ー竜の民ー

真実

アクイラ、フローラ、ザギート三国で話合いが行われたそうだ。

まず小型竜がザギート製写真機を持っていたことからザギートによる陰謀の可能性について。

二つ目は竜の額の宝石に魔泉が入っていたことからアクイラ、フローラによる陰謀の可能性について。

これらはいずれも否定され、全施設の立ち入り調査によってそれが証明された。

では、やはり竜の侵攻は竜の民によるものなのか。

答えは｢NO｣であった。最悪の結果だ。

理由としては、竜の民が魔法技術を持っていなかったことから、魔泉を額の宝石に使用する可能性が低いということ。さらに、竜の民が乗っていた飛行隊用の小型竜には宝石がついておらず、あくまで調教されたものであったこと。

しかし、写真機をもった小型竜には宝石がついていた。

となると、敵は“天空人類の誰か”であるだろうと結論づけられた。

そして、雲の下に存在する謎の地下施設。
その調査が遂に始まるのである。

そこには紛れもなく、“真実”が存在するだろう。