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第二章 魔王復活
〇〇九 ナナセ①
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エリアスは単独で先行してここまで到達したようで、中央塔の外ではまだ他の隊員たちが交戦しているのであろう喧騒が聞こえた。
「これはこれは。勇者ではないか。せっかく足を運んで貰ったのだが、見ての通り、取込み中でな」
魔王は悠然と玉座に腰掛け、膝の上に乗せた俺を背面座位で犯しながら、わざとらしくエリアスを挑発する。
会いたくて会いたくて、待ち焦がれていた相手だというのに、今は状況が悪すぎた。
「嫌だっ、エリー、見るなっ! おねがっ……見るなっ!」
俺はエリアスをまともに見られなくて、目をぎゅっと閉じて顔を逸らしたまま叫んだ。
「見るなとはつれないことを。勇者がお前のためにせっかく来てくれたんだ、聖者殿の淫らな姿を存分に見せてやらなくてどうする。ほら」
更に魔王は結合部を見せつけるように俺の両脚を大きく開かせる。
魔王は余程興奮しているのか、俺の中に挿入されたチンコを今までにないくらい硬く大きく勃起させていた。
「……み、見るなエリー、見るな、エリー……うっ……ひっく……」
しゃくりあげる度に魔王を締め付けてしまって、余計に感じてしまう。
魔王に犯されて感じているなんて、こんな恥ずかしくて惨めな姿、エリアスだけには見られたくなかった。
「おっと、凄い締め付けだ。俺に犯されているところを勇者に見られて興奮したか? ああ、泣かせてしまったな?」
「貴様ッ……! ナナセから離れろッ!」
刹那、空気がビリビリと震え、重く圧し掛かる。
これ、エリアスがやっているのか。
何をどうやっているのか仕組みは分からないけど、物凄く怒っているのだけは分かる。
「ああ、これの名はナナセというのか。お前の調教のお陰で楽しませて貰っているぞ。大儀であったな」
魔王は俺の乳首を手慰みに弄びながら、俺を無理矢理上向かせ、これ見よがしに唇全体を食むかのように奪う。
「っう、んむッ……」
「また締まったぞ。中に子種が欲しくて堪らないのだろう? これほど強請られたらくれてやらねばな? そら!」
「ひっ……あっ……! やっ、見んなっ、エリッ……! やあっ、ああっ……!」
魔王は射精して、俺の腹の中に大量の子種を注ぎ込んだ。
ぎゅっと目を瞑ったが、全身に痛いほどエリアスの視線を感じながら俺はイッた。
堪えようのない快感が全身を駆け抜け、挿入された魔王のチンコから更に子種を搾り取ろうと雄膣が波打つのが自分でもわかる。
快楽をやり過ごすために玉座の肘掛けに縋りつく。
羞恥と惨めさで顔が上げられないのでエリアスがどんな顔をしているのか分からないが、見られた。
魔王に中出しされてイクところをエリアスに見られてしまった。
「やめろっ! やめろ、やめろ、やめろ、やめろっ!」
エリアスが声を荒げると、空気がパンッと張り裂けて次々に凍り付き、そこかしこでバチバチと火花が散り、床の敷石に亀裂が入り割れてゆく。
大気中の精霊たちがエリアスの怒りに呼応しているのだろう。
だが、その光景を見ても魔王は余裕を崩さず、ますます愉快そうに続ける。
「最初のうちは俺に犯されながら、お前の名を呼び、泣いて助けを乞うていたのだぞ? だが、可哀想に、それでも助けが来ないと知るや……」
「黙れ……」
エリアスが低く唸った。
俺がただ魔王に犯されるだけなら耐えられる。
だけど、俺のことでエリアスが苦しむのはこれ以上耐えられない。
俺は頭を振って、魔王の膝の上で肘掛けに突っ伏して縋りつき、目を瞑り、両手で耳を塞ぐ。
嫌だッ!
