなんだとはわかっていたが、ウォレスはわざとそこを避けて、年のせいにした。
── もうすぐ四十なんだ。涙もろくもなるさ。
目の前で激しくクラクションが鳴る。
ウォレスは正気に戻って、周囲に目を向けた。
忙しく通り過ぎるビジネスマン、ホッドドッグ売り、ジョギングを楽しむ老夫婦。
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ウォレスは、サングラスの下に隠された鋭い目で、用心深く見渡した。
ウォレスが探しているような人物は見当たらない。だがしかし、目指す犯人はきっとここに戻ってくる。
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── そんなに知りたいのなら、教えてやろうじゃないか。
最愛の『人』を失った時、ボスはどうするのか。
ウォレスは、パン屑を取り出していたポケットに再び手を突っ込んだ。
その手に冷たく硬い金属の感触が触れる。
今では、これが彼の唯一の友。
と、その時、ウォレスの視界にふらりと動いた陰があった。
奇妙な男だった。
そのアメ色の革のジャケットは一目見て一流ブランドの品であったが、まるで本人に似合っていない。手入れがきちんとされていないのか、毎日しつこく使われているのか、型くずれまでしている。
いやに黒子の多い男だと思った。
だがすぐにそれは、見間違いだとわかった。
黒子に見えるその無数の黒い点は、血だ。
血が勢い良く跳ねた跡。
血生臭い世界に住んでいたウォレスだから、すぐにわかった。
しかしそのことに、この場にいる他の誰も気づいていない。
そんな非日常の世界が、こんな穏やかな日常のすぐ隣に居合わせているだなんて、誰も想像していない。
非日常を意識的に探しているウォレスだからこそ、男の異様な様子にすぐ気がついたのだ。
── どこかで誰かの頭を叩き割ってきたのだろうか。
細かく飛び散った丸い血痕のせいで、都合良く黒子のように見えている。
首元までしっかりと閉じられたジャケットの下には、どす黒い染みが付いたシャツが現れるだろう。
── 若い男・・・・。
板金屋のコールは『おどおどしている気の弱そうな若者』と言っていたが、およそ目の前の男の目つきは、ギラギラしている。
その男は、ミラーズ社の入口辺りを窺っているような仕草を見せた。
確信は持てない。
だが・・・。
男が動いた。
ウォレスはベンチから立ち上がると、その男の後を追った。
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