もう聞きたくないッ!
――刹那、ドン、と一際大きく空気が揺れた。
「これはこれは。勇者ではないか。せっかく足を運んで貰ったのだが、見ての通り、取込み中でな」
魔王は悠然と玉座に腰掛け、膝の上に乗せた俺を背面座位で犯しながら、わざとらしくエリアスを挑発する。
会いたくて会いたくて、待ち焦がれていた相手だというのに、今は状況が悪すぎた。
「嫌だっ、エリー、見るなっ! おねがっ……見るなっ!」
俺はエリアスをまともに見られなくて、目をぎゅっと閉じて顔を逸らしたまま叫んだ。
「見るなとはつれないことを。勇者がお前のためにせっかく来てくれたんだ、聖者殿の淫らな姿を存分に見せてやらなくてどうする。ほら」
更に魔王は結合部を見せつけるように俺の両脚を大きく開かせる。
魔王は余程興奮しているのか、俺の中に挿入されたチンコを今までにないくらい硬く大きく勃起させていた。
「……み、見るなエリー、見るな、エリー……うっ……ひっく……」
しゃくりあげる度に魔王を締め付けてしまって、余計に感じてしまう。
魔王に犯されて感じているなんて、こんな恥ずかしくて惨めな姿、エリアスだけには見られたくなかった。
「おっと、凄い締め付けだ。俺に犯されているところを勇者に見られて興奮したか? ああ、泣かせてしまったな?」
「貴様ッ……! ナナセから離れろッ!」
刹那、空気がビリビリと震え、重く圧し掛かる。
これ、エリアスがやっているのか。
何をどうやっているのか仕組みは分からないけど、物凄く怒っているのだけは分かる。
「ああ、これの名はナナセというのか。お前の調教のお陰で楽しませて貰っているぞ。大儀であったな」
魔王は俺の乳首を手慰みに弄びながら、俺を無理矢理上向かせ、これ見よがしに唇全体を食むかのように奪う。
「っう、んむッ……」
「また締まったぞ。中に子種が欲しくて堪らないのだろう? これほど強請られたらくれてやらねばな? そら!」
「ひっ……あっ……! やっ、見んなっ、エリッ……! やあっ、ああっ……!」
魔王は射精して、俺の腹の中に大量の子種を注ぎ込んだ。
ぎゅっと目を瞑ったが、全身に痛いほどエリアスの視線を感じながら俺はイッた。
堪えようのない快感が全身を駆け抜け、挿入された魔王のチンコから更に子種を搾り取ろうと雄膣が波打つのが自分でもわかる。
快楽をやり過ごすために玉座の肘掛けに縋りつく。
羞恥と惨めさで顔が上げられないのでエリアスがどんな顔をしているのか分からないが、見られた。
魔王に中出しされてイクところをエリアスに見られてしまった。
「やめろっ! やめろ、やめろ、やめろ、やめろっ!」
エリアスが声を荒げると、空気がパンッと張り裂けて次々に凍り付き、そこかしこでバチバチと火花が散り、床の敷石に亀裂が入り割れてゆく。
大気中の精霊たちがエリアスの怒りに呼応しているのだろう。
だが、その光景を見ても魔王は余裕を崩さず、ますます愉快そうに続ける。
「最初のうちは俺に犯されながら、お前の名を呼び、泣いて助けを乞うていたのだぞ? だが、可哀想に、それでも助けが来ないと知るや……」
「黙れ……」
エリアスが低く唸った。
俺がただ魔王に犯されるだけなら耐えられる。
だけど、俺のことでエリアスが苦しむのはこれ以上耐えられない。
俺は頭を振って、魔王の膝の上で肘掛けに突っ伏して縋りつき、目を瞑り、両手で耳を塞ぐ。
嫌だッ!
もう聞きたくないッ!
――刹那、ドン、と一際大きく空気が揺れた。
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